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【大人風味】ヤンデレ旦那
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瞼に日の光を感じてぼんやりと意識が覚醒すれば、なにやら体をペタペタと触られている。
犯人は目を開けなくとも分かっているけれど、なかなかない戯れなので暫く大人しくしていようと寝た振りをしていれば、ポソポソと小さな声が聞こえてきた。
「…ふふっ……本当に綺麗なお顔…睫毛は長くて鼻筋も通っているし…薄い唇が口角をあげて笑うところとかも好きだし…でもやっぱり透き通ったアイスブルーの瞳が一番好き」
ほかの女に褒められようものなら不快でしかないが、ラシュエルにならもっと褒めて欲しくなる。
「はぁ…この腹筋、どうやって作るのかしら?わたくしのお腹とは全くの別物ですし…とても硬いわ…ふふっ…でも男性らしくて格好いい。逞しい腕も守られてる実感が出来て…好き」
よかった。君に褒めてもらいたくて必死で体を造ってきた甲斐があったよ。それにしても僕が起きてるって気付いてる?そんなにスリスリされたら普通起きちゃうもんだけど。
「……よく寝てる。余程お疲れなのね…わたくしも昨夜は気付けば寝てしまいましたし」
うん、僕のせいでね。でもラシュエルだってノリノリで僕に跨がっていたからおあいこだな。
「…まだ起きませんわよね……」
…ちょ、ラシュエル…何をっ……
「あら…ここは寝ていても元気なのね?」
やめっ…「おはようございます」とか声かけなくていいから!…あっ……ちょ…もっと……
「…ラシュエル」
我慢できなかった。柔らかい手でさわさわと触るし、何を確かめたいのかペロリと舐めるし…我慢できる男がいるなら名乗り出ろ。
「あら…」
「おはよう、ラシュエル。ナニしてるの?」
「えっと…あの…」
シーツを捲り、僕の股間に顔を近付けて…その姿だけでもう暴発しそうになる。
「おいで、ラシュエル」
「……はい」
おずおずと僕の…上に寝そべってきた。ふたりとも裸のままだから、ラシュエルの胸がむぎゅっと僕に押し付けられて…しかもわざとなの?いきり立ってるモノが既に濡れてるラシュエルの部分に密着してるけど。
「ラシュエル、今日は君に渡したいプレゼントがあるんだ。朝食をとったら庭で散歩でもしよう」
「プレゼント?…あっ……」
「そう…とっておきのプレゼント。必ず喜んでくれるはずだよ」
だから朝食の前に愛し合おうね──そう言って腰を進めれば抵抗なく飲み込まれていく。
「はぁ…温かい……気持ちいい…」
「あっ…あっ……」
ラシュエルの中はとろとろで温かくて、ゆるゆると抜き差しすれば溶けてひとつになれそう。
「ねぇ、ラシュエル。明日は一緒に街でお忍びデートしようか。新しい下着も買いに行きたいし…っ……新しいカフェも出来たでしょ?」
「は、はいっ…」
「でも、今日は散歩だけしたらずっと寝室で過ごそうね。二週間も離れていたから足りないんだ…もっともっとラシュエルを愛したい」
「あっ、ん…」
昨日の昼から何も食べていないし、さすがにお腹も減っているけど目の前で紅潮しているラシュエルの方が食べたくて仕方ない。
くちゅくちゅと淫靡な音が頭に響き、ラシュエルの体温と甘い啼き声が体を痺れさせる。腰はぐずぐずに蕩けそうなほど気持ちいいし、繋がったままでいたい。
「ラシュエル…気持ちいい?」
「きもっ、ち…いい、っ…」
ずっと小さくイキっぱなしなのか、ぷるぷるしてるし中もきゅんきゅんしてる…可愛い。
「ねぇ…どうしてほしい?」
突くのをやめてぐりぐりと奥を抉るようにしてみれば、新しい刺激にまた達した。
「あっ、ん…突いて、っ、、」
「どうやって?こう?」
わざと緩く浅く突けば「違う」と頭を振って自ら腰を動かす。いやらしい。
「もっと、っおく……っっあっ」
ガツン!と奥まで突いて繰り返すと、あんあん啼きながら一緒に腰を動かしてくる。最高にいやらしい僕の奥さん。
「ラシュエルっ、、どこに出して欲しい?」
「なっ、、なかっ…中にだしてっ、、あ、っ」
言われなくても中にしか出さないけれど、そこはやはりラシュエルにお願いされたい。散々出し切って寝たのに、ドクドクと凄い勢いで吐き出されていく。
「あ…ったかい……」
「そう?……可愛いよ、ラシュエル」
注がれる僕の子種を温かいと言って嬉しそうに微笑むから、一度だけで終わりにしようと思っていたのに自然と腰が動いてしまう。
君のせいだよ。
********
「これ……っ」
「驚いた?向こうでトラブルがあってね。あとでゆっくり話すけど、解決の手助けをしたお礼にって譲ってくれたんだ」
結局三回も僕が出すまで続いてしまって、気付けば朝食より昼食の方が近い時間だった。のんびり湯浴みをしてから食事をとり、少し部屋で過ごしてから約束の散歩へ。
そして、やっと渡せたプレゼント。
「いつか手に入れてラシュエルにプレゼントしたいって思ってたんだ。まさかここまで大きな物は想像していなかったけど…ラシュエル?」
アクアブルーをじっと見ていたラシュエルが、突然ポロポロと泣き始めてしまった。
「どうしたの?おいで」
隣の席から膝の上に座らせれば、ぎゅっと抱き着いてきてえぐえぐ泣いている。
「ラシュエル?」
「あり…ありがとう」
「…どういたしまして」
欲しがっていたことは分かっていたけれど、正直ここまで喜ぶとは思わなかった。若干楽しんだとはいえ面倒くさい女を相手にしたし、それなりに疲労もあったけど全部報われた気がする。
「ネックレスがいいかなぁ…僕とラシュエルの色が溶け合ってるし、そんな奇跡の宝石がラシュエルの胸元で輝くなんて…素敵だよね」
まだ少し泣いているラシュエルの頭を撫でていると、もぞっと動いて顔をあげた。
「目が腫れちゃうから部屋に戻って冷やそう」
小さく頷く仕草も可愛くて、目元に残る涙を吸いとってから横抱きにして歩き出す。その道中、アクアブルーはラシュエルにしっかりと手の中に閉じ込められていた。
********
「も…っ…だめ……」
部屋に戻り、目を冷やしつつのんびり過ごしていたらラシュエルがうとうとし始めたので、少し昼寝でもしようかと寝室に移動した。
抱き合って横になり、心地よく微睡んでいたところでラシュエルから視察遠征中の出来事を聞いて独占欲と嫉妬心に火がついた。
「いいよ、ラシュエルは休んでて」
決して無体なことはしたくない。それでも僕が不在の隙を突いて狙われたことが面白くなくて、とてつもなく不快で、もしもラシュエルが王太子妃ではなかったらと恐怖に駆られた。
僕より身分が上の男に横槍を入れられ、最悪奪われて二度と戻らなかったかもしれない…そんなことを想像したら、がむしゃらに抱き潰して僕のものにしないと気が済まなくなってしまう。
「マリウスっ、あ、、好きっ」
僕の気持ちを察して愛を伝えてくれるから嬉しいけれど、それも失ったらと思うと不安になりさらに腰を打ち付けて貪るように口付ける。
「…ラシュエルは誰にも渡さないっ」
僕だけ見ていればいい。
僕の声だけ聞けばいい。
どれだけ抱いても足りなくて、僕の子を孕めば少しは気持ちも落ち着くのかと奥へ奥へ突き立てて、最奧に口付けてから一滴残らず注ぎ込む。
この瞬間が何より好きだ。僕から出されたものをラシュエルがごくごくと飲み込んで…やがて実を結べば新しい命となる。その神秘さに胸は高鳴り、いくらでも注ぎたくなってしまう。
「ラシュエル…僕の子を孕んで……ひとりだけじゃなくて、ふたり…さんにん……ラシュエルとの子供が沢山欲しい」
「…ん……わたくしも…沢山欲しい……」
酷く抱かれているのに優しく微笑むラシュエルは、きっと僕のために女神がくれたプレゼントなんじゃないだろうか。
壊したくなくて、傷付けたくなくて…それなのに殺したいほど愛しくて。
「ラシュエル…やっぱり君は閉じ込めておこうか……誰の目にも触れさせず…誰の声も聞かせたくない……君を愛するのは僕だけでいいんだ」
懇願するように伝えれば、僕の頬に手を添えてにこりと優しく微笑んでくれる。
「閉じ込めても子供は生ませてくれる?」
「何人でも。だけど君と過ごすのは僕だけ」
「寝る時は抱き締めてくれる?」
「君の中に埋もれたまま寝るよ」
「死にたくなったらわたくしも殺してくれる?」
「必ず」
「それなら今すぐにでも閉じこめて」
狂っているのは分かってる。そんなやり取りで僕のモノは硬さを増すし、ラシュエルはきゅんきゅん締め付けてくるから。それでも確かめずにはいられないんだ。
「ラシュエルっ、、」
「マリウスっ、もっと、、っ、」
きっと今すぐ本当に閉じこめても、君は笑って受け入れてくれるだろう。だからこそ愛してるし殺したくなる。
失いたくない。
君を奪おうとする者は全員地獄に落としてやる。
「ラシュエル…っ」
早く孕めばいい…
犯人は目を開けなくとも分かっているけれど、なかなかない戯れなので暫く大人しくしていようと寝た振りをしていれば、ポソポソと小さな声が聞こえてきた。
「…ふふっ……本当に綺麗なお顔…睫毛は長くて鼻筋も通っているし…薄い唇が口角をあげて笑うところとかも好きだし…でもやっぱり透き通ったアイスブルーの瞳が一番好き」
ほかの女に褒められようものなら不快でしかないが、ラシュエルにならもっと褒めて欲しくなる。
「はぁ…この腹筋、どうやって作るのかしら?わたくしのお腹とは全くの別物ですし…とても硬いわ…ふふっ…でも男性らしくて格好いい。逞しい腕も守られてる実感が出来て…好き」
よかった。君に褒めてもらいたくて必死で体を造ってきた甲斐があったよ。それにしても僕が起きてるって気付いてる?そんなにスリスリされたら普通起きちゃうもんだけど。
「……よく寝てる。余程お疲れなのね…わたくしも昨夜は気付けば寝てしまいましたし」
うん、僕のせいでね。でもラシュエルだってノリノリで僕に跨がっていたからおあいこだな。
「…まだ起きませんわよね……」
…ちょ、ラシュエル…何をっ……
「あら…ここは寝ていても元気なのね?」
やめっ…「おはようございます」とか声かけなくていいから!…あっ……ちょ…もっと……
「…ラシュエル」
我慢できなかった。柔らかい手でさわさわと触るし、何を確かめたいのかペロリと舐めるし…我慢できる男がいるなら名乗り出ろ。
「あら…」
「おはよう、ラシュエル。ナニしてるの?」
「えっと…あの…」
シーツを捲り、僕の股間に顔を近付けて…その姿だけでもう暴発しそうになる。
「おいで、ラシュエル」
「……はい」
おずおずと僕の…上に寝そべってきた。ふたりとも裸のままだから、ラシュエルの胸がむぎゅっと僕に押し付けられて…しかもわざとなの?いきり立ってるモノが既に濡れてるラシュエルの部分に密着してるけど。
「ラシュエル、今日は君に渡したいプレゼントがあるんだ。朝食をとったら庭で散歩でもしよう」
「プレゼント?…あっ……」
「そう…とっておきのプレゼント。必ず喜んでくれるはずだよ」
だから朝食の前に愛し合おうね──そう言って腰を進めれば抵抗なく飲み込まれていく。
「はぁ…温かい……気持ちいい…」
「あっ…あっ……」
ラシュエルの中はとろとろで温かくて、ゆるゆると抜き差しすれば溶けてひとつになれそう。
「ねぇ、ラシュエル。明日は一緒に街でお忍びデートしようか。新しい下着も買いに行きたいし…っ……新しいカフェも出来たでしょ?」
「は、はいっ…」
「でも、今日は散歩だけしたらずっと寝室で過ごそうね。二週間も離れていたから足りないんだ…もっともっとラシュエルを愛したい」
「あっ、ん…」
昨日の昼から何も食べていないし、さすがにお腹も減っているけど目の前で紅潮しているラシュエルの方が食べたくて仕方ない。
くちゅくちゅと淫靡な音が頭に響き、ラシュエルの体温と甘い啼き声が体を痺れさせる。腰はぐずぐずに蕩けそうなほど気持ちいいし、繋がったままでいたい。
「ラシュエル…気持ちいい?」
「きもっ、ち…いい、っ…」
ずっと小さくイキっぱなしなのか、ぷるぷるしてるし中もきゅんきゅんしてる…可愛い。
「ねぇ…どうしてほしい?」
突くのをやめてぐりぐりと奥を抉るようにしてみれば、新しい刺激にまた達した。
「あっ、ん…突いて、っ、、」
「どうやって?こう?」
わざと緩く浅く突けば「違う」と頭を振って自ら腰を動かす。いやらしい。
「もっと、っおく……っっあっ」
ガツン!と奥まで突いて繰り返すと、あんあん啼きながら一緒に腰を動かしてくる。最高にいやらしい僕の奥さん。
「ラシュエルっ、、どこに出して欲しい?」
「なっ、、なかっ…中にだしてっ、、あ、っ」
言われなくても中にしか出さないけれど、そこはやはりラシュエルにお願いされたい。散々出し切って寝たのに、ドクドクと凄い勢いで吐き出されていく。
「あ…ったかい……」
「そう?……可愛いよ、ラシュエル」
注がれる僕の子種を温かいと言って嬉しそうに微笑むから、一度だけで終わりにしようと思っていたのに自然と腰が動いてしまう。
君のせいだよ。
********
「これ……っ」
「驚いた?向こうでトラブルがあってね。あとでゆっくり話すけど、解決の手助けをしたお礼にって譲ってくれたんだ」
結局三回も僕が出すまで続いてしまって、気付けば朝食より昼食の方が近い時間だった。のんびり湯浴みをしてから食事をとり、少し部屋で過ごしてから約束の散歩へ。
そして、やっと渡せたプレゼント。
「いつか手に入れてラシュエルにプレゼントしたいって思ってたんだ。まさかここまで大きな物は想像していなかったけど…ラシュエル?」
アクアブルーをじっと見ていたラシュエルが、突然ポロポロと泣き始めてしまった。
「どうしたの?おいで」
隣の席から膝の上に座らせれば、ぎゅっと抱き着いてきてえぐえぐ泣いている。
「ラシュエル?」
「あり…ありがとう」
「…どういたしまして」
欲しがっていたことは分かっていたけれど、正直ここまで喜ぶとは思わなかった。若干楽しんだとはいえ面倒くさい女を相手にしたし、それなりに疲労もあったけど全部報われた気がする。
「ネックレスがいいかなぁ…僕とラシュエルの色が溶け合ってるし、そんな奇跡の宝石がラシュエルの胸元で輝くなんて…素敵だよね」
まだ少し泣いているラシュエルの頭を撫でていると、もぞっと動いて顔をあげた。
「目が腫れちゃうから部屋に戻って冷やそう」
小さく頷く仕草も可愛くて、目元に残る涙を吸いとってから横抱きにして歩き出す。その道中、アクアブルーはラシュエルにしっかりと手の中に閉じ込められていた。
********
「も…っ…だめ……」
部屋に戻り、目を冷やしつつのんびり過ごしていたらラシュエルがうとうとし始めたので、少し昼寝でもしようかと寝室に移動した。
抱き合って横になり、心地よく微睡んでいたところでラシュエルから視察遠征中の出来事を聞いて独占欲と嫉妬心に火がついた。
「いいよ、ラシュエルは休んでて」
決して無体なことはしたくない。それでも僕が不在の隙を突いて狙われたことが面白くなくて、とてつもなく不快で、もしもラシュエルが王太子妃ではなかったらと恐怖に駆られた。
僕より身分が上の男に横槍を入れられ、最悪奪われて二度と戻らなかったかもしれない…そんなことを想像したら、がむしゃらに抱き潰して僕のものにしないと気が済まなくなってしまう。
「マリウスっ、あ、、好きっ」
僕の気持ちを察して愛を伝えてくれるから嬉しいけれど、それも失ったらと思うと不安になりさらに腰を打ち付けて貪るように口付ける。
「…ラシュエルは誰にも渡さないっ」
僕だけ見ていればいい。
僕の声だけ聞けばいい。
どれだけ抱いても足りなくて、僕の子を孕めば少しは気持ちも落ち着くのかと奥へ奥へ突き立てて、最奧に口付けてから一滴残らず注ぎ込む。
この瞬間が何より好きだ。僕から出されたものをラシュエルがごくごくと飲み込んで…やがて実を結べば新しい命となる。その神秘さに胸は高鳴り、いくらでも注ぎたくなってしまう。
「ラシュエル…僕の子を孕んで……ひとりだけじゃなくて、ふたり…さんにん……ラシュエルとの子供が沢山欲しい」
「…ん……わたくしも…沢山欲しい……」
酷く抱かれているのに優しく微笑むラシュエルは、きっと僕のために女神がくれたプレゼントなんじゃないだろうか。
壊したくなくて、傷付けたくなくて…それなのに殺したいほど愛しくて。
「ラシュエル…やっぱり君は閉じ込めておこうか……誰の目にも触れさせず…誰の声も聞かせたくない……君を愛するのは僕だけでいいんだ」
懇願するように伝えれば、僕の頬に手を添えてにこりと優しく微笑んでくれる。
「閉じ込めても子供は生ませてくれる?」
「何人でも。だけど君と過ごすのは僕だけ」
「寝る時は抱き締めてくれる?」
「君の中に埋もれたまま寝るよ」
「死にたくなったらわたくしも殺してくれる?」
「必ず」
「それなら今すぐにでも閉じこめて」
狂っているのは分かってる。そんなやり取りで僕のモノは硬さを増すし、ラシュエルはきゅんきゅん締め付けてくるから。それでも確かめずにはいられないんだ。
「ラシュエルっ、、」
「マリウスっ、もっと、、っ、」
きっと今すぐ本当に閉じこめても、君は笑って受け入れてくれるだろう。だからこそ愛してるし殺したくなる。
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