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第一章 出会い
ep.3 秘密の関係
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放課後、レイは図書室でヴィンセント——ヴィーを待っていた。
彼は今、医務室で休んでいる。レイは、後で様子を見に行くつもりでいた。
図書館の窓際の席で、レイは今日の出来事を反芻した。
——ギルバート先輩の、あの魔法。
詠唱も杖も使わず、ただ指先を向けただけで魔獣を制圧した。
レイたち一年生が必死に教科書を読んで覚えている基礎魔法とは、まったく次元が違う。
それに、あの冷静さ。
混乱する訓練場で、彼だけが何かを理解しているような顔をしていた。
「……すごい人なんだろうな」
レイがぼんやりと呟いたとき、背後で大きな物音がした。
「ごめんなさいっ」
振り返ると、少女がしゃがんで本を拾っていた。
中等部の制服を着た、幼い顔立ちの女の子。
「どこかぶつかったり、しませんでしたか?」
彼女は、心配そうな顔で言った。
彼女が動くたび、高い位置で結んだ栗色の髪が揺れる。
「いいえ。平気。気を付けてね」
少女は小さくお辞儀をして、慌ただしくその場を立ち去った。
レイは、ほっと息を吐く。不意に床に視線を落とすと、少女が落としていったらしい水色のハンカチが落ちていた。
レイはそれを拾い上げる。
「……コンスタンシア?」
そこには、少女の名前が刺繍されていた。
◇◆◇
ギルバートは、いつもと変わらず森の入り口のベンチで本を読んでいた。
例によって、午後の実技はサボりだ。彼が出ても場をひっかきまわすだけなので、サボっても咎める教師はいなかった。
久しぶりに一人になれたこの場所で、ギルバートはそっと目を閉じる。
柔らかな日差しと、木々のざわめきが心地よい。体の内側に渦巻く魔力の奔流が、少しずつ鎮まっていく。その感覚に、思考がほどけていった。
そのとき、ふと、最近変わったことが脳裏をよぎる。
僻地での任務を日常としてきた彼にとって、穏やかな学園生活はそもそも縁遠い世界だった。そこへ突然現れた彼女は、なおのこと異物だった。
「先輩」
――来た。
上から降ってきた控えめな声に、ギルバートは顔を上げる。
彼が唯一落ち着けるこの場所に、いつのまにか馴染んでしまったこの少女。
栗色の髪の少女は、教本とノートを胸に抱えて立っていた。
ギルバートは、「来るな」とも「座れ」とも言わなかった。ただ口元に薄い笑みを浮かべて、彼女が動くのを待った。
「……今日も、いいですか?」
ギルバートは小さくうなずき、流れるように「いいよ」と答える。
見つかってしまって、頼まれたから応えるだけ。拒まないが、懐かれないように。角が立てば騒がれるし、かといって深入りされても困る。
ただ、この空間の静けさを――それだけは守りたかった。
◇◆◇
二人の“古語構文試験対策講座”が始まったのは、数日前だった。
「ここは、こう覚えて。式の形から判別できる」
彼は教本の公式を指さしながら言った。
コンスタンシアは、中等部二年生に上がったばかり。
入学から一年が経ち、学園での生活にもようやく慣れてきた頃、この小さな“秘密の場所”を見つけた。
授業後の教室や図書館、ルームメイトの二コラが台本を読み込む寮の自室。
どれも嫌いではないのに、どこか落ち着かなかった。
そんな彼女が辿り着いたのが、この場所だった。
この特等席に通うようになって何日目かのこと。
ある日、並んだ二つのベンチのもう一つに、一人の男の子が座っていた。
チェックのネクタイにあしらわれた緑色。高等部の生徒らしかった。
最初は、互いに干渉しない静かな関係だった。
けれど、コンスタンシアは、中等部の試験前、彼の読んでいた本を思い出した。それで、彼女が意を決して声をかけたのだ。
「早かったかな?」
コンスタンシアのペンが止まっていると、彼が口を開いた。
穏やかではあるけれど、どこか冷たく硬い響き。口元は確かに笑っているのに、目は笑っていなかった。
「うん……ごめんなさい」
コンスタンシアは、思わず小さな声で謝った。
彼が目を細め、さらに柔らかな表情をつくる。けれど、その笑みには、やはり温度がなかった。
「続けようか」
日が暮れるまで、二人の“対策講座”は続いた。
コンスタンシアの中に残った違和感は消えないまま。
彼の教え方は丁寧だった。
コンスタンシアが手を止めれば、わからないと言うまでもなく、補足を加えてくれた。
ただ、それは、彼女に「わからない」と言わせないような、先回りしすぎたやり方にも思えた。
「どうかした?」
翡翠のような瞳が、彼女の思考を探るように、静かにこちらを覗き込んでくる。
コンスタンシアは少し口ごもった。
「あなたは何を考えているの?」
そう問いかけたかった。けれど、口にしたのは、別の言葉だった。
「ううん。先生よりもわかりやすいなって」
その一瞬、彼の瞳と、視界の端に映った指先が揺らいだ気がした。
彼は短く沈黙して、ようやく言葉を返す。
「そうか。……よかった。今日はここまでにしよう」
彼が教本とノートを閉じる。その仕草を、コンスタンシアはぼんやりと眺めていた。
彼が立ち上がろうとする気配に、遅れて声をかける。
「先輩は、どうしていつもここにいるんですか?」
その言葉に、彼の動きがぴたりと止まる。
「……静かだから」
「それだけ……?」
「ああ」
彼の返事は、やはり短かった。
「君は、どうして俺に話しかけた?」
問い返されるとは思っていなくて、コンスタンシアは言葉に詰まった。
彼の読んでいた本を見て、勉強を教わりたいと思ったから。
でも、それだけじゃなかった。
「……なんで、かな」
コンスタンシアは、少し考えた。
「きっと仲良くなれると思って。わたしも、静かなのが好きだから」
その言葉に、ギルバートは目を瞬いた。
「わたし、コンスタンシアっていうの」
彼はコンスタンシアを見つめる。
コンスタンシアは思わず固唾を飲み、彼の返事を待った。
「……ギルバートだ」
小さく目を伏せて、彼は答えた。
コンスタンシアはうなずく。少し迷って、口を開いた。
「今日は……ありがとう」
彼が何も言わずにこちらを見つめるあいだ、胸が痛いほど静かだった。
「また明日」と言おうか、ほんの一瞬迷って――やめた。
距離を近づけるのが、今はまだ怖かった。
彼はじっとコンスタンシアを見つめた。
そして小さくうなずくと、背を向けて森の奥へと歩き去っていった。
彼は今、医務室で休んでいる。レイは、後で様子を見に行くつもりでいた。
図書館の窓際の席で、レイは今日の出来事を反芻した。
——ギルバート先輩の、あの魔法。
詠唱も杖も使わず、ただ指先を向けただけで魔獣を制圧した。
レイたち一年生が必死に教科書を読んで覚えている基礎魔法とは、まったく次元が違う。
それに、あの冷静さ。
混乱する訓練場で、彼だけが何かを理解しているような顔をしていた。
「……すごい人なんだろうな」
レイがぼんやりと呟いたとき、背後で大きな物音がした。
「ごめんなさいっ」
振り返ると、少女がしゃがんで本を拾っていた。
中等部の制服を着た、幼い顔立ちの女の子。
「どこかぶつかったり、しませんでしたか?」
彼女は、心配そうな顔で言った。
彼女が動くたび、高い位置で結んだ栗色の髪が揺れる。
「いいえ。平気。気を付けてね」
少女は小さくお辞儀をして、慌ただしくその場を立ち去った。
レイは、ほっと息を吐く。不意に床に視線を落とすと、少女が落としていったらしい水色のハンカチが落ちていた。
レイはそれを拾い上げる。
「……コンスタンシア?」
そこには、少女の名前が刺繍されていた。
◇◆◇
ギルバートは、いつもと変わらず森の入り口のベンチで本を読んでいた。
例によって、午後の実技はサボりだ。彼が出ても場をひっかきまわすだけなので、サボっても咎める教師はいなかった。
久しぶりに一人になれたこの場所で、ギルバートはそっと目を閉じる。
柔らかな日差しと、木々のざわめきが心地よい。体の内側に渦巻く魔力の奔流が、少しずつ鎮まっていく。その感覚に、思考がほどけていった。
そのとき、ふと、最近変わったことが脳裏をよぎる。
僻地での任務を日常としてきた彼にとって、穏やかな学園生活はそもそも縁遠い世界だった。そこへ突然現れた彼女は、なおのこと異物だった。
「先輩」
――来た。
上から降ってきた控えめな声に、ギルバートは顔を上げる。
彼が唯一落ち着けるこの場所に、いつのまにか馴染んでしまったこの少女。
栗色の髪の少女は、教本とノートを胸に抱えて立っていた。
ギルバートは、「来るな」とも「座れ」とも言わなかった。ただ口元に薄い笑みを浮かべて、彼女が動くのを待った。
「……今日も、いいですか?」
ギルバートは小さくうなずき、流れるように「いいよ」と答える。
見つかってしまって、頼まれたから応えるだけ。拒まないが、懐かれないように。角が立てば騒がれるし、かといって深入りされても困る。
ただ、この空間の静けさを――それだけは守りたかった。
◇◆◇
二人の“古語構文試験対策講座”が始まったのは、数日前だった。
「ここは、こう覚えて。式の形から判別できる」
彼は教本の公式を指さしながら言った。
コンスタンシアは、中等部二年生に上がったばかり。
入学から一年が経ち、学園での生活にもようやく慣れてきた頃、この小さな“秘密の場所”を見つけた。
授業後の教室や図書館、ルームメイトの二コラが台本を読み込む寮の自室。
どれも嫌いではないのに、どこか落ち着かなかった。
そんな彼女が辿り着いたのが、この場所だった。
この特等席に通うようになって何日目かのこと。
ある日、並んだ二つのベンチのもう一つに、一人の男の子が座っていた。
チェックのネクタイにあしらわれた緑色。高等部の生徒らしかった。
最初は、互いに干渉しない静かな関係だった。
けれど、コンスタンシアは、中等部の試験前、彼の読んでいた本を思い出した。それで、彼女が意を決して声をかけたのだ。
「早かったかな?」
コンスタンシアのペンが止まっていると、彼が口を開いた。
穏やかではあるけれど、どこか冷たく硬い響き。口元は確かに笑っているのに、目は笑っていなかった。
「うん……ごめんなさい」
コンスタンシアは、思わず小さな声で謝った。
彼が目を細め、さらに柔らかな表情をつくる。けれど、その笑みには、やはり温度がなかった。
「続けようか」
日が暮れるまで、二人の“対策講座”は続いた。
コンスタンシアの中に残った違和感は消えないまま。
彼の教え方は丁寧だった。
コンスタンシアが手を止めれば、わからないと言うまでもなく、補足を加えてくれた。
ただ、それは、彼女に「わからない」と言わせないような、先回りしすぎたやり方にも思えた。
「どうかした?」
翡翠のような瞳が、彼女の思考を探るように、静かにこちらを覗き込んでくる。
コンスタンシアは少し口ごもった。
「あなたは何を考えているの?」
そう問いかけたかった。けれど、口にしたのは、別の言葉だった。
「ううん。先生よりもわかりやすいなって」
その一瞬、彼の瞳と、視界の端に映った指先が揺らいだ気がした。
彼は短く沈黙して、ようやく言葉を返す。
「そうか。……よかった。今日はここまでにしよう」
彼が教本とノートを閉じる。その仕草を、コンスタンシアはぼんやりと眺めていた。
彼が立ち上がろうとする気配に、遅れて声をかける。
「先輩は、どうしていつもここにいるんですか?」
その言葉に、彼の動きがぴたりと止まる。
「……静かだから」
「それだけ……?」
「ああ」
彼の返事は、やはり短かった。
「君は、どうして俺に話しかけた?」
問い返されるとは思っていなくて、コンスタンシアは言葉に詰まった。
彼の読んでいた本を見て、勉強を教わりたいと思ったから。
でも、それだけじゃなかった。
「……なんで、かな」
コンスタンシアは、少し考えた。
「きっと仲良くなれると思って。わたしも、静かなのが好きだから」
その言葉に、ギルバートは目を瞬いた。
「わたし、コンスタンシアっていうの」
彼はコンスタンシアを見つめる。
コンスタンシアは思わず固唾を飲み、彼の返事を待った。
「……ギルバートだ」
小さく目を伏せて、彼は答えた。
コンスタンシアはうなずく。少し迷って、口を開いた。
「今日は……ありがとう」
彼が何も言わずにこちらを見つめるあいだ、胸が痛いほど静かだった。
「また明日」と言おうか、ほんの一瞬迷って――やめた。
距離を近づけるのが、今はまだ怖かった。
彼はじっとコンスタンシアを見つめた。
そして小さくうなずくと、背を向けて森の奥へと歩き去っていった。
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