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翌朝、まだ早い時間に美緒は目を覚ました。喉がカラカラに乾いて痛みがあったのだ。サイドボードにはいつもペットボトルの水が何本か置いてあるので、美緒は手に取り、喉を潤し、再び横になる。ソコにはもちろん、葉月も横たわっている。昨日の卯月の目を思い出し、美緒はブルッと身震いし、葉月の身体に身を寄せる。イヤなはずの葉月の身体は美緒に安心をくれる。
モゾリと動いた葉月は、寝返りを打ちながら、美緒の腰を抱きしめる。その行動に、美緒は更に安堵し、再び眠りについた。
翌朝、目を覚ますと既に葉月はベッドにいなかった。朝と言っても、お昼近い時間だ。
シャワーを浴び、宮田さんとお昼ご飯を共に食べ終わり、まったりしていると葉月の秘書が現れ、ケーキを置いていく。それは昨日レストランで食べ、美緒が特に気に入ったと話した種類のケーキだ。
「うわぁ、宮田さん。コレ、全部美味しいですよ~。食べたいの選んで下さいね、私は一通り食べてるんで」
と、2人で2個づつ頂く。
そんな和やかな時間に異変は起きた。
インターフォンが鳴り、宮田さんが対応する。
「排水口の点検ですって」
と、宮田さんがリビングに戻ってきた所で、業者だと思っていた男がいきなり宮田さんを羽交い締めにする。そしてもう1人の音が美緒に近寄り、宮田さんを怪我させたくなければ、素直に従えと言う。美緒はその言葉に従い、部屋から連れ出されていく。扉が閉まる前、宮田さんの美緒を心配する叫び声が聞こえた。
地下の駐車場で車に乗せられた美緒は、宮田さんが心配だった。腕は縛られていなかったが、すぐに動けないように足は縛られていたのだ。怪我とかしてないといいけど・・・。
車はしばらく走った所で、タワーマンションの地下に入って行く。美緒は車を下され、一室に連れ込まれ。ソコにいたのは、何となく予想していた男がいた。
「卯月・・・さん。何故こんな事を?」
「何故?葉月が嫌いだからに決まってるだろ?アイツは数年前に生まれたってだけで、何でも手に入れるんだ。三ノ宮本家の地位も金も。人脈も。俺にだって手に入れる権利はあるはずだ。だからまず、お前から奪ってやるよ。楽しみだな」
そう言って、卯月は部屋から出て行った。
モゾリと動いた葉月は、寝返りを打ちながら、美緒の腰を抱きしめる。その行動に、美緒は更に安堵し、再び眠りについた。
翌朝、目を覚ますと既に葉月はベッドにいなかった。朝と言っても、お昼近い時間だ。
シャワーを浴び、宮田さんとお昼ご飯を共に食べ終わり、まったりしていると葉月の秘書が現れ、ケーキを置いていく。それは昨日レストランで食べ、美緒が特に気に入ったと話した種類のケーキだ。
「うわぁ、宮田さん。コレ、全部美味しいですよ~。食べたいの選んで下さいね、私は一通り食べてるんで」
と、2人で2個づつ頂く。
そんな和やかな時間に異変は起きた。
インターフォンが鳴り、宮田さんが対応する。
「排水口の点検ですって」
と、宮田さんがリビングに戻ってきた所で、業者だと思っていた男がいきなり宮田さんを羽交い締めにする。そしてもう1人の音が美緒に近寄り、宮田さんを怪我させたくなければ、素直に従えと言う。美緒はその言葉に従い、部屋から連れ出されていく。扉が閉まる前、宮田さんの美緒を心配する叫び声が聞こえた。
地下の駐車場で車に乗せられた美緒は、宮田さんが心配だった。腕は縛られていなかったが、すぐに動けないように足は縛られていたのだ。怪我とかしてないといいけど・・・。
車はしばらく走った所で、タワーマンションの地下に入って行く。美緒は車を下され、一室に連れ込まれ。ソコにいたのは、何となく予想していた男がいた。
「卯月・・・さん。何故こんな事を?」
「何故?葉月が嫌いだからに決まってるだろ?アイツは数年前に生まれたってだけで、何でも手に入れるんだ。三ノ宮本家の地位も金も。人脈も。俺にだって手に入れる権利はあるはずだ。だからまず、お前から奪ってやるよ。楽しみだな」
そう言って、卯月は部屋から出て行った。
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