5 / 7
第5話 護衛騎士との再会
しおりを挟む
クラリスは封書を手にしたまま、その場に立ち尽くしていた。王都の紋章が押された朱の封。その色はあの夜、レオンハルトが差し出した別れの文書と同じ色だった。あの日と違うのは、今の自分がただの令嬢ではなく、自分の意志で生きる一人の人間だということ。
ノアがそっと彼女の肩に手を置いた。
「開けますか?」
クラリスは小さく首を振った。
「まだ……いいわ。今は手が震えるから」
「怖いんですか?」
「いいえ。もう恐怖じゃない。ただ、どうして今さら手紙を寄こすのか分からないだけ」
外では風が吹き抜け、旗の先がぱたぱたと鳴る。
使者の男は少し困った顔で言った。
「殿下より、できるだけ早くお返事をと」
「伝えてください。数日後にお返事いたしますと」
毅然とした声に使者は深く頭を下げ、馬車に戻った。雪煙だけが残る。
ノアはしばし無言のまま空を見上げ、息を吐いた。
「再会、ってやつかもしれませんね」
「ええ、でも私が望んでいた再会ではないわ」
その夜、屋敷の灯が落ちた後も、クラリスは机の前で手紙を見つめていた。
指先が紙の縁をなぞる。そこからは、過去の痛みと未練の匂いが湧き上がるようだった。
(どうして今、私の前に現れるの……?)
思考の奥で答えを出せぬまま、夜が更けていく。
翌朝。
起き抜けのクラリスが窓を開けると、ノアが門の前に立ち、誰かと話している姿が見えた。
「来客かしら……?」
彼女が外に出ると、そこには懐かしい顔があった。
長身の男性――銀の鎧を身に纏う騎士。
「ルーファス様……!」
思わず声を漏らす。彼は王都でクラリスの専属護衛を務めていた男、ルーファス・グレン。
かつて婚約者であったレオンハルトの傍らにも付き従っていた、誠実で実直な騎士だ。
「お久しぶりです、クラリス様。お変わりなく……」
彼は形式的に頭を下げたが、その表情の裏には、複雑な感情が見え隠れしていた。
「まさか、ここまでいらっしゃるとは」
ルーファスの視線が、隣に立つノアへと移る。
「ノア・ベルンハルト……あなたもまだこの方の傍に?」
「ええ。彼女の選んだ道を支えている。何か問題でも?」
「問題など……ただ、殿下が心配しておられるのです。クラリス様が行方をくらまされたままだから」
その言葉に、クラリスの眉がわずかに動く。
「行方をくらましてなどいません。ただ、私の生きる場所を選び直しただけです」
「殿下は後悔しておられます。婚約破棄は誤りだったと……今では痛感されている」
その一言が刺のように胸に触れる。
(誤り? 今さら……?)
けれど、クラリスは声を荒げなかった。
ただ静かに、けれどはっきりと言葉を紡ぐ。
「その言葉はあの人の責任の重さを軽くするためのものね。でも、私はもう彼の過去の一部ではないわ。レオンハルト様が何を思おうと、私には関係のないことです」
ノアが僅かに口角を上げた。
「いい答えだ」
ルーファスは苦渋を滲ませながらも、深く頭を下げる。
「それでも、私は殿下の命を受けた身。伝えなければなりません。――殿下は、今度こそ直接お話したいと。近日、こちらに来られるそうです」
その言葉に、空気が張り詰める。
(……来るですって?)
胸の奥がざわめく。恐怖ではなく、心の奥底が試される感覚。
「分かりました。お会いしましょう。ですが、あくまでも“私”として。誰の元婚約者でもなく、この商会を率いる者として」
「かしこまりました」
ルーファスは敬礼を交わし、去っていった。
その背中を見送りながら、ノアがぽつりと一言。
「覚悟を決めましたね」
「逃げてばかりでは前に進めないもの。過去に終止符を打つには、本人と向き合うしかないわ」
「……だけど、あんまり綺麗な形じゃ済まないと思いますよ」
「いいの。私はもう誰かに許しを乞うこともしないから」
クラリスは空を見上げた。灰色の雲の隙間から、かすかに光が差している。
未来を告げるようなその光景に、彼女は穏やかに微笑んだ。
三日後。
王都からの使者によって知らせが届く。レオンハルト公爵令息がリヴェルに到着したという。街中が騒がしくなり、行商人たちが彼の名を囁いた。
「グランツ公爵家の若様が、こんな辺境に何の用だ?」
「昔、婚約していた令嬢を探してるらしいぞ」
噂が瞬く間に広がる中、クラリスの屋敷にも緊張が走った。
リーゼが手を握りしめて言う。
「クラリス様、本当に行かれるのですか? あのお方に……」
「行くわ。どんな顔で私を見るのか、確かめたいの」
「ですが、また傷つくだけかもしれません……!」
「それでもいいの。私の傷は、もう私の一部よ。隠すものじゃない」
ノアが剣帯を締め直し、彼女の前に立つ。
「同行します。何があっても、貴方を守る」
「ありがとう。でも、暴力沙汰は御免よ」
「心得てます。けど、貴方の瞳から涙がこぼれるなら、俺は必ず止めに入る」
その言葉にクラリスは少しだけ笑った。
「頼りにしてるわ、騎士殿」
翌日。
街外れの旧領主館――そこが公爵令息の滞在先だった。
豪奢な馬車が並び、侍従と護衛が控えている。
クラリスは一歩ずつ門に近づく。
かつての自分なら、裾を整え、姿勢を正すことから始めただろう。
今は違う。ただ自分の足で立ち、自分の言葉で語るために来た。
ノアの視線を感じながら、彼女は扉を叩いた。
中から現れたのは、見違えるほどやつれたレオンハルトだった。
「……クラリス」
かつては冷たく切り捨てたその声が、今は苦悩を孕んでいた。
「久しぶりね、レオンハルト様」
「“様”などやめてくれ。俺は――」
「いいえ。礼儀は失いたくありません。あの日も、あなたに礼を尽くして去りましたから」
その凛とした言葉に、レオンハルトは沈黙するしかなかった。
ノアは背後でじっと控えていた。剣ではなく、その存在でクラリスを守るように。
レオンハルトは一歩近づき、掠れる声で問う。
「……君を傷つけた。もう一度だけ、許してほしい」
クラリスは何も答えず、ただまっすぐその瞳を見る。
そこにあったのは、かつて恋焦がれた男の顔ではなく、自らの弱さに飲まれた男の影だった。
「許す? 違うわ、レオンハルト。私はもう誰の赦しも求めない。だから、あなたのために涙を流すこともないの」
その声は氷よりも澄んでいて、痛いほど冷たかった。
彼女は振り返り、ノアと目を合わせる。
その瞬間、迷いは完全に消えていた。
「行きましょう、ノア。私にはここでやるべきことがある。未来を作ることよ」
「了解しました、主任殿」
冗談めかした口調にクラリスが小さく笑う。
背後で、レオンハルトが崩れ落ちるように項垂れた。
けれどクラリスは振り返らなかった。
外の風は冷たいが、胸の内は不思議と穏やかだった。
ノアが歩調を合わせ、静かに言う。
「ようやく本当の旅立ちですね」
「ええ。やっと“護られる側”をやめられそう」
「じゃあ次は、隣に立つ者として守らせてください」
クラリスは短く息を吐き、柔らかく微笑んだ。
「……頼もしい言葉ね」
二人の影が雪の上に並ぶ。
その背後で、過去の扉が静かに閉じていった。
(続く)
ノアがそっと彼女の肩に手を置いた。
「開けますか?」
クラリスは小さく首を振った。
「まだ……いいわ。今は手が震えるから」
「怖いんですか?」
「いいえ。もう恐怖じゃない。ただ、どうして今さら手紙を寄こすのか分からないだけ」
外では風が吹き抜け、旗の先がぱたぱたと鳴る。
使者の男は少し困った顔で言った。
「殿下より、できるだけ早くお返事をと」
「伝えてください。数日後にお返事いたしますと」
毅然とした声に使者は深く頭を下げ、馬車に戻った。雪煙だけが残る。
ノアはしばし無言のまま空を見上げ、息を吐いた。
「再会、ってやつかもしれませんね」
「ええ、でも私が望んでいた再会ではないわ」
その夜、屋敷の灯が落ちた後も、クラリスは机の前で手紙を見つめていた。
指先が紙の縁をなぞる。そこからは、過去の痛みと未練の匂いが湧き上がるようだった。
(どうして今、私の前に現れるの……?)
思考の奥で答えを出せぬまま、夜が更けていく。
翌朝。
起き抜けのクラリスが窓を開けると、ノアが門の前に立ち、誰かと話している姿が見えた。
「来客かしら……?」
彼女が外に出ると、そこには懐かしい顔があった。
長身の男性――銀の鎧を身に纏う騎士。
「ルーファス様……!」
思わず声を漏らす。彼は王都でクラリスの専属護衛を務めていた男、ルーファス・グレン。
かつて婚約者であったレオンハルトの傍らにも付き従っていた、誠実で実直な騎士だ。
「お久しぶりです、クラリス様。お変わりなく……」
彼は形式的に頭を下げたが、その表情の裏には、複雑な感情が見え隠れしていた。
「まさか、ここまでいらっしゃるとは」
ルーファスの視線が、隣に立つノアへと移る。
「ノア・ベルンハルト……あなたもまだこの方の傍に?」
「ええ。彼女の選んだ道を支えている。何か問題でも?」
「問題など……ただ、殿下が心配しておられるのです。クラリス様が行方をくらまされたままだから」
その言葉に、クラリスの眉がわずかに動く。
「行方をくらましてなどいません。ただ、私の生きる場所を選び直しただけです」
「殿下は後悔しておられます。婚約破棄は誤りだったと……今では痛感されている」
その一言が刺のように胸に触れる。
(誤り? 今さら……?)
けれど、クラリスは声を荒げなかった。
ただ静かに、けれどはっきりと言葉を紡ぐ。
「その言葉はあの人の責任の重さを軽くするためのものね。でも、私はもう彼の過去の一部ではないわ。レオンハルト様が何を思おうと、私には関係のないことです」
ノアが僅かに口角を上げた。
「いい答えだ」
ルーファスは苦渋を滲ませながらも、深く頭を下げる。
「それでも、私は殿下の命を受けた身。伝えなければなりません。――殿下は、今度こそ直接お話したいと。近日、こちらに来られるそうです」
その言葉に、空気が張り詰める。
(……来るですって?)
胸の奥がざわめく。恐怖ではなく、心の奥底が試される感覚。
「分かりました。お会いしましょう。ですが、あくまでも“私”として。誰の元婚約者でもなく、この商会を率いる者として」
「かしこまりました」
ルーファスは敬礼を交わし、去っていった。
その背中を見送りながら、ノアがぽつりと一言。
「覚悟を決めましたね」
「逃げてばかりでは前に進めないもの。過去に終止符を打つには、本人と向き合うしかないわ」
「……だけど、あんまり綺麗な形じゃ済まないと思いますよ」
「いいの。私はもう誰かに許しを乞うこともしないから」
クラリスは空を見上げた。灰色の雲の隙間から、かすかに光が差している。
未来を告げるようなその光景に、彼女は穏やかに微笑んだ。
三日後。
王都からの使者によって知らせが届く。レオンハルト公爵令息がリヴェルに到着したという。街中が騒がしくなり、行商人たちが彼の名を囁いた。
「グランツ公爵家の若様が、こんな辺境に何の用だ?」
「昔、婚約していた令嬢を探してるらしいぞ」
噂が瞬く間に広がる中、クラリスの屋敷にも緊張が走った。
リーゼが手を握りしめて言う。
「クラリス様、本当に行かれるのですか? あのお方に……」
「行くわ。どんな顔で私を見るのか、確かめたいの」
「ですが、また傷つくだけかもしれません……!」
「それでもいいの。私の傷は、もう私の一部よ。隠すものじゃない」
ノアが剣帯を締め直し、彼女の前に立つ。
「同行します。何があっても、貴方を守る」
「ありがとう。でも、暴力沙汰は御免よ」
「心得てます。けど、貴方の瞳から涙がこぼれるなら、俺は必ず止めに入る」
その言葉にクラリスは少しだけ笑った。
「頼りにしてるわ、騎士殿」
翌日。
街外れの旧領主館――そこが公爵令息の滞在先だった。
豪奢な馬車が並び、侍従と護衛が控えている。
クラリスは一歩ずつ門に近づく。
かつての自分なら、裾を整え、姿勢を正すことから始めただろう。
今は違う。ただ自分の足で立ち、自分の言葉で語るために来た。
ノアの視線を感じながら、彼女は扉を叩いた。
中から現れたのは、見違えるほどやつれたレオンハルトだった。
「……クラリス」
かつては冷たく切り捨てたその声が、今は苦悩を孕んでいた。
「久しぶりね、レオンハルト様」
「“様”などやめてくれ。俺は――」
「いいえ。礼儀は失いたくありません。あの日も、あなたに礼を尽くして去りましたから」
その凛とした言葉に、レオンハルトは沈黙するしかなかった。
ノアは背後でじっと控えていた。剣ではなく、その存在でクラリスを守るように。
レオンハルトは一歩近づき、掠れる声で問う。
「……君を傷つけた。もう一度だけ、許してほしい」
クラリスは何も答えず、ただまっすぐその瞳を見る。
そこにあったのは、かつて恋焦がれた男の顔ではなく、自らの弱さに飲まれた男の影だった。
「許す? 違うわ、レオンハルト。私はもう誰の赦しも求めない。だから、あなたのために涙を流すこともないの」
その声は氷よりも澄んでいて、痛いほど冷たかった。
彼女は振り返り、ノアと目を合わせる。
その瞬間、迷いは完全に消えていた。
「行きましょう、ノア。私にはここでやるべきことがある。未来を作ることよ」
「了解しました、主任殿」
冗談めかした口調にクラリスが小さく笑う。
背後で、レオンハルトが崩れ落ちるように項垂れた。
けれどクラリスは振り返らなかった。
外の風は冷たいが、胸の内は不思議と穏やかだった。
ノアが歩調を合わせ、静かに言う。
「ようやく本当の旅立ちですね」
「ええ。やっと“護られる側”をやめられそう」
「じゃあ次は、隣に立つ者として守らせてください」
クラリスは短く息を吐き、柔らかく微笑んだ。
「……頼もしい言葉ね」
二人の影が雪の上に並ぶ。
その背後で、過去の扉が静かに閉じていった。
(続く)
0
あなたにおすすめの小説
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
婚約破棄された令嬢は平凡な青年に拾われて、今さら後悔した公爵様に知らん顔されても困ります
exdonuts
恋愛
婚約者に裏切られ、社交界から笑い者にされた侯爵令嬢セシリア。すべてを失い途方に暮れる中、彼女を救ったのは町外れのパン屋で働く青年リアムだった。
「もう無理に頑張らなくていい」――そう言って微笑む彼の優しさに、凍りついていた心が溶けていく。
しかし、幸せが訪れた矢先、かつての婚約者が突然彼女の前に現れて……?
これは、失われた令嬢が本当の愛と尊厳を取り戻す、ざまぁと溺愛の物語。
悪役令嬢として断罪? 残念、全員が私を庇うので処刑されませんでした
ゆっこ
恋愛
豪奢な大広間の中心で、私はただひとり立たされていた。
玉座の上には婚約者である王太子・レオンハルト殿下。その隣には、涙を浮かべながら震えている聖女――いえ、平民出身の婚約者候補、ミリア嬢。
そして取り巻くように並ぶ廷臣や貴族たちの視線は、一斉に私へと向けられていた。
そう、これは断罪劇。
「アリシア・フォン・ヴァレンシュタイン! お前は聖女ミリアを虐げ、幾度も侮辱し、王宮の秩序を乱した。その罪により、婚約破棄を宣告し、さらには……」
殿下が声を張り上げた。
「――処刑とする!」
広間がざわめいた。
けれど私は、ただ静かに微笑んだ。
(あぁ……やっぱり、来たわね。この展開)
聖女になんかなりたくない! 聖女認定される前に…私はバックれたいと思います。
アノマロカリス
恋愛
この作品の大半はコメディです。
侯爵家に生まれた双子のリアナとリアラ。
姉のリアナは光り輝く金髪と青い瞳を持つ少女。
一方、妹のリアラは不吉の象徴と言われた漆黒の髪に赤い瞳を持つ少女。
両親は姉のリアナを可愛がり、妹のリアラには両親だけではなく使用人すらもぞんざいに扱われていた。
ここまでは良くある話だが、問題はこの先…
果たして物語はどう進んで行くのでしょうか?
「お前との婚約はなかったことに」と言われたので、全財産持って逃げました
ほーみ
恋愛
その日、私は生まれて初めて「人間ってここまで自己中心的になれるんだ」と知った。
「レイナ・エルンスト。お前との婚約は、なかったことにしたい」
そう言ったのは、私の婚約者であり王太子であるエドワルド殿下だった。
「……は?」
まぬけな声が出た。無理もない。私は何の前触れもなく、突然、婚約を破棄されたのだから。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
勝手にしろと言われたので、勝手にさせていただきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
子爵家の私は自分よりも身分の高い婚約者に、いつもいいように顎でこき使われていた。ある日、突然婚約者に呼び出されて一方的に婚約破棄を告げられてしまう。二人の婚約は家同士が決めたこと。当然受け入れられるはずもないので拒絶すると「婚約破棄は絶対する。後のことなどしるものか。お前の方で勝手にしろ」と言い切られてしまう。
いいでしょう……そこまで言うのなら、勝手にさせていただきます。
ただし、後のことはどうなっても知りませんよ?
* 他サイトでも投稿
* ショートショートです。あっさり終わります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる