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七章
マッシュ村調査依頼1/10(冒険の始まり)
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そろそろ秋の気配が感じられる季節になった。
食欲の秋と言うし、ダンジョンに篭って吸血三昧といきたいところだがそうもいかない。
「それじゃ、今回はライトたち三人はお休みね。家でゆっくりしてて」
「はいヨミト様。ゆっくりさせてもらいます(ダンジョンで修行してます)」
ライト、セイン、ハヤは任務を受けて帰ってきたばかりなので、今回は休んでもらうことにした。
俺、エリザ、レイラ、ノビル、メリッサ、パープルの六人で王都のギルドへと向かう。ギルドのお姉さんに何か変わった依頼はないかと聞くと、面白い依頼を紹介してくれた。
「――マッシュ村での異変の調査依頼ですか」
「ええ。マッシュ村は茸人族と友好関係にあることで有名な村なんですが、ここ数年ほど、茸人族が姿を見せないそうです。調査に入った学術ギルドの学者も消息を絶ったとか」
「へぇ、それは物騒な話ですね」
「ですから依頼達成率の高い優秀な不死鳥の方々に調査していただきたいと思いまして……」
アルゼリア山脈沿いのとある村――マッシュ村で異変が起きているのだとか。その異変の調査依頼らしい。
「ヨミトさん、マッシュ村なんて遠いですしやめておきましょう。この前のイティーバの依頼でも酷い目に遭いましたし、危険は避けた方が賢明かと。それに任務が長引いて冬になったら大変です。山間の村なんて、雪が降ったら大変ですよ!」
面白そうな依頼だと思ったら、例の如くパープルから口を挟まれる。
今回の依頼も割りに合わない依頼らしいね。パープルが言うなら間違いないんだろう。
でもそんなこと言われるとやりたくなってしまうのが、天邪鬼――いや吸血鬼な俺である。
「それじゃ多数決で決めよう」
「わかりました」
依頼を受けるか受けまいか、多数決をとる。
俺、レイラ、ノビルが賛成。エリザ、メリッサがどっちでもいい(白票)。パープルが反対となった。
賛成多数によって依頼を受けること決定だ。
「エリザさんとメリッサさんが反対してくれれば反対票も同じになるのに……」
「白票委任は実質、消極的賛成みたいなものだからね」
「ぐぅ、そうですけどぉ……」
「じゃあパープル君は王都でお留守番してる? ライトたちに留守番してもらうつもりだから、一緒に残ってもいいよ?」
「みんなが行くなら行きますよ!」
若干不満げなパープルだが渋々付いてくることになった。
「そんじゃ今日中に市場で買い物を済ませておこうか」
「一応冬山装備も整えておきましょう。滞在が長引くと大変ですから」
「そうだねパープル君」
依頼を受けたその日の内に旅支度を済ませ、翌日出立することになった。依頼達成期限があるわけではないが、およそ一ヶ月間を目処にすることにした。
雪が降る前にパパッと片付けて帰りたいところだ。冬山を行軍するのは面倒だしね。
「――留守はよろしくねライト。ダンジョンのことも頼むよ」
「お任せくださいヨミト様」
ライト、セイン、ハヤの三人は王都で留守番。人数的に余裕があるし、ダンジョンの守りも疎かにしたくなかったからね。
いつマミヤみたいな奴が現れるかわからないわけだし、スキル【勇者】持ちのライトがダンジョンに残ってくれれば安心だ。後顧の憂いなく遠征できるってもんだ。
「さあ行こうか」
「ええ」
依頼を受けた翌日。俺、エリザ、レイラ、ノビル、メリッサ、パープルの六人で王都を発つ。
そして目的のマッシュ村に向かう途中、ジョーア村に立ち寄った。
「村長さん、お久しぶりです」
「おお、英雄ヨミト様! そして不死鳥のみなさん! 風の便りによれば鋼等級になられたとか、真におめでとうございます」
「ええどうも」
シブヘイの騒動を解決したこと(四章参照)で、俺たちはジョーア村では英雄扱いだ。顔を出すと歓待を受けた。
「今日のお宿はどちらで?」
「イレーヌさんの宿に泊まろうかと。新しく商売始めたと聞きましたし」
「左様ですか。イレーヌに出資して下さったとも伺っております。ヨミト様、村のために何から何までありがとうございます」
「いえいえそれほどでも」
この村の住人である未亡人イレーヌは我が眷属である。我がダンジョンの後援を受け、宿のなかったこの村で商売を始めた。
僻地の村なので客足はまばらであんまり儲かってないようだが、ジョーア村長としては助かっているのだとか。
前は急な客人が現れたら宿の手配とかが大変だったらしいからね。今はイレーヌの宿に丸投げすればいいだけなので楽なようだ。
「それはそうとヨミト様」
村長は俺の耳元に顔を近づけてこそこそと言う。
「では今宵はイレーヌの宿に手配した女をお送りしましょうか?」
「そうですか。悪いですねぇ」
「いえいえ。今後ともよしなに。英雄ヨミト様」
村長が夜伽の村女を派遣してくれるそうだ。
血が吸えるのだから拒む理由はないな。エリザも期待しているようだし、二つ返事で頷いておく。
「ヨミトさん、何の話ですか?」
「ごほごほ、何でもないよ」
「えー、怪しい……」
村長とこそこそとゲスい会話をしていたらパープルに睨まれてしまい、慌てて咳払いして誤魔化した。
「前にこの村に来た時は宿屋なんてありませんでしたよね。ガンドリィさんの紹介で村長宅に泊まったんでしたよね?」
「うんそうだね。あの後、イレーヌって人が商売始めたらしいよ。実はその人とは滞在中に親しくなったんで、お金貸して資金援助してあげたりしたんだよね」
「いつの間に……。それはそうとヨミトさん、よくそんなお金ありましたね?」
「俺とエリザは裏神父の仕事とかで稼いでいるからね」
「そうですか。お金に余裕があるのは羨ましい限りですよ」
「パープル君だって副業のバイトとかして稼いでいるでしょ?」
「人に貸せるほどの余裕はまだありませんよ。いつ何があるかわかりませんし、それなりに貯めておかないと」
「貯めてるだけじゃ増えないよ。投資して増やさないと」
「失敗したら増えずに減るだけじゃないですか」
「まあそうだけどさ」
村長宅を後にし、パープルと適当に会話しながらイレーヌの宿に向かう。
「ここですか。凄い立派な宿屋じゃないですか!」
「特殊スキル持ちの職人に頼んで作ったらしいよ(本当は俺のダンジョンマスターの力で作ったんだけどね)」
「凄いお金かかってそうですね……。この村でこんな豪華な宿で商売しようなんて凄い野心家だ……。それに投資するヨミトさんたちも……」
イレーヌの宿(五号店)は鄙びた田舎にあるには勿体ないくらい立派なものとなっている。田舎には不釣合いな建物なせいか、パープルが呆れまじりに苦笑していた。
この建物は全てダンジョンマスターの力を使って作り上げたものだ。俺やエリザが変装して建築業者として出入りしている風を装い、ちまちまと偽装工作しつつ作り上げた。
地下室には転移陣があり、ダンジョン内部に繋がっている。掃除はダンジョンから呼び寄せたスライム等にやらせるのでイレーヌたち従業員の手間は少ない。
「イレーヌ、商売はどんな感じ?」
「客足は少ないですがぼちぼちやっております」
「そっか。潜在能力はある村だと思うから景気良くなればもっと流行ると思うんだけどなぁ」
宿屋に入り、パープルのいないところでイレーヌと会話する。
客足が少ないというわりには、そこそこ賑わっている。昼間は飲食店として営業しているので、村人たちの憩いの場となっているようだ。
ちくしょう。俺の一号店よりも明らかに流行っているではないか。近所のお爺さんお婆さんが楽しげに過ごしている。一号店には動物すら遊びに来ないっていうのに。
「それじゃ私は仕事に戻ります。村長さんの手配した娼婦さんが来たらお伝えしますね」
「うんよろしく」
宿が繁盛しているというイレーヌの自慢話(彼女からしたらそんなつもりはないだろうが)を聞き終え、飯を食って自分の部屋で休んでいると夜になった。
エリザと一緒に今か今かと待っていると、やがて女の子たちがやって来た。
「お待たせしました」
「待ってたよ。さあ吸血鬼と一緒に楽しい夜を過ごそうか」
「え――あぅ♡」
やって来た村女たちの血を吸う。
「この女、微妙ですわね」
「うん確かに。まあでもそういう時もあるさ」
あんまり美味しくない血だけどレベリングにはなる。エリザと一緒に美味しくも不味くもない血を味わう。
パープル以外は全員、転移陣を通ってダンジョンに帰還し、お風呂に入ったりして羽を伸ばしているようだ。豪華な食事も楽しんでいるみたい。
パープルだけハブったみたいになって申し訳ないね。まあ眷属でないからしょうがないんだけどさ。
食欲の秋と言うし、ダンジョンに篭って吸血三昧といきたいところだがそうもいかない。
「それじゃ、今回はライトたち三人はお休みね。家でゆっくりしてて」
「はいヨミト様。ゆっくりさせてもらいます(ダンジョンで修行してます)」
ライト、セイン、ハヤは任務を受けて帰ってきたばかりなので、今回は休んでもらうことにした。
俺、エリザ、レイラ、ノビル、メリッサ、パープルの六人で王都のギルドへと向かう。ギルドのお姉さんに何か変わった依頼はないかと聞くと、面白い依頼を紹介してくれた。
「――マッシュ村での異変の調査依頼ですか」
「ええ。マッシュ村は茸人族と友好関係にあることで有名な村なんですが、ここ数年ほど、茸人族が姿を見せないそうです。調査に入った学術ギルドの学者も消息を絶ったとか」
「へぇ、それは物騒な話ですね」
「ですから依頼達成率の高い優秀な不死鳥の方々に調査していただきたいと思いまして……」
アルゼリア山脈沿いのとある村――マッシュ村で異変が起きているのだとか。その異変の調査依頼らしい。
「ヨミトさん、マッシュ村なんて遠いですしやめておきましょう。この前のイティーバの依頼でも酷い目に遭いましたし、危険は避けた方が賢明かと。それに任務が長引いて冬になったら大変です。山間の村なんて、雪が降ったら大変ですよ!」
面白そうな依頼だと思ったら、例の如くパープルから口を挟まれる。
今回の依頼も割りに合わない依頼らしいね。パープルが言うなら間違いないんだろう。
でもそんなこと言われるとやりたくなってしまうのが、天邪鬼――いや吸血鬼な俺である。
「それじゃ多数決で決めよう」
「わかりました」
依頼を受けるか受けまいか、多数決をとる。
俺、レイラ、ノビルが賛成。エリザ、メリッサがどっちでもいい(白票)。パープルが反対となった。
賛成多数によって依頼を受けること決定だ。
「エリザさんとメリッサさんが反対してくれれば反対票も同じになるのに……」
「白票委任は実質、消極的賛成みたいなものだからね」
「ぐぅ、そうですけどぉ……」
「じゃあパープル君は王都でお留守番してる? ライトたちに留守番してもらうつもりだから、一緒に残ってもいいよ?」
「みんなが行くなら行きますよ!」
若干不満げなパープルだが渋々付いてくることになった。
「そんじゃ今日中に市場で買い物を済ませておこうか」
「一応冬山装備も整えておきましょう。滞在が長引くと大変ですから」
「そうだねパープル君」
依頼を受けたその日の内に旅支度を済ませ、翌日出立することになった。依頼達成期限があるわけではないが、およそ一ヶ月間を目処にすることにした。
雪が降る前にパパッと片付けて帰りたいところだ。冬山を行軍するのは面倒だしね。
「――留守はよろしくねライト。ダンジョンのことも頼むよ」
「お任せくださいヨミト様」
ライト、セイン、ハヤの三人は王都で留守番。人数的に余裕があるし、ダンジョンの守りも疎かにしたくなかったからね。
いつマミヤみたいな奴が現れるかわからないわけだし、スキル【勇者】持ちのライトがダンジョンに残ってくれれば安心だ。後顧の憂いなく遠征できるってもんだ。
「さあ行こうか」
「ええ」
依頼を受けた翌日。俺、エリザ、レイラ、ノビル、メリッサ、パープルの六人で王都を発つ。
そして目的のマッシュ村に向かう途中、ジョーア村に立ち寄った。
「村長さん、お久しぶりです」
「おお、英雄ヨミト様! そして不死鳥のみなさん! 風の便りによれば鋼等級になられたとか、真におめでとうございます」
「ええどうも」
シブヘイの騒動を解決したこと(四章参照)で、俺たちはジョーア村では英雄扱いだ。顔を出すと歓待を受けた。
「今日のお宿はどちらで?」
「イレーヌさんの宿に泊まろうかと。新しく商売始めたと聞きましたし」
「左様ですか。イレーヌに出資して下さったとも伺っております。ヨミト様、村のために何から何までありがとうございます」
「いえいえそれほどでも」
この村の住人である未亡人イレーヌは我が眷属である。我がダンジョンの後援を受け、宿のなかったこの村で商売を始めた。
僻地の村なので客足はまばらであんまり儲かってないようだが、ジョーア村長としては助かっているのだとか。
前は急な客人が現れたら宿の手配とかが大変だったらしいからね。今はイレーヌの宿に丸投げすればいいだけなので楽なようだ。
「それはそうとヨミト様」
村長は俺の耳元に顔を近づけてこそこそと言う。
「では今宵はイレーヌの宿に手配した女をお送りしましょうか?」
「そうですか。悪いですねぇ」
「いえいえ。今後ともよしなに。英雄ヨミト様」
村長が夜伽の村女を派遣してくれるそうだ。
血が吸えるのだから拒む理由はないな。エリザも期待しているようだし、二つ返事で頷いておく。
「ヨミトさん、何の話ですか?」
「ごほごほ、何でもないよ」
「えー、怪しい……」
村長とこそこそとゲスい会話をしていたらパープルに睨まれてしまい、慌てて咳払いして誤魔化した。
「前にこの村に来た時は宿屋なんてありませんでしたよね。ガンドリィさんの紹介で村長宅に泊まったんでしたよね?」
「うんそうだね。あの後、イレーヌって人が商売始めたらしいよ。実はその人とは滞在中に親しくなったんで、お金貸して資金援助してあげたりしたんだよね」
「いつの間に……。それはそうとヨミトさん、よくそんなお金ありましたね?」
「俺とエリザは裏神父の仕事とかで稼いでいるからね」
「そうですか。お金に余裕があるのは羨ましい限りですよ」
「パープル君だって副業のバイトとかして稼いでいるでしょ?」
「人に貸せるほどの余裕はまだありませんよ。いつ何があるかわかりませんし、それなりに貯めておかないと」
「貯めてるだけじゃ増えないよ。投資して増やさないと」
「失敗したら増えずに減るだけじゃないですか」
「まあそうだけどさ」
村長宅を後にし、パープルと適当に会話しながらイレーヌの宿に向かう。
「ここですか。凄い立派な宿屋じゃないですか!」
「特殊スキル持ちの職人に頼んで作ったらしいよ(本当は俺のダンジョンマスターの力で作ったんだけどね)」
「凄いお金かかってそうですね……。この村でこんな豪華な宿で商売しようなんて凄い野心家だ……。それに投資するヨミトさんたちも……」
イレーヌの宿(五号店)は鄙びた田舎にあるには勿体ないくらい立派なものとなっている。田舎には不釣合いな建物なせいか、パープルが呆れまじりに苦笑していた。
この建物は全てダンジョンマスターの力を使って作り上げたものだ。俺やエリザが変装して建築業者として出入りしている風を装い、ちまちまと偽装工作しつつ作り上げた。
地下室には転移陣があり、ダンジョン内部に繋がっている。掃除はダンジョンから呼び寄せたスライム等にやらせるのでイレーヌたち従業員の手間は少ない。
「イレーヌ、商売はどんな感じ?」
「客足は少ないですがぼちぼちやっております」
「そっか。潜在能力はある村だと思うから景気良くなればもっと流行ると思うんだけどなぁ」
宿屋に入り、パープルのいないところでイレーヌと会話する。
客足が少ないというわりには、そこそこ賑わっている。昼間は飲食店として営業しているので、村人たちの憩いの場となっているようだ。
ちくしょう。俺の一号店よりも明らかに流行っているではないか。近所のお爺さんお婆さんが楽しげに過ごしている。一号店には動物すら遊びに来ないっていうのに。
「それじゃ私は仕事に戻ります。村長さんの手配した娼婦さんが来たらお伝えしますね」
「うんよろしく」
宿が繁盛しているというイレーヌの自慢話(彼女からしたらそんなつもりはないだろうが)を聞き終え、飯を食って自分の部屋で休んでいると夜になった。
エリザと一緒に今か今かと待っていると、やがて女の子たちがやって来た。
「お待たせしました」
「待ってたよ。さあ吸血鬼と一緒に楽しい夜を過ごそうか」
「え――あぅ♡」
やって来た村女たちの血を吸う。
「この女、微妙ですわね」
「うん確かに。まあでもそういう時もあるさ」
あんまり美味しくない血だけどレベリングにはなる。エリザと一緒に美味しくも不味くもない血を味わう。
パープル以外は全員、転移陣を通ってダンジョンに帰還し、お風呂に入ったりして羽を伸ばしているようだ。豪華な食事も楽しんでいるみたい。
パープルだけハブったみたいになって申し訳ないね。まあ眷属でないからしょうがないんだけどさ。
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