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---夏目と番になる---

【17】※

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「なーつめ、起きて。お腹空いた」


旅先で熱を出して新幹線に乗った記憶は覚えてる。でも下半身を丸出しにしてベッドに寝ているのは覚えていない。
そんな俺をよそに夏目は眠っている。時刻は14時すぎ、夏目も疲れているのだろう。でも起きてからすぐに立ったり動き回ったりするなと夏目に口酸っぱく言われ続けている俺はお腹が空いてても動く気にはなれなかった。夏目に体を支えられないと起きた時に目眩で逆戻りしてしまう。


「夏目ってば!!俺お腹空いたぁ」


珍しく食欲があるというのに、夏目は何度声を掛けても眠ったまま。死んでるのかと夏目の胸に耳を当てれば心臓は動いているし、…

早く起きてくれ、お腹空いたし、その、夏目の朝勃ちが俺のお腹に当たってるんだよ。ガッチリ抱きしめて眠ってるから夏目の熱を感じて俺まで変な気分になりそう。


でも流石に舐めれば気がつくでしょ。俺は夏目のそこに手を当てると夏目が苦しそうにうなり出した。いつもの仕返しだ。

俺は夏目の腕から逃げると夏目の上に乗り布団を被って秘密基地を作る。そして夏目のズボンを下げた。下着をくつろげると大きくなった夏目の裏筋に舌をはわせる。

つーっと尿道まで舐めると夏目の透明のトロトロが出てくる。


「んっ・・・」


唸りはするが中々起きない夏目、俺は夏目のそれを口を大きくあけて咥え込んだ。ゆっくり、ゆっくり、半分くらいまで咥えると苦しくなりはじめ俺の口からは飲み込みきれなかったよだれが頬を伝う。


「・・はつめぇ・・ほきて」


俺は一度奥まで咥えた口をギリギリまで引き上げまた奥まで咥える。それを何度か繰り返すと夏目のそこはもっと硬くなり始めた。これがいつも俺の中に遠慮なく入ってきてるのか~とつい我ながら恐ろしく感じる。

俺は雪也くんみたいに寝起きの番相手に乗っかる度胸も体力もない。だからせめてお口で気持ちよくなってもらいたい。


「んっ、・・・なつめ、大きい」


「ん・・・気持ちいい」


「夏目おはよう!お腹空いたぁ!」


俺は秘密基地の布団から頭を出す。けど夏目は状況を理解するとスマホをナイトテーブルに置いてあったけどスマホを手に取った。


「続きはしないの?」


「お腹空いたもん!夏目、俺ね、ハンバーグ食べたい!!」


『明楽、熱が引いたら御奉仕してくれるの?』『しゅるぅーなつめぇをあんあんさせるのだぁ』
夏目はスマホのフォルダを開いて音量を最大にした音声を再生し始める。

それは間違いなく俺の声で蕩けた声で猫なで声だった。


「俺は明楽が食べたいなぁ~」


「あ、え、嘘っ。」


「有言実行してくれないの?俺悲しくなっちゃう、今日は何もしないから自分でやってご覧」


「御奉仕の練習しよっか」と夏目はフェラを促す。朝からパンケーキを食べた時に雪也くんと話した事のフラグを回収しそうだ。



1回昂りが治まったそれを扱き夏目が気持ちよさそうにする。夏目に頭を撫でられながら俺はベッドサイドに座る夏目の股の間で御奉仕していた。

夏目の高くなったそれをちまちま舐め、口に咥える。ゆっくり奥まで入れて根元まで頭を引くと夏目が気持ちよさそうに眉間に皺を寄せた。


「・・・はふめっ、ひもひぃひ? なつめ  きもちいい?


「きもちいいよ、2回目は上手だね。どこで覚えてきたの?」


雪也くんが教えてくれた。佐野のアブノーマルな趣味に付き合わされている雪也くんはそういう事を沢山知っていて聞けば教えてくれた。
唾液をたっぷり溜めて咥えたら舌で裏筋を押すようにする。そしてそのまま頭を動かす。

顎が疲れて痛くなるのを我慢して俺は夏目のちんこをしゃぶる。


「出すよ、お口離しな」


夏目はそう言って腰を引くが俺はそれに食らいつく。俺だってたまには夏目のを飲みたい。いつもやられてばっかじゃ割に合わないし


「ちょ、離れて、。やばっ・・・出る」


予告通りに出された夏目の精液を口に咥えると俺は一度口を開いて夏目に見せつけて飲み込んだ。
ちょっと苦くて吐きそうになったが夏目のだと思うと嬉しくなってしまう。そして俺はまた口を開けた。


「煽ってんの?」


「お腹すいたから飲んじゃった。夏目、俺ご飯食べたい。ハンバーグがいい。」


終わりたてでムードのない話をする俺をよそに夏目はため息をつきながらはいはいとバイタル?とやらを測り始めた。

説明しよう!バイタルとはバイタルサインの略語でせーめいちょーこうという意味らしい。基本は5つで脈拍、呼吸、体温、血圧、意識レベルだ。雪也くんと一緒に見た映画で命を守ろうとする救助隊がとても輝いてるように見えた神作だ。こういう医療物の映画を見る時、佐野と夏目は『わー、ありえない。こんな事したら即クビだね』『下手くそが、患者が死ぬぞ』と現実的な事を言い出すため無知な俺と雪也くんの雰囲気が崩れてしまう。そのため医療系を見る時は夏目と佐野を黙らせる。


「はい、おしまい。次あんな事したら朝からヤるからね?」


「はーい」


夏目は日課となった数値の記録をパッパと早業で取ると一緒にリビングに行った。俺も夏目の後ろをついて行き、ソファーに座る。そう言えば雪也くんと一緒に見た満点ドクターの最新話があったはずだ。俺はリモコンを操作するとそれを再生し始める。


「うわぁ…秀和が見たらキレだしそう」


「静かにしてて夏目!!マジレス禁止!」


オープンキッチンからテレビを見ていた夏目は顔を歪め、テレビを見つめる。こういう現場に少しの間身を置いていた佐野からは見ててイラつく場面が多い、こんなのを見せたら発狂しそうだ。

でも俺は無知だ。無知ってとても人生が楽しい。

俺は見終わると次の録画を再生する。だけど精神科を題材にした作品で夏目がブツブツ『なんで自殺意識があるのに帰らせちゃうかな、…保護入院でしょ、ありえない』と言い始め思わず地デジに戻す。


「なつめ、うるさい」


「はいはい、俺は緊迫した現場に新人を居させるヤバめの医者が出てくるドラマとかリスカ跡を消毒しないナースが出てくるドラマには口出ししないよ」


「思いっきりしてるじゃん!!もういい、夏目ハンバーグぅ!」



はぁ…医者の家庭で医療ドラマを見る時は本人の居ない所じゃないとこっちがイライラし始める。肉汁が溢れ出た夏目の十八番、ふわふわハンバーグがテーブルに運ばれた。ちょっと小さめで俺が食べれるサイズにしてるあたり夏目は天才だ。


「いただきまーす」


「はい、どうぞ。」













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