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第60話
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ゼスじいは1000の兵を率いて帝国の援軍へと向かった。
俺も皆と共に帝国へと向かう。
皇帝の性格が悪い話は有名だ。
その皇帝が死んだことでマイルド王国の態度は軟化したのだ。
俺・エステル・アリシア・クレア・エムルは馬車に乗りながら話をする。
エステルが小さな声で俺に言った。
「黒騎士さんは大丈夫ですの?」
「でも、あまり言うのも良く思わないだろ?」
俺とエステルは黒騎士を見つめる。
黒騎士のダイヤはフルアーマーをまとい続け、体調が悪くなっている。
強固なフルアーマーを維持するにはMPを消費し、更に体に熱がこもる。
日が照って暑い今。黒騎士のダイヤにとっては拷問に近いのだ。
「……馬車を貸すか」
「そうですわね」
馬車の中なら窓のカーテンを閉める事でフルアーマーを解除できる。
エムルは俺を見つめる。
「知っているんだね」
「何のことか分からないが、黒騎士のダイヤは長旅と度重なる魔物戦で疲れたんだろう。自分の命を差し出す覚悟まで決めてきたんだ。休ませたい」
黒騎士のダイヤ、その中身は女性だが、何も知らない体で紳士な対応を行う。
俺は何も知らない、知らないのだ。
「そういう事にしておくよ」
「何の話ですか?」
「気になるにゃあ」
エステルは多分気づいているが、黙っていた。
「黒騎士のダイヤを休ませるだけだ。しばらく歩こう。エムル、ダイヤをもてなせ!」
エムルはすっと礼をした。
エムルは強い口調で言わないという事を聞かない。
奴隷の力で強引に命令する事も出来るが、それをすればエムルの思惑通りになる。
俺達が馬車から出ると黒騎士がる竜化のリリスに運ばれて馬車に入る。
これで一安心か。
俺達は夜になり野営した。
焚火をしながらゼスじいと今後について話をした。
「芋を焼いた。食うんじゃ」
「ありがとう」
俺は渡された芋を冷ます。
「まだマイルド王国の北部じゃ。帝国の街にたどり着くのは数日先じゃのう」
「ガルウインと闘うのか」
「ガルウインは魔王になったんじゃ。魔王の能力は覚えておるじゃろ?」
「魔物を使役する能力と、人を苦しめたり、殺したりすることで才能値が上がる能力。この2つだけで厄介だ」
「力を持つ帝国6将が更にレベルも、才能値も大きく向上しておるじゃろう。しかも魔物の軍を従えておる。更に厄介なのがもう1つの能力じゃ」
斥候が走ってきて話が終わる。
そう、もう1つの能力は確実に潰す必要がある。
「魔王ガルウインと魔物の軍が進軍してきました!」
ギャオオオオオオ!
グオオオオオオオ!
キシャアアアアア!
魔物の叫び声と地面を踏みしめる地鳴り、そして空を飛ぶ翼の音が聞こえる。
「おおおおお!こっぽ!ゲットか!君さえ殺せばぐ、うおおおおおおお!ゲットを殺せえええええ!」
ガルウインは頭を押さえて苦しんだ後、遠くから号令を出す。
俺はすべての魔物に狙われた。
これではガルウインに接近できない。
「皆!離れていてくれ!炎魔法を使う!巻き込まれれば死ぬぞ!!!」
魔法攻撃を使える魔物が俺を包囲して魔法を使おうとする。
ガルウインの使役する魔物の陣は規則性があり、理にかなっていた。
前に盾となるゴーレムなどの壁役、そしてその後ろには魔法と弓兵、更に空中からも全方位で俺を攻撃するつもりだ。
だが、敵の攻撃範囲=俺のエクスファイアの射程でもあるのだ。
俺を倒すために集まってくれて助かる。
馬鹿なダストなら無秩序に魔物を攻めさせていただろう。
だが今は綺麗な密集陣形だ。
効率よく魔物を倒せる!今の俺はエクスファイアを6発使えるんだ!
もっとだ!
もっとこい!
魔物が俺を完全に包囲し、魔法の詠唱を始めた。
俺は口角を釣り上げた。
「エクスファイア!」
【エムル視点】
竜化のリリス・黒騎士のダイヤと共に魔王ガルウインに向き合った。
「ガルウイン!正気に戻るんだ!」
「こっぽー!僕はねえ!僕以外の人間はどうなってもいいんだ。僕が何より大事で、ゲットの生死より僕の頭痛が早く治る方が重要だよ」
「君は前から自分のことばかりだったね。でも、操られていなければここまでひどい事をするまでにはならなかったはずだよ」
「ああ、ダスト、あのゴミの怨霊だね?怨霊は時間が立つと消えるんだ。輪廻の輪から外れ、消えるまで地獄に落ちるように苦しみ続けるのに、でも、ゴミらしい考え方だね」
「話は終わりだ。その鉄仮面ごと潰させてもらおう!ストーンバレット!」
黒騎士のダイヤはガルウインの鉄仮面を狙って石のつぶてを放った。
ガルウインが傷を受けて血を流す。
「私も、全力で行く」
竜化のリリスが衣を縛るひもを解く。
その瞬間リリスが竜に変身し、炎を吐き出す。
「こっぽ!いくら魔王でも、6将の3人と闘うのはまずいよね。魔王の真の力をみせよう!」
ガルウインの頭から牛のような角が2本生え、コウモリのような黒い翼が生え、更に肌の色が黒紫に変わった。
「こっぽー!驚いたかい?魔王の2段階目はお約束だよねええええええ」
俺も皆と共に帝国へと向かう。
皇帝の性格が悪い話は有名だ。
その皇帝が死んだことでマイルド王国の態度は軟化したのだ。
俺・エステル・アリシア・クレア・エムルは馬車に乗りながら話をする。
エステルが小さな声で俺に言った。
「黒騎士さんは大丈夫ですの?」
「でも、あまり言うのも良く思わないだろ?」
俺とエステルは黒騎士を見つめる。
黒騎士のダイヤはフルアーマーをまとい続け、体調が悪くなっている。
強固なフルアーマーを維持するにはMPを消費し、更に体に熱がこもる。
日が照って暑い今。黒騎士のダイヤにとっては拷問に近いのだ。
「……馬車を貸すか」
「そうですわね」
馬車の中なら窓のカーテンを閉める事でフルアーマーを解除できる。
エムルは俺を見つめる。
「知っているんだね」
「何のことか分からないが、黒騎士のダイヤは長旅と度重なる魔物戦で疲れたんだろう。自分の命を差し出す覚悟まで決めてきたんだ。休ませたい」
黒騎士のダイヤ、その中身は女性だが、何も知らない体で紳士な対応を行う。
俺は何も知らない、知らないのだ。
「そういう事にしておくよ」
「何の話ですか?」
「気になるにゃあ」
エステルは多分気づいているが、黙っていた。
「黒騎士のダイヤを休ませるだけだ。しばらく歩こう。エムル、ダイヤをもてなせ!」
エムルはすっと礼をした。
エムルは強い口調で言わないという事を聞かない。
奴隷の力で強引に命令する事も出来るが、それをすればエムルの思惑通りになる。
俺達が馬車から出ると黒騎士がる竜化のリリスに運ばれて馬車に入る。
これで一安心か。
俺達は夜になり野営した。
焚火をしながらゼスじいと今後について話をした。
「芋を焼いた。食うんじゃ」
「ありがとう」
俺は渡された芋を冷ます。
「まだマイルド王国の北部じゃ。帝国の街にたどり着くのは数日先じゃのう」
「ガルウインと闘うのか」
「ガルウインは魔王になったんじゃ。魔王の能力は覚えておるじゃろ?」
「魔物を使役する能力と、人を苦しめたり、殺したりすることで才能値が上がる能力。この2つだけで厄介だ」
「力を持つ帝国6将が更にレベルも、才能値も大きく向上しておるじゃろう。しかも魔物の軍を従えておる。更に厄介なのがもう1つの能力じゃ」
斥候が走ってきて話が終わる。
そう、もう1つの能力は確実に潰す必要がある。
「魔王ガルウインと魔物の軍が進軍してきました!」
ギャオオオオオオ!
グオオオオオオオ!
キシャアアアアア!
魔物の叫び声と地面を踏みしめる地鳴り、そして空を飛ぶ翼の音が聞こえる。
「おおおおお!こっぽ!ゲットか!君さえ殺せばぐ、うおおおおおおお!ゲットを殺せえええええ!」
ガルウインは頭を押さえて苦しんだ後、遠くから号令を出す。
俺はすべての魔物に狙われた。
これではガルウインに接近できない。
「皆!離れていてくれ!炎魔法を使う!巻き込まれれば死ぬぞ!!!」
魔法攻撃を使える魔物が俺を包囲して魔法を使おうとする。
ガルウインの使役する魔物の陣は規則性があり、理にかなっていた。
前に盾となるゴーレムなどの壁役、そしてその後ろには魔法と弓兵、更に空中からも全方位で俺を攻撃するつもりだ。
だが、敵の攻撃範囲=俺のエクスファイアの射程でもあるのだ。
俺を倒すために集まってくれて助かる。
馬鹿なダストなら無秩序に魔物を攻めさせていただろう。
だが今は綺麗な密集陣形だ。
効率よく魔物を倒せる!今の俺はエクスファイアを6発使えるんだ!
もっとだ!
もっとこい!
魔物が俺を完全に包囲し、魔法の詠唱を始めた。
俺は口角を釣り上げた。
「エクスファイア!」
【エムル視点】
竜化のリリス・黒騎士のダイヤと共に魔王ガルウインに向き合った。
「ガルウイン!正気に戻るんだ!」
「こっぽー!僕はねえ!僕以外の人間はどうなってもいいんだ。僕が何より大事で、ゲットの生死より僕の頭痛が早く治る方が重要だよ」
「君は前から自分のことばかりだったね。でも、操られていなければここまでひどい事をするまでにはならなかったはずだよ」
「ああ、ダスト、あのゴミの怨霊だね?怨霊は時間が立つと消えるんだ。輪廻の輪から外れ、消えるまで地獄に落ちるように苦しみ続けるのに、でも、ゴミらしい考え方だね」
「話は終わりだ。その鉄仮面ごと潰させてもらおう!ストーンバレット!」
黒騎士のダイヤはガルウインの鉄仮面を狙って石のつぶてを放った。
ガルウインが傷を受けて血を流す。
「私も、全力で行く」
竜化のリリスが衣を縛るひもを解く。
その瞬間リリスが竜に変身し、炎を吐き出す。
「こっぽ!いくら魔王でも、6将の3人と闘うのはまずいよね。魔王の真の力をみせよう!」
ガルウインの頭から牛のような角が2本生え、コウモリのような黒い翼が生え、更に肌の色が黒紫に変わった。
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