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第61話
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それにしても不思議な光景だ。
火山の火口に建てられてるのは本当に立派なお城だ。
中世を思わせる王道的な白い壁と赤い尖った屋根、本当に使用人が数百人くらいの人が中で働いていそうなくらい大きい建物だ。
そしてその周りには大小いくつもの温泉ができていて今も白い湯をもくもくと出している。
そんなファンタジー(というかミスマッチじゃね?)な光景が我がダンジョンに突如出現した温泉火山の頂上には広がっていた。
意味がわからないね。
「ダンジョンで生活をしだして、変わった光景とかには慣れたつもりだったけどこれには驚いたな」
しみじみそんなことをつぶやいていた。
すると目の前でやたらと騒がしい何かが現れた。
「ちょっ放しなさいよこのっこのー!」
あれは…アヤメか?
何をしてるんだ。
アヤメは空を飛んでいた、よくよく見てみると、入浴カピバラが何体も集まりアヤメをその小さな前足それぞれが掴んで空を浮いていたのだ。
てか既にドレス姿じゃなくなってる。
新しいタオルを捲いて入浴する気満々なスタイルである。
そんなアヤメが空を飛んでいた。
あの小っさい羽でカピバラたちは空を飛んでいる姿は何度みても不思議だ。
ドラゴンだと聞いていたからまあ空くらい飛べるんだろうなと思ってはいたけれど。
「あれは一体?」
「ああっあの小娘はどうやら気難しい入浴カピバラが入っている温泉に入ろうとしたな」
気難しい入浴カピバラ?
謎の単語がまた出て来たな。
「それは一体……?」
「カピバラにも性格や個性がある、他の種族と温泉に入る事を気にしない個体も多いが逆に同じ竜の眷属としか共に入浴をしない者もいるのだ」
なるほどあのカピバラたちは自分たちのことを本当にドラゴンだと思っているんだな。
なんか事情を知らない人間からすれば鼻で笑ってしまいそうな話ではあるが現に今アヤメは空につるし上げられている。
あれには何の理由があるのだろう。
「それならあのアヤメを捕まえて飛んでいるのは何が目的なんです?」
「あれは…………制裁だ」
こっわ、えっなんでそんな物騒な単語が出て来んの?
ちょっと引いてる私を無視してレッドドラゴンは話を続けた。
「奴らは自分たちのテリトリーに入浴してきた部外者を捕らえあのように少し高い場所から……温泉にダイブさせるのだ」
「………………ダイブですか」
なんだよ単なる嫌がらせじゃん。
あっカピバラ達がアヤメを放した。
「のぉおおおおおーーーーーーっ!」
ザッパァアアアーーーーーンッ!
アヤメのやつは自身の真下の温泉に少し高いところからダイブさせられた。
あれはお腹を打ったな。
痛いだろうなあアヤメ。
あっ温泉からアヤメがプカッと浮いてきた。
すぐに起き上がり空を飛ぶはカピバラに対してブーブーと文句を言っている。
なんて言うかまあ…次からはカピバラたちにも色々いるんだよということを教えてあげようと思う。
「……さて一通り案内は終わった訳だが、お主たちはこれからどうするつもりだ?」
「とても有意義な経験をさせてもらいました、ただまだこの成長したダンジョンの変化を全て確認出来ていない。温泉もお城の観光もこれくらいにしてまたダンジョンの様子を見に戻ろかと思います」
なんかこのレッドドラゴンの話は山頂のこの城に俺たちが来ること自体が目的だったみたいだった。
それは果たした、ならばもう普通に帰って大丈夫だろう。
「そうか、ならばそこのダンジョンコアの女か使用人の誰かにでも話をすると良い、瞬間移動ならあやつらも使えるしな」
「そっそれは凄いですね」
やっぱりあのいきなり登場したのは瞬間移動だったんだな。
ハルカが持ってるあのすごく便利なスキルをこのお城に勤めてるドラゴンメイドはみんなも使えるというのか。
それはめちゃくちゃすごくないかな。
ドラゴンってやっぱり種族全体がチートだったりするのだろうか。
「ヒロキさん、私はいつでも帰るわよ? アヤメもそこにいるから連れて帰りましょう」
「わかった取り敢えず、一度は引き上げるけどまた来てもいいですか?」
「ああっ何時でも来るといい、ああそれとな……」
レッドドラゴンはこちらを見る、そして笑った。
「改めて名乗っておくぞ、私の名はラグネシアだ」
そう言えば自己紹介もしてなかった…案外私も緊張していたんだな。
「失礼しました。私は一河広樹です」
「私はハルカ、そしてあの温泉にいるのはアヤメよ」
アヤメは相変わらず温泉の中でカピバラに向かって何やら文句を言っている。
タオルで大事なところを隠してはいるもののなかなかに困った感じになっている。視線は外しとこ。
なんかちょっと彼女が連れであるって説明するのちょっと恥ずかしいな。
そんなことを思いつつ私たちは火竜城から一度引き返すことにした。
今度来る時は何かしら手土産でも持ってこようかと思う私だ。
そして後日、温泉を発見した事をダンジョンにバイトしにきた高校生探索者の矢野アズサ、赤城響、紺野さゆり、そして先生の高見ルイシュの4人に話した。
「温泉!?」
「温泉とかダンジョンにあるの!?」
「………温泉」
「………普通ないのだけど、いえっ何でもないです」
「と言う訳で今日のダンジョンでの採取ノルマを終わられたらその温泉に行ってみたい人は…」
女子高生3人が手を挙げた。
素直なのは良いことだ、見ると高見さんも結構気になってる様子だ。
彼女たちはみんな温泉に行く気満々のようだな。
ちなみにレッドドラゴンことラグネシアや火竜城のことは何も話していない。
そしてちょっとハルカに頼んで連絡をしてまた突然のサプライズ登場をお願いするつもりだ。
彼女たち4人が先日の私たちみたいに めちゃくちゃ驚く姿が目に浮かぶね。
最も私は彼女たちが入浴するときは外にいるので安全地帯だから問題ない。
どんな風に驚いていたか後でアヤメにでも教えてもらうつもりだふふのふ~。
火山の火口に建てられてるのは本当に立派なお城だ。
中世を思わせる王道的な白い壁と赤い尖った屋根、本当に使用人が数百人くらいの人が中で働いていそうなくらい大きい建物だ。
そしてその周りには大小いくつもの温泉ができていて今も白い湯をもくもくと出している。
そんなファンタジー(というかミスマッチじゃね?)な光景が我がダンジョンに突如出現した温泉火山の頂上には広がっていた。
意味がわからないね。
「ダンジョンで生活をしだして、変わった光景とかには慣れたつもりだったけどこれには驚いたな」
しみじみそんなことをつぶやいていた。
すると目の前でやたらと騒がしい何かが現れた。
「ちょっ放しなさいよこのっこのー!」
あれは…アヤメか?
何をしてるんだ。
アヤメは空を飛んでいた、よくよく見てみると、入浴カピバラが何体も集まりアヤメをその小さな前足それぞれが掴んで空を浮いていたのだ。
てか既にドレス姿じゃなくなってる。
新しいタオルを捲いて入浴する気満々なスタイルである。
そんなアヤメが空を飛んでいた。
あの小っさい羽でカピバラたちは空を飛んでいる姿は何度みても不思議だ。
ドラゴンだと聞いていたからまあ空くらい飛べるんだろうなと思ってはいたけれど。
「あれは一体?」
「ああっあの小娘はどうやら気難しい入浴カピバラが入っている温泉に入ろうとしたな」
気難しい入浴カピバラ?
謎の単語がまた出て来たな。
「それは一体……?」
「カピバラにも性格や個性がある、他の種族と温泉に入る事を気にしない個体も多いが逆に同じ竜の眷属としか共に入浴をしない者もいるのだ」
なるほどあのカピバラたちは自分たちのことを本当にドラゴンだと思っているんだな。
なんか事情を知らない人間からすれば鼻で笑ってしまいそうな話ではあるが現に今アヤメは空につるし上げられている。
あれには何の理由があるのだろう。
「それならあのアヤメを捕まえて飛んでいるのは何が目的なんです?」
「あれは…………制裁だ」
こっわ、えっなんでそんな物騒な単語が出て来んの?
ちょっと引いてる私を無視してレッドドラゴンは話を続けた。
「奴らは自分たちのテリトリーに入浴してきた部外者を捕らえあのように少し高い場所から……温泉にダイブさせるのだ」
「………………ダイブですか」
なんだよ単なる嫌がらせじゃん。
あっカピバラ達がアヤメを放した。
「のぉおおおおおーーーーーーっ!」
ザッパァアアアーーーーーンッ!
アヤメのやつは自身の真下の温泉に少し高いところからダイブさせられた。
あれはお腹を打ったな。
痛いだろうなあアヤメ。
あっ温泉からアヤメがプカッと浮いてきた。
すぐに起き上がり空を飛ぶはカピバラに対してブーブーと文句を言っている。
なんて言うかまあ…次からはカピバラたちにも色々いるんだよということを教えてあげようと思う。
「……さて一通り案内は終わった訳だが、お主たちはこれからどうするつもりだ?」
「とても有意義な経験をさせてもらいました、ただまだこの成長したダンジョンの変化を全て確認出来ていない。温泉もお城の観光もこれくらいにしてまたダンジョンの様子を見に戻ろかと思います」
なんかこのレッドドラゴンの話は山頂のこの城に俺たちが来ること自体が目的だったみたいだった。
それは果たした、ならばもう普通に帰って大丈夫だろう。
「そうか、ならばそこのダンジョンコアの女か使用人の誰かにでも話をすると良い、瞬間移動ならあやつらも使えるしな」
「そっそれは凄いですね」
やっぱりあのいきなり登場したのは瞬間移動だったんだな。
ハルカが持ってるあのすごく便利なスキルをこのお城に勤めてるドラゴンメイドはみんなも使えるというのか。
それはめちゃくちゃすごくないかな。
ドラゴンってやっぱり種族全体がチートだったりするのだろうか。
「ヒロキさん、私はいつでも帰るわよ? アヤメもそこにいるから連れて帰りましょう」
「わかった取り敢えず、一度は引き上げるけどまた来てもいいですか?」
「ああっ何時でも来るといい、ああそれとな……」
レッドドラゴンはこちらを見る、そして笑った。
「改めて名乗っておくぞ、私の名はラグネシアだ」
そう言えば自己紹介もしてなかった…案外私も緊張していたんだな。
「失礼しました。私は一河広樹です」
「私はハルカ、そしてあの温泉にいるのはアヤメよ」
アヤメは相変わらず温泉の中でカピバラに向かって何やら文句を言っている。
タオルで大事なところを隠してはいるもののなかなかに困った感じになっている。視線は外しとこ。
なんかちょっと彼女が連れであるって説明するのちょっと恥ずかしいな。
そんなことを思いつつ私たちは火竜城から一度引き返すことにした。
今度来る時は何かしら手土産でも持ってこようかと思う私だ。
そして後日、温泉を発見した事をダンジョンにバイトしにきた高校生探索者の矢野アズサ、赤城響、紺野さゆり、そして先生の高見ルイシュの4人に話した。
「温泉!?」
「温泉とかダンジョンにあるの!?」
「………温泉」
「………普通ないのだけど、いえっ何でもないです」
「と言う訳で今日のダンジョンでの採取ノルマを終わられたらその温泉に行ってみたい人は…」
女子高生3人が手を挙げた。
素直なのは良いことだ、見ると高見さんも結構気になってる様子だ。
彼女たちはみんな温泉に行く気満々のようだな。
ちなみにレッドドラゴンことラグネシアや火竜城のことは何も話していない。
そしてちょっとハルカに頼んで連絡をしてまた突然のサプライズ登場をお願いするつもりだ。
彼女たち4人が先日の私たちみたいに めちゃくちゃ驚く姿が目に浮かぶね。
最も私は彼女たちが入浴するときは外にいるので安全地帯だから問題ない。
どんな風に驚いていたか後でアヤメにでも教えてもらうつもりだふふのふ~。
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この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
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