異世界転生~筋肉フェチの元女子高生がやらかす物話

アカヤシ

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15歳~中華の鉄人編

第2話 憧れの人が突然に

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あ~あ、あんなに頑張ってトレーニングをしてきたのに今では痩せ細っていく自分の姿に軽く絶望を感じている。
捕まった当初はただ牢屋に入れられていただけなのに、私が暇を持て余して筋トレしているのがバレて鎖で壁に繋ぎ止められ食事やトイレ以外は外して貰えず毎日壁に磔にされて生活している。連れて来られた頃は自称兄が踊りと歌を強要してきたが半年もしたら私に飽きたのだろうか、時々牢屋に繋がれた私を嘲笑いにくるだけとなっている。それなら解放して欲しいのだが。
窓も無くずっと動けず時間の感覚が完全に麻痺してしまっている。あれから何年たったのか?今が朝か昼か夜かもわからない。毎日を壁や床の染みを数える日々。気が狂いそうになる。私が何故今でも正気でいられるのかは見張りの兵士のおかげだろう。連中が鎖を外して欲しいなら体を使わせろと言ってくるのだ。
私の体は『マッスル愛』様の物だからとたかが鎖を外して欲しいだけで汚らわしい連中に触られたくないとこれを拒否してきたけど、私は痩せ細っていく体を見ながらこんな体で『マッスル愛』様の寵愛を授かれるのだろうか?ここは一時的にでも・・・っ!ふざけるな!!何を弱気になっているの?私は!!

「おい、妹、生きてるか?ははは、無様な姿だな」

また来たよ。
この男が私の腹違いの兄なんて吐き気がするよ。
鎖に繋がれた女を笑いにくるなんて。

「さて、今日は朗報だぞ!!父上はもう長くはない。弟もやる気がないようなので俺が王になる!!」

・・・・・だから何?

「お前をそこから出してやってもいいぞ?」

マジですか!!

「ただし、俺の従うと誓った貴族達の慰み物になってくれればいいさ。嬉しいだろ。牢屋から部屋に格上げしてやるよ。くはははは」

最悪、死ねばいいのに。

「だが、その前に俺が使ってやる」

は?私は腹違いの妹なんですけど!!

「お前みたいに弱りきった女を犯すのが大好きなんだよなあ、俺はな」

変態だ!!ヒッ!下半身がもう!!キモい!気持ち悪い!!最低!最低!

「おい!お前ら鎖を外すから手伝え!!褒美に俺の後なら使わせてやるよ」

見張りの二名の兵士を呼びつける。

「マジですか!!やった!!」

「わかりました!!押さえ付けます!!」

今の私ではまともに抵抗すらできない。

クソッ!クソッ!ヤダヤダッ!!

「はははは、良い顔だな!!やべー、やべー、その顔だけでイっちまいそうになったじゃねーかよ!ああ、ダメだもう我慢できねー!暴れんなよ今すぐ入れてやるからな!!おい!ちゃんと押さえろよ!!」

誰か助けて!!

ドカーン!!ドゴーン!!チュドーン!!

破壊音と振動が伝わってくる?気のせいじゃない?どんどんこっちに近づいてくる!!

「なんだよ!何が起きた!何が起こってるんだよ!!」

ドゴーン!!ガチャーン!!

この牢屋に近づいてくる?

「お、おい!お前ら見てこい!!さっさと行けよ!!」

ドカーン!!

「「ぎゃあああああ!!」」

二人の兵士が義兄に命令されて慌てて牢屋に出た瞬間、彼らの頭上の天井が崩れ落ち、二人は瓦礫に押し潰され絶命した。
何が起きたか分からず放心する私達。
そこへ崩れた天井から人が飛び降りてきた。着地時に砂ぼこりが舞ってしまいよく顔が見えない。人影らしきものは見えているのだが。その人物が急に大きな声を出す。

「ひとぉつ!人世にの生き血をすすり」

あれは!!『マッスル愛』様の書籍に書いてあったトライセプスというポーズ!!

「ふたぁつ!不埒な悪行ざんまい」

今度はサイドチェスト!!

「みぃつぅ!醜い 浮世の鬼を 退治て くれよう、」

そしてあのポーズは!!

「マッスル愛!!!!!」

ダブルバイセプス(フロント)!!・・・・へ?今あの人なんて言った?

砂ぼこりが晴れ、そこには美しい女性が立っていた。

「君がリンちゃんだね?」

なんで私の名前を?・・・・それよりこの人!!

「『マッスル愛』が君を助けに来た!!」

・・・・やっぱり『マッスル愛』様なんですか!!きゃあああああああ!!!愛さまぁぁぁぁぁぁ!!あとでサイン下さい!!

私の絶望感は完全に吹き飛びました!!
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