20 / 22
19
グレイン様が公爵家の仕事に専念するようになり、ソフィアとの時間がグッと増えた。
2人の距離は近いたどころか、かなり甘々な距離だ。お互いの私室に(寝室の横)お邪魔する事もある。
いつも執務に使うペンをこちらの部屋に置いてきたと言われて取りに来たのだけれど。あるとしたら絶対に机の上よね。ペンはすぐに見つかった。しかし、引き出しが開いていたので、閉めようと思ったが好奇心でついつい覗いてみてしまった。
書類や小物と一緒に、少し高そうな箱が入っている。思わず手に取り開けてみる。そこに入っていたのはーーー。
「ハンカチ?何か特別に頂いたモノなのかしら?」
特別な人から?そう思うと胸が苦しい。
グレイン様は素敵な方ですもの。過去に恋人がいたって、思い出のモノがあったって不思議ではない。
その時、部屋の扉が開いた。
「ソフィア、遅いからどうしたのかと思って。あっ・・・」
ソフィアが手にしている箱にグレイン様は気がついた。
「ごめんなさいっ。大切な思い出なのですよね?勝手に開けてしまって」
慌てて蓋をし、元の場所にしまおうとすると、グレイン様がすぐそばまでやって来た。
怒られるっ!
しかし、グレイン様はソフィアからその箱を取り上げ、中のハンカチを取り出し広げて見せた。
「えっ?私が刺繍したハンカチ?でも、こないだプレゼントしたモノとは色が違う?」
こないだプレゼントした刺繍は、水色・青色紺色・の3色だ。しかし、箱から出てきたハンカチの刺繍は紫色。アルフベッドのデザインは同じだ。
「何で?」
「あ~、いつかは話さなきゃと思ってはいたんだけどね。まあ、そのいつかが今か」
そして、ソファーに座りグレイン様がハンカチを買った時からその後、グレイス家の債権を手に入れる事になった流れ、問題の婚約。
「えっ。グレイン様は私を望んでくれていたのですか?はじめから?」
「双子だとは知らなくてな。どうしようかと思ってはいても言い出せなくて、式の当日になってしまい、カレンが駆け落ちしてくれて助かった」
(少し嘘を混ぜるが、許せ。駆け落ちするように仕向けていたとは言えないだろ)
「まあ。ではカレンは・・・」
「戻ってきたら謝りたいと思っている」
「そうですね。でも、私はグレイン様の妻になれて良かったです。カレンには何度かヤキモチ妬いちゃったけど」
「すまなかった。俺は最初からソフィアを妻にしたかったのだ」
2人は見つめ合いキスをし、そのままベッドルームに移動して愛を確かめ合った。
2人の距離は近いたどころか、かなり甘々な距離だ。お互いの私室に(寝室の横)お邪魔する事もある。
いつも執務に使うペンをこちらの部屋に置いてきたと言われて取りに来たのだけれど。あるとしたら絶対に机の上よね。ペンはすぐに見つかった。しかし、引き出しが開いていたので、閉めようと思ったが好奇心でついつい覗いてみてしまった。
書類や小物と一緒に、少し高そうな箱が入っている。思わず手に取り開けてみる。そこに入っていたのはーーー。
「ハンカチ?何か特別に頂いたモノなのかしら?」
特別な人から?そう思うと胸が苦しい。
グレイン様は素敵な方ですもの。過去に恋人がいたって、思い出のモノがあったって不思議ではない。
その時、部屋の扉が開いた。
「ソフィア、遅いからどうしたのかと思って。あっ・・・」
ソフィアが手にしている箱にグレイン様は気がついた。
「ごめんなさいっ。大切な思い出なのですよね?勝手に開けてしまって」
慌てて蓋をし、元の場所にしまおうとすると、グレイン様がすぐそばまでやって来た。
怒られるっ!
しかし、グレイン様はソフィアからその箱を取り上げ、中のハンカチを取り出し広げて見せた。
「えっ?私が刺繍したハンカチ?でも、こないだプレゼントしたモノとは色が違う?」
こないだプレゼントした刺繍は、水色・青色紺色・の3色だ。しかし、箱から出てきたハンカチの刺繍は紫色。アルフベッドのデザインは同じだ。
「何で?」
「あ~、いつかは話さなきゃと思ってはいたんだけどね。まあ、そのいつかが今か」
そして、ソファーに座りグレイン様がハンカチを買った時からその後、グレイス家の債権を手に入れる事になった流れ、問題の婚約。
「えっ。グレイン様は私を望んでくれていたのですか?はじめから?」
「双子だとは知らなくてな。どうしようかと思ってはいても言い出せなくて、式の当日になってしまい、カレンが駆け落ちしてくれて助かった」
(少し嘘を混ぜるが、許せ。駆け落ちするように仕向けていたとは言えないだろ)
「まあ。ではカレンは・・・」
「戻ってきたら謝りたいと思っている」
「そうですね。でも、私はグレイン様の妻になれて良かったです。カレンには何度かヤキモチ妬いちゃったけど」
「すまなかった。俺は最初からソフィアを妻にしたかったのだ」
2人は見つめ合いキスをし、そのままベッドルームに移動して愛を確かめ合った。
あなたにおすすめの小説
密室に二人閉じ込められたら?
水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?
ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
結婚式に代理出席したら花嫁になっちゃいました
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
美希は平日派遣の事務仕事をしているが、暇な土日に便利屋のバイトをしている。ある日、結婚式の友人の代理出席をする予定で式場にいたのに!?
本編は完結してますが、色々描き足りなかったので、第2章も書いています。
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
パーキングエリアに置いていかれたマシュマロボディの彼女は、運ちゃんに拾われた話
狭山雪菜
恋愛
詩央里は彼氏と1泊2日の旅行に行くハズがくだらないケンカをしたために、パーキングエリアに置き去りにされてしまった。
パーキングエリアのフードコートで、どうするか悩んでいたら、運送会社の浩二に途中の出口に下ろすと言われ、連れて行ってもらう事にした。
しかし、2人で話していく内に趣味や彼に惹かれていって…
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。