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三章
宿泊者名簿No.10 気狂い校長カニバル4/8
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スイーツたちが王都から去りほどなくして、ワシはスイーツから婚約破棄の慰謝料として貰った家に住むことになった。ワシの実家よりもそちらの家の方が王宮に近く、出仕するのに便利だったからだ。
両親から独立して生活を始め、気ままな一人暮らしの生活が始まった。
(ああスイーツ、ああスイーツぅう……)
王宮料理番としての仕事は過酷を極めていたが、家に帰ると少しだけ心が安らいだ。誰もいないだだっ広い家であったが、そこには確かに彼女の匂いが存在していた。彼女の匂いが染み付いた家にいると、辛い現実を忘れられた。
「スイーツの作ってくれる乳の煮込みはいつだって最高だな! 本当に美味しいよ!」
「……」
自分で作った料理をスイーツが作った料理として脳内変換し、スイーツに見立てた人形に話しかける。そうしていると、日々の仕事のストレスで破壊された脳細胞が再生されていく気がした。
「今日は一緒に寝ような。新婚さんだから当たり前だよな」
「……」
スイーツの家で、彼女に見立てた人形と共に、仮想の新婚生活を送る。ありえたかもしれない未来の妄想に浸ることで脳細胞が活性化する。
そうしていると破壊された脳細胞が再生していく気がしたのだ。それなりに幸せな時間だった。
「カニバル、お前、狂っているのか?」
「狂っていませんよ。自分は正常です父上。これはふざけて遊びとしてやっているのです。こうすると、破壊された脳細胞が蘇っていく気がするのですよ。いわば脳の栄養摂取のための儀式みたいなものです。どうぞお構いなく」
「……」
一人暮らしをするワシを心配してたまに父上や母上が様子を見に来たのだが、人形と共に暮らすワシの姿を見てドン引きしている様子だった。
このままだと不味いと思ったのか、両親はやたら見合いを勧めてくるようになった。
「お前もいい年だ。結婚しないと出世にも響く。そろそろ結婚しろ」
「はあ左様ですか」
「良い相手がいないならこちらで見繕う。独身よりはマシだろう」
「仕方ありませんな」
「いい加減人形遊びはもう卒業しろ。子供ではないんだぞ」
スイーツ以上の女はいない。そう思って今まで生きてきたので、見合いは気が進まなかったが、両親が勝手に話を進めるので受けざるを得なかった。
「ティゴメと申します。本日はよろしくお願いします」
「どうもご丁寧に。カニバルと申します」
気が進まない見合いの連続であったが、その中でもこれはと思う女と巡り合うことができた。気が進まなない見合いでも、物は試しと受けてみるもんである。
「へー。ティゴメさんは貴族街にある高等院に進んで官吏登用試験を受けたんですか」
「はい。何度も受けたんですけど、結局は受かりませんでしたけどね。私は父上や弟と違ってそれほど優秀ではございませんので」
「貴族街の高等院に進んだだけでも凄いですよ。自分なんて貴族街の高等院の入学試験すら怪しいものでしたからね。下町の高等院を出た浅学の身ですよ」
「そんな謙遜なさらないでくださいませ。カニバル様の方が凄いですよ。平民を含めた数多の人間の中での競争を勝ち抜いて、見事に王宮料理番という職を勝ち取ったのですから。どうぞ誇ってくださいませ」
「アハハ、そう言われると面映いです」
ティゴメはワシと同じ下級貴族の生まれであった。父と弟が下級貴族という中々のエリート一家であった。
彼女自身も高等院に進んで官吏登用試験を受けたようだが、残念ながら合格はできなかったようだ。まあそういう人間は多いので別段不思議なことではなかった。
(冒険者に股を開いたあのアバズレ女とは違って頭が良さそうだ。夫のことを第一に立ててくれる。素晴らしい!)
家柄もいいし、悪くはない縁談だと思った。
ティゴメはスイーツほどではないが美人で愛嬌もあった。頭の良さを加えれば、スイーツよりも良い女だと思われた。
「ティゴメさんは上級貴族様の屋敷で礼儀作法を習ったのですか。通りで所作が整っていると思いました」
「はい。そうなんです」
何度か見合いを重ね、ワシらはめでたく結婚と相成った。ティゴメは才色兼備といった言葉が相応しいような清楚な美人であった。
(可愛い……心の傷が癒されていくようだ。あのアバズレとゴミ庶民の冒険者に破壊された脳細胞が潤っていく。ああ、最高だ!)
ティゴメと話していると、ワシの脳細胞が活性化していくのがわかった。
一度死んだ脳細胞は決して再生されないわけではないのだ。脳を活性化させる栄養さえあれば、必ずや再生されるのだ。
「不束ものですがよろしくお願いいたします」
「うむ。自分もさほど経験があるわけではないがな」
結婚した我らは当然の如く初夜を過ごすことになった。
寝所で共に横たわる。初めて見る女体は最高であった。
思い返せば、この時がワシの人生の中で二度目の絶頂の時だったのだろう。
いざ事に及んだワシは大きな戸惑いを覚えることになった。
(あれ……彼女は全然痛がってない? 知識と全然違うぞ?)
賢いティゴメはワシの戸惑いを即座に察知したようだった。
「ぴぇえええん!」
彼女は突然泣き出してしまった。そして衝撃の告白を始めたのであった。
「実は……私は上級貴族様の家で夜伽をさせられたことがあるのです。父上の命令で仕方なく……」
ティゴメは上級貴族の家で侍女として働いている間、そこの主人の夜伽をさせられたことがあるらしい。
「全ては御家のため……弟のためだったのですぅ……」
官吏登用試験には、一次試験の筆記試験と、面接による二次試験がある。
二次試験ではコネによる影響が大きいとも言われる。一次試験で圧倒的な点数を稼ぎ優秀さを見せつければ別だが、そうでない場合は、二次試験での僅かな差が合否に影響すると言われている。
ティゴメの弟は二次試験の結果を無視できるほど優秀ではなかったようだ。
そこで、息子の官吏登用試験の合格確実とするため、ティゴメの父親は落第してお荷物だった彼女を利用したようだった。代々試験官を務める上級貴族の家に奉仕に行かせ、そこで賄賂という形で夜伽をさせたようだ。
そのおかげもあり、弟は無事試験に合格し下級貴族となれたようだ。
「汚れたこの私を許してくださいませ。ううぅぅ。たった一度きりのことでございますぅ」
官吏登用試験にまつわるそのような醜聞はたまに聞いたことがあったが、まさか自分の嫁がそんなことをさせられていたなどとは露ほどにも思わなかった。
(頭が痛い。頭が……)
その話を聞き、せっかく再生したワシの脳細胞は、またもや大量に死んでいった。
スイーツに妊娠を告げられた時よりも脳細胞が破壊された気がした。
婚約者と既に結婚している関係では、後者の方が関係が深い分だけ、何かあった時の脳細胞の破壊率が大きいのは間違いない。
「どうか寛大な御心でお許しくださいませ」
「あぁ……だがそのような重大な事実を今まで隠していたなどとは信義にもとるぞ」
「……たった一度のことでございます。御家のためだったのでございます。離縁となれば、私は生きてはいけません。今ここで潔く自決いたします」
「な、何!? 馬鹿な真似はよせ!」
ティゴメは背筋が凍るような恐ろしい表情で自決するとのたまった。
普段の愛らしい表情など微塵もない、女の執念が滲み出た恐ろしい顔をしていた。
必死の女というのはここまで恐ろしいものなのかと、この時、ワシは初めて知った。
賢しいティゴメにやりこまれ、ワシは彼女との関係を断ち切ることができなかった。
「妻として精一杯のご奉仕をいたしますので」
「あぁ……」
全てを告白したティゴメはどこか清々としていた。今まで被っていた猫の皮を剥ぎ、媚びた雌の表情を見せてきた。
性経験の乏しいワシでもわかった。ティゴメは上級貴族によってたっぷり仕込まれていたのだと。たった一度の過ちと言っていたが、それは大嘘であった。
ティゴメは賢しいが、ある意味馬鹿だった。男心を何も理解してはいなかった。
こうすれば男が喜ぶという上級貴族によって仕込まれた偏った知識を使い、ワシを喜ばそうとしてきた。
妻にそんなことをされて喜ぶ男などいないというのに。
(頭が痛い……痛気持ちぃいいい……)
気持ち悪かったが、気持ち良かった。
心が引き裂かれるような強烈な嫌悪感によって脳細胞が破壊されると同時、今まで体験したことのない未知の快楽によって脳細胞が破壊されていった。
ワシの脳細胞は、二重の衝撃を受けて破壊されていった。負の力と正の力の両方により、ボロボロになっていった。
「旦那様。今宵もティゴメにたっぷりと子種を仕込んでくださいませ。御家のために頑張って子作りしましょう♡」
「あぁ……」
ワシはティゴメに導かれるまま何度も肉体を重ねた。夫婦の義務としてそれをこなした。
そんな夜を何度か繰り返し、まもなくして娘が生まれた。
「パパー好きー!」
「おーよしよし」
経緯が経緯だけに、妻に対する愛情はほとんどなかった。だが生まれた娘は可愛かった。
(娘だけは無垢で可愛いわい。この娘だけは無垢な汚れのないまま育てよう。人生で唯一の宝だ)
まさかの二度目の寝取られによって脳に深い傷を負ったワシであったが、娘だけが癒しであった。
娘の成長を見ていると、破壊された脳細胞が少しだけ再生したように感じられた。
娘のことだけを思い、ワシは必死に働き続けた。権謀術数渦巻く王宮にて身を粉にして働いた。
気づけば多くの時が過ぎ、ワシは王宮料理番の第一線を退き、料理学校の校長という職に納まることになった。
両親から独立して生活を始め、気ままな一人暮らしの生活が始まった。
(ああスイーツ、ああスイーツぅう……)
王宮料理番としての仕事は過酷を極めていたが、家に帰ると少しだけ心が安らいだ。誰もいないだだっ広い家であったが、そこには確かに彼女の匂いが存在していた。彼女の匂いが染み付いた家にいると、辛い現実を忘れられた。
「スイーツの作ってくれる乳の煮込みはいつだって最高だな! 本当に美味しいよ!」
「……」
自分で作った料理をスイーツが作った料理として脳内変換し、スイーツに見立てた人形に話しかける。そうしていると、日々の仕事のストレスで破壊された脳細胞が再生されていく気がした。
「今日は一緒に寝ような。新婚さんだから当たり前だよな」
「……」
スイーツの家で、彼女に見立てた人形と共に、仮想の新婚生活を送る。ありえたかもしれない未来の妄想に浸ることで脳細胞が活性化する。
そうしていると破壊された脳細胞が再生していく気がしたのだ。それなりに幸せな時間だった。
「カニバル、お前、狂っているのか?」
「狂っていませんよ。自分は正常です父上。これはふざけて遊びとしてやっているのです。こうすると、破壊された脳細胞が蘇っていく気がするのですよ。いわば脳の栄養摂取のための儀式みたいなものです。どうぞお構いなく」
「……」
一人暮らしをするワシを心配してたまに父上や母上が様子を見に来たのだが、人形と共に暮らすワシの姿を見てドン引きしている様子だった。
このままだと不味いと思ったのか、両親はやたら見合いを勧めてくるようになった。
「お前もいい年だ。結婚しないと出世にも響く。そろそろ結婚しろ」
「はあ左様ですか」
「良い相手がいないならこちらで見繕う。独身よりはマシだろう」
「仕方ありませんな」
「いい加減人形遊びはもう卒業しろ。子供ではないんだぞ」
スイーツ以上の女はいない。そう思って今まで生きてきたので、見合いは気が進まなかったが、両親が勝手に話を進めるので受けざるを得なかった。
「ティゴメと申します。本日はよろしくお願いします」
「どうもご丁寧に。カニバルと申します」
気が進まない見合いの連続であったが、その中でもこれはと思う女と巡り合うことができた。気が進まなない見合いでも、物は試しと受けてみるもんである。
「へー。ティゴメさんは貴族街にある高等院に進んで官吏登用試験を受けたんですか」
「はい。何度も受けたんですけど、結局は受かりませんでしたけどね。私は父上や弟と違ってそれほど優秀ではございませんので」
「貴族街の高等院に進んだだけでも凄いですよ。自分なんて貴族街の高等院の入学試験すら怪しいものでしたからね。下町の高等院を出た浅学の身ですよ」
「そんな謙遜なさらないでくださいませ。カニバル様の方が凄いですよ。平民を含めた数多の人間の中での競争を勝ち抜いて、見事に王宮料理番という職を勝ち取ったのですから。どうぞ誇ってくださいませ」
「アハハ、そう言われると面映いです」
ティゴメはワシと同じ下級貴族の生まれであった。父と弟が下級貴族という中々のエリート一家であった。
彼女自身も高等院に進んで官吏登用試験を受けたようだが、残念ながら合格はできなかったようだ。まあそういう人間は多いので別段不思議なことではなかった。
(冒険者に股を開いたあのアバズレ女とは違って頭が良さそうだ。夫のことを第一に立ててくれる。素晴らしい!)
家柄もいいし、悪くはない縁談だと思った。
ティゴメはスイーツほどではないが美人で愛嬌もあった。頭の良さを加えれば、スイーツよりも良い女だと思われた。
「ティゴメさんは上級貴族様の屋敷で礼儀作法を習ったのですか。通りで所作が整っていると思いました」
「はい。そうなんです」
何度か見合いを重ね、ワシらはめでたく結婚と相成った。ティゴメは才色兼備といった言葉が相応しいような清楚な美人であった。
(可愛い……心の傷が癒されていくようだ。あのアバズレとゴミ庶民の冒険者に破壊された脳細胞が潤っていく。ああ、最高だ!)
ティゴメと話していると、ワシの脳細胞が活性化していくのがわかった。
一度死んだ脳細胞は決して再生されないわけではないのだ。脳を活性化させる栄養さえあれば、必ずや再生されるのだ。
「不束ものですがよろしくお願いいたします」
「うむ。自分もさほど経験があるわけではないがな」
結婚した我らは当然の如く初夜を過ごすことになった。
寝所で共に横たわる。初めて見る女体は最高であった。
思い返せば、この時がワシの人生の中で二度目の絶頂の時だったのだろう。
いざ事に及んだワシは大きな戸惑いを覚えることになった。
(あれ……彼女は全然痛がってない? 知識と全然違うぞ?)
賢いティゴメはワシの戸惑いを即座に察知したようだった。
「ぴぇえええん!」
彼女は突然泣き出してしまった。そして衝撃の告白を始めたのであった。
「実は……私は上級貴族様の家で夜伽をさせられたことがあるのです。父上の命令で仕方なく……」
ティゴメは上級貴族の家で侍女として働いている間、そこの主人の夜伽をさせられたことがあるらしい。
「全ては御家のため……弟のためだったのですぅ……」
官吏登用試験には、一次試験の筆記試験と、面接による二次試験がある。
二次試験ではコネによる影響が大きいとも言われる。一次試験で圧倒的な点数を稼ぎ優秀さを見せつければ別だが、そうでない場合は、二次試験での僅かな差が合否に影響すると言われている。
ティゴメの弟は二次試験の結果を無視できるほど優秀ではなかったようだ。
そこで、息子の官吏登用試験の合格確実とするため、ティゴメの父親は落第してお荷物だった彼女を利用したようだった。代々試験官を務める上級貴族の家に奉仕に行かせ、そこで賄賂という形で夜伽をさせたようだ。
そのおかげもあり、弟は無事試験に合格し下級貴族となれたようだ。
「汚れたこの私を許してくださいませ。ううぅぅ。たった一度きりのことでございますぅ」
官吏登用試験にまつわるそのような醜聞はたまに聞いたことがあったが、まさか自分の嫁がそんなことをさせられていたなどとは露ほどにも思わなかった。
(頭が痛い。頭が……)
その話を聞き、せっかく再生したワシの脳細胞は、またもや大量に死んでいった。
スイーツに妊娠を告げられた時よりも脳細胞が破壊された気がした。
婚約者と既に結婚している関係では、後者の方が関係が深い分だけ、何かあった時の脳細胞の破壊率が大きいのは間違いない。
「どうか寛大な御心でお許しくださいませ」
「あぁ……だがそのような重大な事実を今まで隠していたなどとは信義にもとるぞ」
「……たった一度のことでございます。御家のためだったのでございます。離縁となれば、私は生きてはいけません。今ここで潔く自決いたします」
「な、何!? 馬鹿な真似はよせ!」
ティゴメは背筋が凍るような恐ろしい表情で自決するとのたまった。
普段の愛らしい表情など微塵もない、女の執念が滲み出た恐ろしい顔をしていた。
必死の女というのはここまで恐ろしいものなのかと、この時、ワシは初めて知った。
賢しいティゴメにやりこまれ、ワシは彼女との関係を断ち切ることができなかった。
「妻として精一杯のご奉仕をいたしますので」
「あぁ……」
全てを告白したティゴメはどこか清々としていた。今まで被っていた猫の皮を剥ぎ、媚びた雌の表情を見せてきた。
性経験の乏しいワシでもわかった。ティゴメは上級貴族によってたっぷり仕込まれていたのだと。たった一度の過ちと言っていたが、それは大嘘であった。
ティゴメは賢しいが、ある意味馬鹿だった。男心を何も理解してはいなかった。
こうすれば男が喜ぶという上級貴族によって仕込まれた偏った知識を使い、ワシを喜ばそうとしてきた。
妻にそんなことをされて喜ぶ男などいないというのに。
(頭が痛い……痛気持ちぃいいい……)
気持ち悪かったが、気持ち良かった。
心が引き裂かれるような強烈な嫌悪感によって脳細胞が破壊されると同時、今まで体験したことのない未知の快楽によって脳細胞が破壊されていった。
ワシの脳細胞は、二重の衝撃を受けて破壊されていった。負の力と正の力の両方により、ボロボロになっていった。
「旦那様。今宵もティゴメにたっぷりと子種を仕込んでくださいませ。御家のために頑張って子作りしましょう♡」
「あぁ……」
ワシはティゴメに導かれるまま何度も肉体を重ねた。夫婦の義務としてそれをこなした。
そんな夜を何度か繰り返し、まもなくして娘が生まれた。
「パパー好きー!」
「おーよしよし」
経緯が経緯だけに、妻に対する愛情はほとんどなかった。だが生まれた娘は可愛かった。
(娘だけは無垢で可愛いわい。この娘だけは無垢な汚れのないまま育てよう。人生で唯一の宝だ)
まさかの二度目の寝取られによって脳に深い傷を負ったワシであったが、娘だけが癒しであった。
娘の成長を見ていると、破壊された脳細胞が少しだけ再生したように感じられた。
娘のことだけを思い、ワシは必死に働き続けた。権謀術数渦巻く王宮にて身を粉にして働いた。
気づけば多くの時が過ぎ、ワシは王宮料理番の第一線を退き、料理学校の校長という職に納まることになった。
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