【完結】究極のざまぁのために、俺を捨てた男の息子を育てています!

.mizutama.

文字の大きさ
43 / 165

第43話  制約

しおりを挟む
「なるほど、これは厄介なものだな……」

「ちょ、エリオット先輩、そんなに顔、近づけないで……」


 エリオットが俺の下腹部の淫紋をなぞると、まるで誘うみたいに、淫紋が赤い光を帯びる。


「ひゃっ、あ……」

「この複雑な文様に、制約を編み込んでいるわけだな。フン、マリユス・ロルジュらしいいやらしいやり方だな……」


「……っ、あっ……」

 俺はズボンと下着をギリギリまでおろし、ソファの上に深く腰掛けている。そして、俺の開いた膝の間に顔を埋めるようにして、跪いてエリオットが俺の淫紋を観察している。


 ーーこれ、ぜったいやばいやつだよ! いま、誰かこの理事長室に入ってきたら、俺もエリオットも言い逃れのしようがない状態だよ!!


「エリオット先輩、もう、いいですかっ……?」

 このままだと、俺はいろいろヤバい。


 アンドレの組織の人間がくるのはあと2週間後。男の精を受けなければいけない時期ではないのに、俺の淫紋はまるで何かを期待するかのように、赤く発光してエリオットの指を待っているかのようだ。



「まだだ。少し反応が見たい」
 
 エリオットは、俺の淫紋に魔力を流し始めた。


「はあっ、うっ……、あうっ……」


 駄目だ……、エリオットの魔力に淫紋が反応して……、感じるッ!!


「どんな気分だ?」

 からかうようなエリオットの声に、俺の腰が揺れた。


「これ以上はっ、ダメッ、エリオット先輩……、お願いっ、ですからっ……」


「なにが、どう駄目なんだ? 説明してみろ」


 相変わらずの冷淡な声。だが、淫紋へ流れる魔力はどんどん強くなっていって……。


「はあ、うっ、嫌、駄目っ、変にっ、なるっ、からっ……」

「どこがどう変になるのか、聞いているんだ」


 どんどん熱くなっていく俺とは真逆で、冷静に研究者として観察を続けるエリオット。

 俺はエリオットの髪を力任せに引っ張った。



「感じちゃうんですっ、ああっ、魔力を流されると、なかっ、あああっ、かき混ぜられる、みたいになってっ……、んんっ……」


 まるでエリオットとセックスしているみたいに感じてしまっている俺……。なんで、こんな目に……。消えたい……っ。



「なるほど……、さすがはマリユスの淫紋だな。しかも、強力だ。よし、ちょっと楽にしてやろう……」

 エリオットは当然のごとく、俺のズボンと下着をずり下げた。


「!!!!!!」

 当然、俺のすでに勃ちあがった一物があらわになる。


「可愛いな……」



 ーーそれは、何に対する感想だよっ!!

 思わず、怒鳴りそうになる俺だったが……、


「ひゃあ! や、やめて……っ、エリオット先輩っ!!」

 エリオットが俺の陰茎を掴むと、上下にこすり始めた。



「一度出せば、少しは楽になるだろう」

「あああああっ、駄目っ、離してっ、嫌だっ!」


「まだ仕組みを全部見終わっていない。協力しろ」

「はああああんっ!!!!」


 陰茎の刺激と同時に、魔力まで流されて、俺はひとたまりもなかった。


「ああっ、イクっ、イッちゃうっ……!」


 射精の快感に身を任せようとしたその時……、


 エリオットは無情にも、俺の陰茎の根元をその指でぐっとせき止めてしまった。


「や、あ、な、なんでっ、エリオット先輩……っ!」

 涙目になる俺に、エリオットは皮肉げに笑った。


「まだ、確認していないことがあった。質問に答えるんだ」

「な……っ」

「この淫紋の制約を教えろ」


 ギラつく藍色の瞳に、俺はどきりとする。


「制約……っ、んっ、そんなの、わかんな……っ、はあっ……、先輩、お願い、もうっ……」


「男とのセックスか? そうだな、それ以外はないな……」

 エリオットは言うと、俺の後孔に指を差し入れた。


「ひゃ、あっ!」


「ここに何度も男のモノを咥え込んだのか? あんなに無垢で真っ白だったお前が……、あのマリユスに淫紋を刻まれるとは……、ははっ、こんなことになるなら、俺が遠慮する必要なんて、最初からなかったんだっ!」


 ぐっと陰茎を握り込まれると、苦しくて俺は呻いた。


「ぐっ、あ、やだっ、やだっ……」


「さあ、教えてくれ。ジュール。この淫紋の制約を。分かっているはずだ。これまでどうやってお前はこの淫紋に対処してきたんだ?」


しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

何も知らない人間兄は、竜弟の執愛に気付かない

てんつぶ
BL
 連峰の最も高い山の上、竜人ばかりの住む村。  その村の長である家で長男として育てられたノアだったが、肌の色や顔立ちも、体つきまで周囲とはまるで違い、華奢で儚げだ。自分はひょっとして拾われた子なのではないかと悩んでいたが、それを口に出すことすら躊躇っていた。  弟のコネハはノアを村の長にするべく奮闘しているが、ノアは竜体にもなれないし、人を癒す力しかもっていない。ひ弱な自分はその器ではないというのに、日々プレッシャーだけが重くのしかかる。  むしろ身体も大きく力も強く、雄々しく美しい弟ならば何の問題もなく長になれる。長男である自分さえいなければ……そんな感情が膨らみながらも、村から出たことのないノアは今日も一人山の麓を眺めていた。  だがある日、両親の会話を聞き、ノアは竜人ですらなく人間だった事を知ってしまう。人間の自分が長になれる訳もなく、またなって良いはずもない。周囲の竜人に人間だとバレてしまっては、家族の立場が悪くなる――そう自分に言い訳をして、ノアは村をこっそり飛び出して、人間の国へと旅立った。探さないでください、そう書置きをした、はずなのに。  人間嫌いの弟が、まさか自分を追って人間の国へ来てしまい――

イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです! 元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。 持ち主は、顔面国宝の一年生。 なんで俺の写真? なんでロック画? 問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。 頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ! ☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。

冷淡彼氏に別れを告げたら溺愛モードに突入しました

ミヅハ
BL
1年前、困っていたところを助けてくれた人に一目惚れした陽依(ひより)は、アタックの甲斐あって恩人―斗希(とき)と付き合える事に。 だけど変わらず片思いであり、ただ〝恋人〟という肩書きがあるだけの関係を最初は受け入れていた陽依だったが、1年経っても変わらない事にそろそろ先を考えるべきかと思い悩む。 その矢先にとある光景を目撃した陽依は、このまま付き合っていくべきではないと覚悟を決めて別れとも取れるメッセージを送ったのだが、斗希が訪れ⋯。 イケメンクールな年下溺愛攻×健気な年上受 ※印は性的描写あり

お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!

MEIKO
BL
 本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。  僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!  「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」  知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!  だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?  ※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。

平凡な僕が優しい彼氏と別れる方法

あと
BL
「よし!別れよう!」 元遊び人の現爽やか風受けには激重執着男×ちょっとネガティブな鈍感天然アホの子 昔チャラかった癖に手を出してくれない攻めに憤った受けが、もしかしたら他に好きな人がいる!?と思い込み、別れようとする……?みたいな話です。 攻めの女性関係匂わせや攻めフェラがあり、苦手な人はブラウザバックで。    ……これはメンヘラなのではないか?という説もあります。 pixivでも投稿しています。 攻め:九條隼人 受け:田辺光希 友人:石川優希 ひよったら消します。 誤字脱字はサイレント修正します。 また、内容もサイレント修正する時もあります。 定期的にタグ整理します。ご了承ください。 批判・中傷コメントはお控えください。 見つけ次第削除いたします。

期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています

ぽんちゃん
BL
 病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。  謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。  五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。  剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。  加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。  そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。  次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。  一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。  妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。  我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。  こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。  同性婚が当たり前の世界。  女性も登場しますが、恋愛には発展しません。

処理中です...