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第一章 出逢い
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あれから2回もユクシーのナカでリオネルは果て。
体もベタベタだし、夜も深けてお腹も空いたからと、ぐったりとしたユクシーをシーツにくるんだリオネルは、湯浴みと夜食の準備をカールにさせていた。
リオネルに抱き上げられお風呂まで連れて行かれ、ユクシーが新しい服を着てフラフラとリオネルの待つ寝室に戻れば、ベッドのシーツは取り替えられ、テーブルには簡単な食事が置いてあった。
「さ、食べよう。お腹空いたな」
いい運動したと言わんばかりのリオネルをユクシーはジト目で見つめてしまう。
少しはユクシーの内心を慮って欲しい。
「どうした?食べないのか?」
クラッカーの上にハムとチーズが乗ったものをリオネルがユクシーの口元に差し出す。
食べさせてくれるらしい。
「ん…美味しいです」
差し出されたものをパクリと食べれば、忘れさられていた空腹がユクシーに戻ってくる。
添えられていたワインのグラスを煽る。
「おい…悪酔いするぞ」
「飲まなきゃやってられません!」
グビグビとワインを飲むユクシーにリオネルは心配そうだ。
さっきの今で、二人に体の関係ができたことはカールに知られてしまった。
明日、カール達使用人に顔を合わせ辛い。
きっと彼は二人の関係を王城に報告するだろう。
そうすれば、二人の兄に関係が知られることになる。
こんな恥ずかしいことなんてない。
できることなら、リオネルとユクシーの関係はまだ兄達には秘密にしておきたかった。
こんな環境では使用人に内緒にしておく方が難しいのはわかっている。
それでも、羞恥は拭い去れない。
「……後悔してるのか?」
また、ユクシーの態度のせいでリオネルを不安にさせてしまったらしい。
「違います。後悔なんてしてない。ただ…恥ずかしいんです!!」
リオネルを直視することも恥ずかしくて無理たと思うくらいだ。
とりあえず今日はこのままひっそり自室に帰って眠りたい。
用意された夜食をヤケのようにムシャムシャとマナー関係なくユクシーは口の中に放り込んでいく。
しかし、さっさと食べて自室に戻るという野望はすぐにリオネルによって阻止されてしまう。
ユクシーが食べ終わった時にはリオネルの皿はとっくに空で、ユクシーが食べ終わるのを見計らいリオネルはユクシーを腕の中に閉じ込めた。
「部屋に戻ろうとか考えてるだろ」
耳に直接囁かれるリオネルの声は艶を帯びている。
ヒッと短い悲鳴をあげたユクシーは、リオネルが自分を自室に帰してくれる気などないことを悟る。
「栄養も補給したし、休憩もしたしな。すぐに俺の側を離れようとするユクシーだから、俺のものだってまだまだわからない」
「そん……な……」
ニヤニヤと笑うそんな顔さえかっこいいと思ってしまう当たり、ユクシーも大概リオネルのことが好きなのだが。
「俺はまだまだユクシーが足りないぞ」
ガブリと首筋に齧りつくリオネル。
そこにはまだ先程付けたアトが鮮明に残っているのだが、石鹸の匂い香る首元を舐めあげる。
ユクシーはもうすでにヘトヘトなのだが、日頃鍛えているリオネルはまだまだ元気らしい。
ユクシーのことを軽々と抱き上げたリオネルは、ユクシーの抵抗など無いようにベッドへと歩いていく。
「ちょっと…待って…リオネル!」
「待たないって、ユクシー」
自分に跨がり上着を脱ぐリオネルに思わず見惚れてしまうユクシーは、抵抗する最後の機会を逸してしまう。
あっという間にユクシーの着ていた物が剥ぎ取られ、ユクシーの脚の間にリオネルが体を割り入れる。
「や……もう……勘弁して下さい…」
先程までの行為が思い出されて、ユクシーは顔を手で覆う。
「ユクシーはほんとかわいいなぁ」
嫌がるユクシーの手をどけて、リオネルがユクシーの唇にキスを落とす。
「ああっ…っ!?」
ユクシーかキスに気を取られている内に、先程までの行為で緩くなっている後孔にリオネルが剛直を突き入れた。
「もう……やぁ……」
突然始まった律動にユクシーが短い悲鳴を繰り返した。
そして、リオネルがユクシーを腕に抱いて眠りについたのは朝が近くなってからだった。
気を失うように眠りに付いたユクシーは、目を開けて見えた景色にギョッとする。
「うぁっ…!!?」
起き上がろうとして、全身に走る痛みにユクシーはベッドへと体を戻す。
「起きたか?」
ユクシーの声を聞いたリオネルが隣の部屋から寝室を覗く。
リオネルはすでに朝の支度を済ませて活動を再開していたらしい。
一方のユクシーは、体のベタつきもなく夜着を着てベッドの中だ。
シーツや自分の状況を考えると、自分の意識の無い内に色々整えられていたのだとわかる。
羞恥心から叫びたい衝動を抑えながらも、ベッドの端に座るリオネルを見た。
「今、何時なんです?」
「11時だな」
「じゅういちっ…じ…」
「まだ辛いだろ?食事を運んで来るからちょっと待ってろ」
そうリオネルは言うが、ユクシーは起きようとベッドの端に腰掛ける。
「なん…で……」
ズボンを履いていない。
しかも素足の自分の太腿には、昨夜のリオネルぎ付けたアトが見える。
ユクシーは慌てて布団の中に体を戻した。
こんな格好で部屋から出て、使用人と顔を合わせるなんてことはしたくない。
「リオネル、僕のズボンはどこですか?」
しばらくして食事の乗ったワゴンを押して帰ってきたリオネルに問う。
部屋の中を見渡しても、ユクシーが履けそうなズボンは見当たらない。
「ユクシーは今日はベッドで寝てるだけなんだかはいらないだろ」
爽やかな表情でサラッとリオネルは言うが、ユクシーがそんなことを受け入れれるはずがない。
「起きますよ」
このままリオネルの寝室でベッドに一日いれない。
ユクシーはとりあえずベッドから降りようと床に足を付ける。
「うわっ」
足にまともに力が入らず、ユクシーはその場にしゃがみこみそうになる。
その寸ででリオネルが両腕を掴み、ユクシーをベッドへと戻す。
「ほら、無理だろ。今日は大人しく寝とけって」
ユクシーの頭を優しく撫でるリオネルだが、離れる前にスルリと太腿に手を這わす。
「今日はユクシーはここで過ごす。俺はユクシーが見えるところでちゃんと勉強するから」
お願いに見せかけた強制だ。
リオネルの強引さに呆れるユクシーだが、体がまともに動かないのだからリオネルの提案を受けるしかないのだろう。
結局、ユクシーはリオネルに世話をされながら一日を過ごすのだった。
体もベタベタだし、夜も深けてお腹も空いたからと、ぐったりとしたユクシーをシーツにくるんだリオネルは、湯浴みと夜食の準備をカールにさせていた。
リオネルに抱き上げられお風呂まで連れて行かれ、ユクシーが新しい服を着てフラフラとリオネルの待つ寝室に戻れば、ベッドのシーツは取り替えられ、テーブルには簡単な食事が置いてあった。
「さ、食べよう。お腹空いたな」
いい運動したと言わんばかりのリオネルをユクシーはジト目で見つめてしまう。
少しはユクシーの内心を慮って欲しい。
「どうした?食べないのか?」
クラッカーの上にハムとチーズが乗ったものをリオネルがユクシーの口元に差し出す。
食べさせてくれるらしい。
「ん…美味しいです」
差し出されたものをパクリと食べれば、忘れさられていた空腹がユクシーに戻ってくる。
添えられていたワインのグラスを煽る。
「おい…悪酔いするぞ」
「飲まなきゃやってられません!」
グビグビとワインを飲むユクシーにリオネルは心配そうだ。
さっきの今で、二人に体の関係ができたことはカールに知られてしまった。
明日、カール達使用人に顔を合わせ辛い。
きっと彼は二人の関係を王城に報告するだろう。
そうすれば、二人の兄に関係が知られることになる。
こんな恥ずかしいことなんてない。
できることなら、リオネルとユクシーの関係はまだ兄達には秘密にしておきたかった。
こんな環境では使用人に内緒にしておく方が難しいのはわかっている。
それでも、羞恥は拭い去れない。
「……後悔してるのか?」
また、ユクシーの態度のせいでリオネルを不安にさせてしまったらしい。
「違います。後悔なんてしてない。ただ…恥ずかしいんです!!」
リオネルを直視することも恥ずかしくて無理たと思うくらいだ。
とりあえず今日はこのままひっそり自室に帰って眠りたい。
用意された夜食をヤケのようにムシャムシャとマナー関係なくユクシーは口の中に放り込んでいく。
しかし、さっさと食べて自室に戻るという野望はすぐにリオネルによって阻止されてしまう。
ユクシーが食べ終わった時にはリオネルの皿はとっくに空で、ユクシーが食べ終わるのを見計らいリオネルはユクシーを腕の中に閉じ込めた。
「部屋に戻ろうとか考えてるだろ」
耳に直接囁かれるリオネルの声は艶を帯びている。
ヒッと短い悲鳴をあげたユクシーは、リオネルが自分を自室に帰してくれる気などないことを悟る。
「栄養も補給したし、休憩もしたしな。すぐに俺の側を離れようとするユクシーだから、俺のものだってまだまだわからない」
「そん……な……」
ニヤニヤと笑うそんな顔さえかっこいいと思ってしまう当たり、ユクシーも大概リオネルのことが好きなのだが。
「俺はまだまだユクシーが足りないぞ」
ガブリと首筋に齧りつくリオネル。
そこにはまだ先程付けたアトが鮮明に残っているのだが、石鹸の匂い香る首元を舐めあげる。
ユクシーはもうすでにヘトヘトなのだが、日頃鍛えているリオネルはまだまだ元気らしい。
ユクシーのことを軽々と抱き上げたリオネルは、ユクシーの抵抗など無いようにベッドへと歩いていく。
「ちょっと…待って…リオネル!」
「待たないって、ユクシー」
自分に跨がり上着を脱ぐリオネルに思わず見惚れてしまうユクシーは、抵抗する最後の機会を逸してしまう。
あっという間にユクシーの着ていた物が剥ぎ取られ、ユクシーの脚の間にリオネルが体を割り入れる。
「や……もう……勘弁して下さい…」
先程までの行為が思い出されて、ユクシーは顔を手で覆う。
「ユクシーはほんとかわいいなぁ」
嫌がるユクシーの手をどけて、リオネルがユクシーの唇にキスを落とす。
「ああっ…っ!?」
ユクシーかキスに気を取られている内に、先程までの行為で緩くなっている後孔にリオネルが剛直を突き入れた。
「もう……やぁ……」
突然始まった律動にユクシーが短い悲鳴を繰り返した。
そして、リオネルがユクシーを腕に抱いて眠りについたのは朝が近くなってからだった。
気を失うように眠りに付いたユクシーは、目を開けて見えた景色にギョッとする。
「うぁっ…!!?」
起き上がろうとして、全身に走る痛みにユクシーはベッドへと体を戻す。
「起きたか?」
ユクシーの声を聞いたリオネルが隣の部屋から寝室を覗く。
リオネルはすでに朝の支度を済ませて活動を再開していたらしい。
一方のユクシーは、体のベタつきもなく夜着を着てベッドの中だ。
シーツや自分の状況を考えると、自分の意識の無い内に色々整えられていたのだとわかる。
羞恥心から叫びたい衝動を抑えながらも、ベッドの端に座るリオネルを見た。
「今、何時なんです?」
「11時だな」
「じゅういちっ…じ…」
「まだ辛いだろ?食事を運んで来るからちょっと待ってろ」
そうリオネルは言うが、ユクシーは起きようとベッドの端に腰掛ける。
「なん…で……」
ズボンを履いていない。
しかも素足の自分の太腿には、昨夜のリオネルぎ付けたアトが見える。
ユクシーは慌てて布団の中に体を戻した。
こんな格好で部屋から出て、使用人と顔を合わせるなんてことはしたくない。
「リオネル、僕のズボンはどこですか?」
しばらくして食事の乗ったワゴンを押して帰ってきたリオネルに問う。
部屋の中を見渡しても、ユクシーが履けそうなズボンは見当たらない。
「ユクシーは今日はベッドで寝てるだけなんだかはいらないだろ」
爽やかな表情でサラッとリオネルは言うが、ユクシーがそんなことを受け入れれるはずがない。
「起きますよ」
このままリオネルの寝室でベッドに一日いれない。
ユクシーはとりあえずベッドから降りようと床に足を付ける。
「うわっ」
足にまともに力が入らず、ユクシーはその場にしゃがみこみそうになる。
その寸ででリオネルが両腕を掴み、ユクシーをベッドへと戻す。
「ほら、無理だろ。今日は大人しく寝とけって」
ユクシーの頭を優しく撫でるリオネルだが、離れる前にスルリと太腿に手を這わす。
「今日はユクシーはここで過ごす。俺はユクシーが見えるところでちゃんと勉強するから」
お願いに見せかけた強制だ。
リオネルの強引さに呆れるユクシーだが、体がまともに動かないのだからリオネルの提案を受けるしかないのだろう。
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