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思いの綴り

悪魔崇拝についての考察

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※この告知は暫くしたら消去させていただきます(それか何処かの話の前書きか後書きに移動させていただきます)。

 読者の皆様方こんばんは、ハイパーキャノンと申します(今回は急に告知を入れてしまいまして大変申し訳御座いませんでした)。

 最近はようやく下火になってまいりましたけれども以前はここ、日本に於いて“魔物や悪魔に自分の最愛の花嫁(妻)を寝取らせて悦に浸る”類いの同人誌が数多く出版されていた時期が御座いました(それは特に、襲われる側のヒロインが自分にとって極めて思い入れのあるキャラクターだったので大変、嫌な思いをしましたし、またとても胸が痛んだモノでした)。

 あの時にそう言った類いの同人誌を多数、創作した作家さん達や、それらを存分に買い支えた人々は多分、欲望に塗れた挙げ句に軽い気持ちでそう言った行動に走ったのでしょうけど、ここで読者の皆様方にはちょっとよく考えていただきたいのです。

 それって形を変えた、現代版の“悪魔崇拝”だと思いませんか?

 だって自分の分身を、それも最愛の象徴たる花嫁(妻)を魔物や悪魔に捧げて悦に浸る、等とはどう考えてもその延長線上にある行為にしか見えないのですが、皆様方はどうお考えですか?

 ちなみに良い機会なので本物の“悪魔崇拝”に付いて少し述べさせていただく事にしますがそれをするにはまず、数十人が集まれるような空間(集会場)を押さえると共に、ある程度の大きさのある悪魔を象った(もっと言ってしまえばその魂の入れてある)偶像を用意します(これは悪魔や魔物と繋がる為の送受信機みたいなモノです)←付け加えさせていただきますとこれには巨大な男根が付けられています。

 しかる後に司会者達や祭司連中とは別に実際に十数人の男女を集めて(これも多ければ多い程良いです)会場を閉め切ります(外界と完全に遮断させます)、そうしておいて。

 祭司連中による悪魔降臨の儀式を行い、同時並行である“演説”を行います(この演説はどう言う趣旨のモノか、と言えばそれは人間が如何に下らなくて無力で絶望的な存在なのか、と言う事から始まりまして終いには“それら”を創造した神々を罵倒する流れに行き着きます←要するにこれから自分達がやろうとしている事や悪魔、魔物共の存在理由、及びその行為を正当化する為の方便を、時には声を荒げたり和らげたりして抑鬱を付けつつ、韻を踏みながら集まった客に訴えるのです←一見すると理に適っているかのような屁理屈を述べ立てて人間達から正常な判断力を奪い、自分達の言葉に集中させる事で恍惚としたトランス状態にさせるのです←これは“西洋魔術”で使われる、集団催眠の一種で形を変えれば瞑想等にも用いられます)。

 そしてその際中にもう一つ、皆に気付かれないようにコッソリと、かつ自然の流れを装って極めて強い媚薬効能のあるお香や覚醒剤等の薬物を炊き上げ、或いは摂取させて、それらの充満した空間で集めた男女を互いに裸にさせて交わらせるのです(要するに乱交させるのです)。

 最初は“恥ずかしい”等の気持ちがあっても誰も彼もが乱れ狂っている空間に取り残された人間は(特に何の心得も訓練も受けていない一般の人間は)、次第に同調圧力に屈し、または飲み込まれて遂には自らも狂乱の只中へと追いやられて行くのです(しかもこの時、媚薬効能のあるお香や覚醒剤等の極めて強力な薬物を与えられている為に、その効能の影響でエクスタシーの際に感じる快楽は通常のオルガスムスのそれの数十倍~百倍近くにまで跳ね上がる、と言われています)。

 そのような中では普通の人間は到底、真っ当な自我を維持できず本当に“肉欲”と“快楽”とに狂い切ってしまうのです(しかもそれを魔術を用いての集団催眠により、大多数の他人と一緒になってやる訳ですから、その相乗効果で狂乱の度合いも一気に尋常ならざるモノへと跳ね上がる事になる訳ですね)。

 そして最後にクライマックスです、肉欲に塗れた男女(特に陰陽の内の“陰”であり、かつまた受け身になる事が多い女性)を一人ずつ、前に連れて来ては悪魔の魂の入った偶像と交わらせるのですが、では何故、悪魔崇拝者はこんな事をするのか、と言えばそれはひとえに“人間の持つ霊性を乱し切り、精神諸共肉体を異形に変える”為です。

 覚醒剤や媚薬と言うのは主に脳や性器の神経系に作用するのは皆様方も御存知の事と思われますが本来、人間と言うのは通常でも(それなりに)心身のバランスの取れている、最高の状態に仕上がっている訳です。

 しかし一度覚醒剤等を使われてしまいますと、神経伝達の在り方が大幅に狂わされてしまい、調和が乱されてしまいます(快楽信号が限界を遥かに超える領域まで強化されて放出されるようになるために、肉体レベルで“人間としての意識”を保つ事が出来なくなってしまうのです←人間の肉体はそもそもが神々から“愛と霊性さを発揮してどこまでもそれらを進化・発展させて行く事が出来るように”と、中々に複雑な機能・形容の元に作られているのですが、それを逆用されてしまうのですね)。

 意識の乱れは肉体の乱れに直結します(一度調和が乱されてしまった上に強烈な快感を植え付けられてしまいますと人間は弱いです)、しかも“環境適応能力”により脳ミソがその快楽信号に適応しようとして変化変質を始めてしまい、それに伴って身体自体も自然と変貌を遂げて行く事となります(当然、“人としての生活リズム”も完全に破綻してしまいますから目に見えて“廃人化”が進んで行く事となるのです)。

 もうお解りになられるかと思われますが、ここまで来ますと人間の精神が歪まされてしまい、“魔悦”や“魔欲”に狂った異形として体内から作り変えられて行く事となるのです(要するにバランスの取れた人間としての心身の有り様、自我が狂わされてしまうのです)、そしてそう言った人間の放つ、汚らわしい獣欲や狂楽は魔物や悪魔にとってはこの上ないエネルギー源となるのです。

 一度でもこのような“魔悦”、“魔欲”とでも言うべきモノを知ってしまいますと普通の人間は中々、そこから抜け出せなくなってしまいます(ただでさえ集団催眠を掛けられてトランス状態にさせられている上に覚醒剤等を打ち込まれているから感じる悦楽は通常の何十倍にまで強化されます←そこへ持って来て“異形と交わるセックス”と言うのは“そう言った事に興味がある人”、もっと言ってしまいますと“素質のある人”にとっては堪らない程にまで背徳的で倒錯的であり、それらもまた絶妙なスパイスとなるのです)、しかし。

 私はここからでも人間が元に戻れる方法を知っています、これは聞いた話なのですがかつて同じ職場の男性職員から一方的な好意を寄せられていた既婚女性がいて、彼女はある日とうとう媚薬を盛られて言いなりにさせられ、半ば強引に肉体関係を結ばされてしまいました。

 その後も定期的に男に薬を盛られてはセックスをする間柄となってしまったのですけれども(要するに“肉体的不倫”に陥ってしまったのですね)彼女はどうしても夫(長距離ドライバーをしていたそうです)の事が忘れられず、最後の最後でその浮気相手を撥ね除けた挙げ句に薬のもたらす快楽や誘惑にも打ち勝って逃げ出し、夫に全てを話したそうです(その後は民事裁判一歩手前まで行ったけれど示談が成立して賠償金をたっぷりとふんだくったそうです←私の記憶に間違いがなければ弁護士に相談して薬を使った男の自宅や会社に“内容証明”なるモノを送り付けたそうです)。

 そしてもう一つ、これは私自身の体験なのですが(自分の恥をさらすようで本当は嫌なのですが)、自作の小説に於いて色々な事を書き連ね、皆様方に訴えて来た私ではありますが昔は些か天然ボケな所があって空気が読めず、また気持ちも小さくて泣き虫で、都合の良いお調子者の、とっても弱い人間でした(にも関わらずに戦国時代の武将、取り分け参謀役や軍師のような、いわゆる“策略家”に憧れている変な奴でした←自分で言うのもなんですけどね)。

 長年、そう言った自分の弱さを見て見ぬ振りをして来ましたが私は常にそれらに苦しめられて来たのです(生まれてからずっとです)、だけどある日“このままではいけない!!!”と思い立ち、近くの神社(八幡様ですね)に“あるお願い”に行ったのです、そこで私は意を決して自分の心身が如何に弱くて情け無いかを神様に伝え、訴えたのでした。

「神様、私に修業を付けて下さい」と。

 その結果私は1年と経たずに“誠意を尽くす”と言う事を勉強し、更にはそれが“祈る”と言う事と同義語である、と言う事にも気付く事が出来ました(自分の内観や内面が180度変わったのです)。

 更には“真心を尽くせば己の真なる愛の光を顕現させる事が出来る”事も知りました、あの瞬間私は自分を生まれ変わらせる事が出来たのです(重ね重ね自分で言うのもアレなのですけれども)。

 ここで皆様方に特にお伝えしたい事と言うのは、“人間は本当は悪魔の魔力や薬の誘惑に打ち勝って自分を救ってやる事が出来るだけの強さと力を持っている”と言う事です、そしてそれは“神の力”を加える事により更に絶対的なモノとなるのです(私はそう感じるんです、何故だか知らないけれどもそれが“正しい”と確信を持って解るのです)。

 神様はいつでも私達を愛して下さっておられます、そして私達が誠心誠意、言葉を掛けて来るのを待って下さっておられるのです(何だかどこかのえせクリスチャンもどきや神父様みたいな言葉を投げ掛ける事になってしまいましたけど)。

 人間の誠意と神の力が真に一つとなった瞬間に、大いなる救いの道は開かれるのです(先程話した媚薬を盛られても敢然とそれを跳ね返した女性もおられましたし、また私のようなおバカで無知な底辺弱者でもちゃんと自分を救ってやる事が出来たのですから)、が。

 ここに問題が一つだけ御座います、それは“悪魔の側もそれを知っている”と言う事です、だから彼等は人間に取り憑くとまず最初に何をするか、と言いますと誰の声も届かなくさせる為に、救いの道へと向かわせなくさせる為に“耳を塞いでしまう”のだそうです(人間もバカではありませんから自分が異状だと気が付けば、通常ならばすぐにそれを直そう、正そうとするのですが、それを避ける為にはどうすれば良いのか、と言いますとつまりは最初から相手に“自分はおかしいのではないか?”と気が付かなくさせるようにすれば良い訳です)。

 彼等はそれをするのです、そうやって人間をいつまでも絶望させて狂わせ、目を眩ませては堪えず欲望に塗れさせる事で“自分の餌”とするそうです(そうした人間の放つ、限度を超えた肉欲や破滅的な快楽等は彼等にとって最大限の御馳走になるそうです)。

 ちなみに何で私がここでこんな事を書き連ねて居るのか、と申しますと皆様方に実際の悪魔崇拝とはどう言ったモノなのか、と言う事と仮にその“魔悦”や“魔欲”に冒されてしまったとしても人間は(心の底から覚悟を決めて自分と神々に向き合うのならば、と言う条件付きですが)、本当はちゃんと立ち直る事が出来るんだ、と言う事を知っておいて欲しかったからです。

 最初はどう言った形でこの事を伝えるべきか、迷いに迷いました、物語の一環として書こうか、とも思いましたがある理由からそれは即座に却下いたしました、それというのが。

 (これは自分と関わりのある、霊能者と陰陽師に聞いた話なのですが)仮に物語の一環として世界を作ってしまいますと自分でそれを背負う事になりますし、また最悪の場合は皆様方にも影響を及ぼしてしまう可能性が出て来る為です。

 前に何処かの前書きか何かで書かせていただいたかと思いますが、私の作った“幻想の世界”を皆様方が飲み込んで下さり、受け入れて下さった瞬間それは“確かなる宇宙”となってこの3次元世界に顕現してしまうのだそうです(これは何を意味するのか、と申しますと皆様方にも宇宙を創り出した責任が発生してしまう、と言う事になるのだそうです←つまりは皆様方もそう言った世界を背負い込む事になるのだそうです)。

 仮にこの告知を読んで下さっておられる読者の方の中に二次元的には“寝取られ”が好きな方がいたとしても、現実的に自分の最愛の花嫁や妻、恋人等が犯されたり傷付けられたり、または汚されたりするのは本当は嫌でしょう?ちなみに私は絶対に嫌です。

 だから皆様方にそんな世界を背負わせるのは如何なモノか、と思ったのです(勿論、そう言った乱交シーンやダークな場面を描けば人気が出るのは解ってはいるのですけれど)。

 ただ、ではどうすれば良いのか悩みました、何故ならばこのお話しは単なる“R-18イチャラブファンタジー”では無くて、巧君とシェリルちゃん(と仲間達)がそう言った“悪魔崇拝者”達と戦いを繰り広げる物語となるからです、だからそう言った意味もあって皆様方に悪魔崇拝について最低限の事は知っておいてもらいたかったのです(なのでこう言う告知の形態を取らせていただく事としました)。

 長文、駄文失礼致しました(これでも“お気に入り登録”をいただけたならば凄く嬉しいのですが)。
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