とある高3の日記

10月19日

結局昨日は一睡も出来ずに過ぎていった。
そのせいか一日中左肺の辺りと腰が無視できないくらいの痛みで襲ってきた。
いよいよ自分の体にガタが来始めているのだと思い出した。健康診断なんてやろうものならきっとあちこちで悪い結果が出るだろう。
そんなことを思いながらも俺の頭は叔母に対しての心配が大部分を占めていた。
毎朝来る叔母からの連絡は無くこれといった連絡一つ入っていないのを確認するとかなり重い状態なのだと思い知らされた。
だからといって俺に「何が出来るのか？」と問われても「何もできない」としか答えられないのもまた事実であり向こうから何かしらの連絡を待つしかないのだ。
そんな状態で今日一日過ごしていたが兄が帰って来るとそんな余裕も無くなってくる。
帰って来て早々に「晩飯の量が足りない、疲れた俺にこんな料理だけで良いと思っているのか」と言われ、残り少ない食費を抱えてコンビニに弁当とジュースを買いに走り朝からある体の痛みが酷くなっていくのを感じ、帰って来ると「作業着の洗濯しろ、買って来て早々だけど金を下ろして来い」と言われ動かすのさえキツくなっていく体を更に動かす。
兄が帰って来て約1時間は俺に必ず休みはない。というより兄がいるだけで最近は自分で分かるくらいに心拍数が上がり吐き気がしてくるので心身共に休んでいる時間がないんじゃないかと思うほどだ。
とはいえ順調に行けば来年の頭で叔母夫婦が入ってくるのでそれまでの我慢だがそれより早く体が壊れそうだ。