異世界転生~筋肉フェチの元女子高生がやらかす物話

アカヤシ

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15歳~中華の鉄人編

第5話 リュウゼン王位を退く

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私とリュウゼンさんは町の宿屋を借りてそこの一階にある酒場で飲んでいるんだが、

「ふ、ふぐ、ひっぐ!うう、ぐふ」

目の前で鼻水垂らしながらやけ酒するオッサンはさっきからずっとこの調子だ。

「う、う、リン!ヤエさ~~ん!」

王様がただの酔っぱらいのオッサンになってるよ。クソ面倒くせーよ!

「な~、リンママも本気で言ってるわけじゃないと思うよ。ねっ!元気出しなよ。それに毒物は取り除いたけど体はまだ本調子じゃないだろうしそんなに飲んだら体を壊しちゃうよ」

「グスッ!リ~ン!ヤエさ~ん!」

それでも泣き止まないリュウゼンさん。
仕方がない、か。私はリュウゼンさんに問い掛ける。

「リュウゼンさん。アンタはこれからどうするつもり?病気・・・じゃなかった毒物盛られた、ああ!面倒!とにかくここに残るか?王宮に戻るか?どっちにするの?」

「残る・・・ここに?」

「もし王宮に戻るならリンやリンママに会わない関わらない事を誓って貰う。もしこの町に残るならキッチリとケジメつけてから残ればいい。どうする?戻るか?残るか?」

先程まで泣いていた男は真剣な顔になる。

「決まったの?」

「・・・・ああ、私は、いや、俺はここに残る!だがケジメをつけに一旦戻るぞ!」

よし!決まり!早速乗り込もう!私も行くよー♪

「よし!乗れ!」

「ま、まさか!やだああああああ!馬で!せめて馬で行きましょうよおおおおおおおお!」

「馬よりこっちが速いよ♪さあ、出発進行!」

「ぎゃああああああああああああああああ!」

テティは再びベッドを取り出し上にリュウゼンを乗せると先程とは比べ物にあらない速度を。全力疾走する。新幹線レベルの速さで!!

今度は魔法でリュウゼンを固定して上げたから全力ではしったた♪

~~~~~~~~~~~~~~~~~

「まだ見つからないのか!」

「申し訳ありません!」

「俺は王様だぞ!俺が望む物は直ぐに持ってこぬか!役立たずが!」

俺は玉座から立ち上がり報告に来た兵士を王の証である『王杖』で殴りまくる。

「ま~ま、落ち着きなよ、兄さん」

「あん?てめえは引っ込んでろ!」

「そんなこと言わないでよ兄さん。兄さんが転んでしまったら僕が困るんだよ。忘れてないよね。兄さんが王になったら僕を養ってくれるんだよね。一生働かずに好きに遊んでいいって」

「やめなさい!二人とも!ここには私達だけではないのですよ!」

「「母上!」」

王妃と第1王子と第2王子が集結。
しかし、王宮は瓦礫の山と化した現状は一向に好転せず死傷者がいないかの確認や瓦礫の撤去、その他の事は全部部下に任せて報告に来た兵士が気に入らない報告してきた場合には暴行を行ったり命令するのは自分達王族の財産の捜索が最優先で探し出せなど命令しか出さなかった。

「くそ!さっさと殺しておけば良かったんだよ!」

「不味いでしょそれは。いきなり死んだよりかはいいって兄さんも賛同してたじゃん」

「うるさい!うるさい!」

「お前らも何か考えろ!散々甘い汁を吸ってきたんだ、もしリュウゼンが王に復帰したらお前ら全員最悪処形されるぞ!全員だ!」

自分の周りに控えている貴族達に命令する。
そう、現在王宮に残っている貴族達は全員が第1王子派の人間でリュウゼンを支持する貴族達は全員辺境に飛ばすか爵位を取り上げたり処刑してやり王宮から排除して自分達に都合のいい連中を囲っていたのだ。全員が第1王子の言いなりになり王子が与える甘い汁をすすり続けていたのだ。リュウゼンが復帰した場合、目も当てられない悲惨な末路が待っているのは確実だろう。

「ほう、そこまでの事をやっていたのか貴様等は」

「なっ!リュウゼン!あっ、いや、父上」

第1王子に第2王子に王妃そして貴族達の前に現れたのは探していたリュウゼンそして褐色の女性の二人がやって来た。

「どうでもいい、ただ一言だけ言いに来た。『好きにしろ』それだけだ」

リュウゼンは立ち去ろうとする。

「ちょっと待って下さい!父上!好きにしろとは?」

第1王子がリュウゼンに問い掛ける。

「そのままの意味だ。貴様が王でも何でも好きになればいい」

「父上!体はよろしいのですか?」

第2王子の質問に。

「貴様等が盛った毒は解毒してもらった」

その言葉に周りの貴族達は驚愕する。毒を盛ったことがバレているからだ。

「リュウゼン様!私は貴方を、」

「黙れ!」

「「「  !!!  」」」

リュウゼンはその場にいる者達を一瞬で黙らせる。

「もう俺は王ではない!好きにしろ!但し、俺も好きにさせてもらう!・・・ああ、言い忘れていたが貴様が王になってもその『王杖』の力は使えないからな」

その言葉に第1王子が反応する。

「ちょっと待って下さい!この王杖の力を使えないとはどういう事ですか?何か特別な方法が必要なのですか?」

「お前には王族の血が流れていないからな。当然だな。その杖は王族の血が流れていない者には扱えない」

「俺に王族の血が流れていない、だと」

「俺は貴様の母を二回しか抱いたことがない。それ以上は嫌だったからな。しかし、もしかしたら俺の子かもしれないと思った事もあったがどうやら俺の血が完全に流れていないようだな」

「待って下さい!なら王子には『所持者に遅老』と『対象者を若返らせる事』や『対象者に力を与える』や『対象者の病や状態異常を回復させる』王杖の能力が使えないのですか?」

貴族達はざわめきたつ。

「当たり前だろ。そいつには俺の、王族の血が流れていないんだから」

「そんな!王子!話が違うじゃないですか!私は後、余命半年と医師から診断が出されているのに!貴方に従えば病気を治してやるからと!」

「わしは若返らせてやると言う契約はどうなるんですか!」

「私の娘の病気は治してくださらないのですか?娘は貴方に初めてまで捧げたのに!」

「あんなの嘘に決まっているだろ!俺こそがこの王杖の担い手に一番相応しい者なんだ!」

「だったら今すぐ治して下され!!」

第1王子は大勢の貴族の今まで味方だった者達に囲まれ第2王子はいつの間にか逃げ出していた。そして王妃はリュウゼンに抱きついてくる。

「リュウゼン様!私は貴方をお慕いしています!だから、だから私をお側において下さい!」

リュウゼンは王妃を引き剥がす。

「気持ち悪い!お前の望みは若返る事だろ!お前は我慢できないのだろ自分が醜く年老いていくのが。それに俺はお前が嫌いだ」

「リュウゼン様!待ってださい!リュウゼン様!」

「俺は好きにさせてもらう!後は好きにしろ!」

リュウゼンは王妃の制止を聞かずに歩み出す。その後を終始黙って見ていた褐色の女性もリュウゼンの後ろについて歩き出した。

後に残されたのは放心して膝から崩れ落ちた王妃。そして貴族達に殴る蹴るの暴行、リンチにあう第1王子とその様子を呆然眺める兵士達だった。
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