江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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第三次六角征伐(7) 経済圏

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 ・天文十一年(1542年) 六月  山城国 京 山科邸  六角定頼


「山科卿。この度はご尽力ありがとうございます」
「いや、なんの。近衛様のお口添えもおじゃりましたので、菊亭殿にも快く応じて頂けました」

 山科言継が鷹揚に頷く。
 これで六角家の大義名分も整った。各地の六角軍は義晴方に応戦する形で戦端を開いているが、いざ義晴が陣頭に立てば現状では不利であることに変わりはない。六角家は未だ足利家の家臣だからな。
 だから、俺はそこを踏み出すことを決意した。

「では、某の右近衛大将への任官は内定したと考えてよろしいですかな?」
「ええ。正式な任命は秋の除目によって下されますが、帝の御内意は固まっておじゃります。それに、三条殿も去った朝廷ではこの除目に反対する者などおじゃりますまい」

 右近衛大将は鎌倉幕府を創設した源頼朝が任命されていた官位だ。
 頼朝は同時に権大納言にも任命されていたが、足利義晴も権大納言に任じられている。つまり、俺が右近衛大将に任命されることで俺は朝廷内の序列において征夷大将軍と同列に見做されることになる。

 今の右近衛大将は菊亭と呼ばれた今出川公彦だが、今出川は俺の右近衛大将任官と同時に左近衛大将への昇進が決まっている。現在の左近衛大将は三条実香の息子、三条公頼だ。
 つまり、皮肉にも旧三条派閥が俺を嵌めようとして朝廷から追放されたことで、俺の右近衛大将任官への障害は無くなった。

 それと、願っていたのはもう一つ。

「それと、あちらの方はどうなりましたか?」
「それは今しばしお待ち頂きたい。何せ異例なことでおじゃります。宰相殿の仰ることが果たして朝廷の前例に適うのかどうかで意見が割れてましてな」
「何卒よろしくお願い致す。征夷大将軍に対抗するためにはやはり某も名分を手にせねばなりません。鎮守府大将軍の位を頂ければ、武家の棟梁という名分においても足利と対抗できまする」
「分かっておりますよ。今や京を戦乱から守れるのは宰相殿だけでおじゃりますからな。麿としても出来る限りのことは致しましょう」

 こっちが俺の本命だ。
 足利義晴が征夷大将軍・権大納言ならば、俺は鎮守府大将軍・右近衛大将に任じられる。それによって、この戦いは足利将軍家による六角征伐という戦いから征夷大将軍と鎮守府大将軍の覇権を懸けた戦いへと変貌する。
 もっとも、本来鎮守府は陸奥国を統治するための臨時政府という意味合いだから、畿内での争乱に鎮守府大将軍の位を得たとしても何の意味もない。だが、それは征夷大将軍とて同じことだ。

 征夷大将軍は源頼朝が幕府を開いたことで、ただの蝦夷討伐司令官という意味合いから武家の棟梁という権限を持つに至った。征夷大将軍が源頼朝によって武家の棟梁になったのならば、六角定頼によって鎮守府大将軍を新たな武家の棟梁にすることも可能なはずだ。少なくとも朝廷がそう認めれば、征夷大将軍の権威性は否定される。

 問題は、建武の新政以後は鎮守府大将軍が南朝方の将軍位だったという点だろうな。
 後醍醐天皇以後、鎮守府大将軍の位は南朝が補任するのが通例だった。征夷大将軍はむしろ鎮守府大将軍に対抗するために北朝によって補任されたという経緯がある。そのため、今でも朝廷内では鎮守府大将軍は南朝の将軍という印象が根強く残っている。

 加えて実際的な問題もある。
 百年以上前に南北合一が図られたとはいえ、南朝方の天皇が皇位を継がないことに対する反発は旧南朝系の武将の中に根強く残っている。代表的な者は北畠家だな。
 北朝系の現朝廷が鎮守府大将軍を補任することは彼らの反発を招くのではないかという恐怖もある。何せ、つい五十年前まで南朝旧臣による反乱は起こっていた。その子や孫が今も生きている可能性は充分にある。

 いくら山科が事実上朝議のトップを務めているとはいえ、北朝系の現朝廷で鎮守府大将軍を補任するには相当なハードルがあるのだろう。

「大変なこととは承知しておりますが、何卒よろしくお願いいたします」
「全力を尽くしましょう。ああ、それと此度の除目では吉法師殿も官位を賜ることになっておじゃります」
「吉法師にも?」
「ええ。従五位下侍従に任じられる予定です」
「侍従に……」

 驚きのあまり思わず言葉を失った。
 侍従と言えば、帝の側近く仕えるエリート官僚への登竜門じゃないか。羽林家の出でもない吉法師をそんな要職に任じて頂けるとは……。

「驚いておられますな」
「ええ。まさか侍従などという要職を与えて頂けるとは思いも寄りませぬで」
「ほっほっほ。主上直々のお計らいでおじゃります。『早う織田の子を召し出せ』と仰せ遊ばされましてな」
「左様でございましたか。しかし、侍従は主上の身辺警護も務めるお役目のはず。未だ九歳の吉法師にそのような大任が果たして務まりましょうか」
「それも問題は無いと思われます。吉法師殿は兵法も中々の物と聞いておじゃります。いや、これは指南役の柳生殿の言葉でおじゃりますが」

 二度驚きだ。
 確かに吉法師は柳生宗厳から剣を学んでいると聞いていたが、まさかそれほどに剣の腕が上達していたとは……。
 まあ、御所の警備は六角の兵が請け負うから敵が御所内に入り込む可能性は少ない。それに吉法師自身にも日置吉田流の弓術を仕込んである。それに加えて柳生仕込みの剣の腕があれば、多少の荒事があったとしても切り抜けることは出来そうか。

 しかし、あの信長が剣豪公家……。

「ただ、官位を賜るとなればいつまでも幼名のままという訳には参りますまい。早々に吉法師殿の元服を執り行って頂ければと思いますが、よろしいですかな?」
「無論です。急ぎ元服の用意を整えまする」

 再び山科言継が鷹揚に頷いた後、扇で口元を隠して顔を寄せて来る。思わずこちらも耳を突きだしてヒソヒソ話の態勢に移る。

「もしよろしければ、宰相殿御自ら主上に御礼を申し述べられると良いでしょう。鎮守府のこともございます」

 思わず耳を離して山科の顔を見つめる。
 ……俺自身で朝廷を説得してくれということか。

「分かり申した。日を改めて参内致すとお伝え下され」
「確かに、承りました」



 ・天文十一年(1542年)  七月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


 あの後山科言継と共に参内し、帝に御礼言上と改めて鎮守府大将軍補任への願いを奏上した。意外だったのは近衛稙家が真っ先に賛意を表してくれたことだ。『そもそも鎮守府将軍とは弓馬の道に優れた者を朝廷が任じる物であり、そこに北も南も無い』と大演説を打ってくれた。
 おかげで公家の中には名分論としては許しても良いのではないかという空気が生まれた。

 近衛は今や太閤として朝議に関わることを避けているし、義晴と俺が対立した経緯から多少間柄がギクシャクしていた。にも関わらず協力してくれたのは、やはり山科言継が口添えしてくれたからか、それとも息子の近衛前久の行く末を案じたからか。

 だが、南朝旧臣の反発を買うのではないかという恐怖心は如何ともしがたい。仮に俺が義晴に負ければ、現朝廷は征夷大将軍に加えて南朝旧臣からも恨みを買うことになる。その恐怖心を払拭するためには、六角家が圧倒的な強者であることを証明せねばならないだろう。

 要するに足利義晴に勝てば鎮守府大将軍への障害は無くなるというわけだ。それならば、勝った後で改めて征夷大将軍に任じてもらっても結果は変わらないんだが……。
 まあ右近衛大将だけでも名分は立つ。その上で『勝てば官軍になれる』ということが確定しただけでも収穫と思っておこうか。

 その後吉法師を連れて観音寺城に戻った。
 京の六角屋敷で元服を済ませても良かったんだが、やはり元服となればお花にもその姿を一目見せてやりたい。それに、どの道伴庄衛門らの報告は防諜の為に観音寺城で聞くつもりだったしな。
 戦の最中だからやむを得ないとはいえ、さすがに少々慌ただしい日々が続いている

「何やら物憂げなお顔ですが、いささかお疲れですかな?」
「ああ。いや、少し考え事をしていた。それよりも報告を聞こう」

 伴庄衛門が気遣ってくれるが、今はのんびりしている暇はない。
 各地の情勢を確認した後、早々に河内攻略に戻らなければならないしな。

「では、手前から参ります」

 布施源左衛門と顔を見合わせた後、庄衛門が頷いて話し始める。

「越前では一向門徒が不穏な動きをしておりますが、真柄様ら国衆が独自に軍勢を編成して斯波様に協力しておられます。加賀から一揆勢がなだれ込めばまた状況は変わるかもしれませんが、当面は越前は問題なかろうと思われます」
「そうか。では、北軍の留守居部隊も大和へ出陣させても問題なさそうだな」
「はい。手前どもも出来る限りの支援は致しますので」

 北の守りを気にしないでいいのは助かるな。
 斯波義統もようやく領国に戻って統治に専念し出したから、いずれ一向一揆は収まっていくだろう。

「西国の方はどうだ?」
「それが、大内様が渡唐船を出さない為に明銭が入らず困っているという話が聞こえてきました」
「渡唐船を出さない……? しかし、そもそも大内家は明銭を取り寄せる為に渡唐船を仕立てているのだろう。尼子とも和睦した今、銭不足で困っているのに明銭を取り寄せないというのはどういうことだ?」
「ええ。手前も不思議に思ったのですが、どうやら大内家にはもはや勘合符が無いという話で……。あくまでも噂に過ぎませんが」

 勘合符が無い……?

 そうか! 思い出した!
 そう言えば史実で大内義隆と細川晴元は勘合符を巡って争っていたな。確か史実では、一旦幕府から大内に下されると決まった勘合符を自分に回してくれるようにと晴元が舅の定頼に泣きついた書状があったはずだ。
 結果はそのまま大内に下されたから、恐らく定頼もそこまで晴元の我がままに付き合っていられないと思ったんだろう。晴元の言い分は子供の我がままと変わらないからな。

 だが、こっちの歴史では何故か俺の手元に勘合符が一枚ある。恐らくこれが史実で細川と大内が争った勘合符だ。
 細川と取り合わねばならなかったということは、大内家にも勘合符のストックはもう無かったと考えられる。つまり、今日本にある勘合符のラスト一枚を俺が抑えているってわけだ。

 大内が一合銭に文句をつけて来た真の理由がようやく分かった。

 渡唐船をんじゃなくんだ。肝心の勘合符を持っているのが六角家だけなんだからな。後は密貿易による輸入しかないが、密貿易船はその気になれば美保関や小浜・敦賀にも来航できる。密貿易船を待つだけならば大内家の優位性は無い。
 その上で、六角家が独自に銭の鋳造を始めた。

 大内としては心底困ったはずだ。このままでは大内の富の源泉が全て六角家に奪われる。だが、その真の理由を正直に話せば俺が素直に勘合符を渡すわけがない。
 だからこそ、直接俺に言ってこないで幕府に訴えて一合銭の鋳造を差し止めようとした。和解の条件として一合銭の流通を認める代わりに、六角の所有する勘合符を大内に譲渡するという条件を付けるつもりだったんだろう。

 明銭と一合銭の交換比率を定めているにも関わらず、市場の混乱云々と難癖付けて来たのも大内家がこれ以上独占輸入できないという事情があったからなんだ。相良武任や杉重矩があくまでも六角擁護に回っているのも、そもそも六角と完全に破談になれば大内家も困るという事情が裏にあった。
 相良達にすれば、空気を読まずに六角討つべしと呼号する陶隆房を心底苦々しく思っていたんだろうな。

「源左衛門。よく知らせてくれた。西国から明銭が入らぬとなれば、畿内の銭不足は当分改善する見込みは無いということだな」
「噂が真実であれば、そうなります」
「よし、ならばすぐに一合銭の鋳造を再開しよう」
「恐れながら、手前の独断で既に一合銭の鋳造を始めております。今でおよそ一千石分ほどは出来上がっておるかと」

 伴庄衛門がゆっくりと頭を下げる。
 手回しが早いな。庄衛門らにとっても銭不足を解消したいという気持ちは深刻だったのだろう。そして、それは摂津や河内で商いを営む商人達も同じはずだな。

「ならば、その千石分を無償で摂津や河内にばら撒いてくれ。摂津や河内の民衆を遊佐から引きはがす」
「よろしいのですか? 無償でばら撒けば六角家の米蔵から千石の米が放出されるのと変わりませんが」
「構わん。その千石分が浸透すれば、今度は民衆の方から一合銭を受け取るようになる」

 最初はタダでもらった奇妙な銭だが、それは六角家の進軍と共に米と引き換えられる『カネ』へと変わる。最初は半信半疑でも、進軍した先で保内衆が現実に米と引き換えればそれが紛れもない現実だと人々は理解するはずだ。
 そうなった時、それでも甚太郎達堺衆が民衆の支持を取り付けられるか?

 対抗して明銭をばら撒こうにも、既に明銭の供給は途絶えかけている。対して一合銭は今後一気に流通が加速する。悪貨である一合銭が良貨である明銭を駆逐するのは京の事例で実証済みだ。一合銭を受け取らされた下層の商人や民衆達にとっては、六角家こそが銭を米に変えてくれる存在になる。
 摂津や河内の国衆が遊佐に付こうと関係ない。民衆を強引にでも六角経済圏に組み込めば、いかに国衆が戦おうとしても兵がそれを望まなくなるんだからな。

 もともと銭で始まった戦争ならば、銭でケリを付ける。
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