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第43話 制約
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「なるほど、これは厄介なものだな……」
「ちょ、エリオット先輩、そんなに顔、近づけないで……」
エリオットが俺の下腹部の淫紋をなぞると、まるで誘うみたいに、淫紋が赤い光を帯びる。
「ひゃっ、あ……」
「この複雑な文様に、制約を編み込んでいるわけだな。フン、マリユス・ロルジュらしいいやらしいやり方だな……」
「……っ、あっ……」
俺はズボンと下着をギリギリまでおろし、ソファの上に深く腰掛けている。そして、俺の開いた膝の間に顔を埋めるようにして、跪いてエリオットが俺の淫紋を観察している。
ーーこれ、ぜったいやばいやつだよ! いま、誰かこの理事長室に入ってきたら、俺もエリオットも言い逃れのしようがない状態だよ!!
「エリオット先輩、もう、いいですかっ……?」
このままだと、俺はいろいろヤバい。
アンドレの組織の人間がくるのはあと2週間後。男の精を受けなければいけない時期ではないのに、俺の淫紋はまるで何かを期待するかのように、赤く発光してエリオットの指を待っているかのようだ。
「まだだ。少し反応が見たい」
エリオットは、俺の淫紋に魔力を流し始めた。
「はあっ、うっ……、あうっ……」
駄目だ……、エリオットの魔力に淫紋が反応して……、感じるッ!!
「どんな気分だ?」
からかうようなエリオットの声に、俺の腰が揺れた。
「これ以上はっ、ダメッ、エリオット先輩……、お願いっ、ですからっ……」
「なにが、どう駄目なんだ? 説明してみろ」
相変わらずの冷淡な声。だが、淫紋へ流れる魔力はどんどん強くなっていって……。
「はあ、うっ、嫌、駄目っ、変にっ、なるっ、からっ……」
「どこがどう変になるのか、聞いているんだ」
どんどん熱くなっていく俺とは真逆で、冷静に研究者として観察を続けるエリオット。
俺はエリオットの髪を力任せに引っ張った。
「感じちゃうんですっ、ああっ、魔力を流されると、なかっ、あああっ、かき混ぜられる、みたいになってっ……、んんっ……」
まるでエリオットとセックスしているみたいに感じてしまっている俺……。なんで、こんな目に……。消えたい……っ。
「なるほど……、さすがはマリユスの淫紋だな。しかも、強力だ。よし、ちょっと楽にしてやろう……」
エリオットは当然のごとく、俺のズボンと下着をずり下げた。
「!!!!!!」
当然、俺のすでに勃ちあがった一物があらわになる。
「可愛いな……」
ーーそれは、何に対する感想だよっ!!
思わず、怒鳴りそうになる俺だったが……、
「ひゃあ! や、やめて……っ、エリオット先輩っ!!」
エリオットが俺の陰茎を掴むと、上下にこすり始めた。
「一度出せば、少しは楽になるだろう」
「あああああっ、駄目っ、離してっ、嫌だっ!」
「まだ仕組みを全部見終わっていない。協力しろ」
「はああああんっ!!!!」
陰茎の刺激と同時に、魔力まで流されて、俺はひとたまりもなかった。
「ああっ、イクっ、イッちゃうっ……!」
射精の快感に身を任せようとしたその時……、
エリオットは無情にも、俺の陰茎の根元をその指でぐっとせき止めてしまった。
「や、あ、な、なんでっ、エリオット先輩……っ!」
涙目になる俺に、エリオットは皮肉げに笑った。
「まだ、確認していないことがあった。質問に答えるんだ」
「な……っ」
「この淫紋の制約を教えろ」
ギラつく藍色の瞳に、俺はどきりとする。
「制約……っ、んっ、そんなの、わかんな……っ、はあっ……、先輩、お願い、もうっ……」
「男とのセックスか? そうだな、それ以外はないな……」
エリオットは言うと、俺の後孔に指を差し入れた。
「ひゃ、あっ!」
「ここに何度も男のモノを咥え込んだのか? あんなに無垢で真っ白だったお前が……、あのマリユスに淫紋を刻まれるとは……、ははっ、こんなことになるなら、俺が遠慮する必要なんて、最初からなかったんだっ!」
ぐっと陰茎を握り込まれると、苦しくて俺は呻いた。
「ぐっ、あ、やだっ、やだっ……」
「さあ、教えてくれ。ジュール。この淫紋の制約を。分かっているはずだ。これまでどうやってお前はこの淫紋に対処してきたんだ?」
「ちょ、エリオット先輩、そんなに顔、近づけないで……」
エリオットが俺の下腹部の淫紋をなぞると、まるで誘うみたいに、淫紋が赤い光を帯びる。
「ひゃっ、あ……」
「この複雑な文様に、制約を編み込んでいるわけだな。フン、マリユス・ロルジュらしいいやらしいやり方だな……」
「……っ、あっ……」
俺はズボンと下着をギリギリまでおろし、ソファの上に深く腰掛けている。そして、俺の開いた膝の間に顔を埋めるようにして、跪いてエリオットが俺の淫紋を観察している。
ーーこれ、ぜったいやばいやつだよ! いま、誰かこの理事長室に入ってきたら、俺もエリオットも言い逃れのしようがない状態だよ!!
「エリオット先輩、もう、いいですかっ……?」
このままだと、俺はいろいろヤバい。
アンドレの組織の人間がくるのはあと2週間後。男の精を受けなければいけない時期ではないのに、俺の淫紋はまるで何かを期待するかのように、赤く発光してエリオットの指を待っているかのようだ。
「まだだ。少し反応が見たい」
エリオットは、俺の淫紋に魔力を流し始めた。
「はあっ、うっ……、あうっ……」
駄目だ……、エリオットの魔力に淫紋が反応して……、感じるッ!!
「どんな気分だ?」
からかうようなエリオットの声に、俺の腰が揺れた。
「これ以上はっ、ダメッ、エリオット先輩……、お願いっ、ですからっ……」
「なにが、どう駄目なんだ? 説明してみろ」
相変わらずの冷淡な声。だが、淫紋へ流れる魔力はどんどん強くなっていって……。
「はあ、うっ、嫌、駄目っ、変にっ、なるっ、からっ……」
「どこがどう変になるのか、聞いているんだ」
どんどん熱くなっていく俺とは真逆で、冷静に研究者として観察を続けるエリオット。
俺はエリオットの髪を力任せに引っ張った。
「感じちゃうんですっ、ああっ、魔力を流されると、なかっ、あああっ、かき混ぜられる、みたいになってっ……、んんっ……」
まるでエリオットとセックスしているみたいに感じてしまっている俺……。なんで、こんな目に……。消えたい……っ。
「なるほど……、さすがはマリユスの淫紋だな。しかも、強力だ。よし、ちょっと楽にしてやろう……」
エリオットは当然のごとく、俺のズボンと下着をずり下げた。
「!!!!!!」
当然、俺のすでに勃ちあがった一物があらわになる。
「可愛いな……」
ーーそれは、何に対する感想だよっ!!
思わず、怒鳴りそうになる俺だったが……、
「ひゃあ! や、やめて……っ、エリオット先輩っ!!」
エリオットが俺の陰茎を掴むと、上下にこすり始めた。
「一度出せば、少しは楽になるだろう」
「あああああっ、駄目っ、離してっ、嫌だっ!」
「まだ仕組みを全部見終わっていない。協力しろ」
「はああああんっ!!!!」
陰茎の刺激と同時に、魔力まで流されて、俺はひとたまりもなかった。
「ああっ、イクっ、イッちゃうっ……!」
射精の快感に身を任せようとしたその時……、
エリオットは無情にも、俺の陰茎の根元をその指でぐっとせき止めてしまった。
「や、あ、な、なんでっ、エリオット先輩……っ!」
涙目になる俺に、エリオットは皮肉げに笑った。
「まだ、確認していないことがあった。質問に答えるんだ」
「な……っ」
「この淫紋の制約を教えろ」
ギラつく藍色の瞳に、俺はどきりとする。
「制約……っ、んっ、そんなの、わかんな……っ、はあっ……、先輩、お願い、もうっ……」
「男とのセックスか? そうだな、それ以外はないな……」
エリオットは言うと、俺の後孔に指を差し入れた。
「ひゃ、あっ!」
「ここに何度も男のモノを咥え込んだのか? あんなに無垢で真っ白だったお前が……、あのマリユスに淫紋を刻まれるとは……、ははっ、こんなことになるなら、俺が遠慮する必要なんて、最初からなかったんだっ!」
ぐっと陰茎を握り込まれると、苦しくて俺は呻いた。
「ぐっ、あ、やだっ、やだっ……」
「さあ、教えてくれ。ジュール。この淫紋の制約を。分かっているはずだ。これまでどうやってお前はこの淫紋に対処してきたんだ?」
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