貴方との運命

19

 美緒が静かに涙を流すと、その涙を葉月の唇が受け止める。そして、ゆっくりと美緒の乳房を揉みながら唇にもキスを落としていく。

「美緒、俺を感じて抱かれろ」

 葉月はそう言い放つと、先程精を注いだ内部に自身を挿入する。バスタブに入っているお湯が、バシャバシャとうるさい程に音を立てるが、葉月の腰が止まらない。

「ああんっ、葉月さんっ！」

「美緒、しっかり俺を感じろっ！」

「あっ、んんんっ！」
 
 美緒がビクビクッと身体を震わせると、葉月も美緒の内部に精を注ぐ。

「まだだっ、まだ足りないっ！」

 葉月はザバリと美緒を抱えたままバスタブから出で、濡れたままベッドに向かう。そして美緒をベッドに投げ出すと、後ろから獣の様に繋がる。

「美緒っ、美緒っ！ちゃんと気持ちいいか？」

「うっ・ん・・・ああっ！」

 葉月は何度も美緒の名を呼びながら、中を穿つ。際奥を突きながら、沢山の精を溢れさせ、また注ぐ。

「俺は、お前との子を育てたいっ！だから、孕んでくれっ」

 言いながらまた、美緒の中に沢山の子種を放つ。

「ああっ、葉月さんっ」

 美緒がビクッと大きく跳ね、意識を飛ばす。



 しばらくして意識が戻った美緒の中には、まだ葉月がいる。

「葉月さん・・・、もう・・・」

 無理だと言おうとすると、また葉月が動き出す。喘ぎ過ぎて美緒の声は掠れてしまっているが、葉月は止まらない。途中で、咳こんでしまった美緒に口移しで水を飲ませ、また喘がせる。

「美緒、まだやめてやれそうもない。だから、ちゃんと俺を愛してくれっ！」

「葉月さんっ、ああっ」

 葉月が果てるまで、美緒の嬌声が止むことはないのだった。