僕の婚約者は悪役令嬢をやりたいらしい

Ringo

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【大人風味】マリウスの帰還

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「フランソワ」


フリクス殿下の声かけに、事の顛末を他人事のように見ていた王女はビクリと体を震わせた。普段から生活態度や下の緩さについて苦言を呈されていたそうで、何かとぶつかり合ってきたらしい。


「な、なによ」

「何を自分には関係ないとでも言いたげに茶を飲んでいるんだ?この話の一連はお前についても関係が多分にあるというのに」

「──っ、私は関係ないわ。私はマリウス様と結婚してシャパネに行くんですもの、王妃様とお父様が退位してフリクスお兄様が譲位なさるなら勝手にすれば宜しいんじゃなくて?」


どうすればここまで自己都合で話ができるんだろう。本当に…早くラシュエルに会いたい。


「お前は本当に馬鹿なんだな」

「失礼ですわ!」

「お前みたいな節操なしが他国の王家に嫁げるなどあるわけないだろう?子を孕んでも誰の子だか分かったもんじゃない」

「そんなヘマしないわよっ!」


なんともズレた答えにフリクス殿下は深い溜め息を吐き、兄弟達も怪訝な顔をしている。そりゃそうだ、ヘマってなんだよ。


「お前のような人間を他国に出すなど、ヨンハルの恥を晒すようなものだ。今後暫くは自室にて謹慎し、その後北の塔に生涯幽閉とする」

「なっ、いやよ!なんの権限があって──」

「あるんだよ、それすらも知らなかったのか?陛下と王妃が王太子に王位を譲渡すると決めれば、譲位前でもその他の王子と王女の処遇を決める権限を持つんだよ」


王位譲渡までの間を謹慎として、譲位後すぐにでも幽閉出来るよう手配を進めていると言っていたから、滞りなく執り行われるだろう。


「そんなっ…そんなの知らない!お父様!」


王女は父親に助けを求めるも、その父親は王位と妻を失うことに絶望して項垂れている。


「っ、役立たず!何のためにあんたみたいな老いぼれに抱かれてやったと思ってるのよ!マリウス様に嫁がせてやるって言ってたじゃない!」

「いい加減にしろ…スチュワート、頼む」


人払いされていた中、隅で控えていたフリクス殿下の護衛騎士が動きフランソワ王女を拘束した。


「やめっ、離しなさい!私にお前ごときが触らないで!マリウス様!助けて!」

「何故?」

「私はあなたの妻よ!?助けるのは当たり前でしょう!早く助けて私をシャパネに連れていきなさい!!私は王妃になる女なの!!」


後ろ手に縄を縛られながらも、どこの破落戸かと思うほどに暴れまくる様子はなかなかに見応えがある。鍛えている騎士はびくともしないし。


「僕の妻は可愛いラシュエルだけだ。お前みたいに誰彼構わず寝るような女に用はない」

「なんですって!?」

「当たり前だろう?どうして股の緩い女を好き好んで選ぶと思うんだ?ありえない」

「私みたいな美人を妻にできるじゃない!」

「お前ほどの容姿は貴族ならごまんといる。やたら胸を強調しているが自慢なのか?僕のラシュエルも豊かな方だが…お前のようにぶよぶよしていないぞ?とても張りのある美しい胸だ」


そう、明らかに垂れ下がっていそうな胸をいくら強調されたところで…むしろラシュエルの素晴らしさを改めて実感するくらいだ。

僕の最愛、僕の女神。


「っ!馬鹿にしないで!抱いてもいないくせに!私は愛される女なのよ!王妃にしなさいよ!」

「…フリクス殿下」

「あぁ、もういいか?」


その言葉にジロリと睨んでやれば、僕をよく知るフリクス殿下は苦笑する。


「悪かったよ。スチュワート、連れていけ」


確かに、ぎゃんぎゃん喚く王女で遊んでしまったのは否めない。ラシュエルと比べて余りにも愚かだから、つい…ね。


「さてと…母上、我が家の今後についてはあとで詳しく話しましょう。俺はマリウス殿下に話があるので失礼します」

「えぇ、分かりました。マリウス王太子殿下、ご迷惑をおかけしたわね」

「いえ構いませんよ。それでは僕もこれで」


未だ項垂れている国王は無視して、側妃と王子王女達に一礼して食堂をあとにする。それにしても話とは?





********




「本当にすまなかった」


王太子の私室に招かれ、上質なブランデーのお供に出されたチョコレート。これはラシュエルが食べたがっていたやつだ。忘れずに買って帰らないと…うん、美味しい。


「謝らなくていいよ、なんだかんだと僕も楽しんじゃったしね」


これからヨンハルも大変だろう。件の令嬢のこともあるし、王妃達の離婚問題…自分の両親が堅実で良かったと、心底思える。


「いや…それじゃ俺の気が済まない」

「本当にいいのに」

「それでだな、これを今回の騒ぎに巻き込んだお詫びとして受け取って欲しい」


差し出されたを見て固まった。


「……、マリウスの姫がずっと欲しがっていたやつだろ?」


衝撃を受けて固まる僕を揶揄かうように口角をあげ、ずずっとを僕へと向ける。


「うちの王女達は生まれるとクリアブルーを加工した宝飾品を贈られるんだ。公式の集まりや夜会なんかには身に付けていくし、何度か妹達とラシュエル姫で盛り上がったことがあるらしい」

「それは…知ってたけど……」

「しかもマリウス…お前、自分で採掘に行こうとしてたって…ちょ……待って…」

「……笑うなよ」


だってラシュエルが欲しがったんだ。


「ごめんごめん。それでだ、今回わざわざ呼びつけたにも関わらず変なことにも巻き込んだからな…友人からの結婚祝いとでも思って受け取ってくれ。それに、お前達ならこれを政治利用しないと信じてる」

「勿論、そんなことはしない」


そこまで言われ、いつかはと願い続けてきた宝石が入るケースを手に取りその輝きに目を見張る。


「凄いだろう?」

「……あぁ」


僕も何度か見たことはあるけれど、あくまでも女性が身に付けている宝飾品なのでラシュエルほど間近で見てはいなかった。


『まるで溶け合うように青とピンクが混ざりあってるのよ…いいなぁ……』


ラシュエルがこの石を欲しがったのは、僕とラシュエルの色味だからだと言うことは分かっていた。でもこれは想像以上だ。


「親指の第一関節ほどの大きさがあるだろ?ここまでのものはなかなか採掘されない」

「…いいのか?そんな貴重なもの」

「構わない」


きっと、国王と王女の問題は余程腹に据えかねていたんだろう。ここまでの物をさらりと譲ってくれるほど。


「だからと言う訳じゃないが…」

「分かってる」


支持と支援をする書面はもう交わした。譲位に関わる面倒ごとも、極力手助けさせてもらう。


「…ラシュエルが喜ぶよ」







*********





ゆっくりと走る馬車の中、僕の手の中ではフリクス殿下に貰ったアクアブルーが輝いている。


「どんな風に加工しようかな」


この大きさならネックレスだけれど…ラシュエルの細い首に似合うように…トップはアクアブルーだけにして、首回りはダイヤモンドをふんだんにあしらって……


「マリウス様、まもなく到着となります」


御者の声に窓の外を見れば、たった二週間なのに心なしか懐かしく思うシャパネの王都。僕とラシュエルが生まれ育ち、これからも生きていく大切な場所。

もしも子が出来なかったら…出来ても銀髪ではなかったら…思うことは沢山あるけれど、何があろうとラシュエルを手放すつもりはない。


「ラシュエル…」


初めてのキスは唇の柔らかさに驚いて、なんだか甘いような気もして夢中になった。

成長して舌を絡めるようになった時は、絡み合う舌の温かさと水音の淫靡さに理性が飛びかけたし、何よりラシュエルを食べているような感覚に酔いしれた。

初めて見たラシュエルの裸は女神降臨かと思ったし、肌のきめ細やかさと柔らかさには気を失いそうになるほど感動した。

秘めたる場所から溢れ出る密はどんなに高級酒よりも美味しくて、それを味わえるのも僕だけだと思えばより欲してしまう。

初めて咥えられた時にはその姿に背徳感を覚えながらも全身を喜びが駆け抜け、思わず頭を掴んで押し込んだから苦しませたっけ。

まだ繋がれないから…とか言い訳をして太股に挟んで擦ったり…先端だけ埋め込んで子種を吐き出したあとに秘所から白濁が流れ出る様子は、どんな美術品も敵わない神秘さがあった。

そして何より……初めて繋がった時は、比喩なしに腰が溶けてしまうかと思うほどの気持ちよさで、うっかり出てしまったのにラシュエルは優しく『気持ちよかった?』なんて聞いてくるし…もう何もかも幸せで仕方なかった。

僕に縋りついて甘く啼く声も、思わず動いてしまう細腰も、突けば揺れる豊かな胸も、ラシュエルの全てが僕を翻弄してやまない。

毎日呆れるほどに子種を注いで抱き潰し、それさえも『愛されて嬉しい』と言ってくれる。僕の方が絶対に嬉しいはずだ。

寝ても覚めてもラシュエルの中に入っていたいし、なんなら仕事中も繋がりあっていたい。そんなこと言えば怒るだろうけど…怒るかな?怒らない気もしてきた。

監禁して閉じ込めたい思いは今もあるけれど、自由に過ごしながらも僕の傍を選んでくれる喜びがそれを上回る。


「到着致しました」


住み慣れた城に着いて扉が開けば、多くの人が並ぶ真ん中…一番目立つ位置に立っている最愛の人、僕の唯一。


「お帰りなさいませ」


あぁ…ほかの人も無事の到着を労う声をかけきているが、もう何も聞こえない。聞きたくない。


「ただいま、僕の可愛い人」


今日も独占欲全開、スカイブルーのドレスに銀糸の刺繍がたっぷり施されている。君はどこまで僕を夢中にさせるんだろう。

帰ったらすぐに飛びきりのプレゼントを渡すつもりでいたのに、そんなことより早く君を愛したくてたまらない。








********






「あ…っ……やめ…っ……」

「やめないよ。ねぇ、ラシュエル。こんないやらしい下着いつ買ったの?どうして買ったの?」



───────────



視察の報告もそこそこにラシュエルを寝室に連れ込んでみればすでに果実水とローブが準備されており、『あの…疲れて帰ってくるかなって思って…』などと可愛く言われ、そこに隠された意図が分かると理性などすぐに吹っ飛んだ。

二週間ぶりに触れるラシュエルはやっぱり柔らかくていい匂いがして…口付けながら荒々しくドレスを脱がせ、勢いで下着まで剥ぎ取ろうしたところでハタ…と気付いた。


「ラシュエル…?」


吹っ飛んだ理性が僅か戻ったのは、この状況をきちんと把握した上で事に及びたいと思ったからで…その為にも、僕は指を動かしがどうしてこうなっているのか確認する。


「あ、あの…これは…やんっ」

「…可愛いね。でもちゃんと答えてね、はどういうこと?」

「あのっ、あの…あ、だめ……」

「だめじゃないよ。ほら、ラシュエル答えて…どうしてに穴が開いてるの?ねぇ教えてラシュエル…どうして?」

「あの…あ……っ…」


ラシュエルの口からちゃんと聞きたいのに、あまりの出来事に指の動きを止められない。触れた瞬間から溢れるほどに潤っているそこは、本来なら布に覆われているはずで…いや布は確かに存在してるんだけど…なぜ穴が開いている?


「あの…あんっ……」


じっくり確認したくなって、ラシュエルを寝台に寝転ばせて細い足をぐいっと開かせた。

そしてそこにあったのは……


「ラシュエル…」

「待って…やっ…」


ラシュエルの制止の声など無視して、ぱっくりと開いている穴に指を這わせて潤いを掬う。


「ねぇ…いつ買ったの?僕がヨンハルに行っている間だよね?いつも下着は一緒に選んで買っていたんだから、僕が知らないはずがない」

「やっ…マリウス……」


暫く覗きこんで指を這わせたり差し込んだりして楽しみ、手はそのまま既に蕩けているラシュエルに覆い被さり口付ける。

ラシュエルから漏れる吐息に煽られてしまう。


「あ…っ……やめ…っ……」

「やめないよ。ねぇ、ラシュエル。こんないやらしい下着いつ買ったの?どうして買ったの?」


そろそろ喋らせてあげようかと秘所を弄るのをやめ、快感からぷるぷると震えているせいで揺れる乳房に吸い付いた。


「ほら…やめてあげたから教えて?」


二週間も離れていたから体に付けていたはずの印が全て消え去っていて、その事が無性に腹立たしくて…ラシュエルが話している間、ひたすら全身に印をつけていく。


「あのね…っ…エトワールが、、あっ…」

「うん、君の従姉がどうしたの?」


ちゅっちゅっ…と印をつけられるのが擽ったいのか、もじもじしながら話を続ける。


「エトワールが…新婚ならって言って、、あっ…だめ…あの……っ…昨日これを……んっ…」

「そう…エトワール嬢がプレゼントしてくれたんだね?それで?……なんの為に穴が開いてるの?ほら、だめだよ…ちゃんと見せて」


もうどんな目的があって開いているのかなんて分かっているけれど、だからこそ言わせたい。


「やっ…だめぇっ……」


決壊したかのように溢れている蜜を思い切り啜れば、その刺激でラシュエルは達した。もう僕だって限界…早く繋がりたいから答えて?


「ラシュエル…ここになぜ穴が開いているのかっ教えて貰ったんでしょ?」

「あ…マリウス……」


くちゅくちゅと擦り付ければ、ラシュエルも欲しているのか腰を浮かせて縋りつこうとしてくる…あぁ、可愛くて仕方ない。


「ねぇ、ラシュエル…ここはどうして穴が開いてるの?どんな時に使うの?」

「っ…マリウス……」

「ちゃんと言って?じゃないと進めない…泣いてもダメ……答えて、ラシュエル」


僕が何を言わせたいのか分かっているラシュエルは、ついに羞恥から泣き出してしまった…だけどやめてなんかあげない。


「ラシュエル…早く君を愛したい」


とちゅん…と少しだけ埋めては抜きを繰り返せば、しっかり突いて欲しいのか腰を動かすからガシッと捕まえて自由を奪う。


「やっ…意地悪しないで……っ」

「それならちゃんと答えて?」

「っ…これは……ぁっ、、いつでも、、ど、どこでも…んっ、出来るよって……ゃ…」

「いつでもどこでも愛し合えるって?」

「そ、そう…んっ、言ってた…ぁっ、」

「……こんな風に?」

「あぁぁぁぁっ────」


一気に奥まで穿ったらびくびくと痙攣しながら盛大に達し、中もありえないほどの動きをみせてから思い切り締め上げられた。


「っ、、ラシュエルっ」


久しぶりに感じたラシュエルの中は身震いするほどに気持ちよくて、強すぎる快感に襲われた瞬間暴発した。こんなの初夜以来だ。


「ラシュエル…っ……」


暴発はなんともいたたまれないけれど、一度出たくらいじゃ収まりはつかないので、知らんぷりして抽挿を開始する。

ラシュエルの中は本人と同じようにぐすぐすに蕩けているようで、先程の子種も嬉しそうに奥へ飲み込まれていった。


「ラシュエルッ……」


気持ちよすぎて意識が飛びそうになる。無我夢中で腰を振っている自覚はあるけれど止められない。ラシュエルもいつもより激しく求めてきて、二度ほど中に注いだあとは僕が下から突き上げる体勢に変えたり、うつ伏せになったラシュエルを後ろから突いてふたり同時に達したり、浴室まで向かう間も埋め込んだままで途中何度も立ち止まっては揺さぶったり……出しても出しても尽きなくて、浴室で体を洗う為に抜いて溢れた子種の量に驚いた。


「ラシュエル…」


漸く昂りが落ち着いたのは、もう既に人が寝静まる頃で…確か昼前から始めたのだから、一体何時間愛し合ったのかと自嘲してしまう。

ラシュエルはさすがに体力の限界を迎えて、今はもう僕の腕の中で静かに寝息をたてている。

結局プレゼントは渡せずじまいだけれど、僕にとって一番大切なことはラシュエルと愛し合うことなのだから仕方ない。明日、朝食をとったあとにでもお披露目しよう。


「おやすみ、ラシュエル…愛してる」








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