「結婚式当日に捨てられた私は、隣国で大地の聖女と呼ばれています ~役不足とおっしゃった元婚約者様、うちの王様が返すつもりはないそうです~」

結婚式当日、花婿アルノルトに言われた言葉は「お前では役不足だ」。
白いドレスのまま会場を出たヴェリアは、そのまま国境を越えた。
流れ着いた隣国レグナ王国の農村で、枯れた畑が一夜にして蘇る。
気づけばヴェリアは「大地の聖女」と呼ばれ、無口な国王カシアスに「王城に来い」と連れていかれていた。
崇められても、溺愛されても、ヴェリアはただ静かに生きていく。
そしてやがて——かつての婚約者が凶作に苦しむ国を背負い、ヴェリアを取り戻しに現れる。
カシアスの返答は一言だった。
「断る」
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