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【六】一瞬で作り替えられた体Ⅰ
次に気がついた時、俺の手首には枷がはまっていた。頭上で固定されていて、自由になるのは足ばかりだ。太股を折り曲げた状態にされ、挿入されていた。ぬめる香油の甘い匂いがする。
「中々良い壺になってきたな」
俺を貫いているベリアス将軍は、目を覚ました俺に気づくと意地の悪い顔で笑った。愉悦をたたえた唇の弧を見て、俺は震えた。体の奥底から熱が広がっている。根元まで挿入されているため、ベリアス将軍の肌の温度を感じた。
「自分の中が絡みつくように蠢いているのが理解出来るか?」
「……ぁ」
「ああ、良い玩具を手に入れた。安心しろ、この寝台には、食事と排泄を不要にする魔術がかかっている。お前は今後、ただ喘ぐだけで良い。そして俺を楽しませろ」
俺の陰茎が、よく筋肉のついたベリアス将軍の腹部で、擦れた。タラタラと最早色の無い精液が零れている。その時俺は気がついた。体を揺さぶられる度、胸に刻みつけられた黒い薔薇の模様からも、快楽が広がっていく事に。
「あ、ふぁッ、ぅ……」
満杯になってしまった中、腹部。何度も吐精されているようで、ダラダラと俺の中から香油と混じったベリアス将軍の放ったものが垂れている気配がする。腰を回すようにベリアス将軍が動かす度、ぐちゅぐちゅとそれらは卑猥な音を立てている。
「あ、あ」
「そうだ、それで良い。お前はただ啼いていれば良い」
「だめ……ダメだ……だめ、ぇ、ア……あああ!」
先端でグリグリと最奥を責められる。そうされると、もう出ないと思うのに、内側から果てそうな感覚が広がっていく。俺はもう、純然たる快楽に支配されていて、他の感覚が無い。
「ひゃ、ぁ! ああ!」
俺を深く貫いたままで、のしかかってきたベリアス将軍が、俺の乳首を吸った。片手ではもう一方を弾いている。その手は、薔薇の模様が広がった俺の胸を覆うように変わり、そこから――胸が熱を帯びた。魔力を注がれているのだと直感した。
「育てなければな、もっとこの薔薇を。お前の白い肢体を絡め取らなければな。きっと綺麗に咲く事だろう」
「ん、ン――っ、ぅ」
「赤く尖った乳首がよく目立つ。分かるか? 今、お前の体は、俺が残した痕だらけだ。小さい赤薔薇の蕾が散らばっているようだ」
「ああ!」
そのまま乳首を嬲られ、全身に稲妻が走ったようになった。ガクガクと俺の体が震えている。快楽に再び飲まれ、俺がボロボロと泣いた。おかしくなってしまう、このままでは。
「あああああああああ!」
激しい抽挿が始まった。俺の理性が完全に飛んでしまう。
ブツンと意識が途切れたようになった。
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