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あなたの負けよ
しおりを挟む「アイリ……捕まってすまない……」
「ウィル………」
「では、魔王の最後をみんなで見とどけよう」
ホゼが合図をしようとした瞬間わたしは、自分の懐に隠していた剣を取り出し、ウィルがつらされている縄を切った
「アイリ!お前はなんてことをしたんだ!あいつを捕まえろ!」
すると、兵の前にはスウィンと、ティール王子……配置はオッケーね
「何をする!あいつを殺さなければ、全部の国は一生震えて生活するはめになるぞ?」
「それは、どの口が言うの?」
「え?」
ここで、わたしは合図をすると、国全体につながるスピーカーでさっきのアレを流した……
「父を殺したのは俺だ!……………………あいつをはめたんだ!………ははっ」
「や、や、やめろぉぉーー!!!」
私はマイクを取り、集まった何万もいる国民に向かっていった
「この国の前の王を殺したのは、ここにいるホゼ王よ……ヤンミル国のウィル王子ははめられただけ………なのに、のうのうと生きて来た、ホゼ王を私は許せない………」
言葉を言い終えた瞬間……
「や、やめてくれー」
兵がホゼをとらえた
「俺は王だぞ!お前ら全員許さんぞ!!」
「私たちはあなたを信じていました……国民全員は貴方に裏切られた……」
そういって、ホゼは城の奥へと連れていかれた
「ウィル!」
傷つだらけのウィルを支える
「アイリ……、なんてお礼を言ったらいいか……」
「お礼なんていらない!貴方が生きてくれてるだけで、私は幸せよ!」
「アイリ…俺はお前を愛してる……」
2人の世界に入っていると…なぜか国民全員が赤くなっている……
なんでだろ?
「ゴホン、」
スウィンが咳払いした後
「アイリ様ウィル様失礼ながら、まだスピーカーはついたままですよ」
……………え
てことは、今の会話全部
「流れてたってことか……」
恥ずかしい……
すると、どこからか
「「「ウィル王子バンザーイ」」」
と、国民の歓声が聞こえて来た
……………
ウィル私は貴方の分までしっかりホゼに復讐が出来たのかな?
「アイリはよくやってくれたよ」
「え?」
「口に出てた、そう言ってみんなの前で、優しい優しい魔王様は口づけをした」
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