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六章
港町イティーバ7/19(海運会社ヴェッセル)
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「ここも駄目みたいです。ノビル、そっちはどうだった?」
「俺のとこも駄目だ。やっぱり武装船を持っているところじゃないと引き受けてくれそうにない」
「そっか。困ったね」
周辺の船会社や漁師の家を巡ることしばらく。昼過ぎまでそんなことをしていたが、九頭竜島まで船を出してくれる相手は見つからなかった。
海賊騒ぎ(という名の神隠し)事件のせいで、武装船を持ってない所は沖まで船を出すことに躊躇しているらしい。
「武装船を持ってるとこってどんなところなの?」
「この港で武装船を保有しているのは、民間では“ヴェッセル”という海運会社だけみたいですね。近隣の国々と貿易してる会社です。この港のドンとも言うべき大きな会社です」
俺の問いに、レイラが答えてくれる。
「そっか。じゃあ昼飯食ったらそこへ顔出してみようか」
「そうですね」
「おう」
こうして俺とレイラとノビルの三人は、近場の飲食店で昼飯を食った後、ヴェッセルという会社に向かった。
大通りの中心にその会社はあった。一見すると王都の貴族街にでもありそうな立派な建物だ。大きな会社だけあって儲かっているのだろう。
「なんだお前たちは?」
「実はかくかくしかじかで」
当然ノーパスで入ることなどできず、門番に事情を話し、許可を取って中へと入れてもらった。
「そういうことなら是非とも我が社の船を使ってくださいませ。不死鳥の皆様、どうかこの港を救ってくだされ」
「助かります」
冒険者としてそれなりに実績を積んでいるおかげか、いきなり社長に会わせてもらうことができた。恰幅の良い社長が応対してくれ、俺たちの求めに二つ返事で応じてくれた。
「毎朝武装船に護衛されて漁船団が沖へと出て行きます。その船に同乗していただき、近場からは小船で島へと向かわれるとよいでしょう」
いつもの漁のついでに運んでくれるそうなので、料金とかは払わなくていいそうだ。儲かったぜ。
「帰りはどうすればいいですか?」
「お帰りの際は、この狼煙をお使い下さい。時化などを除き、ほぼ毎朝漁に出ておりますので、合図をしていただければ船が座礁しないギリギリまで島に寄せます」
社長はそう言って発炎筒みたいな魔道具を寄こしてくれる。
「では明日の朝、よろしくお願いします」
「ええ」
社長と話をつけて、明朝出る船に乗せてもらえることになった。話が早く済んでよかった。
「そんじゃ、二週間の無人島生活に向けて入用なものを追加で買い込んでおこうか」
「はい」
船会社を出た後はイティーバの市場へと赴き食料品などを買い込んでいく。それら買い込んだ品々を、以前、損害賠償として盗賊から分捕った魔法の鞄に詰め込んでいく。
「便利な魔道具持ってますねヨミトさん」
「前に損害賠償としてもらったんだ」
「損害賠償?」
損害賠償と言うと、レイラがきょとんとした顔をしていた。
そんなこんなで島に向かう準備が整った。
「さて、これで準備は完了だね。あとは宿屋に帰って明日に備えるだけだけど……まだまだ日は高いね」
「それじゃメリッサたちの仕事を手伝いに行きますか?」
「うーんそうだね。その前に……」
俺たちの班の今日の仕事は終わりだ。船を融通してくれる人がわりとすぐに見つかったので思ったよりも早く終わった。
メリッサたちの班の仕事を手伝ってもいいが、その前にやりたいことがある。
「ねえレイラとノビル。どっか人気のないところで吸血させてくれない?」
「え、今からですか?」
「ヨミトお前、昨日の夜に出かけて散々吸ってただろうがよ!」
「昨日は昨日、今日は今日だよ。ぼったくり価格の食事のせいで朝も昼も小食だったからね。お腹がペコペコで夕飯まで持ちそうにないんだよ。エリザもきっとパープル君とメリッサの血をつまみ食いしているよ」
情けないことに小腹が減って仕方ないので、二人に献血をお願いすることにした。
「まあいいですけど……」
「仕方ねえな……」
レイラとノビルは呆れたような様子を見せるものの、俺の求めに応じてくれた。
「お、ちょうどいいボロ小屋があるじゃん。あそこにしよう」
人目のある場所で吸血するわけにはいかないので、俺たちは海岸通りから外れにある林の中に入った。そこに廃屋みたいな小屋があったので、そこで吸血させてもらうことにした。
「お邪魔しまーす」
「にゃあ」
先客の野良猫たちに挨拶してから小屋に入る。野良猫たちはおしっこしてたようだね。邪魔して悪いね。
「それじゃまずはノビルから――んん! 相変わらず童貞で最高の血だよ!」
まずはノビルの血を頂く。首と肩の付け根をがぶっといく。
ノビルは欠かさず鍛錬に励み日に日に強くなっており、以前よりも遥かに美味しい血になっている。童貞だし最高だ。栄養満点の素晴らしいおやつである。
「うまうま。ノビルの童貞エキス美味いぞ」
「うぅ、くそ、とんだ辱めだ……」
ノビルは嫌そうにしながらも、吸血に伴う快楽のせいで恍惚とした表情で吸血されていた。散々吸われた後、若干気落ちした様子で上着を整えていた。
「さてお次はレイラかな」
吸い終わったノビルを見張りに立たせ、今度はレイラを呼び寄せる。
「はいどうぞ」
レイラは上着を脱ぎ、吸血しやすい姿になる。美女のたわわな乳房がぽろんと零れるが、何の感慨も湧かないな。
(おっぱいなんてどうでもいい。やっぱ血液だよな)
性欲を超越した究極生物(ヴァンパイア)になった俺は、もう血液にしか興味ない。さあ楽しませてもらおう。
「んんっ、んあ♡」
レイラは恍惚とした表情で血を吸われていく。
(んん、相変わらず濃厚だね。才能と経験に溢れてるよ)
レイラは我がダンジョンにおいて、人間族ナンバーワンを争う強者である。強く気高い血を持っている。
過去のあれこれ(二章参照)のせいで処女でないのが残念だが、それを加味しても美味しい血だ。経験という風味が加わってまた独特の味を醸し出している。
「んんっ、ああんっ♡」
「いいぞレイラ。ますます美味しい血に熟成されてるね」
「んあっ、んふっ♡」
「このままさらに美味しい血に成長してくれ」
レイラの血を思う存分堪能する。
「あー、美味しかった。ありがとうレイラ」
「はぁはぁ、ご満足いただけたようでよかったですよ」
吸血が終わり、荒い息を漏らすレイラ。脱いだ上着を着直し、外したサロペットの肩紐を元に戻そうとする――そんな時のことだった。
「――あんた、何してるだ?」
「いやこれはだな……」
小屋の外から言い争う声が聞こえてきた。
「俺のとこも駄目だ。やっぱり武装船を持っているところじゃないと引き受けてくれそうにない」
「そっか。困ったね」
周辺の船会社や漁師の家を巡ることしばらく。昼過ぎまでそんなことをしていたが、九頭竜島まで船を出してくれる相手は見つからなかった。
海賊騒ぎ(という名の神隠し)事件のせいで、武装船を持ってない所は沖まで船を出すことに躊躇しているらしい。
「武装船を持ってるとこってどんなところなの?」
「この港で武装船を保有しているのは、民間では“ヴェッセル”という海運会社だけみたいですね。近隣の国々と貿易してる会社です。この港のドンとも言うべき大きな会社です」
俺の問いに、レイラが答えてくれる。
「そっか。じゃあ昼飯食ったらそこへ顔出してみようか」
「そうですね」
「おう」
こうして俺とレイラとノビルの三人は、近場の飲食店で昼飯を食った後、ヴェッセルという会社に向かった。
大通りの中心にその会社はあった。一見すると王都の貴族街にでもありそうな立派な建物だ。大きな会社だけあって儲かっているのだろう。
「なんだお前たちは?」
「実はかくかくしかじかで」
当然ノーパスで入ることなどできず、門番に事情を話し、許可を取って中へと入れてもらった。
「そういうことなら是非とも我が社の船を使ってくださいませ。不死鳥の皆様、どうかこの港を救ってくだされ」
「助かります」
冒険者としてそれなりに実績を積んでいるおかげか、いきなり社長に会わせてもらうことができた。恰幅の良い社長が応対してくれ、俺たちの求めに二つ返事で応じてくれた。
「毎朝武装船に護衛されて漁船団が沖へと出て行きます。その船に同乗していただき、近場からは小船で島へと向かわれるとよいでしょう」
いつもの漁のついでに運んでくれるそうなので、料金とかは払わなくていいそうだ。儲かったぜ。
「帰りはどうすればいいですか?」
「お帰りの際は、この狼煙をお使い下さい。時化などを除き、ほぼ毎朝漁に出ておりますので、合図をしていただければ船が座礁しないギリギリまで島に寄せます」
社長はそう言って発炎筒みたいな魔道具を寄こしてくれる。
「では明日の朝、よろしくお願いします」
「ええ」
社長と話をつけて、明朝出る船に乗せてもらえることになった。話が早く済んでよかった。
「そんじゃ、二週間の無人島生活に向けて入用なものを追加で買い込んでおこうか」
「はい」
船会社を出た後はイティーバの市場へと赴き食料品などを買い込んでいく。それら買い込んだ品々を、以前、損害賠償として盗賊から分捕った魔法の鞄に詰め込んでいく。
「便利な魔道具持ってますねヨミトさん」
「前に損害賠償としてもらったんだ」
「損害賠償?」
損害賠償と言うと、レイラがきょとんとした顔をしていた。
そんなこんなで島に向かう準備が整った。
「さて、これで準備は完了だね。あとは宿屋に帰って明日に備えるだけだけど……まだまだ日は高いね」
「それじゃメリッサたちの仕事を手伝いに行きますか?」
「うーんそうだね。その前に……」
俺たちの班の今日の仕事は終わりだ。船を融通してくれる人がわりとすぐに見つかったので思ったよりも早く終わった。
メリッサたちの班の仕事を手伝ってもいいが、その前にやりたいことがある。
「ねえレイラとノビル。どっか人気のないところで吸血させてくれない?」
「え、今からですか?」
「ヨミトお前、昨日の夜に出かけて散々吸ってただろうがよ!」
「昨日は昨日、今日は今日だよ。ぼったくり価格の食事のせいで朝も昼も小食だったからね。お腹がペコペコで夕飯まで持ちそうにないんだよ。エリザもきっとパープル君とメリッサの血をつまみ食いしているよ」
情けないことに小腹が減って仕方ないので、二人に献血をお願いすることにした。
「まあいいですけど……」
「仕方ねえな……」
レイラとノビルは呆れたような様子を見せるものの、俺の求めに応じてくれた。
「お、ちょうどいいボロ小屋があるじゃん。あそこにしよう」
人目のある場所で吸血するわけにはいかないので、俺たちは海岸通りから外れにある林の中に入った。そこに廃屋みたいな小屋があったので、そこで吸血させてもらうことにした。
「お邪魔しまーす」
「にゃあ」
先客の野良猫たちに挨拶してから小屋に入る。野良猫たちはおしっこしてたようだね。邪魔して悪いね。
「それじゃまずはノビルから――んん! 相変わらず童貞で最高の血だよ!」
まずはノビルの血を頂く。首と肩の付け根をがぶっといく。
ノビルは欠かさず鍛錬に励み日に日に強くなっており、以前よりも遥かに美味しい血になっている。童貞だし最高だ。栄養満点の素晴らしいおやつである。
「うまうま。ノビルの童貞エキス美味いぞ」
「うぅ、くそ、とんだ辱めだ……」
ノビルは嫌そうにしながらも、吸血に伴う快楽のせいで恍惚とした表情で吸血されていた。散々吸われた後、若干気落ちした様子で上着を整えていた。
「さてお次はレイラかな」
吸い終わったノビルを見張りに立たせ、今度はレイラを呼び寄せる。
「はいどうぞ」
レイラは上着を脱ぎ、吸血しやすい姿になる。美女のたわわな乳房がぽろんと零れるが、何の感慨も湧かないな。
(おっぱいなんてどうでもいい。やっぱ血液だよな)
性欲を超越した究極生物(ヴァンパイア)になった俺は、もう血液にしか興味ない。さあ楽しませてもらおう。
「んんっ、んあ♡」
レイラは恍惚とした表情で血を吸われていく。
(んん、相変わらず濃厚だね。才能と経験に溢れてるよ)
レイラは我がダンジョンにおいて、人間族ナンバーワンを争う強者である。強く気高い血を持っている。
過去のあれこれ(二章参照)のせいで処女でないのが残念だが、それを加味しても美味しい血だ。経験という風味が加わってまた独特の味を醸し出している。
「んんっ、ああんっ♡」
「いいぞレイラ。ますます美味しい血に熟成されてるね」
「んあっ、んふっ♡」
「このままさらに美味しい血に成長してくれ」
レイラの血を思う存分堪能する。
「あー、美味しかった。ありがとうレイラ」
「はぁはぁ、ご満足いただけたようでよかったですよ」
吸血が終わり、荒い息を漏らすレイラ。脱いだ上着を着直し、外したサロペットの肩紐を元に戻そうとする――そんな時のことだった。
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「いやこれはだな……」
小屋の外から言い争う声が聞こえてきた。
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