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南無南無
しおりを挟むここまでのあらすじ。
メイドのマリーさんの暗躍(たろちゃんにのみ)。
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僕を抱っこしてくれてる執事さんはダンさんです。にこにこしながら快く抱っこしてくれました。周りからお花が飛んでいるのが見える気がする。嬉しかったのかな。なんかそんなに喜んでもらえると僕も嬉しくなっちゃうな!
そんな感じでダンさんやマリーさんとお話しながら、にこやかにお庭へ向かいました。お庭はやっぱり遠かったから抱っこおねだりは正解だったよ。
.........そういえば騎士ーズいないけど、どこいったんだろう。
お庭につく手前で、肩を上下させて明らかに『走ってきました!!』っていう様子の騎士さんが待ってた。
「ハァッハァッ...神子様。お初にお目にかかります。ロイと申します。先程は部下が大変失礼致しました。3人に変わりまして私が護衛兼側人を務めさせて頂きます。」
こ......今度の騎士さんはまともだぁぁぁ!そして騎士ーズは強制交代か......南無南無........。
僕の感動と南無南無が通じたのかな。ロイさんは苦笑いしていた。
「はじめまして、太郎です。ロイさん、よろしくお願いします。」
僕がダンさんの腕の中から会釈すると、許可が降りたとばかりにダンさんから僕を受け取っていた。
ダンさんの腕もよかったけど、さすが騎士。筋肉による安定感が違いますね。.........1番はティオだけど。
そんな脳内品評会を開催しつつ、僕達はお庭に足を踏み入れました。
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ちなみに。
騎士ーズは青筋立てたマリーさんに『ハウスッ!』されておりました。ずっとたろちゃんの近くにいたのにどうやったんでしょうねぇ......。
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