特殊超空母ルシファーハデス0型実験艦

星屑さん

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次元時空の裂けた空間

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時空の少年


俺たちの乗る、この特殊潜入型、戦闘艦のバトルシップのクリヤーシールドは、再び、旧首都の東京の中心に、進路を向けていた。

俺は、俺のいた、あの地獄を上空から、再び見る事に為った。

そんな時に、無人の調査機器では、正確な詳細なデータが取れないと言うので、

今回は、急に 有人での時空の調査をすると言うのだ。

そして、その調査機器の詰まった、偵察用の機動兵器に、突然、俺が、搭乗する事が、美魔大佐の意向で決められた。

そんなーー、俺は、無理矢理に、調査機器に押し込まれて、時空の裂け目に落とされていた。
「うう、うわあああーーーーーー、お、おちるーーーーー、おちちゃうよーーーーーー、又また、おちちゃうよーーーーーーー、もう一つおまけにおちちゃうよーーーーーーーーだ、フン!」

俺は、調査機器の中で愚痴を言っていた。

それを、美魔大佐は、
「正義、お前は、穴に落ちるのが嫌いなのか?すきものだと思ったがな、イヒヒヒヒヒーーー、本当はすきな癖に、ヒヒヒヒヒヒーーーツ、」

と、言う、はて、何を言っているのだろう?でも、屹度 多分、美魔大佐の事だ、絶対にいやらしい事だろうと、俺は思った。

そして、やっと、旧首都の次元爆発の有った、グランドゼロに、俺が到着した。

と、その時だった。

俺の目の前に、突然、眩い光の閃光が走り、その直ぐ後に、突如として、現われた物は、俺が見た事もない姿をした。魔界の魔物だった。

そいつは、俺の入った調査機器のプローブをいじり回して、そして機器の隙間を見付けると、最後には、その中に手を入れて来た。

俺は、飛び上がる位に驚いた。俺のいる、機器の中に手を押し込んで、念入りに内部を触っている。

そのいやらしい指の動きが、奥で見ていた俺の体を、触ろうとして来た。

俺は、体を反らして、その指の動きをかわしたが、だが、


今度は、何と、その中に顔を入れて来た。魔物は鼻を鳴らして、中にいる、俺の臭いを探しているのだ。

俺は、必死に口を押さえて、股間を隠していた。臭いを出しては不味いと思ったからだが、そいつは、俺の臭いを感じ取ると、再び手を入れて来た。

だが、今度は、正確に俺のいる場所を狙って手を入れて来る。

俺は、必死にその手をかわしていたが、だが然し、その魔物は、兎に角しつこい!

そして、どうにもならないと分かると、今度は、俺の前に、食べ物を置いた。

しかもその食べ物には紐が付いていて、その食べ物の中に釣針が見えていた。

これで中にいる俺を釣り上げようとしている。


人間をバカにしやがって!然し、俺は困った、確かに、この食べ物の中に、俺の好物のスイカが入っていたからだ。

俺は、そっと、そのスイカだけを外していた。

すると、突然、紐が引かれて、食べ物が外に消えた、外したスイカを残して、俺は、ニンマリと笑っていた。

意外と、魔物はバカだったのだと思った。

だが、直ぐに、また、食べ物が置かれた。今度は、スイカばかりで見た事もないような珍しい物や、高級な物が一杯に付いていた。

俺は、そっと欲しい物だけを外していた。これは、いいお見上げに為りそうだった。

だが然し、そんな俺の手が、なんと何かにくっ付いて仕舞った。釣り針を避けていて、紐の粘着剤に気付かなかったのだ。
「し、仕舞った!?」

俺は、焦った、急いでその粘着剤を剥がそうとした。だが、その粘着剤は強力で剥がれないのだ。

釣られる、人間の俺が、魔物の バカに、釣りあげられる。笑えない状況に、俺は、涙を流してもがいていた。

すると、残酷にも紐が引かれて、外へ外へと引き摺られていく、俺は、悲鳴を上げていた。
「助けてくれーーーーー、ひいいいーーーーーーーーつ!」

俺の叫びは、光の次元の中では、空しく、誰にも聞こえる筈もないのだった。

俺は、捕まったヤドカリのように、外に引き出されて仕舞った。

スイカに両手がくっ付いた哀れな姿の俺を、嬉しそうにして、魔物はぶる下げている。

そして、大きな口をあけると、俺を丸のみに食らおうとした。
「うわああああーーーーーー!」

俺が叫んだ、その次の瞬間だった、魔物の体が二つに裂けていた。

そして、俺は、地面に転がっていた、
「うう、ああーー、い、いたたたた!?」

俺が見上げると、其処には、両手にプラズマソードを持って、薄ら笑いを浮かべた、俺に似た少年が立っていた。
そして、その俺に、俺に似た少年の俺が言って来た、
「お前は、次元の俺の分身なんだ。バカな真似はやめて欲しい!出来れば、早くメサイヤを見付けて、ここに連れて来て欲しいな?その為に、君を作ったんだ!」

正義
「なに、俺が、お前に作られた!?はて、俺は、お父さんとお母さんが、よいこらしょっと 作ったんじゃ無いのか?」

俺が言った事に、俺だと言う少年が、首をかしげていた、
「よいこら、なんだ?そんな事で、人間が出来るのか?」

正義
「そうだ!よいこらしょで、出来て仕舞うんだ!簡単でいやらしいんだぞ!」

少年
「簡単でいやらしいのか?」

正義
「そうだ!凄くいやらしいんだ!知りたいか?」

少年
「んんーー、まーあ、知りたくも無くも無いが?お前が其処まで言うなら、知っていてもいいかも知れないし、俺の知っている事と違うなら、知らなきゃ駄目なのかも知れないし、別に余計な事を、知る事は悪い事でも無いし、それを知ったからと言っても、知っていて損も無いかも知れないしな、言って見ろ!」

と、遠まわしにそう言うのだ。

やっぱり知りたい癖に!カッコ付けたいやらしい少年だと、俺は思った。

だが、俺には、ちゃんと両親がいるのに、何を言っているんだ?この少年は、俺を作ったと言うのだ。

だとすると、この少年が、俺の父親か母親だ。

俺を産むのは男には無理だ!だから父親だと思ったが、俺が、少年にそれを聞いていた。
「どうやって、俺を、お前は、作ったんだ?」

少年
「んん、お前が、作り方を、教えて呉れるんじゃあ無いのか?」

正義
「まさか、よいこらしょの先は、言いようがない程、いやらしいんだ!一人じゃ無理だ」

少年
「んん、なら、二人なら出来るのか?」

正義
「そうだ、男と女でだ!男同士や、女同志でも出来ない、よいこらしょだ!」

少年
「よいこらしょか?知りたいな、で、どうするんだ?よいこらしょは」

正義
「だから、俺に、美しくて可愛い女性をだな、紹介するか?世話をして呉れないと、教えようがない!」

少年
「そうなのか?」

正義
「そうだ!」

俺は、何とかよいこらしょの核心部分の話を反らしていた。

その先の話は、俺にも経験が無い上に、話ようが無い事でいやらし過ぎる。

そんないい事は、会ったばかりの少年に話す話でもない、本当にいやらしい話だった。




2025年4月29日
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