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16歳~幸運の黒ウサギ編
第4話 急いで下さい!俺の命がかかってるんで!
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「・・・なるほど、そうであるか」
「あそこはキマイラが出るような場所ではありません。おそらく帝国が送り込んだのでしょう。さらに巡回する回数と人数を増やすべきでは?」
「それが連中の狙いではないか?戦力を割らせる為の?」
「確かに、しかし伝説の『黒いハピネスバニー』が現れた以上そういう訳にはいきますまい。保護を名目に城にお連れするのは?」
「バカ!『ハピネスバニー』は野生で生きてこそ『レアアイテム』を生成するのだ!何十年前に家畜化しようとした愚か者共がいたが捕まえて来た頃より質が明らかに悪くなり更に『贈り物』を一度強制するとハピネスバニーの寿命が短くなると判明したのを知らんのか!」
え~と、俺って必要ありませんよね?
ベレーザ=ポノトスはあれこれ一時間以上立たされたまま陛下や大臣並びに高位貴族達の話し合いが行われている部屋の角で待機状態。
帰りてえええ!
勘弁してくれ!
報告終えたんだから下がらせて貰えませんかね!
あんた等その高そうな良い椅子に座ってるから良いだろうけどこっちずっと立っぱなしなんだよ!
あっ!トイレ行きたくなった!どうすればいいの?これどうすればいいの!
顔には出さないがベレーザの心中はこんな感じだった。
「で、ベレーザ=ポノトス」
「えっ!あっ!はいっ!」
やっべ!聞いてなかった!
「君がハピネスバニーに貰った大剣は?」
「はいっ!えっと、この剣です!」
俺は背中に背負っていた大剣を鞘からゆっくりと抜く。
大剣の美しさに陛下達からどよめきが上がる。
「ほう、見事の大剣だな」
「陛下!その剣は本当に美しく素晴らしい剣です。だが、担い手が相応しくないと思いませんか?平民には過ぎたる物。ここは接収して騎士団長の誰かに持たせるのがよろしいかと」
「おお、それは良い考えですな!」
「確かに平民ごときに勿体ない!」
「それなら・・・」
周りの貴族達が勝手にどんどん話が進めていく。くそっ!貴族じゃないからって馬鹿にしやがって!
「陛下、あれは私の弟がハピネスバニーに授けられた物です。取り上げてはハピネスバニーの意思に反するのでは?」
姉さん!
そこに姉さんが陛下に進言する。
「ふむ、確かにその通りだな」
「陛下!こんな平民の言うことをお聞きになるのですか!」
「そうです!剣の腕だけしか取り柄がない女騎士の話など」
「では本人に聞こうではないか?」
俺ですか!!
陛下は俺に視線を・・・あれっ?違う俺じゃない?
陛下は俺ではなく後ろにある俺の荷物に視線を向けている。
ごそごそ、ごそごそ
えっ!俺の荷物が動いてンですけど!!
「プゥ!プゥ!プゥ!」
ええええええええええ!
なんで!俺の荷物に!!ハピネスバニーが!!
「貴様!!なんて事を!重罪だぞ!!」
「ハピネスバニーを捕らえてくるなぞ!!」
「陛下!!あの平民は死刑にしましょう!見せしめの為に!!」
待って下さい!違うんです!知らないですよ!!
「プゥ!プゥ!」
静まれと言わんばかりに黒いハピネスバニーが声をあげる。
「静まれ」
陛下の一声で貴族達は黙る。しかし顔では俺への感情が駄々漏れである。
ハピネスバニーが俺の肩に乗ってきて抱えていた箱からニンジンを取りだしカリカリと食い始めた。
何でだよ!!さっき静かにさせようとしてたろ!何で今、しょくじいぃぃぃぃ!
おいいいい!てめえのせいでこちとら死刑になりそうなのになんでそんなにリラックスしてるんじゃあああ!
「・・・・・・・」
ほらああああ!陛下が食い終わるの待ってるよ!早く食って!陛下に答えてあげ、あっ!やっと食い終わったかと思ったら。
カリカリカリカリ!!
二本目・・・・だと。
ニンジン二本目に突入しました!!じゃねーよ!どうすんの!陛下はニコニコしながら見てるけど周りの大臣や高位貴族達の顔が!明らかに怒ってるよ!早く!早く食べて!
「あそこはキマイラが出るような場所ではありません。おそらく帝国が送り込んだのでしょう。さらに巡回する回数と人数を増やすべきでは?」
「それが連中の狙いではないか?戦力を割らせる為の?」
「確かに、しかし伝説の『黒いハピネスバニー』が現れた以上そういう訳にはいきますまい。保護を名目に城にお連れするのは?」
「バカ!『ハピネスバニー』は野生で生きてこそ『レアアイテム』を生成するのだ!何十年前に家畜化しようとした愚か者共がいたが捕まえて来た頃より質が明らかに悪くなり更に『贈り物』を一度強制するとハピネスバニーの寿命が短くなると判明したのを知らんのか!」
え~と、俺って必要ありませんよね?
ベレーザ=ポノトスはあれこれ一時間以上立たされたまま陛下や大臣並びに高位貴族達の話し合いが行われている部屋の角で待機状態。
帰りてえええ!
勘弁してくれ!
報告終えたんだから下がらせて貰えませんかね!
あんた等その高そうな良い椅子に座ってるから良いだろうけどこっちずっと立っぱなしなんだよ!
あっ!トイレ行きたくなった!どうすればいいの?これどうすればいいの!
顔には出さないがベレーザの心中はこんな感じだった。
「で、ベレーザ=ポノトス」
「えっ!あっ!はいっ!」
やっべ!聞いてなかった!
「君がハピネスバニーに貰った大剣は?」
「はいっ!えっと、この剣です!」
俺は背中に背負っていた大剣を鞘からゆっくりと抜く。
大剣の美しさに陛下達からどよめきが上がる。
「ほう、見事の大剣だな」
「陛下!その剣は本当に美しく素晴らしい剣です。だが、担い手が相応しくないと思いませんか?平民には過ぎたる物。ここは接収して騎士団長の誰かに持たせるのがよろしいかと」
「おお、それは良い考えですな!」
「確かに平民ごときに勿体ない!」
「それなら・・・」
周りの貴族達が勝手にどんどん話が進めていく。くそっ!貴族じゃないからって馬鹿にしやがって!
「陛下、あれは私の弟がハピネスバニーに授けられた物です。取り上げてはハピネスバニーの意思に反するのでは?」
姉さん!
そこに姉さんが陛下に進言する。
「ふむ、確かにその通りだな」
「陛下!こんな平民の言うことをお聞きになるのですか!」
「そうです!剣の腕だけしか取り柄がない女騎士の話など」
「では本人に聞こうではないか?」
俺ですか!!
陛下は俺に視線を・・・あれっ?違う俺じゃない?
陛下は俺ではなく後ろにある俺の荷物に視線を向けている。
ごそごそ、ごそごそ
えっ!俺の荷物が動いてンですけど!!
「プゥ!プゥ!プゥ!」
ええええええええええ!
なんで!俺の荷物に!!ハピネスバニーが!!
「貴様!!なんて事を!重罪だぞ!!」
「ハピネスバニーを捕らえてくるなぞ!!」
「陛下!!あの平民は死刑にしましょう!見せしめの為に!!」
待って下さい!違うんです!知らないですよ!!
「プゥ!プゥ!」
静まれと言わんばかりに黒いハピネスバニーが声をあげる。
「静まれ」
陛下の一声で貴族達は黙る。しかし顔では俺への感情が駄々漏れである。
ハピネスバニーが俺の肩に乗ってきて抱えていた箱からニンジンを取りだしカリカリと食い始めた。
何でだよ!!さっき静かにさせようとしてたろ!何で今、しょくじいぃぃぃぃ!
おいいいい!てめえのせいでこちとら死刑になりそうなのになんでそんなにリラックスしてるんじゃあああ!
「・・・・・・・」
ほらああああ!陛下が食い終わるの待ってるよ!早く食って!陛下に答えてあげ、あっ!やっと食い終わったかと思ったら。
カリカリカリカリ!!
二本目・・・・だと。
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