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三好元長の無念
しおりを挟む・享禄五年(1532年) 六月 摂津国武庫郡 越水城 篠原長政
「飯盛山攻めの陣から火急の使者だと?」
「ハッ!今すぐに殿にお目通りを願っております」
こんな夜更けに火急の報せだと?嫌な予感がする。
「その者は今どこに?」
「広間に居ります。が……」
「が、何だ?」
「手傷を負って息も絶え絶えの様子にて……」
すぐさま立ち上がって夜着のまま広間に向かう。火急どころではない。間違いなく殿の身に何かあったのだ。あるいは木沢の逆襲に遭って手傷を負われたか。
広間に行くと大小様々な傷を身に負った使者が座ることも出来ずに倒れ込んでいる。
「しっかりせよ!殿は御無事か!」
「大和守様(篠原長政)……飯森山の……陣に…………一揆衆が押し寄せ……」
一揆衆だと!?一体何がどうなっている?
「一揆とは何だ!一体何があった!」
「六郎様より……差し向けられた……一向一揆にございます。その数およそ十万……」
十万の一向一揆……六郎様は、いや、六郎はそこまでするのか。いくら疎んじているとはいえ、己の家臣に対して軍勢ではなく一向一揆を差し向けるなどと。これはもはや主君の……いや、武士の振る舞いではない!
「殿はどうなった!ご無事で居られるのか!」
「殿は……少数の供を連れて逃げられました。畠山上総介様(畠山義堯)は……行方も知れず、三好民部様(三好一秀)は……殿の逃げる刻を稼ぐ……ために、一揆勢を迎え撃たれて……」
民部殿は討死されたか。しかも敵軍ではなく主君の裏切りによって……さぞや口惜しかったであろう。
「大和守様には……奥方様とお子様を……阿波へ……逃がせと……」
「おい!しっかりせよ!逃がせと仰せになったのか!」
くっ……役目を果たして息絶えたか。この男も死力を振り絞って一揆勢の追撃を逃れて来たのだろうな。無念であろうが、弔ってやる暇も無い。脱出の準備を急がねばならん。
許せよ。見事儂らが逃げおおせた暁にはお主の阿波の家族は必ずや千熊丸様に取り立てて頂く。
さて、どうやって逃げるか……。夜が明ければこの男を追って一揆勢は越水城に迫って来るだろう。殿すらも逃げざるを得なかったほどの軍勢だ。越水城に残る兵で迎え撃てるとは到底思えん。
……この夜更けに海に船を出すのは自殺行為だ。夜陰に紛れて堺に行き、讃岐守様(細川持隆)を頼ろう。讃岐守様ならば若様達をお守り下されるはずだ。それに、一揆衆を仕向けたのが六郎ならば堺はむしろ安全なはず。まさか自分の御座所に一揆勢を引き入れはするまい。
「源八!」
「ハッ!ここに!」
「今すぐに堺へ参る!奥方様の乗る輿を用意しろ!阿波の芝生城へお逃がしする!急げ!」
「しかし、それではこの越水城は……」
「捨てて行く!明日になればこの城にも一揆衆が押し寄せる!この城に籠っても若様達を危険に晒すだけだ!」
「は……ハハ!」
一気に城内が慌ただしくなる。儂も急いで具足を着込まねばならん。今はまだ子の刻(午前零時)には間があるはず。今から急げば夜が明ける頃には堺へ着けるはずだ。
堺には淡路水軍の船もある。ともかく堺へ行けば逃げ切れる目も出てくる。
・享禄五年(1532年) 六月 摂津国欠郡 堺 細川持隆屋敷 細川持隆
「おお、大和守。よくぞ無事で逃れてきた」
「讃岐守様もご無事で安堵いたしました」
ひどい顔をしておる。無理もない。
筑前守(三好元長)の妻は腹に子を宿していると聞いた。警護してきた大和守の苦労も並大抵ではなかっただろう。
出来れば少し休ませてやりたいが……
「だが予断は許さぬ。筑前守が顕本寺に逃れて来たらしく一揆勢も堺に向けて押し寄せておるらしい」
「殿が!殿はご無事なのですか!」
「今はな。だが、一揆勢に囲まれるのも時間の問題だろう。筑前は顕本寺にて腹を切る故妻子を頼むと使いを寄越して来た。今までの数々の心遣いを感謝するとな」
大和守が呆けたような顔になる。昨日まで予想だにしていなかったであろうから無理もあるまい。
「儂から『生きよ』と使いを送ったが、筑前からの返答はない。あるいは既に逃げることも叶わぬ状態なのかもしれぬ。
……ここへもいつ一揆勢が侵入してくるかわからん。間もなく船の用意が整うだろう。せめてお主や筑前の子らは儂が責任を持って芝生城まで送り届けよう」
筑前を失っては、もはや堺幕府は終わりだ。公方と戦で渡り合える者など筑前以外に居るはずがない。一揆勢を制御できると本気で思っていたのならば我が兄ながら阿呆と言うしかない。
一揆が制御できるような性質のものならば、とっくに誰かが制御しておる。奴らは天災と同じだ。一度暴れ出せば、全てを焼き尽くすまで止まらぬ。
「恐れながら、お願いがございます!某は只今より顕本寺へ参ります!どうか讃岐守様には若様や奥方様をお願いいたします」
「……そなた、筑前と共に死ぬ気か?」
「いえ、命を懸けて主を説得して参ります。共に阿波へ落ち延びる為に」
じっと儂の目を見つめてくる。この男の言うことならば、筑前も聞き分けるかもしれん。
「わかった。子らのことは任せよ。船はギリギリまで残しておく故、必ず生きて戻って来るのだぞ」
「ハッ!」
うらやましいな。筑前にはこれほどに命を懸けて尽くしてくれる者が居る。
兄上には果たしてそれほどの忠を尽くしてくれる者など居るのだろうか……。
大和守と入れ替わりに近習が入って来る。
「殿、船の用意ができました」
「わかった。筑前の子らと共に参る。お主も同道せよ」
「ハッ!」
筑前守、大和守、必ず生きて戻って来るのだぞ。
・享禄五年(1532年) 六月 摂津国 堺 細川持隆屋敷 厨 堀田源八
篠原様が素早く具足を脱いで農夫の姿に変わる。確かに一揆勢の中を抜けて行くのであれば武士の姿よりも農民姿のほうが目立たぬかもしれんが……。
「儂はこれより顕本寺へ参る。源八は若様達を頼むぞ」
「しかし、間もなく船の用意が整うとのことでございます。今から顕本寺へ行っても戻って来る時間があるかどうか……」
「殿はまだ生きておいでだ。何としても殿を阿波へ落ち延びさせねばならん。もしもの時はお主が若様達をお守りして阿波へ落ち延びよ」
そのような大役を任されても、どうしていいか……。
「全て讃岐守様のお下知に従え。頼んだぞ」
「あ、篠原様!」
……行ってしまわれた。
やむを得ん。若様達のお側に参ろう。船の用意が出来たらまずは若様と奥方様を船にお連れしなければ。
屋敷内も騒がしいな。先ほどから厨の外にも慌ただしく人が動く気配がする。若様達もさぞご不安であられよう。儂がしっかりしなければ。
厨から出て若様達が休まれている一室へ行く。讃岐守様からの呼び出しがあればすぐに移動できるようにご用意をお願いしないといけない。
「失礼いたします」
中に入ると奥方様が緊張した面持ちで座っておられる。ここは出来るだけ笑顔を絶やさぬように……。
「間もなく船の用意が整うとのこと。用意ができましたらすぐに船にお移りいただきます。一揆衆も船の上まで追っては来れますまい。どうかご安心くだされ」
「源八、殿が生きておいでというのは本当ですか?」
何故奥方様がそれをご存知なのだ?
確かに今は生きておいでだが……いや、今は余計なことはお知らせしないほうが良いだろう。ますます不安にさせてしまうだけだ。
「まだわかりませぬ。大和守様は殿の消息を確かめに出ておられますが、万一のことがあるので船の用意が出来次第すぐに船にお連れするようにと言付かりました」
「ですが、千熊丸がそう言っておりました」
千熊丸様が?何故ご存知なのだ?そういえば千熊丸様のお姿が見えない。
「まだわからぬと大和守様から聞いております。ところで、千熊丸様は今どちらに?」
「顕本寺に行くと言って飛び出してしまいました。父上がまだ生きていると……。どこで聞いてきたのかはわかりませんが」
……な!
・享禄五年(1532年) 六月 摂津国 堺 顕本寺 三好元長
「大和守。よくぞこの包囲の中を入って来られたな」
「農夫の姿でひっそりと参りました。一向一揆は法華門徒とあちこちで乱戦をしながら堺の町に略奪に入り、堺の町は混乱しております。六郎様にも何一つ制御などできてはおりません。今ならばなんとか阿波へ落ち延びることも不可能ではないかと」
「……無用だ」
「何と仰せです?」
「無用だと申している。儂はここまでだ」
随分と辛そうな顔をする。大和守ともあろう者ならば、ここを逃れたとて儂の行く末は分かっておるだろう。ここを落ち延びたとして、次は六郎様と対峙することになろう。そうなればまずは讃岐守様と阿波の覇権を懸けて争うことになる。讃岐守様と和せば、いつ六郎様から腹を切れと言われるか……それに怯えながら生きることとなろう。
いずれにしても、もはや天下に名乗りを上げることなど出来なくなった。儂はここまでだ。
「……殿。では、某も共に参ります」
「馬鹿者。勝手に腹を切ることは許さん」
今度は悲しそうな顔をする。大和守には苦労ばかりかけて済まないな。
「お主には千熊達を頼みたい。お主にしか頼めぬ。儂の後を追うことは固く禁ずる。よいな」
「某には腹を切ることも許されませぬか」
「わがままな主と思って諦めてくれ。冥土へは、儂一人で参る」
しばし見つめ合う。今度は迫力に負けるわけにはいかん。この男は千熊丸に必要な男だ。ここで儂と共に無益に死なせることなどできんのだ。
わかってくれい。
「これを千熊丸に。三好郷で鍛えた太刀だ。安物だが、なかなか切れ味が良い」
「……はっ。確かにお渡しいたします」
「頼んだ」
大和守が深々と頭を下げる。名残惜しいが、もうすぐ一揆勢が乱入してくるかもしれぬ。猶予はないな。
「もう行け」
「おさらばでござる!」
「達者でな」
行ったか。近習たちも大和守と共に脱出した。これで良い。これで思い残すことは無い。
本堂に火を放ち、短刀を取り出して懐を寛げる。不思議と心が落ち着いておる。
ははは。短刀に坊主頭が映っておるな。誰だこの坊主は。
……何故あの時もっと冷静に事を運べ無かったのかなぁ。何故あれほど頭に血が上ってしまったのだろうなぁ。
視界が歪んでいる。儂は泣いているのか。やはり悔しいのか?
しかし、今更悔しがったとてもはや六角に勝つことなど……
ははっ。そうか。そうだったか。今際の際にならねば己の気持ちに気付かぬとは間の抜けた話だ。
儂はただ、六角定頼に勝ちたかったのだ。
儂と同年代でありながら、近江一国を抑えて天下に武威を振るうあの男に勝ちたかった。ただそれだけだったのだ。
義だの天下だのどうでもいい。六郎も左馬頭もどうでもいい。ただ、あの男と戦って勝ちたかった。それだけだったのだな。
今になってそれに気付くとは……こんなことならば桂川を挟んで対峙したあの時に決着を付けておけばよかったなぁ。
……悔しい。六角に負けて腹を切るのではなく、このような下らん権勢争いに敗れて腹を切ることが悔しくて堪らぬ。何故儂はあのような無駄な時を過ごしていたのだ。
今更言っても詮無い繰り言か。
むん!
ぐっ。痛くはない。腹が熱い。腹を切るとはこのような感覚であったか。
これでは無念さで死に切れぬかもしれん。
これでどうだ!
ふはは。これならば……冥土へ参れるだろう。
大和守……後のことは頼んだぞ。
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