メサイアの灯火

ハイパーキャノン

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運命の舵輪編

セイレーン編プロローグ

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 申し訳御座いません、皆様。

 今度はメリアリアちゃんとの過去編で御座います。

 二人がどうやって恋人になっていったのか、そしてその後も、どうやって絆を育んで行ったのか、と言う話を中心にしております。

 現代編はもう暫くお待ちください。

                  敬具。

            ハイパーキャノン。
ーーーーーーーーーーーーーー
「んちゅ、むちゅっ。ちゅるちゅるっ。むちゅううぅぅぅぅぅっ♪♪♪♪♪クチュクチュクチュクチュッ、レロレロレロレロ・・・ッ!!ちゅ、ちゅぱっ。じゅるるる、ちゅるちゅるっ。じゅるるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤」

「ん、んむっ、ちゅ、ちゅるっ。ちゅるちゅるっ、じゅるるる~っ!!ちゅうぅぅぅっ、じゅる、クチュッ。レロレロレロレロ・・・ッ!!ちゅ、ちゅぱっ。じゅるじゅるじゅるじゅる、じゅるるる、じゅるるるるるるるっっ!!!!!」

 蒼太とメリアリアは裸になって抱き締め合い、深くて激しい口付けを交わす。

 数日ぶりの逢瀬である、二人とも互いと言うモノを全身で感じ取り、その思いに触れる事で心が底から満たされて行った。

「ちゅる、ちゅる、ちゅる、ちゅるっ。クチュクチュッ、じゅるるるるるるるっっ❤❤❤❤❤❤❤んぷちゅうぅぅぅっ!?ちゅぽんっ。ぷはあぁぁっ。はあっ、はあ・・・っ!!蒼太、大丈夫?また傷が増えちゃってるね・・・」

「う、うん。父さんがね、指導が厳しくって・・・」

 少年の身体をソッと撫で回していたメリアリアが、それに気付いて指を止めるが“エルヴスヘイム”と言う異世界から戻って来てからと言うもの、彼はまた一段と逞しくなったように思える。

 それは精神的なモノも確かにだけど、その体付きも以前に比べると明らかに頑健なモノとなっていた、胸筋や腹筋が発達して割れ始めており、それを支える骨格もまた、何だかガッシリとした力強いモノになった印象を受ける。

 身長はまだ、自分の方が高いけれどもそれだって将来はどうなるかは解らなかった、“いずれ抜かされるだろう”と彼女は思っているモノの、それは良かった、ますます格好良くなっていく彼氏を想像するのはとても嬉しくてワクワクして、どうしようもないほどに幸せな気持ちになれた、胸が躍った。

 大人になった自分達を想像して、ドキドキとして眠れなくなってしまった事だってあった、しかし。

 問題なのは、そこじゃなかった、ここ最近になって、少年の身体に生傷が絶えない所か、逆に却って増えているのである。

 メリアリアには、それが心配で堪らなかった。

「今度私、おじさんに言ってあげようか?」

「い、いいよ。メリー、大丈夫だから・・・。んちゅううぅぅぅぅぅっっ!!!!!ちゅる、じゅぷっ。じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ。ちゅるるるっ、じゅるるるる~っ!!!」

「んむううぅぅぅぅぅっっっ❤❤❤❤❤❤❤んちゅ、ちゅるっ。ちゅぷ、ちゅぷっ。じゅぞぞぞっ。じゅぞぞぞぞぞぞぞぞ~っっ❤❤❤❤❤」

 “でも”とメリアリアが続けた、“蒼太が心配だわ”と告げるその口を、キスで無理矢理塞ぎ込むと、蒼太はそのまま情熱的な口付けを開始してメリアリアの意識をゆっくりとしかし、確実に蕩けさせて行く。

 エルヴスヘイムでの冒険が終わってから後は、暫くは彼等にも、そして世界にも平和な日々が続いていた、二人は相変わらずに幼い青春を謳歌していたし、大人達の間でも“子供達が寝ている間に掠われる”等と言う奇っ怪な事件の噂はそれほど時間を掛ける事無く下火となり、代わって人々の口に昇るのは至って日常的な会話の数々だ。

 流行、グルメ、スポーツ等、何処其処が安くて美味しいだとか、誰彼のスタイルはイケているだとかイケていないとか、ラグビーの試合でスター選手が活躍して良かっただとか、そんなテレビやニュース、ラジオの時事でも注目を集める事柄に、人々は今日も振り回され続けていたのだ、もっとも。

 それは取りも直さず世の中に平穏が戻って来た証拠だった、結構な事だったのであるが、しかし。

 そんな中においてメリアリアと蒼太の生活には、若干の変化が生じていた、10歳になったメリアリアはその年の4月から本格的な寮生活に入ってしまい、それまでのように蒼太と一緒には居られなくなってしまったのだ。

 それはまず、登下校時からして違っていた、セラフィムの学園内にある学生寮と蒼太の家とでは当たり前だが行って帰って来るまでの道すがら、被る部分が全くなく、しかも基本的に男子が女性寮に立ち入ることは厳禁とされていたし、逆もまた然りだったから彼女とコミュニケーションが取れるのは各休み時間か放課後、または休日に限定されてしまった。

 その休日にだって門限があった、メリアリアが寮から出ていられるのは朝の8時~18時までであり、それを破るとキツい罰則が待っていた、下手をすれば“風紀を乱した”と言う事で停学や、退学に処される事もあったのである。

 もっとも。

 指導や補習を受けたり、鍛錬を行う場合は別だった、その際にキチンとした手順で申請すれば休日だろうが平日だろうが20時までは外出が許可されていたのである。

 こう見えても、蒼太もメリアリアも鍛錬を欠かしたことが無かった、特に蒼太は家にいる間は両親から直々に厳しい指導を受けており、“エルヴスヘイムの冒険”を通して少しはその力の使い方も解って来た事も手伝って、僅かな間に実力がメキメキと伸び続けていたのである。

 一方のメリアリアもまた、自分自身に厳しい修練を課していた、それはフィジカルのみならず、メンタルでも、そして学業の分野でもそうだったのだがその甲斐あって彼女の成績は、常に学年で二十位以内に入っていた。

 メリアリアは人格も明るかったし、闊達で屈託も無かった、少々お転婆で意地っぱりなところはあったけれども、それでもその性質は真っ直ぐで暖かく、それに努力家で何より、弱い者虐めのような、卑劣な事が大嫌いだったのだ。

 そんな彼女だったから当然、友人は多かった、と言っても取り巻きのような存在では無い、普通に気兼ねなく話せる隣人というかお茶飲み友達のような、そんな友人達である。

 しかし。

 それでもどうしても、満たされない事があった、癒されない瞬間があった、それを満たしてくれて、癒してくれたのが蒼太だった、彼と一緒に過ごしている時は、不思議と暖かくてポカポカとした優しい気持ちになれたしそれに、例えば鍛錬等で辛い時や苦しい時なども、蒼太の事を思えば頑張れた、“彼も頑張っているんだから、自分ももっと頑張らないと”と、自分で自分に活を入れては修練や勉学に打ち込んで行ったのだ。

 それは=でメリアリアのモチベーションの向上にも繋がった、もっとも“蒼太がいるから頑張れる”、“蒼太がいるから堪えられる”と言った彼女の姿勢はしかし、周囲には全く伝わらなかった、当たり前だが彼とのことは二人きりの秘密であったから、他の人達から見た場合“メリアリアが頑張っているのは努力家だからだ”、“勉強がすきなんだろう”位にしか思われていなかった。

 一方でそんな彼女の直向きさは教師や魔法使い、賢者達の目にも止まった、彼等からは叱咤や激励が相次いで、注目されている事を知ったメリアリアはますます鍛錬に勉学にも身を入れなければならなくなった。

 そんな中でも。

「蒼太、蒼太・・・っ!!」

「うん・・・!!」

 蒼太とメリアリアは、それでも逢瀬を続けていた、場所は学生寮の3階にある彼女の部屋だ、実は女子寮には忍び込むための抜け道があった、別に外から攀じ登って潜入する、等と言う事をしなくともよかった、と言うのは各階に設置されている監視カメラも型が古くて機能も限定的であり、常に見回りや清掃等を行っている寮監の目さえ何とかしてしまえば時間は掛かるが誰にも見付かる事も無く、寮の中へと入る事が出来たのだ。

 メリアリアはそれを先輩の寮生から聞いて知っていたのであり、それを駆使してこの幼馴染みの少年との“秘密の遊び”を何度も何度も繰り返していたのである。

 それに。

 彼等の密会の場所は、なにも学生寮だけでは決して無かった、学園内にある滅多に人の来ないトイレや部活をしている最中の女子更衣室のシャワールーム等、二人きりになれる場所は幾らでもあったから、メリアリアと蒼太は至る所で裸になり、キスを交わして互いの身体を抱き締め合う。

「はあはあっ。い、良いよぅ、蒼太ぁっ!!凄く良いぃぃぃぃぃっ❤❤❤」

「はあはあ、メリー、メリーッ!!」

 蕩けた表情で夢中になって腰を振り、男根と女陰とを擦り付け続ける。

 室内には二人の息遣いが響き渡り、互いの体臭と股間から立ち上る、独特の風味を含んだ空気が鼻腔を突くと二人の興奮がより一層、掻き立てられた。

 既に“濡れる”、と言う事を経験していたメリアリアの膣は愛液でビチョビチョになっており、それが潤滑油の役割を果たしてのペッティングをスムーズなモノにした。

 やがて。

「あぁぁぁあああぁぁぁぁあああああっっっ❤❤❤❤❤❤❤」

「ううっ、ああああ・・・っ!!」

 鋭い叫び声を発してメリアリアが絶頂し、身体を弓形に撓らせる。

 そのまま芯からビクゥ、ビクビクと痙攣してはやがて脱力したかのように、少年の上へと倒れ込むが、一方の蒼太もまたドライオーガズムを迎えて男根をピクピクと震わせたまま、しっかりと受け止めた。

 二人はそのまま抱き合っていたものの、やがてトロンとした顔で見つめ合い、そしてー。

 どちらともなく、クスクスと微笑み合った。

「寮生活、大変じゃない?」

「ううん、平気だよ。蒼太も再来年は入るんだから、今の内からお互いに慣れておかないとね・・・」

 “ねえ、蒼太”とメリアリアは尋ねて来た、“蒼太が寮に入ったら、お部屋に遊びに行っても良い?”と。

「うん、案内するから・・・。ただし、出来たらだけどね」

「うん、待ってる・・・」

 そう告げるとメリアリアはまた彼氏の上からもたれ掛かるようにして身体を預け、その唇に唇を重ねた。

「ちゅぴ、ちゅぷっ。じゅるじゅるっ。じゅぞぞぞぞぞ~っ♪♪♪♪♪ちゅ、ちゅぱっ、クチュクチュ、レロレロレロレロ・・・ッ!!じゅる、じゅばっ。じゅぞぞぞぞぞぞぞぞっ、じゅるじゅる、じゅるるるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤」

「ちゅ、ちゅぷっ。ちゅるちゅるっ、じゅるじゅるっ、じゅるるるるるるるるっっ!!!ちゅ、ちゅぱっ。クチュクチュッ、レロレロッ。じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ。じゅるるるる、じゅるるるるるるるっっ!!!!!ぷはっ。はぁ、はぁ・・・っ!!ねえメリー」

「はあ、はあ、はあぁぁっ。・・・?」

「舐めて、あげるよ」

「・・・舐める?」

 そう言われてもメリアリアには、何のことだか解らなかった、まだ性に関する知識や認識が薄いメリアリアは“クンニリングス”と言う言葉を知らなかったし、してもらった事も皆無であった。

 呆けた頭で戸惑うメリアリアに“そこに寝て?”とメリアリアは告げると自身が寝ていた場所へとメリアリアを寝かせ、下に回って股間を開かせる、そうしておいて。

 その股間に顔を近付けると両手で左右に秘裂を開いて鮮やかな桃色の粘膜質に覆われている膣内(なか)をマジマジと見つめ始めた。

「だ、だめえぇぇっ。そんなとこ舐めちゃ・・・っ。汚いよ?」

「メリーに汚いとこなんて、無いよ・・・」

「で、でも。さっきオチンチンだって当たってたんだよ?」

「じゃあメリーが後で綺麗にして?」

「ふぇっ?」

 自分がこれから何をされるのかを、ようやく思い当たってメリアリアは思わず狼狽するが、蒼太は構わず言葉を続けた、“キスをして綺麗にしてくれたら良いから”と。

「そしたら、僕と同じになるよ?僕と一緒にオチンチンとアソコを舐めた事になるもん・・・!!」

「う、うん。それはそうだけど・・・」

「大丈夫、メリーは汚くなんか無いよ!!ちゃんとするから・・・」

「う、うん。解った、良いよ?蒼太がそうしたいなら・・・」

 メリアリアは、遂に根負けしてしまった、普段は大人しい癖に、こうした時の彼はとても頑固で梃子(テコ)でも動かなかった、絶対に自分の思いは曲げないのである。

 そうした時の彼の強さというか強引さは、時にメリアリアを困惑させたが同時に関心もさせた、“蒼太は決して弱虫なんかじゃないんだ”とも思ったし“口だけの人じゃないんだ”と幼心に彼女に認識させるのに充分だった。

「こんな風に、なってるんだね?メリーの膣内(なか)・・・」

「や、やぁっ。やあぁぁぁっ!!は、恥ずかしいから、蒼太ぁ・・・っ!!」

 流石に羞恥心を覚えて思わず顔から火が吹きそうになるものの、“メリアリアの膣内(なか)ってどうなっているんだろう”と言う知的好奇心と“知りたい”、“知っておきたい”と言う性的欲求に突き動かされる形となって蒼太はメリアリア自身もまだ知らない彼女のアソコの割れ目の中を興味深そうに凝視する。

 そこは、入り口からすぐの所に白っぽい膜のようなモノが掛かっておりそれ以上奥が見えなくなっていたモノのただし、先程までの、陰茎から感じた感覚と全体の様子から中はヒクヒクと収縮を繰り返している事は解っており、それについては興味を満足させる事が出来た、しかし。

「ひゃっ!?」

「ご、ごめんっ!!」

 問題はこの膜みたいなモノなのである、“一体全体何なのであろうか”と、気になった蒼太がほんのちょっと指先を伸ばし、その部分に触れてみるとメリアリアからビックリしたような叫び声が挙がって身体が強張る感じがした、つまりは痛みを感じた、と言うことの表れである。

「ごめん、メリー。ここ、もう触らないようにするから・・・っ!!」

「う、うん・・・」

 そう答えるとメリアリアは再び瞳を閉じて俯いてしまうが一方の蒼太は改めて顔を近付けると舌を出して開かれている割れ目の淵に沿って先端部分で優しくソッと、回すように舐めあげた、途端に。

「ひゃうぅぅっ!?」

 とメリアリアが素っ頓狂な声を発して身体をビクッと震わせる、先程までのペッティングで敏感になっていた彼女の女性器は、与えられる刺激に対して鋭く即座に反応したのだ、そんな彼女の。

「ひゃあぁぁっ!?あん、ひんっ!!」

 ヒクヒクと蠢く秘裂の中の粘膜質を、蒼太は無心で舐め続けた、当たり前だがそんな所は自分でも舐めたりはしないのでそれは初めての感覚であり、快感だった、しかも。

「ひゃあああぁぁぁぁぁっっ♪♪♪♪♪」

 蒼太はそれだけに留まらずに、割れ目の上でピンッと屹立してしまっている、クリトリスにまで舌を伸ばすとそこも舌先で捏ねくったり、レロレロと舐(ねぶ)るように舐め回して彼女を余計に喘がせた。

「はひいぃぃぃっ!?やらやら、だめえぇぇっ。そこ舐めないでっ!!そこ舐めちゃああぁぁぁ・・・っ!!!ひゃあああぁぁぁぁぁっっ❤❤❤❤❤❤」

 まだ未熟ながらも執拗なまでに打ち続いたクリトリスへの愛撫によってメリアリアは再びアクメに昇り、身体をつんのめらせたままで奥から激しく戦慄かせた、しかし。

「はあっ、はあっ、はあっ。はあぁぁ・・・っ❤❤❤あああっ!?らめえぇぇっ、蒼太ぁっ。もうだめええぇぇぇっっ♪♪♪♪♪」

 蒼太はそれでもクンニリングスを止めようとはしなかった、それどころか今度はクリトリスを刺激しながらも、指でアソコの中の粘膜質を、こちょこちょと擽ったり、優しくなぞるようにする。

「やっ、やあぁぁっ!?それダメ、蒼太あぁぁっ!!だめええぇぇぇぇぇっっ❤❤❤❤❤」

 もっとも今のメリアリアにはそれらも全て快楽となり、腰をピクッピクッと跳ね飛ばさせては声を荒げてよがり悶える。

 その身体はしっとりとした汗に塗れており、まだ膨らみかけの胸の中心部分ではサーモンピンクの小さなポッチがいきり立ち、存在を主張していた。

「はあっ、はあっ。はあぁぁっ!!そ、蒼太っ。蒼太ああぁぁぁっ❤❤❤ダメェッ、ダメになっちゃうよぉっ。メリー、おかしくなっちゃうよおおぉぉぉぉぉ~っっ♪♪♪♪♪」

 乱れに乱れるメリアリアだったがやがて。

 蒼太が一際舌と手の動きを早めて二つの場所へと同時に刺激を与えると、またもや頂へと達してしまい、身体を引っ切り無しに震わせる。

 奥から溢れ出る愛液は濃厚さを増しており、舌に絡み付いて来るようになっていた、つまりは彼女は本気で感じて何度となくオルガスムスを迎えていたのであり、そしてそれはまだ幼い蒼太にも、ハッキリと理解出来た。

「はあっ、はあっ。はあっ、はあぁぁ・・・っ❤❤❤そ、蒼太・・・っ。んむちゅうっ!?」

 やがて一呼吸付いてメリアリアがその名を告げると蒼太は突然、唇に唇を押し当てて来た、そしてー。

 先程、メリアリアが彼に為したのと殆ど変わらぬ勢いで、口付けを開始するがそれをウットリとした想いで受け止めていたメリアリアに対して優しい口調で尋ねて来た、“僕のオチンチンの味ってどう?”と。

「お、おいひいっ、おいひいよおぉぉっ。そうらのオチンポッ、もっとちょうらい、そうらああぁぁぁっ❤❤❤」

 そう言うと再びキスを強請るが結局二人はその後再びのペッティングを開始してお互いに何度も何度も果て続けた。

 特に初めての愛撫で3回もイカされてしまったメリアリアは精も根も尽き果ててしまい、“行為”が終わって後始末が済んだ後は、蒼太に支えられながらも、それでもフラフラとした足取りで学生寮にある、自分の部屋へと戻って行った。

「ねえ蒼太」

 学生寮に入る前に、メリアリアがソッと囁いて来た。

「なに?」

「今度、蒼太のオチンチンも舐めさせてね?絶対だよ!?」

「うん、解った。また今度ね!!」

 蒼太はそう言ったが正直、“大丈夫かな?”と思っていた、蒼太が舐めたメリアリアのアソコはしょっぱくて生臭くて、ツンとする独特の風味があった、それは良かった、蒼太は別に、それが嫌だとは少しも思っていなかった、むしろ“美味しい”と感じて“可愛い”と思っていた、嬉しかった、メリアリアのアソコに、大好きな娘の一番大事な部分に舌を這わせられるのは、キスが出来るのは、舐められるのはとても幸せな事だと思っていたのだ、中々に出来る事では無いとも思い、とても大切な事だと感じていたのだ、だがしかし。

 問題なのは、そこに余計な風味が混ざっていた事だった、言うまでもなく自分の男根の味である、それはムワッとする感じの、苦くて青臭い、変な味のするモノだった。

 最初は蒼太も我慢していた、自分が言い出した事だから、と言うのもあったがここで嫌がったのではメリアリアに悪いとも思った、“傷付けてしまうのではないか”、とも思った、何故ならば、そんな臭いを付けてしまったのは他ならない自分自身だったからだ、それなのに、大好きな女の子のアソコを舐められないとは何事か!!と自分自身を叱咤して、必死になって舐め続けていた。

 だがやがて、その思いは変わって行った、メリアリアはそんな、醜くて汚い自分のアソコをここで受け入れ続けていたのである、受け入れ続けていてくれていたのである、だから綺麗にしなくちゃいけないと思った、してあげなければいけないと思った、それは自分にしか出来ない事だと思った、そう思うと苦にならなかった、それに。

 “自分で自分のそれを拒否してしまうとは何事か!!”とも思ったし、“自分がやらないのだとしたら、他に一体感誰がやるんだ!?”とも思った、“なにより”とこれは強く思った、“メリアリアは待ってくれているんだぞ”と考えると自然と勇気が湧いてきた、それらの思いに後押しされて蒼太は一心不乱に舐め続けた、覚悟を決めて舐め続けていたのである、そうしている内に。

 奥からは次々と愛液が分泌されてきて、やがて陰茎の風味を押し流して行った、それは蒼太が待ち望んでいた、メリアリア自身の味そのものだったのである。

 それを理解した所から舌が乗って来た、愛撫にもいよいよ勢いが付いてきて、やりたいことが幾らでも膨らんだ、クリトリスにも舌を這わせたし、指で膣内の入り口周辺を弄くったりもした。

 結果として蒼太は初めての愛撫で3回もメリアリアの事を達せさせる事が出来た、それはいい。ただし問題は、“メリアリアが自分の陰茎の味を受け入れてくれるのかどうか”、全てはそれに掛かっていた。

(無理強いは、絶対にしなかろう・・・)

 人知れず、そう決意して彼女を見送る蒼太の背中にはそこはかとない暖かさと、何処か哀愁が漂っていた。
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