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オークリー&カルム
7.盗賊家業
ニールと近くにいた男達が、リディアの笑顔に呆然としている。
「リディア様、それ駄目ですってば」
「かっ可愛い」
「たまんねえな」
「お前ら、お嬢を見てんじゃねえ。そっちでレオを吊し上げてろ」
「酷え、独り占めかよ」
「俺らにだってちっとくれえお裾分け「簀巻きにしてドブに放り込まれたいのか?」」
リディアは呑気に手を振っている。
「ほら、レオが待ってるわよ。吊し上げてって」
「「・・」」
「さて、話を戻すわね。セオに領主様の所に行ってもらって私が「駄目です。リディア様はお部屋で待機」」
「でもね、ここの人達は船の扱いは凄くても、領主様との話し合いには向いてないと思うの。セオは馬の扱いが上手だし領主様にもキチンと状況説明出来るでしょ?」
「アンタに盗賊家業は向いてねえよ。領主のジジイには手紙を届けて、さっさと来いって言ってやる。
裏帳簿は俺が行く」
「1人は危険じゃない? 見張り役とかいた方が良くないかしら」
「あんたは駄目だ。手下の誰かを連れてくよ」
「はぁ、それなら私が一緒に行きましょう。
裏帳簿がどれなのか探すのにも役に立ちますから」
「セオ、もしもの時はちゃんと保釈金払うから心配しないでね」
「リディア様・・」
「あら、勿論ニールのも払うわよ。言い出したのは私だもの」
「お嬢、あんた結構エグいな」
その日の夜中、ニールとセオは人影のなくなった裏通りを管理局に向けて歩いていた。
「あんたも大変だな」
「普段は・・大体は楽しんでますよ」
「奇想天外なお嬢に振り回されてか?」
「変化があるのは良いもんです」
「はっ、惚れた弱みかよ」
「・・」
「さて、正面から堂々と行きますか」
ニールはポケットから鍵を取り出した。
「用意が良いですね」
「奴ら、金儲けばっかり考えてて他の事はザルだからな」
正面玄関のドアを開け、月明かりを頼りにカウンターの奥の事務所に入り込んだ。
いくつもの机が並んでいて、壁際に様々な本や書類が並んでいる。
次のドアを開けて入ると、豪華な執務机が鎮座していた。高級そうな壺や絵画が飾られ、年代物のタペストリーがかけられている。
「ここだな。さてと急いで探しますか」
2人で机や棚、ありとあらゆるところを探したが、それらしき物が見当たらない。
「家に持って帰ってやがんのか?」
「いや、金庫が見つかってない。どこかにあるはず」
絵画の裏や壺の中、タペストリーの裏も調べたが見つからない。
床に敷かれた絨毯を捲り地下室を見つけた。鍵をこじ開けてニールが中に入る。
「ひょー、すげぇ金やら宝石が山盛りだぜ」
「帳簿は?」
ニールが地下室から上がってきた。2冊の帳簿をヒラヒラさせている。
窓の下に行き、月明かりで中を確認する。
「間違いない。さっさと帰りましょう」
帳簿をポケットに隠して部屋を出る。カウンターを回り込んだ辺りで、正面玄関のドアが開く気配を感じた2人はカウンターの下に隠れた。
「さっさと出てこい。綺麗な顔に傷がつく前にな」
「お嬢!」
ニールが立ち上がったが、セオは足元で何かゴソゴソやっている。
「もう1人いるはず。さっさと立て」
セオが両手を上げて立ち上がった。
「リディア様、それ駄目ですってば」
「かっ可愛い」
「たまんねえな」
「お前ら、お嬢を見てんじゃねえ。そっちでレオを吊し上げてろ」
「酷え、独り占めかよ」
「俺らにだってちっとくれえお裾分け「簀巻きにしてドブに放り込まれたいのか?」」
リディアは呑気に手を振っている。
「ほら、レオが待ってるわよ。吊し上げてって」
「「・・」」
「さて、話を戻すわね。セオに領主様の所に行ってもらって私が「駄目です。リディア様はお部屋で待機」」
「でもね、ここの人達は船の扱いは凄くても、領主様との話し合いには向いてないと思うの。セオは馬の扱いが上手だし領主様にもキチンと状況説明出来るでしょ?」
「アンタに盗賊家業は向いてねえよ。領主のジジイには手紙を届けて、さっさと来いって言ってやる。
裏帳簿は俺が行く」
「1人は危険じゃない? 見張り役とかいた方が良くないかしら」
「あんたは駄目だ。手下の誰かを連れてくよ」
「はぁ、それなら私が一緒に行きましょう。
裏帳簿がどれなのか探すのにも役に立ちますから」
「セオ、もしもの時はちゃんと保釈金払うから心配しないでね」
「リディア様・・」
「あら、勿論ニールのも払うわよ。言い出したのは私だもの」
「お嬢、あんた結構エグいな」
その日の夜中、ニールとセオは人影のなくなった裏通りを管理局に向けて歩いていた。
「あんたも大変だな」
「普段は・・大体は楽しんでますよ」
「奇想天外なお嬢に振り回されてか?」
「変化があるのは良いもんです」
「はっ、惚れた弱みかよ」
「・・」
「さて、正面から堂々と行きますか」
ニールはポケットから鍵を取り出した。
「用意が良いですね」
「奴ら、金儲けばっかり考えてて他の事はザルだからな」
正面玄関のドアを開け、月明かりを頼りにカウンターの奥の事務所に入り込んだ。
いくつもの机が並んでいて、壁際に様々な本や書類が並んでいる。
次のドアを開けて入ると、豪華な執務机が鎮座していた。高級そうな壺や絵画が飾られ、年代物のタペストリーがかけられている。
「ここだな。さてと急いで探しますか」
2人で机や棚、ありとあらゆるところを探したが、それらしき物が見当たらない。
「家に持って帰ってやがんのか?」
「いや、金庫が見つかってない。どこかにあるはず」
絵画の裏や壺の中、タペストリーの裏も調べたが見つからない。
床に敷かれた絨毯を捲り地下室を見つけた。鍵をこじ開けてニールが中に入る。
「ひょー、すげぇ金やら宝石が山盛りだぜ」
「帳簿は?」
ニールが地下室から上がってきた。2冊の帳簿をヒラヒラさせている。
窓の下に行き、月明かりで中を確認する。
「間違いない。さっさと帰りましょう」
帳簿をポケットに隠して部屋を出る。カウンターを回り込んだ辺りで、正面玄関のドアが開く気配を感じた2人はカウンターの下に隠れた。
「さっさと出てこい。綺麗な顔に傷がつく前にな」
「お嬢!」
ニールが立ち上がったが、セオは足元で何かゴソゴソやっている。
「もう1人いるはず。さっさと立て」
セオが両手を上げて立ち上がった。
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