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2話
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「神々にお知らせして困るような事は一切ないね。
だが王族として疑われるのは不本意だね。
ヴィンセント殿は、僕が騙したと疑っているのかい?
それなら哀しいなぁ」
「いや、僕は全く疑っていないよ。
エルサ!
いくら聖女だからといって、今の発言は失礼すぎる。
謝りたまえ!」
私は、遂に切れました。
もう我慢の限界です。
この腐れ外道には引導を渡さなければいけません!
「黙りなさい!
フェラード王家王太子ヴィンセント!
過去何度も注意したにもかかわらず、賭けをして無残に負け、その度に守護神ヘルメース様の聖女である私を借金のかたにした事、亡国に係る暴挙です。
断じて許すわけにはいきません。
守護神ヘルメース様の聖女として申し渡します。
婚約を解消します。
賠償金は、過去に肩代わりした借金と利息を王家に請求します。
さらに王太子の地位を剥奪し、追放刑とします」
「なにを言っているエルサ?!
いくら聖女といえども、そんな事を言うのは不遜だぞ!
王家の後継者問題に介入する権利など、聖女にはない!」
バカなヴィンセント。
守護神様に寵愛された聖女を他国に売ろうとした事で聖女の私を怒らせたのです。
自分の愚かな行動で、博打に負けるという愚行で、守護神様を蔑ろにした。
守護神様が寵愛する聖女を他国に売るという事は、守護神様に喧嘩を売ったという事なのです。
「近衛騎士殿。
守護神ヘルメース様の聖女として申し渡します。
国王陛下を呼んで来てください。
これは正式な依頼です。
断ったり遅らせたりしたら、守護神様の加護を失うと心得なさい」
「は!
ただ今直ぐに!」
ヴィンセントに付いていた近衛騎士の一人が、慌てて走っていきました。
「おい、こら、待て!
陛下に知らせる事は許さんぞ!
無視するな!
私の命令を無視したらただではすまさんぞ!」
「あなたはヴィンセントを拘束しなさい。
これ以上愚かな真似をさせるのは、守護神様を怒らせると心得なさい」
「は!」
私が視線を送ったヴィンセントの近衛騎士が、慌ててヴィンセントを拘束して、その場に抑え込んでくれました。
もともとヴィンセントの言動に反感を持っていたのでしょう。
躊躇する事無く、荒々しく床に押さえつけてくれています。
胸がすく思いです。
「さて、スケフィントン王国第一王子リーアム殿下。
話を再開させていただきましょうか。
フェラード王国の王太子を廃嫡させるような賭け事をしかけたのです。
ヘルメース神様に事情をお話しないで、この国を出られると思ってはいないでしょうね?」
だが王族として疑われるのは不本意だね。
ヴィンセント殿は、僕が騙したと疑っているのかい?
それなら哀しいなぁ」
「いや、僕は全く疑っていないよ。
エルサ!
いくら聖女だからといって、今の発言は失礼すぎる。
謝りたまえ!」
私は、遂に切れました。
もう我慢の限界です。
この腐れ外道には引導を渡さなければいけません!
「黙りなさい!
フェラード王家王太子ヴィンセント!
過去何度も注意したにもかかわらず、賭けをして無残に負け、その度に守護神ヘルメース様の聖女である私を借金のかたにした事、亡国に係る暴挙です。
断じて許すわけにはいきません。
守護神ヘルメース様の聖女として申し渡します。
婚約を解消します。
賠償金は、過去に肩代わりした借金と利息を王家に請求します。
さらに王太子の地位を剥奪し、追放刑とします」
「なにを言っているエルサ?!
いくら聖女といえども、そんな事を言うのは不遜だぞ!
王家の後継者問題に介入する権利など、聖女にはない!」
バカなヴィンセント。
守護神様に寵愛された聖女を他国に売ろうとした事で聖女の私を怒らせたのです。
自分の愚かな行動で、博打に負けるという愚行で、守護神様を蔑ろにした。
守護神様が寵愛する聖女を他国に売るという事は、守護神様に喧嘩を売ったという事なのです。
「近衛騎士殿。
守護神ヘルメース様の聖女として申し渡します。
国王陛下を呼んで来てください。
これは正式な依頼です。
断ったり遅らせたりしたら、守護神様の加護を失うと心得なさい」
「は!
ただ今直ぐに!」
ヴィンセントに付いていた近衛騎士の一人が、慌てて走っていきました。
「おい、こら、待て!
陛下に知らせる事は許さんぞ!
無視するな!
私の命令を無視したらただではすまさんぞ!」
「あなたはヴィンセントを拘束しなさい。
これ以上愚かな真似をさせるのは、守護神様を怒らせると心得なさい」
「は!」
私が視線を送ったヴィンセントの近衛騎士が、慌ててヴィンセントを拘束して、その場に抑え込んでくれました。
もともとヴィンセントの言動に反感を持っていたのでしょう。
躊躇する事無く、荒々しく床に押さえつけてくれています。
胸がすく思いです。
「さて、スケフィントン王国第一王子リーアム殿下。
話を再開させていただきましょうか。
フェラード王国の王太子を廃嫡させるような賭け事をしかけたのです。
ヘルメース神様に事情をお話しないで、この国を出られると思ってはいないでしょうね?」
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