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三章
宿泊者名簿No.11 パン屋の見習い少年パオン3/7
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「お父さん、パオン。それじゃ行ってくるから」
「おう。せいぜい励みやがれ」
「落ち着いたら俺も王都に遊びに行くっすよ!」
ヨミトさんたちがウチに宿を借りにきてからしばらく。ブレンダは王都へと旅立っていったっす。
「ブレンダちゃん、寂しいけど頑張って!」
「しっかり勉強するのよ!」
「はい!」
近所の人にも見送られての、盛大な旅立ちだったっす。どれだけブレンダが村の人に愛されているか丸わかりだったっすね。ブレンダは村のアイドルってやつっす。
ちなみにブレンダは親方が雇った冒険者の方々に護衛されながら王都に旅立っていったっす。
ブレンダみたいな美人が一人で村の外の往来を歩いていたら危険っすからね。
人攫いに目をつけられること確定っすよ。
(ブレンダ無事に王都に着いたっすかね? ちょっと心配っすよ……)
信頼できる冒険者に守られている――それでも俺は心配だったっす。愛する婚約者が一人で遠出しているわけっすからね。心配もするってもんすよ。
王都に入れば安全だと思うんすけど、王都に無事着いたって連絡があるまでは気が気じゃなかったっす。
「おい坊主。ブレンダから手紙が届いているぞ。こっちはお前宛だ」
「本当っすか!」
近況を報告する手紙が着いて、ようやく俺は一安心できたんす。
ブレンダは学校の寮に入り、本格的に授業も受け始めたって聞いて、俺は喜びを抑えられなかったすよ。新天地で頑張るブレンダのことが自分のことのように感じられて嬉しかったっす。
「うおおお! 俺も負けてられないっす! 親方、今日は俺のことをもっと扱いて扱いて扱きまくって欲しいっす!」
「うるせえな。暑苦しい。夏なんだからもっと静かに喋りやがれってんだ」
ブレンダがいない、親方と二人きりの生活は少し寂しかったっすけど、その分親方からみっちりと濃厚なご指導を受けることができたっす。ブレンダがずっと担当してた仕事もやったりして、料理人としての腕を磨きまくったっす。
「親方、次の週末、王都に行って来てもいいっすかね? ブレンダの様子を見てくるっすよ」
「ああ。好きにしろよ。気分転換も必要だ」
しばらく経ち、親方に許可をとり、王都に遊びに行くことが決まったっす。
ブレンダと連絡を取り合い、王都で落ち合うことになったんすよ。
(久しぶりにブレンダに会えるっすよ! 超楽しみで夜も眠れないっすよ!)
久しぶりにブレンダに会えると思うと、ワクワクが抑えられなかったっす。
それで完全に舞い上がってしまって、道中、財布を落としてなくしてしまったんす。
王都にはなんとか入れたんすけど、滞在費がすっからかんになっちまったんす。ついてないっすよぉ。
「ええ!? 財布落としちゃったのぉ!? 馬鹿なの!?」
「何も言えねえっす……。面目ないっす……」
久しぶりとのブレンダとの逢瀬なのに、デート代も払えず立ち竦むばかり。デート代はおろか今日の宿泊費も払えないという情けないことになっちまったんす。
「デートは別にいいけど、それじゃあ今日の宿はどうするのよ?」
「馬小屋に泊めてもらうしかないっす。それしかないっすよぉ」
「えぇ、馬小屋!?」
ブレンダは学校の女子寮に泊まっているのでそこに泊めさせてもらうわけにはいかなかったっす。だから野宿か馬小屋で泊まるしかないって状況になっちまったんす。
「あの子、馬小屋に泊まるんだって」
「ぷっ、だっさ」
周囲の道行く人は、俺たちの話を聞いてくすくすと笑っていたっす。
イースト村みたいな田舎と違って、王都の道行く人は冷たいっすよ。見ず知らずの困ってる人を誰も助けようとなんてしてくれなかったっす。
「女の子は美人だけど、男の子の方、超芋よね~。やだわ~」
「釣り合ってないわよね~」
王都で暮らし始めて身嗜みが洗練されて、今まで以上に美貌に磨きがかかっているブレンダ。
それに比べると、俺は芋丸出しだったっす。いかにも王都に出てきたド田舎の少年って感じだったと思うっす。
指差されて笑われて超恥ずかしかったっすよぉ。
「やあお二人さん。お久しぶり」
情けなさに打ち震えていると、救いの手が差し伸べられたんす。
いつぞやにウチに泊まりに来た冒険者チーム、そのリーダーであるヨミトさんがそこにいたんすよ。
この時の俺は失礼にも名前を忘れてしまっていたんすけど、ブレンダはしっかりと覚えていたっす。それでヨミトさんたちの温情に縋ることができたんすね。
俺は馬小屋での宿泊を免れ、ヨミトさんたちのお家に泊まらせてもらうことになったんす。有難い話っすよぉ。
「お邪魔するっすよー」
ヨミトさんたちは既に王都に拠点を構えていて、樽型の立派なお家に住んでいたっす。ワンちゃんを三匹も飼っていて、庭には奇麗な花が咲いていて、お金持ちの家って感じだったっす。
やっぱ王都に拠点を構える冒険者って凄い人が多いって実感したっすよ。親方も昔王都に拠点を構えてたらしく、凄腕の冒険者だったって話っすからね。
「パオン君たちも遠慮しないで食べてよ」
「それじゃあ……」
ヨミトさんに招かれて、お茶どころか夕飯までご馳走になってしまったっす。
今までに食ったことのないような美味い肉を食べることができて、俺はもう感動したっす。ブル肉もオーク肉も、生まれて初めて食ったっすよ。
「パオン、少しは遠慮しなさいよ! 全部高級食材なのよ!」
「ええっ、ああっ、申し訳ないっす! 美味すぎて箸が止まらなかったっすよ!」
「ハハハ、いいよいいよ。どんどん食べてよ」
調子に乗って食いすぎて、ブレンダに遠慮しろって怒られてしまったのはご愛嬌っす。当のヨミトさんたちはまったく気にしてない様子でしたっすけど。やっぱ凄腕冒険者は器が大きいっすよ。
「んで、パオンっつったか。あの子とはどこまでいったんだ? エッチしたか?」
「ええ!? いきなりなんなんすか!?」
「白状しろよオイ!」
「俺はブレンダに操立ててるっすから!」
宴では魔法使いのメリッサさんに絡まれて恥ずかしい思いをしたっす。
パープルさんが助けてくれなきゃ、もっと恥ずかしいこと告白させられる所だったっす。
辱めからやっと解放された俺は、宛がわれた部屋のベッドに沈むと、そのまま泥のように眠ったっす。
寝ている最中、身体から力が抜けていくような変な夢を見たっすよ。変な夢だったっす。
翌日は朝早く家を出て、登校前のブレンダと会って別れの挨拶を済ませてきたっす。それから家に戻り、朝食を頂いてからお暇させてもらうことになったっす。
「パオン君。昨日の残り物の弁当で悪いけど」
「いいんすか! ありがたく頂くっすよ!」
ヨミトさんは俺のためにお弁当まで用意してくれてたっす。驚いたことに弁当はヨミトさん自ら作ったっぽいす。
てっきり女性陣の誰かかパープルさんが作ったのかと思いきや、そうではなかったんす。親方と同じで戦闘のみならず料理まで出来るなんて格好良すぎっすよ。
「また王都に来た時は寄ってってね」
「有難いっす! そうさせてもらうっすよ! 色々お世話になって申し訳ないっす!」
迷惑かけたのも気にせず、ヨミトさんはまた家に寄れとまで言ってくれたっす。
ヨミトさんたちは本当に良い人たちっすよ。天使みたいな人たちっす。
こうして俺はブレンダとヨミトさんたちと別れ、再びイースト村に戻っていったんす。
財布を落としたりして一時はどうなることかと思ったっすけど、ヨミトさんのおかげで、なんとか初めての王都への一人旅を無事に終えることができたっす。
(早くも一ヶ月後が楽しみっすね。早く一ヶ月経ってまたブレンダに会いたいっすよ。あ、でもそうなると親方の余命も少なくなるんすね……複雑っすよぉ)
この時の俺はまだそんな呑気なことを考えていたっす。二ヶ月後に地獄の日々が待っているとは知らずに……。
(それにしても、ブレンダ遅いっすね? 何してるんすかね?)
三回目の王都来訪の時だったっす。ブレンダは待ち合わせ場所に中々現れなかったんす。
(学校が忙しくて忘れてるんすかね? ブレンダも意外とおっちょこちょいなところあるっすねぇ)
俺は学校に許可をとって、寮にいるであろうブレンダを訪ねることにしたんす。何かの手違いで待ち合わせ場所に現れなかっただけ――そう思ってたんす。
だが事実は予想よりも遥かに深刻だったんす。他のことなんてどうでもよくなるくらい恐ろしい事態が、俺を待ち受けていたんすよ。
「ブレンダさんね。もう一ヶ月も前に学校辞めてるよ。だから寮になんていないよ。荷物も跡形もないよ」
俺は学校に行き、そこで寮監から衝撃の事実を聞かされるハメになったんす。詳しく調べたら、ブレンダは一ヶ月も前から行方不明になってるみたいだったんす。
(嘘……っすよね?)
目の前が真っ暗になって、思わずその場に蹲ってしまったっす。
「おう。せいぜい励みやがれ」
「落ち着いたら俺も王都に遊びに行くっすよ!」
ヨミトさんたちがウチに宿を借りにきてからしばらく。ブレンダは王都へと旅立っていったっす。
「ブレンダちゃん、寂しいけど頑張って!」
「しっかり勉強するのよ!」
「はい!」
近所の人にも見送られての、盛大な旅立ちだったっす。どれだけブレンダが村の人に愛されているか丸わかりだったっすね。ブレンダは村のアイドルってやつっす。
ちなみにブレンダは親方が雇った冒険者の方々に護衛されながら王都に旅立っていったっす。
ブレンダみたいな美人が一人で村の外の往来を歩いていたら危険っすからね。
人攫いに目をつけられること確定っすよ。
(ブレンダ無事に王都に着いたっすかね? ちょっと心配っすよ……)
信頼できる冒険者に守られている――それでも俺は心配だったっす。愛する婚約者が一人で遠出しているわけっすからね。心配もするってもんすよ。
王都に入れば安全だと思うんすけど、王都に無事着いたって連絡があるまでは気が気じゃなかったっす。
「おい坊主。ブレンダから手紙が届いているぞ。こっちはお前宛だ」
「本当っすか!」
近況を報告する手紙が着いて、ようやく俺は一安心できたんす。
ブレンダは学校の寮に入り、本格的に授業も受け始めたって聞いて、俺は喜びを抑えられなかったすよ。新天地で頑張るブレンダのことが自分のことのように感じられて嬉しかったっす。
「うおおお! 俺も負けてられないっす! 親方、今日は俺のことをもっと扱いて扱いて扱きまくって欲しいっす!」
「うるせえな。暑苦しい。夏なんだからもっと静かに喋りやがれってんだ」
ブレンダがいない、親方と二人きりの生活は少し寂しかったっすけど、その分親方からみっちりと濃厚なご指導を受けることができたっす。ブレンダがずっと担当してた仕事もやったりして、料理人としての腕を磨きまくったっす。
「親方、次の週末、王都に行って来てもいいっすかね? ブレンダの様子を見てくるっすよ」
「ああ。好きにしろよ。気分転換も必要だ」
しばらく経ち、親方に許可をとり、王都に遊びに行くことが決まったっす。
ブレンダと連絡を取り合い、王都で落ち合うことになったんすよ。
(久しぶりにブレンダに会えるっすよ! 超楽しみで夜も眠れないっすよ!)
久しぶりにブレンダに会えると思うと、ワクワクが抑えられなかったっす。
それで完全に舞い上がってしまって、道中、財布を落としてなくしてしまったんす。
王都にはなんとか入れたんすけど、滞在費がすっからかんになっちまったんす。ついてないっすよぉ。
「ええ!? 財布落としちゃったのぉ!? 馬鹿なの!?」
「何も言えねえっす……。面目ないっす……」
久しぶりとのブレンダとの逢瀬なのに、デート代も払えず立ち竦むばかり。デート代はおろか今日の宿泊費も払えないという情けないことになっちまったんす。
「デートは別にいいけど、それじゃあ今日の宿はどうするのよ?」
「馬小屋に泊めてもらうしかないっす。それしかないっすよぉ」
「えぇ、馬小屋!?」
ブレンダは学校の女子寮に泊まっているのでそこに泊めさせてもらうわけにはいかなかったっす。だから野宿か馬小屋で泊まるしかないって状況になっちまったんす。
「あの子、馬小屋に泊まるんだって」
「ぷっ、だっさ」
周囲の道行く人は、俺たちの話を聞いてくすくすと笑っていたっす。
イースト村みたいな田舎と違って、王都の道行く人は冷たいっすよ。見ず知らずの困ってる人を誰も助けようとなんてしてくれなかったっす。
「女の子は美人だけど、男の子の方、超芋よね~。やだわ~」
「釣り合ってないわよね~」
王都で暮らし始めて身嗜みが洗練されて、今まで以上に美貌に磨きがかかっているブレンダ。
それに比べると、俺は芋丸出しだったっす。いかにも王都に出てきたド田舎の少年って感じだったと思うっす。
指差されて笑われて超恥ずかしかったっすよぉ。
「やあお二人さん。お久しぶり」
情けなさに打ち震えていると、救いの手が差し伸べられたんす。
いつぞやにウチに泊まりに来た冒険者チーム、そのリーダーであるヨミトさんがそこにいたんすよ。
この時の俺は失礼にも名前を忘れてしまっていたんすけど、ブレンダはしっかりと覚えていたっす。それでヨミトさんたちの温情に縋ることができたんすね。
俺は馬小屋での宿泊を免れ、ヨミトさんたちのお家に泊まらせてもらうことになったんす。有難い話っすよぉ。
「お邪魔するっすよー」
ヨミトさんたちは既に王都に拠点を構えていて、樽型の立派なお家に住んでいたっす。ワンちゃんを三匹も飼っていて、庭には奇麗な花が咲いていて、お金持ちの家って感じだったっす。
やっぱ王都に拠点を構える冒険者って凄い人が多いって実感したっすよ。親方も昔王都に拠点を構えてたらしく、凄腕の冒険者だったって話っすからね。
「パオン君たちも遠慮しないで食べてよ」
「それじゃあ……」
ヨミトさんに招かれて、お茶どころか夕飯までご馳走になってしまったっす。
今までに食ったことのないような美味い肉を食べることができて、俺はもう感動したっす。ブル肉もオーク肉も、生まれて初めて食ったっすよ。
「パオン、少しは遠慮しなさいよ! 全部高級食材なのよ!」
「ええっ、ああっ、申し訳ないっす! 美味すぎて箸が止まらなかったっすよ!」
「ハハハ、いいよいいよ。どんどん食べてよ」
調子に乗って食いすぎて、ブレンダに遠慮しろって怒られてしまったのはご愛嬌っす。当のヨミトさんたちはまったく気にしてない様子でしたっすけど。やっぱ凄腕冒険者は器が大きいっすよ。
「んで、パオンっつったか。あの子とはどこまでいったんだ? エッチしたか?」
「ええ!? いきなりなんなんすか!?」
「白状しろよオイ!」
「俺はブレンダに操立ててるっすから!」
宴では魔法使いのメリッサさんに絡まれて恥ずかしい思いをしたっす。
パープルさんが助けてくれなきゃ、もっと恥ずかしいこと告白させられる所だったっす。
辱めからやっと解放された俺は、宛がわれた部屋のベッドに沈むと、そのまま泥のように眠ったっす。
寝ている最中、身体から力が抜けていくような変な夢を見たっすよ。変な夢だったっす。
翌日は朝早く家を出て、登校前のブレンダと会って別れの挨拶を済ませてきたっす。それから家に戻り、朝食を頂いてからお暇させてもらうことになったっす。
「パオン君。昨日の残り物の弁当で悪いけど」
「いいんすか! ありがたく頂くっすよ!」
ヨミトさんは俺のためにお弁当まで用意してくれてたっす。驚いたことに弁当はヨミトさん自ら作ったっぽいす。
てっきり女性陣の誰かかパープルさんが作ったのかと思いきや、そうではなかったんす。親方と同じで戦闘のみならず料理まで出来るなんて格好良すぎっすよ。
「また王都に来た時は寄ってってね」
「有難いっす! そうさせてもらうっすよ! 色々お世話になって申し訳ないっす!」
迷惑かけたのも気にせず、ヨミトさんはまた家に寄れとまで言ってくれたっす。
ヨミトさんたちは本当に良い人たちっすよ。天使みたいな人たちっす。
こうして俺はブレンダとヨミトさんたちと別れ、再びイースト村に戻っていったんす。
財布を落としたりして一時はどうなることかと思ったっすけど、ヨミトさんのおかげで、なんとか初めての王都への一人旅を無事に終えることができたっす。
(早くも一ヶ月後が楽しみっすね。早く一ヶ月経ってまたブレンダに会いたいっすよ。あ、でもそうなると親方の余命も少なくなるんすね……複雑っすよぉ)
この時の俺はまだそんな呑気なことを考えていたっす。二ヶ月後に地獄の日々が待っているとは知らずに……。
(それにしても、ブレンダ遅いっすね? 何してるんすかね?)
三回目の王都来訪の時だったっす。ブレンダは待ち合わせ場所に中々現れなかったんす。
(学校が忙しくて忘れてるんすかね? ブレンダも意外とおっちょこちょいなところあるっすねぇ)
俺は学校に許可をとって、寮にいるであろうブレンダを訪ねることにしたんす。何かの手違いで待ち合わせ場所に現れなかっただけ――そう思ってたんす。
だが事実は予想よりも遥かに深刻だったんす。他のことなんてどうでもよくなるくらい恐ろしい事態が、俺を待ち受けていたんすよ。
「ブレンダさんね。もう一ヶ月も前に学校辞めてるよ。だから寮になんていないよ。荷物も跡形もないよ」
俺は学校に行き、そこで寮監から衝撃の事実を聞かされるハメになったんす。詳しく調べたら、ブレンダは一ヶ月も前から行方不明になってるみたいだったんす。
(嘘……っすよね?)
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