脱衣ゲームでカップル成立 ~史上最強の淫魔、光堕ちしてキューピッドになる~

平良野アロウ

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第六章

第199話 ルナティエル狂気のハーレム計画

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 文化祭前日の金曜日。この日は通常の授業をお休みし、一日文化祭準備に充てることになっている。
 今週に入ってからずっと細かい制作作業等は続けていたが、大規模な教室の改装はこの日に纏めて行う。
 二年B組でもメイド&執事喫茶の雰囲気に合わせて教室の飾りつけを行っており、そこには漆黒の羽根がシンボル的に至る所に挿し込まれていた。

 この日、調理室では相川凛華がクッキーの生地を必死にこねていた。
 明日出すお菓子を今日中に全て作ってしまわねばならないため、とにかく大忙しなのだ。

「凛華」

 扉をノックする音の後にそう声がして、扉が開いた。調理室を訪ねてきたのは、凛華の彼氏である川澄龍之介だ。

「龍之介君」
「俺に何か手伝えることないかなって思ってさ」

 少し照れながらそう尋ねると、凛華は頭の中に花畑が咲いたように目を輝かせる。

「わぁー、ありがとう! 龍之介君優しい! 流石私の自慢の彼氏!」
「ああ、いや、凛華も星影君も大変だろうと思ってさ」

 褒めちぎられた龍之介は頬を染め、少し口元を緩ませた。その姿に凛華はますます歓喜し、興奮が身振りに現れた。

 失恋に落ち込む男の目の前で、カップルがイチャつき始めた。
 龍之介の言った通り、今回調理担当は凛華の他にもう一人いる。レストランの跡取り息子で自身も料理上手な星影刃である。まるで少年漫画の主人公のような無駄に格好良すぎる苗字と名前の組み合わせの割に地味な容姿と性格をしており、自他共に認める名前負け男でもある。
 そして彼はつい最近、片想いの相手に好きな人ができた様を見せつけられた身。
 しかも佐奈が茂に惚れた理由を友人の健吾は「優しいから」と分析しており、今の刃にとって女子が男子を優しいと褒めることは一種の地雷であった。
 なお、実際の理由はルナティエルの洗脳によるものであるため健吾の分析は的外れであったりはする。

 カランと天井に音を響かせて、ボウルが床に落ちた。幸いにも中に何も入ってはいなかったため惨事にはならなかったが、その音に凛華と龍之介は驚いて身を強張らせた。

「あっ、ご、ごめん……」

 ボウルを落としたのは刃である。凛華はじとりと目を細めて、刃を見てくる。
 刃は顔面蒼白になった。気が沈んでぼさっとしていたらうっかり手が当たってしまっただけなのだが、状況的にカップルに嫉妬して空気を壊す目的でわざと落としたと誤解されても不思議ではない。
 凛華がこちらに近づいてくるにつれ、尚更刃の焦りと恐怖は増していった。

「星影君さ、今朝から全然作業に集中できてないよね。今のペースだと間に合わないかもしれないよ」
「ご、ごめん……」

 叱られた刃は縮こまり、龍之介をチラッと見る。

(えっ、俺に助け求めてる?)

 でも龍之介はこの状況で彼女と逆の立場に立てるような男ではなかった。

「星影君の不調の原因、佐奈がああなったことだよね?」
「えっ」

 好きな人の親友に、自分の気持ちがバレていた。焦燥感と羞恥心で気が動転した刃に、凛華は続ける。

「心配なのは私も同じだよ。明らかに様子がおかしいもん。でも今は集中しなくちゃ。私達にはお菓子作りを任されてる責任があるんだから」
「ごめんなさい……」
「それにまだ佐奈と本宮君が付き合ったわけじゃないみたいだよ。星影君にもチャンスはあるはず。せっかく星影君には料理って武器あるんだからさ、もっと自分に自信持ちなよ。私さ、実は星影君のこと結構ライバル視してるんだよ? 私がこのクラスで一番料理上手だって思ってたからさ、こんな料理できる人が他にいたんだって対抗心燃やしちゃったり」
「え、あ、そうだったんだ」

 あまり話したこともなかった女子から、まさかのライバル宣言。思いもよらない事態に、刃は挙動不審な反応しか出なかった。

「だからさ、美味しいお菓子沢山作って、もっと佐奈にアピールしてこ? 決めるのは佐奈だから私に責任は持てないけど、これで諦めるよりは自分にできることした方がいいんだし」
「……そう、だね。俺、頑張るよ。頑張って明日に間に合わせよう」

 凛華の説得で無事刃は立ち直り、やる気も出たようだ。凛華は龍之介の方を見てウィンクしながらOKサイン。

(ま、ホントに私が一番自信持って欲しいのは龍之介君なんだけどね)

 そんな凛華の気持ちに反して、龍之介はといえば。

(星影君は凄いよな。一見目立たないのに、皆からちゃんと腕を認められて調理を任されてる。それに比べて俺はお菓子作りなんてできもしないのに、彼女のために何かしてる感出したいためだけにこんなことしてる。ダサいよな、本当)

 龍之介は同級生の桃井宏美が、好きな人を風間純一から本宮茂に変えたことを知っている。だからいつか凛華も、そんな風に心変わりすることが無いとは言い切れないと感じていた。そして自分自身の魅力では、凛華の気持ちを繋ぎ留めておくには不十分だとも。
 だからこのように、媚びを売るような真似をするしかないのだ。それ以外に彼女の気を引く手段を知らないのだ。
 順風満帆に見える二人も、水面下ではすれ違い続けている。ルナティエルの介入がある前から、ずっとこの調子なのだ。



 同じ頃。この日リリムは、被服室で一人黙々と衣装作りに励んでいた。
 同じく衣装作りを担当する生徒は他に二人いるのだが、凛華は前述の通りお菓子作りに集中。悠里も学級委員長のため文化祭実行委員会の会議に出席しなければならないし、クラス全体を統括し各種チェックする役目もあって大忙しだ。そのため衣装作り最後の総仕上げは、リリム一人に任せられることとなったのである。
 とはいえ元々裁縫関係は天才的なリリム。速さと出来の両立だって何のそのであり、さして苦に感じるようなものではなかった。
 ミシンを前に真剣な眼差しで仕事に励んでいると、突然被服室の扉が開いた。

「おっす恋咲。調子はどうだー?」

 無駄にでかい声で話しかけてきたのは山本大地。直後、一緒に来ていた須崎美奈から脳天にチョップを喰らわされた。

「凛々夢集中してんだからでかい声出すな」
「あ、悪い悪い」

 大地は掌を立てて謝るジェスチャー。
 手の空いている生徒がたまに調理室や被服室の様子を見に行くことになっているため、今回大地と美奈が来た次第だ。

「美奈ちゃん! 山本君も。ボクは大丈夫だよ。衣装もいい感じにできてきてる。完成したの畳んで段ボールに入れてあるから持ってってよ。名前書いた紙も入れてあるから、その人に試着してもらって」
「よっし、俺に任せとけ」

 大地はリリムの机の横にあった段ボールを二つ纏めてひょいと持ち上げる。美奈は女子としては腕力がある方ではあるが、ここで彼女に荷物持ちさせたりはしないのがこの男である。

「教室の方はどう?」
「こっちもいい感じ。凛々夢戻ってきたらびっくりするかもよー」
「うわー、楽しみ!」

 何せ今回のメイド&執事喫茶の企画者はリリム自身。クラスの皆が積極的に協力して良い物にしようとしてくれてるのは、大変幸福であった。

「んじゃ、あたし達はこれで。また暫くしたら誰か来るから」
「わかったー」

 大地と美奈を見送ると、リリムはまた作業に集中。職人の顔で机に向かった。


 段ボールを抱えて廊下を歩む大地は、文化祭のため色とりどりに飾り付けられた校内の風景をキョロキョロと見回していた。

「やっぱテンション上がるよなー、こういつもの学校と違う感じ」
「だよねー。それに今年はさ、付き合ってから初めての文化祭じゃん」
「おう、二人で色々見てこうぜ」
「だね」

 顔を見合わせて、二人は笑い合う。真に順風満帆なカップルとは、こういうことを言うのだろう。
 そんな二人が結ばれるきっかけを作った、キューピッドのルシファー。それを彷彿とさせるものは、この廊下にも存在していた。

「そういやあの黒い羽根、いつの間にかうちのクラスだけじゃなく学校中に飾られてんな」
「もう完全に今年の文化祭のシンボルだよね。それだけキューピッドにお世話になった人が多いってことなんだろうけど」

 目に見える範囲だけ見ても、色とりどりの飾り付けに混じって至る所に漆黒の羽根がある。
 全体の調和から見れば明らかに浮いたものであるが、それがかえって“綿環高校のキューピッド”それそのものを表しているような印象を感じさせた。

「宏美のこともさ、キューピッドがパッとどうにかしてくれりゃいいのにな」
「うん、本宮君自身困惑してるみたいだし、彼が何かやったわけではないと思うけど……もしかして、悪魔か何かに操られてるのかな? キューピッドだっているくらいだし……」

 悪魔とは、言い得て妙であった。悪事を働く天使は、最早悪魔と変わらない。
 そして今まさに、奴らは動き出していた。



 教室に戻った大地と美奈は、リリムの作った衣装を早速同級生達に見せていた。

「まずこの執事服は茂徳のだろ? んでこっちは三鷹の……って、三鷹どこ行った?」
「宏美もいないよ」

 美奈は教室内を見回し、それに加えて本宮茂の姿も見えないことに気が付いた。

(何か……悪い予感がする)


 美奈の予感は当たっていた。使われていない空き教室に、件の三人はいた。二年D組の吉田綾芽と、一年B組の宮原奈々を交えて。
 四人の女子に四肢に抱きつかれて拘束された茂は、一人の男を見上げていた。男の隣には、ウェーブがかった青紫色の長髪をツーサイドアップに結った小柄な女性。見た目の印象は小学校高学年から中学生ほどなようで、よくよく見れば意外と大人の顔つきをしている。

「これは一体何なんですか! 月光院校長先生!」

 茂が叫ぶと男は――新校長の月光院帝ことルナティエルは、フッと鼻で笑った。

「私は君を幸せにしに来たのだよ。その女達はお前の女だ。お前の好きにしていいぞ」
「言っている意味がわかりませんよ! 貴方本当に校長先生ですか!?」
「私はキューピッドだ。その女達には私の矢を打ち、お前に惚れさせたのだ」
「えっ……」

 茂はルナティエルともう一人を交互に見る。発言の内容は意味不明だが、それでも。

(ホストみたいな男と、小さな女の子……本当に校長先生が、噂のキューピッドだってのか?)

 確かにその点で、噂と合致していた。噂のキューピッドといえば黒い翼だが、ルナティエルは翼を収納し人間に扮した姿のままでいることでボロを出さずにいた。連れてきた小柄な手下は、噂の内容に合わせるためのリリム役だ。

「どうだ茂。ハーレムは男の一番の幸福だ。嬉しいだろう」
「馬鹿言わないで下さい! こんな洗脳みたいな……大体同級生の二人とだってあまり話したことないのに、残りの二人に至っては知り合い未満の他人ですよ!?」
「私の力を以ってすれば、全く関りの無い他人を惚れさせることも容易い。何ならもっとお前の女を増やしてやろうか?」
「おかしいですよ貴方は! 狂ってる! 大体何で僕が……」
「お前は男なのにハーレムが嬉しくないのか?」
「そういうアニメは好きですよ。でも現実でそうなりたいとは……」
「倫理観など捨てろ。お前も本能ではハーレムを望んでいる」

 常識的な回答を跳ねのけて、強引に自分の価値観を押し付ける。これには茂もたじろぐばかりだ。

「レイエル、ここはもう俺一人でいい。お前は雑魚の方を片付けろ」
「了解しました、ルナティエル様」

 レイエルと呼ばれた手下の天使は、語尾にハートが付くような口調で返事をするとその場からすっと姿を消した。

「き、消えっ……」

 茂が驚いたのも束の間、綾芽のHカップが茂の顔前に迫っていた。
 ルナティエルは一旦天井に目線を向けると、再び茂を見る。そしてニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、囁くように言った。

「本能を解放しろ。お前のチンポで四人の処女膜をブチ破れ」
(何なんだこの人……誰か助けてくれ!!!)



 そして被服室。脇目も振らず衣装作りに没頭するリリムのこめかみを、レイエルの矢先は捉えていた。
 壁をすり抜けて被服室の一角に隠れ潜んだその天使は、今こそ好機と矢を放つ。が、瞬間リリムの右手に現れた三又の槍によって矢は弾かれた。

「さっき入ってきた時に気付いてたよ。ルナティエル一派の合法ロリおばさん」
「誰がおばさんだ! ぶっ殺すぞクソガキ!」

 ブチ切れて姿を現したルナティエル一派のレイエル・レレルはリリムと同程度の背丈と胸をした幼げな容姿をしているが、実際はローザリアより年上の二十九歳だ。ルナティエルのように年齢を操作して若く見せているのではなく、素でこういう容姿かつメイクで顔を幼く見せている。

「衣装作りの邪魔しない限りはスルーするつもりだったけど、やっぱ攻撃してきたね」
「あんたさえ潰せばルシファーは回復の手段を断たれる。これでレイエルちゃんはルナティエル様に褒めてもらえるわ」
「それはどうかな?」

 槍を片手に立ち上がりレイエルと対峙するリリムの足元に、ピンクの魔法陣が現れる。赤い瞳が見上げた天井では、レイエルが余裕でせせら笑っていた。

「このレイエルちゃんを淫魔領域に引きずり込もうっていうの? あんたみたいな雑魚淫魔が? できるわけないじゃん。身の程わきまえなよゴミカスが」
「ボクだって先生といっぱいえっちして、強くなってるんだ!」

 リリムが己を鼓舞するように声を張り上げてそう言うと、カッと辺りが眩い光に包まれた。
 レイエルが瞼を上げると、そこは学校の体育館のような場所であった。だが明らかに綿環高校のそれではなく、見覚えの無い風景だ。しかもその中央には、ビニールプールのようなものが置かれている。そして自分が手ぶらであることにも気付いた。

(馬鹿な、こんな雑魚淫魔に……それに弓矢が無い! 武装解除のルールに従わされている!)
「ようこそ、愛天使領域キューピッドゾーンへ。ボクは愛の天使、キューピッドのリリム!」

 ルシファーお決まりの決め台詞を、あえてリリムは自ら口にする。
 真っ赤な髪、黒い翼、細長い尻尾。サキュバス本来の姿に戻った上で、纏う衣服も黒ビキニの勝負服に早着替え。戦いの準備は万端であった。
 レイエルの眉間を人差し指で差し、リリムは言い放つ。

「ボクの脱衣ゲームは、淫魔学校名物☆ディルド挿入ローションバトル! ローションプールで服を脱がし合い、すっぽんぽんにした相手のおまんこにディルドぶち込んだら勝ち! さあ、勝負だ!!!」
(じょ、冗談じゃない……)
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