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三章 贋作者騒動
another:ヴァルテンベルク家の夜会②:Sideノア
しおりを挟む伯爵家の使用人に案内されて辿り着いたのは、パーティー会場から離れた場所にある部屋だった。呼び出されたノアについて来てくれたアイシーが、ポツリと「あれ、この部屋って……」と呟く。
ドアを開けて中に入ると、そこにはルートヴィヒ=ヴァルテンベルク伯爵がいた。不健康そうな青白い顔と細身の体躯は、神経質そうな印象だ。何度か顔を合わせたことがあり、その度に、実弟のアイシーとはあまり似ていないなと思う。
ノアは目を丸くして驚いた。何故なら、ヴァルテンベルク伯爵の部屋の中に、自身の婚約者であるプリシア=ローズハートがいたからだ。目が覚めるようなオレンジ色のドレス姿で、ソファに腰かけている。
「ノア=クローバーフィールド君ですね」
「っ、はい」
口調は丁寧で声音も穏やかだが、どこか冷たさを孕んだ声だ。そんな声で名前を呼ばれて、ノアはガラにもなく背筋が凍る思いをしていた。友人の兄だと気軽に接することは許さない。まるで、そう言われているかのようだ。
「私をお呼びだと伺いましたが、婚約者が何か粗相でも……?」
一番ありえそうな理由を口にした。
「ちょっとノア! 失礼なこと言わないで!」
プリシアが声を上げる。高位貴族のいる場所で完全に礼を失する行為だ。それが分からないのだろうか。今の状況を理解できていないが、ノアはプリシアの行動に眉を寄せて、不快感を露わにした。
「あたしは何もしてないわよ!」
後ろで部屋のドアが閉まる。使用人は出て行き、その場には伯爵とアイシー、ノアとプリシアの四人だけになった。密室だ。緊張するノアの内心など知らず、プリシアはぎゃあぎゃあ声を荒げている。ノアは気が気ではなかった。何せヴァルテンベルク伯爵は女嫌いだという話だ。喚くプリシアの声なんて、不快でしかないだろう。
ちらりとルートヴィヒ=ヴァルテンベルク伯爵を見て、ノアはハッとした。彼は不快そうな顔などしていない。むしろ機嫌が良さそうだ。女嫌いという話はなんだったのだと、ノアは友人のほうを見る。するとアイシーもポカンとした顔で、兄を見つめていた。どうやらこれは、よほどおかしな状況らしい。
「ノア君、緊張しなくてもいいですよ。彼女のことで叱責するために君をここへ呼んだわけではありませんからね」
「は、はい……」
「パーティー会場を抜けて休憩室へ行こうとして、道が分からなくなったそうです。私がいるこの部屋にノックもなく急に入って来ましてね」
「っ、申しわけございませんでした。彼女が、おひとりの時間を邪魔してしまったようで……!」
「かまいません。無礼な行いへの不快感が吹き飛んでしまうほど、いいことがありましたので」
「兄さん、いいことって?」
アイシーが思わずといった風に尋ねる。彼も兄の様子が気になって仕方なかったのだろう。つまりそれだけ、普段からは考えられないほど、今のルートヴィヒ=ヴァルテンベルク伯爵は上機嫌ということだ。
「アイシー、君はここがなんの部屋か知っているでしょう?」
「うん、兄さんがニヤニヤしながら絵を見る部屋。で、奥のドアの向こうが、お気に入りのなんたらって画家の絵を集めた部屋……だよな?」
「なんたらではなく、ルーカス=アストライオスです。形のないものすら描く、天に選ばれた存在……光の画家ですよ、偉大なる。彼の作品は素晴らしい……有象無象に正体を見せようとしない、孤高の存在です……」
伯爵の目はどこか遠くを見ているようだった。うっとりとした、恍惚の表情にも見えて、ノアは言葉を失う。否定しても肯定しても藪蛇だと察し、口を噤むことを選んだ。しかし空気を読めないのか読まないのか、プリシアが「あたしは好きじゃなかったわ」と言い出した。
「さっき見たけど、人がいないのよ。景色だけなの。それも山とか花とか動物とか、田舎で見るようなものばっかり。もっといろいろ描けばいいのにね」
「プリシア!」
「きゃっ! 何よ、急に大きな声出して!」
「君は少し口を閉じていろ!」
思わず声を荒げてしまう。格上の伯爵の好きなものを否定するかのような発言をするなど、あってはならない。爵位の高い貴族の逆鱗に触れることは、破滅に直結しかねないのだ。友人のアイシーの性格を考えれば取りなしてはくれるだろう。しかし、それがどこまで伯爵に伝わるかは分からない。
プリシアを怒鳴ったノアは、ルートヴィヒ=ヴァルテンベルク伯爵の前に進み、深く頭を下げた。婚約者の尻拭いをするのはゴメンだが、そんなことを言っている場合ではない。下手を打てばローズハート男爵家など簡単に潰される。婿入り先がなくなれば、将来の展望も白紙撤回。将来設計から、全てやり直さなければならなくなる。ノアは謝罪の言葉を口にしながら、何も考えていない婚約者を忌々しく思った。
「ノア君。頭をお上げなさい」
しかし、予想に反して、上から降ってきたのは穏やかな声だ。ノアはおそるおそる頭を上げた。
「気にしなくてもいいと言いましたよ。彼女の無礼は許します。掛け替えのない情報をいただきましたので」
「情報、ですか?」
「ノア君、君にも見せてあげましょう」
「え……はい……」
ゆったりした動きで伯爵が一枚の絵を持ってくる。裏返してあった絵が表に向けられて、ノアはハッとした。その絵に描かれている景色に、見覚えがあったからだ。
「それは、ローズハート領の……」
領内の小高い丘から見た景色だ。なんでもない農村と、その向こうには普通の家よりは大きいが、貴族の屋敷としては手狭な広さの、赤い屋根の屋敷が描かれている。村全体に光が差し、爽やかな風を感じる絵――
「は、ははっ、傑作ですね! いや、運命と呼ぶべきでしょうか?」
「兄さん……?」
「ルーカス=アストライオスは謎に包まれた画家です。本人の正体はおろか、どこの景色を描いているのかもわかっていなかった。それなのに今日、ひと目見ただけで場所を言い当てる人に会えるなんて! それもふたりも!」
「あの……ヴァルテンベルク伯爵……?」
「君たちに分かりますか? これはとても素晴らしいことなんですよ。謎に包まれていたベールが明かされる時が近付いています。有名でもない田舎の男爵領……ルーカス=アストライオスの絵を求める、王都の貴族たちが場所を知らないはずです」
「田舎の男爵領って、兄さん、ちょっと言いすぎだって……」
アイシーはフォローしてくれようとするが、ローズハート領が田舎の男爵領であるのは事実だ。基本的に王都と関わることはなく、近隣の男爵領、子爵領で慎ましやかに経済を回している。
観光に来る人間もおらず、外からの収入はほとんどない。貧乏な田舎の領地は何か手を講じなければ、ずっと貧乏なままだ。ノアは自分の代で儲かる仕組みを整え、現状を変えたいと思っていた。学園の同期の友人たちの中の、アイシーをはじめとする何人かには声をかけている。いくつかの事業計画を考えて彼らに見せれば、それなりに好感触だった。
「ノア君、プリシアさん、他の絵も確認してください。他の絵でも描かれているのがローズハート男爵領であったなら、これからすぐ現地へ向かいます」
「え……これから、ですか?」
「そんなの嫌よ! あたしはまだ男爵領へは行かないわ! 王都にいれる時間は残り少ないんだから!」
「では、ノア君、ふたりで行きますよ」
「はい。ご一緒させてください」
いくら機嫌がいいとはいえ、ヴァルテンベルク伯爵がいつまでプリシアの無礼を寛大な心で見逃してくれるか分からない。同行させないほうがいいだろう。瞬時にそう判断したノアは、伯爵に頭を下げて承諾した。
「おい、ノア、本当に行くのか?」
「ああ。ヴァルテンベルク伯爵のお望みとあれば、ローズハート男爵も何もおっしゃらないだろう。一応、話は通しておくけどな」
「ふーん、卒業旅行も兼ねて、俺も行こっかな」
「婚約披露パーティー後に、婚約者を置いてか?」
「……ダメかぁ」
「ダメだろうな」
友人が心配してくれているのは分かっている。弟の目から見ても、それなりに癖のある人物なのだろう。
出しゃばらない、遮らない、絶妙なタイミングの相槌、尋ねられた問いへの的確な答え……爵位が上の貴族との付き合い方は、学んでいる。子供の頃からプリシアとの結婚が決まっていた。割と早い段階で、彼女に社交は任せられないと、見限っていたからだ――。
その後、確認のために足を踏み入れた奥の部屋には、ルーカス=アストライオスの絵が七枚飾られていた。そんなに多く出回っている絵ではないらしく、これだけ持っている者はあまりいないらしい。その全ての絵の景色に、ノアは見覚えがあった。将来、受け継ぐ領地だ。かの地を訪れた時には、あちこち歩き回って、いろんなところを見ていた。
「すべて、ローズハート男爵領の景色です」
「そうですか。では行きましょう」
絵を飾った部屋のドアに五つの鍵をかける。プリシアとアイシーが残っていた部屋からも出て鍵をかけると、ヴァルテンベルク伯爵は「表に馬車を回しておきます」と言って足早に立ち去って行った。
そのあとを追おうとして、ふとノアの足が止まる。
「アイシー」
「なんだ?」
ノアはアイシーの傍へ行き、こっそり尋ねた。
「確認しておくが、本当に、伯爵はただの女嫌いで……男が好き、というわけではいんだな?」
「俺はそう思ってる。本人に面と向かって聞いたことはないけど」
「……そうか。わかった」
今度こそ、ノアはルートヴィヒ=ヴァルテンベルク伯爵のあとを追った。
豪華な四頭立ての馬車には、ノアと伯爵、そして護衛の屈強な男が同乗した。馬車に乗る前、ノアがローズハート男爵宛てにしたためた手紙は、プリシアをタウンハウスへ送り届けるついでに渡しておいてくれるよう、アイシーに頼んだ。プリシアに任せることはできない。信頼感なんて露ほどもなかった――。
王都から馬車を走らせること一週間。
ヴァルテンベルク伯爵は馬を乗り潰しながら進んだ。金に物を言わせた行程だったが文句を言う人間はいない。馬車の中ではいかにルーカス=アストライオスが素晴らしいかを、ひとりで語っていた。護衛の男はうんともすんとも言わず、ノアはタイミングを計りながら、相槌を打ったり、疑問を口にしたり、彼が気持ち良く話せるように注力した。
権力者や金持ちに、媚び諂うことに躊躇いはない。今の自分がヒエラルキーのどこにいるのか、ノア=クローバーフィールドはよく分かっている。これから先、のし上がって行くためなら、できることは、なんでもやる覚悟だ。
(『ルーカス=アストライオス』か……)
ノアには確信があった。
その画家の絵に魅了されている人間は、ルートヴィヒ=ヴァルテンベルク伯爵だけではない。芸術は金になるのだ。何人もの貴族たちが、ルーカスの絵のためなら、いくらでも私財をはたくだろう。そんな画家が、婿入り先の、観光資源すらない田舎の景色を描き続けている。これを軸に……観光の事業計画を立てれば、必ず成功するに違いない。幸いにも、後押ししてくれそうな金持ちは、同じ馬車に乗っている。
(ローズハート男爵領で観光事業を起こそうなんて、考えてもみなかった。近隣の領地も含めて、あの辺は何もない場所だ)
婿入りしてすぐ、領地の統治や運営に口を出すための、絶好の手土産にもなるだろう。必ずやり遂げなければならない。
そんな思いを抱きながら、ノアは絵に描かれていた場所を順番に巡り、ヴァルテンベルク伯爵を案内していく。彼はなんでもないただの田舎の景色に、いちいち感動し、声を震わせ、時には涙すら流し――何日もかけて男爵領を見て回った。
――それからは忙しい毎日だ。
村に食事処や宿泊施設を新しく建設し、ルーカス=アストライオスの絵のモデルとなっている場所を記した案内板を設置した。もちろん景観を損ねたり、絵の中に描かれている部分には手を加えない。ルートヴィヒが完璧に監修し、ノアは誠実に実行していく。ノアはしばらく領地と王都を往復する生活を送った。
同時に、絵の説明も含めた現地の案内ができる、芸術への造詣が深い人物を王都から招聘した。村人からの不満がでないように、儲かる、新しい仕事を斡旋するのも忘れない。元手の費用はヴァルテンベルク伯爵家が、タダ同然の利子で貸してくれた。その上、建設業者も紹介してくれる徹底ぶりだ。
おそらく、口留めの意味もあったのだろう。
観光地としての下地が完成した頃、新聞に『ルーカス=アストライオス』の手記が掲載された。有力な貴族は情報統制や収集のために、新聞社を所有していることがある。その新聞社の後ろ盾になっているのは、ヴァルテンベルク伯爵家だった。
(俺は、何も言わない)
領地に来るはずだったプリシアは、ローズハート男爵領が有名になったことで、パーティーに呼ばれることが増え、そのまま王都に残っている。ノアにしてみれば願ったり叶ったりだ。おかげで自由に男爵領で事業に集中できる。
手記が掲載された新聞は飛ぶように売れているらしい。日に日に増える観光客がそれを物語っていた。
(皮肉な話だな)
ローズハート男爵領にとってなんの役にも立たない、いずれ跡継ぎを産むだけの存在だと思っていた婚約者が、すべてのきっかけだ。図々しく伯爵の私室に飛び込み、絵を見て、それが自分の家の領地の絵だった、なんて。ヴァルテンベルク伯爵が言っていたように、すべては運命なのかもしれない。
何かに引き寄せられるように、プリシア=ローズハートはルーカス=アストライオスの絵に導かれた――なんて。ノアは王都で起きていることを見ないふりをして、男爵領のために走り回る。
彼女が五年もの間、過ごした場所だ。
大事に護り、育てて、名前を売って……ほんの少しでいいから、遠く離れた場所にいる彼女の力になりたかった。名前も知らない男爵領の娘より、王都の貴族が足を運ぶ評判の観光地である男爵領の娘のほうが、きっと、いいはずだ。
ノア=クローバーフィールドは本気でそう、思っている――。
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