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おばちゃん学園に通っちゃいます!【2年生】
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私は寮で丸1日寝ていた。
マリアさんが揺さぶっても起きなかった。
どんだけ寝汚いの私…。
そして起きない私を心配したマリアさんは、医者まで呼んでくれた。
医者はただ寝ているだけと言ったけど、マリアさんは信じなくて、コンラッド殿下に頼み、王宮の医師にまでお願いをした。
来てもらった頃に私が起きて、その状況に驚いたわけで。
本当に寝汚くて申し訳ないです。
ミリアンナ様とオリヴィア様がお見舞いに来てくれた。
そして色々と話をしてくれた。
コンラッド殿下達が私を保健室に連れて行った頃、ユーリウス様が教室に入るなり、
『なんだこの匂いは!こんな臭い場所で授業なんか受ける気はしない!』
って言って寮に戻って行ったそうだ。
他にも何人か体調不良になった生徒もいて、その日その教室は閉鎖となったそうで。
匂いの原因のラフリシア様他数名の令嬢は、1週間の謹慎処分となった。
学園に相応しくない化粧がここのところ問題にもなっていたそうだ。
何より問題なのが、私が倒れた後の対応だった。
保健室に連れて行くのを阻んだラフリシア様は、親が呼び出されることになった。
話し合いでは、退学如何の話になるだろうと。
でもあの親なら、子供の非を認めず、喚いて学園長がキレて退学になりそうな予感しかしない。
学園長、普段は穏やかな老紳士だけど、真面目な教育者だもん。
スカートが長くて動きづらいから短くしてもいいかと聞きに行った時に、何故長いかの説明を分かりやすく教えてくれた。
機能重視だけでなく、誰から見ても美しい所作を身につけるのは、自分の武器になるって。
異世界から来てまだここの常識がわからない私に、何が良くて、何が悪いのかをしっかりと教えてくれた。
女性の中で騎士科に進みたい人もいるのは知っているが、ある時代女性が少なくなり、子供も少なくなった。そうなれば、国力も下がり、他国に攻め込まれてしまう。そうならないためにも、女性が良い環境で子供を産み、育てるのが大事なことで、男性がその環境を作るのが役目って教わった。
ある意味強制的に子作りをさせているように聞こえるかもしれないけど、でも役割分担でしかないんだよ、って。
男性だけでも、女性だけでも子孫は残せないからね。
今は同性婚が認められるくらいに、国は豊かになったけど、この先子供がまた少なくなってきたら、同性婚は撤廃されるかもしれないね、と。
先の未来を見据えて、子供達の教育に余念のない学園長だから、シュトローム一家は国にとって害にしかならないのなら、陛下に上奏するんだろうなと思った。
今回は隣国の皇子に不快感を与えてしまった。私が避けまくって事前に回避していたのに、国同士の問題になってしまって、向こうを有利にさせてしまった。
この先どうなることやら。
翌日、2年の魔法士科の教室に入れば、女子生徒が3人しかいなかった。
10人はいたのに。6人は謹慎中のようだ。
3人とも私の姿を見るなりこちらに寄ってきて、
「シュバルツバルト様、おはようございます。もうお加減は大丈夫でしょうか?」
「おはようございます。もう大丈夫ですよ。ご心配をおかけしました。」
「それは良かったです。」
3人とも安堵の表情を浮かべた。
本当に心配してくれていたようだ。
「昨日先生方が念入りに教室を『クリーン』を掛けてくれたので、もう匂いが残っていませんのよ。」
「アオイ様も具合が悪い時は、ルーベルト様だけでなく私達も頼ってください。女性同士の方がよろしい時もありますでしょうし。」
「はい、皆さんのお心遣いには感謝します。その時はよろしくお願いします。」
その後、他の男子生徒からも体調を聞かれ、『大丈夫です』と答えれば、皆一様に安堵していた。
リュシエル様には御礼を言い、みんなの様子を聞いたところ、コンラッド殿下と学園長が物凄くお怒りだったそうで、更に女子生徒の各家にロイさんから抗議状が届いたらしい。
「そのうち王家からも届くかもね。」
「王家からも?」
「だって弟大好きお兄ちゃん陛下だよ?ロイさんが怒ったなら、お兄ちゃんも怒るよ?」
「陛下って王弟殿下、大好きなんですか?」
「うん。好き好き大好き。ロイさんは鬱陶しいみたいで、塩対応だから、見ていて笑えるし。」
「「「……。」」」
「陛下、家族大好きだから、今回の件は怒っているだろうな。」
「「「「………。」」」」
謹慎中の女子生徒達が学園に戻ってくることはないだろうと誰もがそう思った。
予想通り、謹慎明けに担任から6人が退学になったことを伝えられた。
放課後、私はドアをノックする。
「どうぞ。」
私は保健室へと入って行った。
マリアさんが揺さぶっても起きなかった。
どんだけ寝汚いの私…。
そして起きない私を心配したマリアさんは、医者まで呼んでくれた。
医者はただ寝ているだけと言ったけど、マリアさんは信じなくて、コンラッド殿下に頼み、王宮の医師にまでお願いをした。
来てもらった頃に私が起きて、その状況に驚いたわけで。
本当に寝汚くて申し訳ないです。
ミリアンナ様とオリヴィア様がお見舞いに来てくれた。
そして色々と話をしてくれた。
コンラッド殿下達が私を保健室に連れて行った頃、ユーリウス様が教室に入るなり、
『なんだこの匂いは!こんな臭い場所で授業なんか受ける気はしない!』
って言って寮に戻って行ったそうだ。
他にも何人か体調不良になった生徒もいて、その日その教室は閉鎖となったそうで。
匂いの原因のラフリシア様他数名の令嬢は、1週間の謹慎処分となった。
学園に相応しくない化粧がここのところ問題にもなっていたそうだ。
何より問題なのが、私が倒れた後の対応だった。
保健室に連れて行くのを阻んだラフリシア様は、親が呼び出されることになった。
話し合いでは、退学如何の話になるだろうと。
でもあの親なら、子供の非を認めず、喚いて学園長がキレて退学になりそうな予感しかしない。
学園長、普段は穏やかな老紳士だけど、真面目な教育者だもん。
スカートが長くて動きづらいから短くしてもいいかと聞きに行った時に、何故長いかの説明を分かりやすく教えてくれた。
機能重視だけでなく、誰から見ても美しい所作を身につけるのは、自分の武器になるって。
異世界から来てまだここの常識がわからない私に、何が良くて、何が悪いのかをしっかりと教えてくれた。
女性の中で騎士科に進みたい人もいるのは知っているが、ある時代女性が少なくなり、子供も少なくなった。そうなれば、国力も下がり、他国に攻め込まれてしまう。そうならないためにも、女性が良い環境で子供を産み、育てるのが大事なことで、男性がその環境を作るのが役目って教わった。
ある意味強制的に子作りをさせているように聞こえるかもしれないけど、でも役割分担でしかないんだよ、って。
男性だけでも、女性だけでも子孫は残せないからね。
今は同性婚が認められるくらいに、国は豊かになったけど、この先子供がまた少なくなってきたら、同性婚は撤廃されるかもしれないね、と。
先の未来を見据えて、子供達の教育に余念のない学園長だから、シュトローム一家は国にとって害にしかならないのなら、陛下に上奏するんだろうなと思った。
今回は隣国の皇子に不快感を与えてしまった。私が避けまくって事前に回避していたのに、国同士の問題になってしまって、向こうを有利にさせてしまった。
この先どうなることやら。
翌日、2年の魔法士科の教室に入れば、女子生徒が3人しかいなかった。
10人はいたのに。6人は謹慎中のようだ。
3人とも私の姿を見るなりこちらに寄ってきて、
「シュバルツバルト様、おはようございます。もうお加減は大丈夫でしょうか?」
「おはようございます。もう大丈夫ですよ。ご心配をおかけしました。」
「それは良かったです。」
3人とも安堵の表情を浮かべた。
本当に心配してくれていたようだ。
「昨日先生方が念入りに教室を『クリーン』を掛けてくれたので、もう匂いが残っていませんのよ。」
「アオイ様も具合が悪い時は、ルーベルト様だけでなく私達も頼ってください。女性同士の方がよろしい時もありますでしょうし。」
「はい、皆さんのお心遣いには感謝します。その時はよろしくお願いします。」
その後、他の男子生徒からも体調を聞かれ、『大丈夫です』と答えれば、皆一様に安堵していた。
リュシエル様には御礼を言い、みんなの様子を聞いたところ、コンラッド殿下と学園長が物凄くお怒りだったそうで、更に女子生徒の各家にロイさんから抗議状が届いたらしい。
「そのうち王家からも届くかもね。」
「王家からも?」
「だって弟大好きお兄ちゃん陛下だよ?ロイさんが怒ったなら、お兄ちゃんも怒るよ?」
「陛下って王弟殿下、大好きなんですか?」
「うん。好き好き大好き。ロイさんは鬱陶しいみたいで、塩対応だから、見ていて笑えるし。」
「「「……。」」」
「陛下、家族大好きだから、今回の件は怒っているだろうな。」
「「「「………。」」」」
謹慎中の女子生徒達が学園に戻ってくることはないだろうと誰もがそう思った。
予想通り、謹慎明けに担任から6人が退学になったことを伝えられた。
放課後、私はドアをノックする。
「どうぞ。」
私は保健室へと入って行った。
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