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2年目 ~恋をしてしまった僕、“最低”への道のり、未来への小さな一歩~
第15話 恋の形
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感情とは、気が付いたら収集がつかなくなるものだ。
例えば、怒り。
1年目、野球部であった出来事がよい例だろう。
アイツの一言によって、僕の怒りを貯めていた箱は溢れ、怒りの欠片は結晶となり、気がつけば感情を支配していた。
そうして、僕はアイツを傷付け、自分も傷付いた。
そして、恋心。
この感情はいつも微熱を帯びている。
そして、異性の甘い言葉によってその熱の温度をあげる。
夏休みが終わり、二学期になった。
それからというもの、僕はおかしかった。
空を睨んでいると思えばいつのまにか、目であの子を追っていたり。
そして、休み時間ではあの子がいる比較的僕が話しやすいグループに混じって会話をしていたり。
あのコロコロと変わる笑顔が可愛くて、ロングもショートも似合う髪を撫でたくて、小さくて触れればすぐに壊れそうな華奢な体を抱きしめたくて。
そして、何よりも。
その笑顔を一番近くで見たくて。
僕は必死になって、あの子と仲良くなっていった。
……仲良くなろうとした。
だけど。
幻のように儚くて。
何度も帰ったあの道が恋しくて。
独りよがりの自分勝手な物語に置き換えていたから、傷つけてしまったのだろう。
……恋なんてしなければよかった。
あの時間は全て無意味だったのかな。
例えば、怒り。
1年目、野球部であった出来事がよい例だろう。
アイツの一言によって、僕の怒りを貯めていた箱は溢れ、怒りの欠片は結晶となり、気がつけば感情を支配していた。
そうして、僕はアイツを傷付け、自分も傷付いた。
そして、恋心。
この感情はいつも微熱を帯びている。
そして、異性の甘い言葉によってその熱の温度をあげる。
夏休みが終わり、二学期になった。
それからというもの、僕はおかしかった。
空を睨んでいると思えばいつのまにか、目であの子を追っていたり。
そして、休み時間ではあの子がいる比較的僕が話しやすいグループに混じって会話をしていたり。
あのコロコロと変わる笑顔が可愛くて、ロングもショートも似合う髪を撫でたくて、小さくて触れればすぐに壊れそうな華奢な体を抱きしめたくて。
そして、何よりも。
その笑顔を一番近くで見たくて。
僕は必死になって、あの子と仲良くなっていった。
……仲良くなろうとした。
だけど。
幻のように儚くて。
何度も帰ったあの道が恋しくて。
独りよがりの自分勝手な物語に置き換えていたから、傷つけてしまったのだろう。
……恋なんてしなければよかった。
あの時間は全て無意味だったのかな。
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