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第2話 欲視色に染まる
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・・・・おかしい。
前方に見えるのは草原。俺は後ろを振り返るとそこには先ほどまで歩いていた森。
五時間以上森を歩いて回ったのにエルフ?の村には辿り着けなかった。所々に痕跡は発見する事はできるが肝心な村が見つけられない。足跡を落ち葉で隠したみたいな生ぬるい隠蔽レベルではない。もしかしたら魔法等がこの世界に存在していて村自体を隠しているかもしれない。
「じゃあ・・・・や~めた!エルフ村はやめて人里に行くか?けど全身カメレオンなんだよな~。この世界に獣人っているのかな?獣人でごまかせないかな?」
「獣人は存在するが貴様の容姿では誤魔化しはきかないぞ魔物野郎」
独り言のつもりが答えが返ってきたので少し驚いた。
話し掛けられるまで全く気が付かなかった。
「声を掛けず黙ってそこから攻撃してれば倒せたんじゃね?」
話し掛けてきた者は上空にいた。明らかに空中で停止しており飛んでいるように見える。
「こちらの言葉を完全に理解しているようだな。随分知能が高いモンスターだな?いや元人間か?まあどちらでもよい。エルフ族を殺害した罪は死して償わせてやろう」
「罪?罪・・・・罪?何の事だ?」
俺は彼女の言っている事が理解できなかった。
「彼女は俺の心の中で永遠に生き続けているんだよ?この薬指に結婚指輪をはめてあげるんだ~永遠に一緒だよ~って」
「・・・・その凶行は今すぐ止めろ。その指をこちらに渡せ。そうすれば苦しめてから殺すつもりだったが楽に殺してやる」
指の主である彼女より一層綺麗な顔立ちをしているハイエルフの女性の顔に怒りに満ちていた。
「彼女には将来を約束した婚約者がいるんだぞ。お前の歪んだ愛なんぞ受けとるはずがないだろ?今すぐその指を渡せ!!!」
「ん~?その婚約者って?もしかしてダイモン?スレイヤ?ハモンド?今言った中にいる?俺が『抱き締めたら』彼女を置き去りにしてどっか行った奴等の中にいる?ねえいる?」
「・・・・村に脅威を迫っていることをいち早く教えてくれた。現に結界を強化する時間が十分にとれて貴様は見つけられていないじゃないか。彼等は間違っていない」
「婚約者を見捨てて皆のためって?ははははは、怖くて逃げ出しただけだろ?矢が効かなかったからさ~。でえ?お姉さんはどうするのかな~。そこからパンパンッ、矢を放つのかな~?」
「ああ、撃つのさ。矢ではなく魔法だがな!」
青白く燃える炎の玉がハイエルフの周囲に複数展開していく。
「燃え尽きろ外道!!!」
ハイエルフの周囲に展開した炎の玉が欲視忍に向かって飛んで来る。
バシュンッ!!!
「何?一体何をした?」
「ん?何をそんなに驚いているんだ?俺は飴玉を舐めとっただけだぞ?この飴玉安物か~?口に入れる前に舐めただけで溶けちまったよ」
欲視忍はただ舌を伸ばし炎の玉に触れただけ。それだけで炎の玉はシャボン玉のように呆気なく消えた。
「ふっ、今のは試し撃ち・・・そう!試し撃ちなのだ!これからが本番だ!見るがいい我が最大の魔法を!」
試し撃ちの次に最大魔法撃つか普通?もしかしてコイツ・・・それほど強くないのか?
「この隕石落とし、『メテオ・ストライク』は耐えられまい!」
・・・隕石落とし。
「はははは!どうだ!驚いたろう!かの『魔神』を滅ぼした魔法を今一度撃つことになろうとは!驚きで声も上げれまい!」
・・・隕石落とし、か。正直ガッカリですわ。隕石落としなんてラノベ定番の広範囲殲滅魔法ですやん。しかもあの口振りから察するにガチガチの最終奥義やん。確かに自分にめがけて降ってくる大質量の巨大隕石は初体験ですけどね。
せまる隕石に欲視忍のとった行動は・・・仁王立ち。防御態勢すらとらずに腕を組んで突っ立ったまま隕石の衝突を受け止めた。
チュドオオオオオオオオオオ!!!
隕石が衝突し大地を抉られ約10kmの巨大なクレーターができた。なるべく近隣の住民に迷惑が掛からないように被害を最小限にとどめるべくハイエルフは結界を張っていたが意味をなさなかった。
「ぜえ、ぜえ、へほへほ!ごほごほ!ひ、久し振りに使ったから、はあ、相当に堪えるなコレは、」
「ふ~ん、大丈夫か?背中を擦ってやろうか?」
「貴様、何故生きている?」
隕石落とし『メテオ・ストライク』とやらで受けた欲視忍のダメージ・・・1~3くらい?1000発くらっても死にはしないだろう。欲視忍自身もよくわかってないが何かしらの力が働いたようだ。素でくらえばもしかしたら大ダメージを負っていたかもしれない。
ハイエルフは地面へ降りてきた。どうやら魔力が尽きたようで飛行魔法を維持できなくなったようだ。
「さて、次はコッチの番だな」
「やめろ、近付くな!私を誰だと!」
「ああ、そういえば名前は聞いてなかったね。名前・・・なんて名なの?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「姫様!ご無事でしたか!」
「皆心配してくれていたのか」
「当然ですオースバルダ様はエルフの至高の方!万が一の事があれば!」
エルフの隠れ里『オースガージット』の住民はオースバルダ帰還に湧いた。亡き同胞の敵に鉄槌を下したのだ。しかも魔神を殺した魔法で。
「皆聞いてくれ!皆に知らせたい事がある!」
エルフの全住人は広場に集められハイエルフのオースバルダの言を聞き逃すまいと静かに待つ。
ハイエルフの『エルディアブロ=オースバルダ=ハイネ』は住人が見渡せる壇上に立ち宣言する。彼女は住人の皆に左手を見せた。皆はすぐに気付く。エルフは狩りに優れた民族で種族単位で視力が優れているため壇上から離れた場所でも見えないという事はない。
『左手の薬指がなくなっている』のだ。
そして彼女は着ていたローブを脱ぎ捨てた。
彼女はローブの下には何も着ておらず全裸だった。
エルディアブロ=オースバルダ=ハイネの美しい色白の肌は褐色に、美しい金髪も鋭利な刃物のような銀色へと変貌していく。
「皆すまない、私は汚されてしまったのだ。私はもうあのお方が与えてくださる快楽なしには生きていけない身体になってしまったのだ」
エルフ達の様々な感情が乗せられた視線を裸体に受けたハイネは恍惚な笑みを浮かべ股下から漏れた白いドロドロの液体が太腿を伝い垂れ流れる。
「あのお方は皆を品定めしたいらしいので『お連れ』した」
「きゃああああああああああ!!!」
住民達の悲鳴が上がる。まずは女性の悲鳴。何もない空間から何かが伸びてきて一人の女性に巻き付け引き寄せ消えた。一人また一人と消えていく。武器は所持しておらず集められた広場には魔法を無効にする結界が敷かれていた。無論ハイネの魔法だ。
1時間もしないうちに悲鳴は聞こえなくなった。聞こえるのはハイネの喘ぎ声だけ。他のエルフ種達は老若男女問わず息をしていなかった。
「なあ、どんな気分だ!自分を敬う連中を裏切った感想は!仲間だった連中の死体に囲まれてセックスしてるのにこんなにびしょびしょに濡らやがって!」
欲視忍に正常位で犯されながらハイネは答える。
「サイコーですううううう!!!」
ハイエルフ改めダークネスエルフが欲視忍の『性奴隷』となった。
しかしダークネスエルフになった事で身体だけでなく使える魔法にも変化が生ずるがエルディアブロ=オースバルダ=ハイネは気にした様子はない。彼女にとって欲視忍に与えられる快楽だけが生きる糧なのだから。
「さ~て、ハイネから貰った姿を偽装する魔法アイテムで『人間』の姿になれるようになった事だし人間の町に遊びに行くか」
前方に見えるのは草原。俺は後ろを振り返るとそこには先ほどまで歩いていた森。
五時間以上森を歩いて回ったのにエルフ?の村には辿り着けなかった。所々に痕跡は発見する事はできるが肝心な村が見つけられない。足跡を落ち葉で隠したみたいな生ぬるい隠蔽レベルではない。もしかしたら魔法等がこの世界に存在していて村自体を隠しているかもしれない。
「じゃあ・・・・や~めた!エルフ村はやめて人里に行くか?けど全身カメレオンなんだよな~。この世界に獣人っているのかな?獣人でごまかせないかな?」
「獣人は存在するが貴様の容姿では誤魔化しはきかないぞ魔物野郎」
独り言のつもりが答えが返ってきたので少し驚いた。
話し掛けられるまで全く気が付かなかった。
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話し掛けてきた者は上空にいた。明らかに空中で停止しており飛んでいるように見える。
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「罪?罪・・・・罪?何の事だ?」
俺は彼女の言っている事が理解できなかった。
「彼女は俺の心の中で永遠に生き続けているんだよ?この薬指に結婚指輪をはめてあげるんだ~永遠に一緒だよ~って」
「・・・・その凶行は今すぐ止めろ。その指をこちらに渡せ。そうすれば苦しめてから殺すつもりだったが楽に殺してやる」
指の主である彼女より一層綺麗な顔立ちをしているハイエルフの女性の顔に怒りに満ちていた。
「彼女には将来を約束した婚約者がいるんだぞ。お前の歪んだ愛なんぞ受けとるはずがないだろ?今すぐその指を渡せ!!!」
「ん~?その婚約者って?もしかしてダイモン?スレイヤ?ハモンド?今言った中にいる?俺が『抱き締めたら』彼女を置き去りにしてどっか行った奴等の中にいる?ねえいる?」
「・・・・村に脅威を迫っていることをいち早く教えてくれた。現に結界を強化する時間が十分にとれて貴様は見つけられていないじゃないか。彼等は間違っていない」
「婚約者を見捨てて皆のためって?ははははは、怖くて逃げ出しただけだろ?矢が効かなかったからさ~。でえ?お姉さんはどうするのかな~。そこからパンパンッ、矢を放つのかな~?」
「ああ、撃つのさ。矢ではなく魔法だがな!」
青白く燃える炎の玉がハイエルフの周囲に複数展開していく。
「燃え尽きろ外道!!!」
ハイエルフの周囲に展開した炎の玉が欲視忍に向かって飛んで来る。
バシュンッ!!!
「何?一体何をした?」
「ん?何をそんなに驚いているんだ?俺は飴玉を舐めとっただけだぞ?この飴玉安物か~?口に入れる前に舐めただけで溶けちまったよ」
欲視忍はただ舌を伸ばし炎の玉に触れただけ。それだけで炎の玉はシャボン玉のように呆気なく消えた。
「ふっ、今のは試し撃ち・・・そう!試し撃ちなのだ!これからが本番だ!見るがいい我が最大の魔法を!」
試し撃ちの次に最大魔法撃つか普通?もしかしてコイツ・・・それほど強くないのか?
「この隕石落とし、『メテオ・ストライク』は耐えられまい!」
・・・隕石落とし。
「はははは!どうだ!驚いたろう!かの『魔神』を滅ぼした魔法を今一度撃つことになろうとは!驚きで声も上げれまい!」
・・・隕石落とし、か。正直ガッカリですわ。隕石落としなんてラノベ定番の広範囲殲滅魔法ですやん。しかもあの口振りから察するにガチガチの最終奥義やん。確かに自分にめがけて降ってくる大質量の巨大隕石は初体験ですけどね。
せまる隕石に欲視忍のとった行動は・・・仁王立ち。防御態勢すらとらずに腕を組んで突っ立ったまま隕石の衝突を受け止めた。
チュドオオオオオオオオオオ!!!
隕石が衝突し大地を抉られ約10kmの巨大なクレーターができた。なるべく近隣の住民に迷惑が掛からないように被害を最小限にとどめるべくハイエルフは結界を張っていたが意味をなさなかった。
「ぜえ、ぜえ、へほへほ!ごほごほ!ひ、久し振りに使ったから、はあ、相当に堪えるなコレは、」
「ふ~ん、大丈夫か?背中を擦ってやろうか?」
「貴様、何故生きている?」
隕石落とし『メテオ・ストライク』とやらで受けた欲視忍のダメージ・・・1~3くらい?1000発くらっても死にはしないだろう。欲視忍自身もよくわかってないが何かしらの力が働いたようだ。素でくらえばもしかしたら大ダメージを負っていたかもしれない。
ハイエルフは地面へ降りてきた。どうやら魔力が尽きたようで飛行魔法を維持できなくなったようだ。
「さて、次はコッチの番だな」
「やめろ、近付くな!私を誰だと!」
「ああ、そういえば名前は聞いてなかったね。名前・・・なんて名なの?」
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「姫様!ご無事でしたか!」
「皆心配してくれていたのか」
「当然ですオースバルダ様はエルフの至高の方!万が一の事があれば!」
エルフの隠れ里『オースガージット』の住民はオースバルダ帰還に湧いた。亡き同胞の敵に鉄槌を下したのだ。しかも魔神を殺した魔法で。
「皆聞いてくれ!皆に知らせたい事がある!」
エルフの全住人は広場に集められハイエルフのオースバルダの言を聞き逃すまいと静かに待つ。
ハイエルフの『エルディアブロ=オースバルダ=ハイネ』は住人が見渡せる壇上に立ち宣言する。彼女は住人の皆に左手を見せた。皆はすぐに気付く。エルフは狩りに優れた民族で種族単位で視力が優れているため壇上から離れた場所でも見えないという事はない。
『左手の薬指がなくなっている』のだ。
そして彼女は着ていたローブを脱ぎ捨てた。
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エルディアブロ=オースバルダ=ハイネの美しい色白の肌は褐色に、美しい金髪も鋭利な刃物のような銀色へと変貌していく。
「皆すまない、私は汚されてしまったのだ。私はもうあのお方が与えてくださる快楽なしには生きていけない身体になってしまったのだ」
エルフ達の様々な感情が乗せられた視線を裸体に受けたハイネは恍惚な笑みを浮かべ股下から漏れた白いドロドロの液体が太腿を伝い垂れ流れる。
「あのお方は皆を品定めしたいらしいので『お連れ』した」
「きゃああああああああああ!!!」
住民達の悲鳴が上がる。まずは女性の悲鳴。何もない空間から何かが伸びてきて一人の女性に巻き付け引き寄せ消えた。一人また一人と消えていく。武器は所持しておらず集められた広場には魔法を無効にする結界が敷かれていた。無論ハイネの魔法だ。
1時間もしないうちに悲鳴は聞こえなくなった。聞こえるのはハイネの喘ぎ声だけ。他のエルフ種達は老若男女問わず息をしていなかった。
「なあ、どんな気分だ!自分を敬う連中を裏切った感想は!仲間だった連中の死体に囲まれてセックスしてるのにこんなにびしょびしょに濡らやがって!」
欲視忍に正常位で犯されながらハイネは答える。
「サイコーですううううう!!!」
ハイエルフ改めダークネスエルフが欲視忍の『性奴隷』となった。
しかしダークネスエルフになった事で身体だけでなく使える魔法にも変化が生ずるがエルディアブロ=オースバルダ=ハイネは気にした様子はない。彼女にとって欲視忍に与えられる快楽だけが生きる糧なのだから。
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