ザ 我慢 (フェチとソフトSMの短編集)

第六章 キャスター 麻希(20歳) 放送事故

放送前

施術同意書にサインした麻希、淳のカメラが廻り始めた。
「麻希ちゃん、撮るよっ、、途中で、生中継入るから・・」

施術室に移る・・
簡素な部屋、中央に大きな、何故か？四方から紐がある、黒いシーツのベッド。

施術着に着替えた麻希が現れた。
サイズ違いか？小さ目の純白のビキニが、小麦色に焼けた肌に似合う・・

実は麻希の小麦色の日焼けも、天然の振りも事務所の指示だった。
沖縄生まれとは言え色白で、厳格な祖母の躾で、元来は奥ゆかしい性格の麻希・・

更に・・
SNSで話題になった、麻希の腋窩・・
日焼けした二の腕で髪を束ねる画像。
露わな生白い窪みが、白人女優の如く青々と映り、窪みに点々とする毛穴・・

コレも事務所の策略だった。
それでも父親のいない麻希、一家の稼ぎ頭として別人を演じ、恥辱に耐えていた・・

(私・・絶対に芸能界で成功するっ、、だから、こんなコトで、、敗け無いっ・・)
とうに、ナニを施されるのか？察知していたが、天然で無邪気な娘を演じる麻希。

「麻希様、、これから施術に入りますが、コースはどうされますか？」
「あ、局から言われてて、、最高の何でもアりでっ・・」
カメラマンの淳。

「麻希様、術者は、男性？女性？どちらでも選べますが？」
(えっ？男だと、さっきの宏サンとか？まさか、院長じゃ無いわよねっ？
あ、でも、生放送だし、、男の人に触られるの映ったら、事務所に叱られる)
「・・ぇっ？、、男の人はっ、ちょっと」

「畏まりました、ではっ」
ベルを2度、間隔を置いて4度鳴らした。

ドアが開き、麻希に勝るとも劣ら無い、白衣姿の若い美少女が4人現れた・・
「アキです、右腕を担当します」
「ミキです、左腕を御奉仕します」
「ユキです、右脚にお仕えします」
「サキです、左脚はお任せ下さい」

それぞれが、麻希の手脚を押し頂く。
持参した白湯の入った桐の桶に浸け、丁寧に揉み洗いを開始する・・

「麻希様、お湯加減は如何ですか？」
「うう～んっ、、気持ちいいぃ～、麻希、お手てもアンヨも、他人に洗って貰うの、初めてよぉ、、はぁ～、極楽極楽・・」

「それは、良かったです、、他の高級風俗ぃゃ治療院でも、4人同時に責めるぃゃ施術スる店は無いですよっ。
リンパ腺は手脚4箇所に有りますから・・
では、本格的に始めます、、麻希様は体験モニターですので、コノ娘達の指示は絶対ですから・・」

渡辺の目配せに、妖しい笑みで頷く4人の美少女達・・