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 昨日はカミーユの部屋に戻ってから、身体中の埃が気になりすぐに、解散した。早くシャワーを浴びたかったのだ。

 そして今、再びカミーユの部屋に来ている。

 今日は重点的にあの部屋を調べるつもりだ。

 階段を降り、カミーユと室内に入る。ベッドは天蓋付き・文机・ソファーセット・クローゼットの中にはドレスがたくさんあり、宝石類も当時のまま残されている。その宝石はどれもかなり凝った作りで収まっている石の価値も高いだろう。バス・トイレも完備だ。扉を1つ開けると侍女用の部屋だった。

 この部屋の主と侍女は閉じ込められていたようだ。実際侍女の部屋には外に出る扉は無く、物を出し入れするような小さな窓のような扉しかなかった。

 主の部屋に戻り文机の上にある本やノートをみる。日記もあった。時間は限られているから日記は借りて行こう。本の中には呪いの本もあった。これも借りよう。他に収穫は無さそうなので、戻る事にした。

 「カレン様、カミーユ、お茶を用意しましょうか?」

 お話し部屋ひ3人で戻るとダリが声をかけてくれる。

 「いえ、うがいしたいしシャワーを浴びたいからいいわ」

 断って部屋に帰る事にする。

 呪いの本はカミーユ、日記はカレンが一旦預かり中を確認する事にした。




 部屋に帰り、カレンは日記の誇りを綺麗に払い落とす。すると中から写真が1枚ひらりと舞い落ちた。拾い上げてみるとまだ若いとても綺麗な女性と同じ歳の頃の男性が笑顔で写っていた。写真と日記をソファーの上に置き、カレンはシャワーを浴びに行った。

 薔薇のソープで身体を洗い、埃っぽさを洗い流す。うがいも念入りにする。

 お風呂から出て、侍女に紅茶をお願いし一息ついた。今からあの・・日記を読まなければならないのだ。絶対にカミーユの呪いと関係があると女の勘は訴えている。

 深呼吸をして日記を手に取り読み始めた。それは、あの部屋に囚われた日から書かれていたのだ。なぜココに来る事になったのか、読み進むうちにカレンの心はドンドン沈んでいった。

 

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