メサイアの灯火

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ガリア帝国編

メリアリア・カッシーニ編14

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 蒼太と初めてキスをしてからと言うもの。

 彼への思いを、そしてそれまでの葛藤と鬱憤とを一気に爆発させるかのようにして、メリアリアは遊ぶ度に彼との接吻を繰り返すようになっていった、しかも最初の内はただ唇を押し付け合うだけのそれだったのが、やがては顔と顔とを交差させて唇同士を貪るようなモノとなり、更には舌と舌とを絡ませ続ける程にまで、深くて激しい口付けとなる。

 切っ掛けは簡単なバードキスや唇同士の接触を何十回となく繰り返していた折りに、メリアリアの口の中に多少なりとも溜まっていってしまった涎を突然、蒼太が口を強く押し付けてチュウチュウと吸い立ててきた事だった、量自体はそれほど多くは無かったけれども蒼太は自分も口の中に唾液が溢れて来たモノを飲み込んでいた際に、メリアリアもそうだと感じてその分泌液を吸引して来たのであるモノの、最初の内、それが凄く恥ずかしかったメリアリアだったがしかし、やがてはそれをどうしても自分もやってみたくなってしまい、仕方が無くなってしまったのだ。

 何をするにも蒼太と一緒が良かったし、それに自分も彼氏の唾液の風味を味わってみたくて、そしてもう一つ、少年の唾液と自分のそれとを混ぜ合わせたモノを飲み込んでみたくて堪らなくなり、そう言った思いに突き動かされるようにして彼氏を抱き締め、自身も彼の口唇を貪るようにそこに吸い付いてチュウチュウ、ヂュウウゥゥゥッと涎を啜るが、そうしている内に今度は蒼太が自身の口内へと舌を捻じ込み、自身のそれへと絡ませて来たのである。

「ん、んむむむぅっ!!?」

 メリアリアはそれにもまた、ビックリしてしまっていた、こんなキスのやり方があるなんて、思ってもみなかったからだったのだがしかし、彼女は驚きはしたモノの少しも嫌では無かったし、むしろ“自分の口の中が蒼太によって滅茶苦茶にされて行く”、“こんな所まで蒼太によって舐めしゃぶられてしまった”と言う事実と認識とに喜びを覚えてすぐに自分も同じようにして、蒼太の口内へと舌を突き入れ、その中を彼方此方(あちこち)舐め回しては舌先や腹の部分で刺激する。

「んむううぅぅぅっ!!!!?くちゅ、くちゅっ、ちゅるちゅるっ。ぢゅるるるるるるる~っ♪♪♪♪♪ちゅうぅぅぅっ!?ゴクゴク、ちゅぱ、じゅるっ。じゅるじゅる、レロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ!!ぷふううぅぅぅっ!!?ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふぅーっ。ぷふううぅぅぅ・・・っ❤❤❤ちゅ、ちゅぱっ。じゅるじゅる、レロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ。ゴクゴク、ゴクゴクッ。じゅるじゅる、じゅるるるっ。じゅるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤」

「ゴクゴク、ちゅぱ、じゅるっ。レロレロ、クチュクチュクチュクチュッ!!ちゅぱ、じゅるっ。ちゅうぅぅぅっ!!クチュクチュ、ジュルルル~っ!!!」

 時間が過ぎ行くに従って、蒼太もメリアリアも夢中になって相手を求めて貪って行くモノの、特に蒼太のそれは情熱的で蠱惑的で、ただひたすらに激しかった、最初は恐る恐るといった状態であり、手探り感覚であった少年の口付けはやがては為れてくると余計な力みが抜けて行き、メリアリアの感じるスポットを、連続して責め立てて来る。

 父である清十郎と共に母である楓によって、柔術による整体に加えて鍼灸の心得も叩き込まれていた蒼太は彼女の反応から感じるポイントを的確に見抜いてはそこを特に刺激するように心掛けるモノの、それをやられていたメリアリアは口の中を弄られている内に段々と気持ち良くなって来て頭がボーッとなり、トロンとした心持ちになって来た。

 身体がジンジンと芯から疼き始めて熱くなり、股間の辺りがキュンキュンと、切なく反応して来るモノのこの時、メリアリアは蒼太とのキスで気持ち良くなってしまっていたのであり、彼になされるがままに、すっかり蕩けさせられてしまっていたのだった。

 まだ“快感”と言うモノを良く知らなかった彼女はそれでも、蒼太とのキスとハグによってもたらされるその感覚に戸惑いながらも自分がこの幼馴染の少年によって徐々におかしくさせられて行くんだ、狂わされていくんだ、と言う事をハッキリと感じ取ってはこれ以上無い程にまで、心の底から満たされていた、“蒼太にだったらいい”、“蒼太にだったら全部あげたい”、“滅茶苦茶にして欲しい”と言う自身の気持ちに突き動かされるようにして彼を抱き締め、我を忘れて少年との接吻に没頭して行く。

 二人の重なり合っている唇の接合部分からは涎が溢れ、それはそれぞれの顎を伝って服に滴り落ちていったがそれでもどちらもそんな事は少しも気にせず相手とのディープキスを続行して、もうどこからどこまでが自分で相手か、どこからどこまでが自分の涎で相手のそれかも理解出来なくなるほどにまで、二人で解け合い、唾液を混ぜ合わせ続けて行ったのだ。

 やがてー。

「ぷはああぁぁぁっ!!?はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤❤❤」

「ぷはっ。はあはあ、はあはあ・・・っ!!!」

 長い軛(くびき)から開放された二人が、荒く息を付きながらも切な気な瞳で互いを凝視し、そしてー。

 再びの強い抱擁と激しい口付けを交わしては一層、お互いに夢中になっていったのであるが、遊ぶ度に、否、二人っきりで時間を見付けてはそんな事を繰り返し続けている内にー。

 メリアリアの身体には、ある変化が起こるようになって来ていた、それは蒼太によって抱きしめられてキスをされると身体が芯から火照って来ると同時にアソコがジンジンと疼き始め、ムズムズとして来るようになってしまっていたのであるが、それに加えてー。

 クチュ・・・ッ。

(・・・・・っっっ!!!!?)

 口付けを交わしつつもメリアリアはボーッとする頭でそれでも違和感を覚えて困惑するモノの、何と9歳と半年を過ぎた辺りで彼女は本格的に“濡れる”と言う事を経験したのであり、それと同時により一層、”性”へと目覚め行ってしまった、そうするとそれまでよりもより強く少年の事を意識するようになってしまい、メリアリアは人知れずに悶々とした日々を過ごす事になって行く。

「はぁーっ、はぁーっ。はあはあはあはあ・・・っ❤❤❤❤❤」

(はうううっ。蒼太っ、蒼太ああぁぁぁっ❤❤❤❤❤)

 夜の暗闇の中、自室のベッドに籠もったままで、メリアリアが自身のアソコを弄(いじ)くり回すが彼女が“自慰”と言うモノを覚えるまでにはさほど時間は掛からなかった、自身で自身の割れ目の奥の穴に軽く指を入れては弄(まさぐ)るようにしたり、その上の付け根に付いているお豆のような部分やピンと屹立している胸のポッチに手を伸ばしては同時にクリクリと捏ねくったり、指で摘まんで刺激するがそんな時に彼女が思うのがあの幼馴染の少年の事である、彼と裸になって抱き合い、性器同士をこすり付け合ったなら、どんなに気持ち良いだろう、どんなに満たされる事だろうと、頭の中で想像しては何度となくオナニーに没頭して行き、そしてその度に。

 余計に彼が欲しくて欲しくて堪らなくなり、一種の“精神的飢餓状態”に陥ってしまっていたのだった、蒼太を抱きたい、抱かれたい、一つに解け合い愛と秘密とを共有し合いたい。

 その思いは日に日に強くなって行き、そして遂にー。

 もうすぐ10歳の誕生日を迎えようと言うある時、自身の部屋の施錠を厳重にした上で、遊びに来ていた蒼太に対してメリアリアは言ったのである、“一緒に寝ましょう?”と。

 勿論、それはただ一緒に横になる事を意味するモノでは決して無かった、褥(しとね)を共にするのだ、と言う事をハッキリと指し示していたのであるモノのこの時、蒼太はまだ8歳にもなっていなかったからそう言われてもピンと来よう筈も無い。

「ええっ!?遊ぶんじゃないの?メリー・・・」

「・・・・・」

 蒼太からのその言葉に、メリアリアは黙って俯いていたモノの、もうすぐに初等部も高学年になる女子が自らの行いの意味する所を知らなかった訳は無かった、そうだ、彼女は“感覚的に”知っていたのである、これから自分がやろうとしている事が、どれだけ恥ずかしくていけないことなのかも、そしてどれだけ大切で暖かで、確かな絆の証となるモノなのか、と言う事も。

(恐い・・・!!)

 蒼太に変な風に思われないだろうか、とそれだけがただただ気掛かりだった、蒼太に嫌われたくはなかったし、捨てられたくなんか死んでもなかった、そんな事にでもなったのならば自分はもう、生きて行く事も出来なくなる、生き甲斐を失ってしまうし生きる希望そのものを、消失してしまう事になるのである。

 だから。

「蒼太・・・」

「・・・・・?」

 “何さ?メリー・・・”と、メリアリアがこれから自身にしようとしている事も、彼女の覚悟もまだ気付けていない蒼太はだからキョトンとしながらそう応えると、メリアリアは何か、とても思い詰めたような表情で告げて来たのだ、“何があっても私の事、嫌いになったりしない?”とそう言って。

「絶対に、私の事嫌いになったりしない?約束出来る?」

「・・・・・っ。うん、解った。って言うか僕、メリーの事を嫌いになったりしないよ?」

 と、彼女の様子がただならない事を察して蒼太も心の底から大真面目に応えるモノの、それは全くその通りでありこの少年が彼女の事を嫌いになるなど、何があっても有り得ない事だったのだ。

「・・・・・っっっ!!!!!」

 “良かった”と、その言葉を聞いた瞬間、メリアリアは心の底から安堵した、蒼太は心にもない事や出来ない約束をする人では決して無いので彼の言葉に嘘偽りは絶対に無いであろう事が伺えるが、さて。

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

 “ねえ蒼太”と暫しの沈黙の後にメリアリアがまた口を開いた、彼女にはどうしてもあと二つほど、蒼太に確認しておかなくてはならない約束事柄が残っていたのであるモノの、それは。

「これからやる事は、絶対に二人っきりの秘密だからね?」

「・・・・・っ。うん、解った!!!」

「本当に?絶対に、これからする事とは誰にも言っちゃダメだからね?約束出来る?」

「・・・・・っ。うん、いいよ?絶対に誰にも喋らない!!!」

「あともう一つね?今日だけは、私の言う事を何でも聞くって約束して?」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

 “お願い、蒼太・・・!!!”とメリアリアが縋るような眼差しで懇願して来るモノの、それを蒼太は暫しの逡巡の後に“解った”と頷いて応えた、メリアリアの事は信用しているし、それに彼女だったなら自分に出来ないことを要求してくるような無茶振りはしないだろう、と踏んだからである。

「・・・・・」

 その言葉を聞いたメリアリアは無言で頷くとその場で、自身の着ているモノを全て脱いで裸になって見せた、そしてー。

「・・・・・っ!!!!?」

「・・・・・っ!!!!!」

 両手で自身の胸と股間を隠しつつも恥ずかしさから俯いてしまい、少しの間黙っていたモノの、やがて恐る恐る声を出して少年に告げた、“蒼太も、脱いで?”とそう言って。

「一緒に、裸になろ?蒼太・・・」

「ええ・・・っ!?で、でも!!!」

「約束したわよね?私の言う事は何でも聞いてくれるって!!!」

「そ、そうだけど。でも・・・っ!!!」

「蒼太お願いっ。蒼太も脱いで?早く・・・っ!!!」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

 “う、うん・・・!!”と最終的には蒼太もまた同意しては、結局は服を脱ぎ始めるモノの、最初は俯き加減であったメリアリアはしかし、そんな彼の生身を目にした瞬間、思わず驚愕してしまっていた、確かに服の上からでも感じてはいたモノの、それを実際に目にした際の衝撃はそれを遥かに上回る程のモノであったのだ、それというのは。

 まだ8歳にもなっていない、と言うのに蒼太の浅黒いその身体は非常に筋肉質で練れており、胸筋は発達して腹筋は割れていた、それだけではない、四肢も太くて頑健そのものであり、思わず目を見張ってしまうモノの、全て服を脱ぎ追えると蒼太は自身も俯き加減になりながらもメリアリアに告げた、“脱いだよ?”とそう言って。

「どうするの?メリー・・・」

「・・・・・」

 少し戸惑い気味な少年の言葉に、それでもメリアリアは自身も恥じらいながら、だけど静かにこう告げたのだ、“こっちに来て?”とそう言って、すると。

 少年はゆっくりとしかし、確かに歩を進めて自身に近付いて来るモノの、彼が本当に、直ぐ側まで来た瞬間に。

 メリアリアは堪らなくなって蒼太に抱き着いてしまっていた、若干、塩っぱい匂いのするその身体は見た目以上に力強くてしっかりとしており、尚且つ非常に熱かった、自分とは違いすぎる肉体の感触にメリアリアは驚愕すると同時に感動してしまっており、無言のまま彼にしがみ付くモノの、一方の蒼太もまた、メリアリアの肢体に驚きを隠せなかった。

 全身は上質なミルクを垂らしたかのように真っ白であり、肌も全体的にスベスベとしていて柔らかく、バラの花糖蜜のような甘くて高貴な良い香りがした、少し膨らみかけている両方の胸の真ん中部分には鮮やかなピンク色の小さな乳首がチョンと勃っていて存在を主張しており、それが蒼太の胸板に触れると少年に、いま確かに自分はメリアリアと抱き合っているのだ、あの毅然として責任感の強いメリアリアが、自分にも他人にも厳しい所のあるメリアリアがなり振り構わず己に抱き着いて来ているのだ、と感じられて、彼女とこうなれた喜びのあまりにその華奢な身体に腕を回してはしっかりと抱き止めるモノの、すると一瞬だけビクッとしたメリアリアだったがすぐに全身から力を抜いてその身を蒼太に委ねると共に、自身も一層、少年に強くしがみ付いては全身で、その温もりを、存在を感じ続けていたのだ。

「・・・・・?」

「あ、ちょっと・・・!!!」

 少しの間、抱き合っていた二人だったがやがてメリアリアが異変を感じて一度身体を離し、下腹部の方を見るとそこには勃起した蒼太の男根が顔を覗かせていた、先端部分はまだ、皮を被ってはいるモノの非常に熱くて硬く、それがメリアリアの股間やお腹に当たって下から突き上げるように圧迫していたのである。

「う、うそぉっ!!?蒼太のそれって・・・っ!!!」

 “大きい”と、素直にメリアリアはそう思った、まだ子供なはずの蒼太のアソコはパッと見で10cm以上は確実にあり、太さも2・5cm以上と中々に立派なモノを誇っていた為に、同じくまだ少女の彼女からしてみればビックリする位の大きさと硬さを誇っており、それが宙を向いてそそり立ち、そこからは蒼太の体臭とはまた違った、それでも少しオシッコの匂いがする刺激臭が立ち上っていたのだ。

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

 “蒼太・・・”と恥ずかしそうな、申し訳なさそうな顔をして俯いてしまっていた蒼太を見つめながらも、メリアリアは優しい声で彼に尋ねた、“触っても良い?”とそう言って。

「う、うん。良いよ・・・?」

「・・・・・」

(これが、蒼太の・・・っ!!)

 少年から了承を得られた少女は戸惑いながらも早速に、その男根に手を伸ばしてみた、すると。

(す、すっごい、蒼太のオチンチン、私のアソコとは全然違うっ。こんなに硬くて熱くて、そそり立ってて!!!)

 メリアリアは改めてビックリしてしまうモノの、そこは先程感じたように恐ろしい程に熱くて硬く、触る度にピクピクと反応して手の中で暴れ回る。

「くふふふ、あははっ。擽ったいよ、メリーッ!!!」

「・・・・・っ!!!!!」

(これが蒼太の、私の大好きな人のオチンチンなんだ・・・!!!)

 初めて触る思い人の男根に、少女は我を忘れて弄くり回すがその内に先っちょの部分がどうなっているのか気になってしまい、皮を下に引っ張って無理矢理に引っ剥がえそうとした、その瞬間。

「い、痛いっ!!!」

「ああっ!!?」

 男根の先端部分に激痛が走り、蒼太が思わず身を捩ってはそこから飛び退き、距離を取るが、一方のメリアリアは“蒼太を傷付けてしまった”と思い、直ちに彼へと謝罪をする。

「そ、蒼太ごめん、ごめんなさい・・・っ!!!」

「う、うう・・・っ!!!」

 そう言って蒼太を見ると彼は先っぽを抑えてそれでも自身も心配そうにそこへと視線を落とし込んでいた。

「ごめんなさいっ、蒼太っ!!!本当に大丈夫!!?」

「・・・・・っ。う、うん、平気。これ位、なんでも無いよ・・・っ!!!」

 そう言うと蒼太はまたメリアリアの前へと戻って来て、やや遠慮がちに尋ねて来たのである、“ねえメリー・・・?”とそう言って。

「な、なに?蒼太。なんでも言って?なんでも聞くよ!!?」

「う、うん。あのね?僕もメリーのアソコ、触りたい・・・っ!!!」

「・・・・・っ!!!!!」

 恐る恐る放たれたその言葉に、メリアリアはまた恥じらいを感じて顔が真っ赤になってしまっていた、頭の中が沸騰しそうな程にまで熱くなって真っ白くなり、思わずそこから逃げ出したい衝動に駆られるモノの、しかし。

(い、良いもん、蒼太にだったら。私のここ、触られたって・・・っ!!!)

 そう決心すると少女は無言で頷いては少年の手を取って、自身のアソコへと誘って行くモノの、そこは既にビッチョリと濡れていて、ツンとする塩っぱい刺激臭が漂っていた。

「・・・・・っ!!!!!」

「・・・・・っ!!!!?」

(な、何だろう?何かビラビラしているヤツの後ろ、凄くヒクヒクしてる。それに穴?みたいなヤツが二つもある!!!)

 それがみたいでは無くて、ハッキリとした“穴”であることに、蒼太はすぐに気が付いた、その内前の穴に触ると同時にメリアリアから“んんっ!?”と言う声が漏れて身体がピクッと反応した。

「ご、ごめんね!?痛かった!!?」

「う、ううん?違うの、ビックリしただけ・・・っ!!!」

 その答にホッとした蒼太は今度は後ろの穴にも指の先端を入れて、中で擦る様にするとメリアリアがその度にまたもや全身をピクピクと震わせつつも、“ああっ!?”、“ひぐっ!!”と反応して来たので蒼太がもう少し、指を奥まで入れようとした、その時だ。

「い、痛っ!!?」

「ああっ!?メリーッ!!!」

 指先が何か、膜のようなモノに触れた感触がした途端にメリアリアから小さな悲鳴が挙がり一瞬、身体が強張って苦悶の表情が浮かび上がる。

「ご、ごめんねメリー、本当にごめん・・・っ!!!」

「んん・・・っ。ううん、大丈夫よ・・・っ!!!」

 メリアリアはそう言うと再び自分も蒼太の男根を触り始めた、二人はお互いにそのまま、暫くの間は相手の性器を弄り続けていたモノの、程なくしてメリアリアが蒼太に、“寝て?”と告げた。

「蒼太は、下になってて?」

「・・・?う、うん。解った、いいよ?」

 何だかよく解らないままにメリアリアに連れられて彼女のベッドにまでやって来た蒼太にはしかし、これから彼女がやろうとしている事が、何となく解り始めていた、それでも少年は言われるがままにベッドに仰向けに横になると、無言のまま“その時”を待っていた、すると。

「・・・・・」

 予想通りにメリアリアが上から彼に跨がるようにして、ちょうどオチンチンの所に自身のアソコを押し当てるような格好のままで座り込んで来たのであるが、しかし。

「・・・・・」

「・・・・・」

 メリアリアは最初、いきなり擦り付け合いを始めようとはしなかった、ただ男性器に女性器を押し付けたままの状態から潤んだ瞳と切な気な表情とでジッと蒼太を見つめ続けていたモノの、やがては上体を倒して少年に覆い被さるようにすると、そのまま彼の顔に手を添えると同時に自らのそれを近付けては幼馴染(ボーイフレンド)との間に熱くて激しいキスを交わす。

「はむ、んむっ。ちゅる、じゅるっ。じゅぷじゅぷ、ちゅるるるる~っ♪♪♪♪♪ちゅぱあぁぁっ、はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はあぁぁぁ・・・っ❤❤❤はむ、んむっ、ちゅるちゅるっ。クチュクチュ、レロレロレロレロ・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ、ちゅる、ちゅるっ。じゅるるるるるるっ。じゅるるるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤」

「ん、んむっ。ちゅぷ、ちゅぷっ。じゅぷじゅるっ。じゅるるるるっ、ちゅうぅぅぅっ。ちゅぷじゅぷっ。ちゅるちゅぱっ、じゅるるる、じゅるるるるるるる~っ!!!ん、んむむっ!?」

 舌に舌を絡め合い、涎を混ぜ合うディープなキスの応酬の最中に、蒼太が驚愕の声を挙げるが何とメリアリアが口付けを交わしながらも腰のグラインドを開始して、自らの女性器を蒼太の男性器へと擦り付け始めたのだ。

 ズチュ、ズチュ、クチュ、クチュと言う音がして、男根が扱かれる愉悦とクリトリスが擦れる快感とが交差し二人を興奮と官能の坩堝へと叩き込んで行った、“自分達が裸で抱き合っている”、“一番大事な部分を、エッチな部分を相手のそれと擦り付けあっている”と言う事実と認識とが二人を一層、燃え上がらせて、相手との行為に熱中させて行ったのだ。

「ちゅぷ、じゅぷっ。ちゅるるるっ!!んふううぅぅぅぅぅんっ❤❤❤❤❤んふううぅぅぅっ!!!んふぅーっ、んふぅーっ、んふぅーっ。んふううぅぅぅ・・・っ❤❤❤ん、んちゅ、くちゅっ。ちゅぷちゅぷっ。クチュクチュ、レロレロレロレロ・・・ッ!!!ぷはああぁぁぁっ!!?はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はあああぁぁぁぁぁんっ❤❤❤ああうっ!?はあ、はあっ!!ああ蒼太っ、蒼太ああぁぁぁ・・・っ❤❤❤❤❤」

「はあはあっ、メリー、メリーッ!!!」

 “ヌリ、ヌリュ、グチ、グチュ”と言う卑猥な水音と同時に子供達の息遣いが静まり返った部屋の中全体に響き渡り、こだまして行く。

 二人はしっかりと互いを抱き締め、身体を重ねながらもグラインドを継続させて、相手と自分を昂ぶらせていった、特にメリアリアは凄かった、既に自慰を経験していた彼女はどうすれば自分が気持ち良くなれるのかを知っていた為に、腰を前後させるのみならず円を描くようにもして様々な方向から女性器に、それも特にクリトリスへと刺激を集中させて行く。

 元々が前付きな上に子供である事も手伝って抱き合った時に女性器が男性器とちょうど擦れる位置に付いていたメリアリアはそれを最大限に発揮して、この意中の少年に抱き着いたまま、彼の男根との摩擦によって生じて来る愛欲の快感を、思う存分堪能して行った。

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はぁーっ!!はあはあはあはあ、はあはあはあはあ・・・っ❤❤❤」

 メリアリアは芯から発情し切ってしまっていた、彼女は嬉しくて仕方が無かったのである、大好きな少年と今、こうしていられる事が、エッチな事をしていられるのが堪らなく幸せで夢中になれたし、その淫靡な行いに興奮してしまっていたのだが、そんなペッティングによる運動と激しい性感反応によるモノだろう、メリアリアは蒼太以上に全身からベットリと汗を掻いて垂れ流しており、それでも尚も蒼太を求めて貪り続けて行ったのである。

「はあはあ、はあはあ・・・っ❤❤❤あ、ああああっ!!?」

 それでも彼女はグラインドを継続させては擦り合いを続行させて、自らと蒼太を何処までも何処までも昂らせ続けて行った、最早彼への愛欲と愉悦とが限度を超えて溢れ始め、自分で自分が制御できなくなってしまう。

 何時までも何時までもこの少年を抱き締めていたい、貪っていたい、アソコをオチンチンに擦り付け続けていたいと、そんな事まで考えるが確かに蒼太との間に行われる、“擬似的セックス”における気持の面での充実感も、肉体的な快楽も“自慰”のそれなど比べ物にならない位に強くて鋭いモノであった、特にオナニーでは妄想でしか味わうことの出来なかった、“愛しい人との一体感”をハッキリと感じ取る事が出来た上、彼とは身体の相性が良いのだろう、一人でするよりずっと気持ちが良かった為に“このままずっと蒼太と抱き合っていたい”、“ずっと二人で居られたらいい”と彼女に心底思わせたが、その内に。

 徐々にメリアリアはおかしな事に気が付いた、普段ならば満たされるはずの彼への胸の疼きと快感が絶え間なく高まり続けて収まる気配が全くないのだ、それどころか。

「はぁーっ、はぁーっ。はあはあはあはあっ!!!はあはあはあはあ、はあああぁぁぁぁぁ・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤」

(な、何これぇっ?何か来ちゃうううぅぅぅぅぅっ!!!!!)

 目の前がパチパチと明滅して意識が遠くなって行き、身体がフワッと浮き上がっては何度も何度も“自分が自分で無くなる感覚”を覚えて身悶えする。

 エクスタシーの稲妻が女性器を中心に全身を駆け抜けて行き、脳をジーンと痺れさせるがこの時、生まれて初めて彼女は軽めのオルガスムスに昇ってしまい、達した際の衝撃にその肢体をビクビクッ、ビクビクッと震わせ続けていたのである。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ。はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はあああぁぁぁぁぁ・・・っっっ!!!!?あ、ああ・・・っ❤❤❤」

「・・・メリー?」

 自らもトロンと蕩けたような表情を浮かべる蒼太に対してメリアリアは自我がハッキリして来ると再び汗だくで抱き着いたまま、熱くて激しいキスを交わすがこの日を境にして、メリアリアはこの少年との間に“秘密の遊び”を行うようになって行き、そしてそれは彼との間に“意識”と“気”とを交わらせる事となり、ますます彼に夢中になって行くと同時に、身体もその影響を受けて相性が良くなって行く事になるのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
 次のお話しがメリアリア編のエピローグとなります(なをメリアリア編は全体を通しまして第37話、第58話、第77話、第78話、第79話、そして第95話を参考にして作りました←そこに第161話で皆様方にお伝えさせていただきました通りに、私が職場の先輩からお伺いしたお話しを加えている訳です)。

 皆様方の御声援、御愛読、誠に有難う御座いました、凄く励みになっています(ここまで来ることが出来ましたのも本当に、皆様方のお陰です)。

 どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。

                敬具。

          ハイパーキャノン。
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