7 / 90
趣味は人間観察です
しおりを挟むそういえば、おっぱいといえば、である。
俺は下を見た。いや正確には胸元。そこには面積の小さい布が体を巻くようにして乳首をカバーしている。そして両肩や膝などに金属製の鎧パーツ。肌露出の多いエロ装備だ。
別に性能が悪いというわけではない。むしろ魔法装備に分類されるこれは、魔力を効率よく防御に回しつつ、魔力を練るためのアシスト的な質を感じていた。
かつ露出が多いゆえに、運動も邪魔しない。完全にオーダーメイドかと思しき完璧なものである。むちゃくちゃ良い物をもらった。しかし、
「、、、」
そう、フィットしすぎるのだ。
主に胸元のことである。
ほぼさらしのような布装備。きっと巨乳がつけたらいやらしい見た目になるのだろうが、俺の場合そうでなくまるでTシャツ幼女のようなほのぼの感。
「くっ、、!」
屈辱。サトュローさんは親切でこの胸装備をセレクトしてくれたのだろうが、それでも俺は思い出してしまったのだ。
彼が荷物を探している中、その荷物の中に金属製の胸当てがあるのを。明らかに女性用でおっぱおを収納するための形状をしている。それを見てサトュローさんは、首を振ってそれを荷物の中に収めたのだ。
これが貧乳、、!そしてこれが貧乳であることの辱め、、!貧乳め、、!俺に恥をかかせやがって、、!
俺は貧乳を倒し見事巨乳になり、女性用鎧を身につけることを決心して縄文へと向かったのだった。
待っててくれよな、サトュローさん。挟めるくらいまででっかい男、、いや女?になるからな!
そして風魔法で移動するのはどうかと思うので、歩いて城門に到着。門番にも怪しまれることなく中に入っていった。
やはりこういう装備はこの世界では普通らしい。森で食事してたときとかにもちらほらこういうエロ装備はたまにあったしな。
ただ、「武器や杖は持ってないのか?」と不思議がられたので、持ってなくても使える派なんですぅとかわいこぶって誤魔化したが、まあそれだけだそう。概ね俺がドリアードであることは隠しとおせたはず。
そして街だ。
人で溢れかえっている。
ざわざわ。
なんか足が六本の馬とか、角とか生えた牛みたいなのが引く馬車とか、渋谷的な異世界風味コスプレイヤーが跋扈する街だった。普通に腰や背中に武器を持っている人が多い。大道芸とかで宙に人形を浮かせてたり炎を出したりしてる人もおる。きっと魔法だな。
そして種族についてだが、ほぼ人間。ドリアードのように緑色だったり、角が生えているということはないようだ。
しかし、、俺みたいなのがいるように、化けている奴もいそうだがね。
俺の村は命こそ奪わないとはいえ、人を襲って精力を頂くというやべー習性を持っている。
故に緑肌を見られたらやべー認定されるから隠し通さなければなるまい。
しかし、逆に言えばばれさえしなければちゅーちゅーし放題ということだ。
今はサトュローさんのおかげてオナカいっぱいだが、お腹が減ったら仮面などで顔を隠し、そこらへんの男を捕まえて路地裏とかで食べるということもできるのである。
まっ、これだけいれば選り好みもできるというものだがね。ふふふ。
と、そのときである。
「おらぁ!きりきり歩けぇ!」
「やめてくださいホントにもう、、」
視界の端でなにやら強靭そうな荒くれたちが一人のお姉さんを路地裏に引き込んでいるのが見えた。
そしてそれを助けようとするものは一人もいない。
そうこの俺以外はな。
「ふふふ、チンピラと書いて弱虫どもが、、」
俺はその暗がりへと向かったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる