江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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観音寺文化

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 ・天文元年(1532年) 九月  近江国蒲生郡 石寺楽市  六角定頼


「よお!」
「これは太守様!そのようなお姿で……」

 横関衆の苗村小五郎が驚いて店先に出てくる。今日は庶民風の小袖を着込んで志野と二人で楽市に遊びに来た。志野は着物好きだから地味な小袖は嫌がるかと思ったが、こうして変装して出かけることを楽しんでいる風がある。

「なに、亀寿丸から横関衆が『おやき』という物を売り出したと聞いてな。せっかくだから俺たちも食べに来たというわけだ」
「左様でしたか。ささ、立ったままも何ですから奥へどうぞ」
「いや、ここでいい。たまにはこういう風に気楽に町を歩き回ろうと思ってな」

 苗村が困惑しながらおやきを持ってきた。受け取ってかぶりつくと中から味噌味の肉が出てくる。

「うん。美味い」
「本当に美味しゅうございますね」
「ありがとうございます」

 味噌煮にした牛肉も味が濃くていいな。だが、この味噌……。

「味噌が変わったか?」
「わかりますか。昨年は米が少なかったので麦で味噌を仕込みました。香ばしい香りがまた評判を頂いております」
「ふむ……」

 そう言えば横関衆は魚油の圧搾機を作っていたな。

「この味噌だが、魚油の搾り機で汁を搾ってみてくれ」
「味噌を搾るのですか?」
「ああ、もしかすると味噌の汁だけの方が良い調味料になるかもしれん」

 そう。麦味噌は風味がめちゃくちゃ醤油っぽい。香ばしい香りといい、まろみの少ない感じといい。
 現代の醤油そのものとは少し違うと思うが、限りなく醤油に近いものが出来るはずだ。米味噌を搾ってもイマイチ醤油っぽさが無かったが、麦味噌ならイケるかもしれない。


 横関衆の店を離れ、色々と市を物色する。この楽市も随分品ぞろえが増えた。
 保内衆の店は相変わらず呉服がメインだが、呉服の品揃えも藍染や紅花染め、茜染にクチナシ染など彩が増えて見ているだけでも楽しい。
 志野は保内衆の店の前で小袖の色見本を色々と見比べている。相変わらずの着道楽だな。もう充分に持っているだろうに。

 俺はと言えば小幡衆の甲冑屋の前でつい立ち止まってしまう。牛馬の肥育は小幡衆が盛んに行っているが、牛革や馬革を使った鎧下地や行縢むかばき、陣羽織なんかがあれこれと店先を飾る。やっぱ甲冑には男のロマンが詰まってるよな。
 日野や国友の鍛冶は刀剣だけじゃなく包丁や鍋釜なんかも市に並べている。野鍛冶の作ったものより高価だが、その分長持ちして品質がいいと評判らしい。平和な近江じゃこういった日用品の需要も上がっているようだ。そして沓掛衆は日野椀や信楽の焼き物を並べている店が目に付く。こうしてみると、山科言継の言う通り各地の産物を集めればそれに応じて新たな産物が開発されていく。経済発展てのはやはり物流が充実してこそだ。

「楽しゅうございますね」
「ああ、ここはいつも賑やかでいい。これを山科にも広げようとしている」
「楽しみですわ。御屋形様がどのような世を作られるのか」

 そうだな。中世は一部の特権者だけが各地を往来できる時代でもある。織田信長が行った最大の偉業は移動の自由を領民に保証したことだ。それが安土桃山文化を花開かせる原動力になった。
 戦はまだまだ続くが、いつかこの光景が日本中に広がるように努力していこう。



 ・天文元年(1532年) 十二月  阿波国板野郡 勝瑞城  三好千満丸


 讃岐守様(細川持隆)と共に堺から阿波に逃れて半年が過ぎた。母上は無事に又四郎を産み、我ら兄弟も何とか落ち着きを取り戻した。
 堺の細川屋敷を飛び出した兄上は未だ行方が分からない。大和守(篠原長政)や堀田源八もだ。讃岐守様は必ずどこかへ逃げ延びているはずだと仰せになるが、生きているのならばどうして阿波に戻って来ないのか……。考えたくはないが、兄上達は父上と共に堺で亡くなられたと考えるべきだろう。

 兄上が居られないのは寂しいが、今は私が兄上に成り代わって弟達を守ってゆかねばならん。三好家は今や讃岐守様の御厚意によって生き永らえている。讃岐守様の御恩情を忘れるわけにはいかない。

「千満丸様。讃岐守様がお呼びです」
「わかった。すぐに参る」

 篠原与吉が声を掛けて来る。三好郷から大和守の息子である与吉に側近く仕えてもらった。与吉は元服したての十三歳だが、父上と大和守のように私の良き相談相手となってくれるとうれしい。


「讃岐守様。千満丸にございます」
「うむ。入ってくれ」

 讃岐守様の居室に入ると、書状を前に難しい顔をしておられる。何かあったのだろうか。

「実はそなたに相談がある。淡路島に逃れた我が兄の六郎だが、安宅水軍の助力を得て再び摂津に戻り、法華門徒と共に石山御坊に迫っているそうだ」
「左様ですか」

 父や兄を死なせた一向一揆は各地で六郎様の配下とも戦をしている。耐えかねた六郎様は法華門徒と共に一向宗と各地で戦を続けておられると聞いた。

「一向宗の根は深く、摂津各地の郷村では法華門徒により村が焼き払われる事態にもなっているそうだ。これ以上一向一揆と法華一揆の争いを続けさせることは兄上にとっても良いことではない。
 そこで、お主の名を持って和睦を勧めてほしい」
「私の名を持って……ですか?」
「そうだ。そもそもは一向宗は兄上の呼びかけによってそなたの父を倒す為に立ち上がった。三好筑前守の遺児であるそなたの勧めであれば兄上も証如も無下には出来まい。そなたにとっては双方憎い相手ではあろうが、この讃岐守の為に今回の和睦の立役者となってほしい」

 讃岐守様が座ったまま頭を下げる。
 確かに六郎様や一向宗には恨みがあるが、さりとて讃岐守様の仰せならば私にも否応は無い。

「承知いたしました。差し当たって私は何をすればよろしいですか?」
「おお!有難い!交渉は儂の配下に当たらせる。そなたは和睦を勧める書状に花押を据えてくれれば良い」

 花押か……まだ手習も満足に終わっていないが、何か考えようか。

「わかりました。全て讃岐守様の仰せに従いまする」
「……済まぬな。そなたにはまだまだ子供らしい身で居させてやりたいのだが」
「いえ、今の我ら兄弟があるのは讃岐守様のおかげでございます。この身で役立つ事があれば何なりと」

 この言葉に嘘偽りはない。今後の三好家は讃岐守様をこそ頼りとしなければならぬ。
 兄上が生きておいでであればどうされただろうか。きっと自ら摂津に乗り込むことも考えられたであろうな。



 ・天文二年(1533年) 二月  近江国滋賀郡坂本 常在寺  六角定頼


 正月早々に蒲生定秀の使者が観音寺城に来た。どうも足利義晴が細川晴元と和睦し、京に戻ろうとしているらしい。報せを受けた俺は慌てて足利義晴に会う為に坂本に駆けつけた。
 法華一揆と一向一揆は摂津から山城各地で戦を繰り広げているが、年末あたりから細川晴元と手を結んだ法華一揆が優勢になっている。それを見た足利義晴は細川晴元と手を組むことを考えたようだ。

 京に戻りたいという気持ちは分からなくもないが、今は事を焦るべきではない。法華一揆がどうなるかわからないし、経済戦争で上手く抑え込めるかどうかも不透明だ。何より、肝心の山科楽市はようやく市町の縄張りが終わってこれから産物を出していこうという所だ。まだ勝負は分からないどころか始まってすらもいない。

 もしも経済戦争で負けそうならば最後は武力を持って制圧しなければならんから、それを考えれば少なくともあと二~三年は坂本で待ってもらいたいんだが……。

「公方様。今回の話を聞き及び驚き入りましてございます。細川六郎は今回の一向宗の一揆を招いた張本人にございます。いかに摂津で勢威を回復し始めているとは言え、軽々に和を結ばれるべきではないかと」
「弾正殿は何故六郎殿をさほどに毛嫌いされるのだ?そもそも、公方様には管領が侍るものでござろう。細川道永亡き今、管領足り得る実力を持つのは細川六郎しか居らぬ。六郎殿と和を結ぶのは必須であろう」

 横から大舘尚氏がいつものにちゃっという笑みを向けてくる。

 お・お・だ・ちぃぃぃぃ!

 またてめぇの策謀か。この妖怪腹黒陰謀坊主が!
 細川晴元と和睦したとしても法華門徒がどう動くかなんてわかりゃしないんだから、まだ京は安全と決まったわけじゃない。宗教一揆を舐めてると痛い目を見るぞ。

 第一、今や将軍も有名無実なら管領もその実は無い。三管領のうち斯波は没落し、今や武衛家の斯波義統が傀儡として尾張で担がれているに過ぎない。畠山も守護代の都合であちこちの畠山家が当主を名乗っていてその実権は守護代に握られている。細川も京兆家の家督を巡って絶賛内乱中で、丹波じゃ細川高国の弟の細川晴国が丹波国人衆に担がれて挙兵したと報せがあったばかりだ。

 管領家が複数国の守護を兼任して領国支配を守護代に任せ、管領自身は京に居て将軍に侍るというシステムそのものがもはや制度疲労を起こしている。
 今や守護も国人と同じく領国を実効支配しなければ己の立場すら保てない時代になっているんだ。

「某は今この時に京に拘るのは危険かと思いまする。まだ京の政情は定まったわけではありませんし、法華宗と一向宗の動きも気になります。それに情勢を見まするに細川六郎が管領としてお側に侍ることは難しいでしょう。細川六郎はこれから摂津各地を平定しなければ己の足元を固めることすらできません。今この時に京に戻るのは危険が大きいと愚考いたします」
「法華宗は細川六郎に従っておるし、公方様の義兄上様である近衛様がその勢威を抑えにかかっておる。そして一向宗はそなたの尽力で京近辺からは駆逐された。心配はあるまい」

 俺が本願寺を討ったのはその為じゃないし、近衛稙家は義晴の為に動いている訳でもない。都合よく勘違いをするんじゃない。

 ……こうなれば義晴に直接訴えかけよう。今までの俺の働きを持って今回の上洛騒ぎを止める。今の義晴を支えているのは紛れもなく六角家だ。その後ろ盾を失う危険を冒してまで我を通すことはしないはず。義晴は本来的に頭の悪い男じゃない。

「某はやはり反対です。どうしても強行されるというのならば六角は京から手を引く覚悟にございます。公方様も大舘殿と同じご意見ですか?某の言を容れてはいただけませんか?」

 正面の義晴の顔をじっと見る。と、不意に義晴が視線を外した。

 ……違う。視線を外したんじゃない。あちこちと視線が定まらない。義晴は俺を見ていない。
 どういうことだ?

「余は疲れた。これで休む。後は常興(大舘尚氏)と弾正で話し合うが良い」

 一言そう言うと義晴は立ち上がって奥に引っ込んでしまった。一体どういうことだ?京に戻るのは義晴の意志じゃないのか?

「大舘殿。今回のことはまことに公方様の言い出されたことなのですか?」
「無論だ。だが、近頃はお疲れになったのかあのように突然張り合いを無くされることも多い。
 ……何、しばらくすればまたお元気を取り戻されよう。いつものことだから心配は要らぬ」

 いつものこと?最近はいつもああいう目をしているのか?
 あれはしっかりと意志の込もった目じゃない。どこか他人事というか、心ここに在らずという感じがする。

 あの健気で聡明だった少年に一体何があったんだ……。


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