わたしなりの復讐で…………

miy7

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あなたの負けよ

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「アイリ……捕まってすまない……」


「ウィル………」


「では、魔王の最後をみんなで見とどけよう」




ホゼが合図をしようとした瞬間わたしは、自分の懐に隠していた剣を取り出し、ウィルがつらされている縄を切った




「アイリ!お前はなんてことをしたんだ!あいつを捕まえろ!」


すると、兵の前にはスウィンと、ティール王子……配置はオッケーね





「何をする!あいつを殺さなければ、全部の国は一生震えて生活するはめになるぞ?」


「それは、どの口が言うの?」


「え?」




ここで、わたしは合図をすると、国全体につながるスピーカーでさっきのアレを流した……





「父を殺したのは俺だ!……………………あいつをはめたんだ!………ははっ」


「や、や、やめろぉぉーー!!!」



私はマイクを取り、集まった何万もいる国民に向かっていった





「この国の前の王を殺したのは、ここにいるホゼ王よ……ヤンミル国のウィル王子ははめられただけ………なのに、のうのうと生きて来た、ホゼ王を私は許せない………」


言葉を言い終えた瞬間……



 
「や、やめてくれー」


兵がホゼをとらえた



「俺は王だぞ!お前ら全員許さんぞ!!」


「私たちはあなたを信じていました……国民全員は貴方に裏切られた……」



そういって、ホゼは城の奥へと連れていかれた





「ウィル!」



傷つだらけのウィルを支える



「アイリ……、なんてお礼を言ったらいいか……」



「お礼なんていらない!貴方が生きてくれてるだけで、私は幸せよ!」


「アイリ…俺はお前を愛してる……」


2人の世界に入っていると…なぜか国民全員が赤くなっている……


なんでだろ?


「ゴホン、」

スウィンが咳払いした後


「アイリ様ウィル様失礼ながら、まだスピーカーはついたままですよ」


……………え


てことは、今の会話全部


「流れてたってことか……」

恥ずかしい……

すると、どこからか


「「「ウィル王子バンザーイ」」」


と、国民の歓声が聞こえて来た



……………


ウィル私は貴方の分までしっかりホゼに復讐が出来たのかな?





「アイリはよくやってくれたよ」


「え?」

「口に出てた、そう言ってみんなの前で、優しい優しい魔王様は口づけをした」







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