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16歳~幸運の黒ウサギ編
第3話 予習不足だったな
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「ありがとう、君は『伝説』のハピネスバニーなんだろ?」
ん?伝説?
「白いハピネスバニーは珍しく黒いハピネスバニーは更に希少な存在だからな。びっくりしたよ!!」
なな、なにー!!えっ!ハピネスバニーって黒いもんじゃないの!町中で絵に描かれているのを見たやつも国旗にも全部が黒いハピネスバニーしか描いてなかったから黒いのが普通のカラーなのかと思ってた!
「本当に感激だ!初代国王を助けた『黒い』ハピネスバニーと同種のバニーが見れたんだから」
すいません、知らなかっただけです。
「剣をかしてくれてありがとう。返すよ」
えっ!あ~、もういいや、あげるよそれ。私が作った武器の中でも強くない奴だから。
「プゥ!プゥ!プゥ!」
私は首を横に振り、手振り素振りで伝える。それはやるよって。
「俺にまだかしてくれる?えっ?違う・・・まさかくれるのか?」
「プゥ!プゥ!プゥ~!」
私は首を縦に振り、その場でぴょんぴょんとび跳ねる。
「あ、ありがとうございますーーー!」
おお、おう。良かったね。
その青年は地面に額をつける程の土下座をしてお礼を伝えてきた。
「おーい!!ベレーザ=ポノトス!!どこだあ!!生きてんのかあああ!!返事をせんかあああ!!」
「ん?あれは隊長の声?あっ!部隊とはぐれてしまって迷子になったのを忘れてた!」
迷子かよ!って不味い!これ以上見つかると問題になりかねん!!私は逃げるぞ!!
私は青年に別れを告げ、草むらに飛び込みその場を去っていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あっ!・・・・行ってしまったか」
「おーい!お、いたな!このバカたれが歯を食いしばれや!!アホんだらあ!!」
ごつん!!
体が埋まるーーー!激しい痛みを頭部に受けて失神しかける。
「貴様一人のせいでどれだけの人間に迷惑が掛かったのか!!たっぷり教えてやらねばな!!ニヤリ、」
ゴキッ!!バキッ!ゴキリ!
指を鳴らしながら隊長!そしてこの笑顔!!楽しんでる!部下を殴るの楽しみなの!ってそれどころじゃない!
「ちょっと待って姉さん!話を聞いて、ぶげっ!」
「仕事中は『姉さん』いうなつったろうが!」
更に強さが増した拳骨をくらわされる。我が姉ながらなんて強さだよ!
「キマイラがいたんだよ!」
この姉に回りくどい言い方をしとたらあと何発くらうか分からない!俺は直ぐに要件だけ言うと姉の動きが止まる!
「何故それを早く言わんのかあああ!!」
ごつん!
理不尽だ!理不尽過ぎる。どっちにしても拳骨をくらう俺だった。
「どっちにいった!」
「もう俺が倒したよ、ほら!そこに死体があるよ!」
姉さんは俺しか見えてなかったのか、キマイラの死体を発見すると調べに向かう。
「・・・キマイラだな。しかも完全な成体の・・・お前一人はあり得んだろ。いや、この傷は一太刀で、誰かいたのか?そいつを庇っているのか?姉さんがちゃんと守ってやるから正直に言うんだ。誰かいたのか。そいつはまさか戦争中の隣国の『グランドロス帝国』の人間じゃないだろうな」
さっきの怒鳴り散らかした隊長の顔ではなく。家での優しい姉さんの顔にドキリとするって血の繋がった姉になんて事考えているんだ!
「ち、違います!その、た、隊長!ハピネスバニーに助けられました」
シーーーーーン!
周りが静寂に包まれる中。
「いやそれはないだろ」
さっきの優しい姉さんの顔がこいつ大丈夫か?という憐れみが含んだ顔に!!
ごちん!!
そしてこの拳骨!!気をしっかりもってないと意識が飛びそうだ!
「本当なんだよ!『黒い』ハピネスバニーから貰ったこの大剣でズパァンって!!ほら!この蒼白く光る大剣で!」
「『黒い』?『貰う』?まさか!伝説の!!どこにいるんだ!」
「姉さんの大声を聞いたら逃げて行ったよ」
「な、なんだと!!」
あからさまにがっかりしてるな。
「事情は分かった。どの道今日の巡回はもう終えたから城に向かうぞ!一刻も早く『キマイラ』と『黒いハピネスバニー』の件を報告せねば!」
「頑張ってね、姉さん」
「隊長と呼ばんか!それにお前もくるんだよ!当事者なんだからな!くれぐれも陛下の前では失礼のないようにな!」
えっ?ええええええええええええ!!
こうして俺、元本屋の店員で徴兵されて兵士になり3ヶ月のベレーザ=ポノトス(19)は陛下に謁見する事になりました。
部隊と合流した俺と姉さんはその部隊と共に直ちに王都に帰還する。
もうちょいゆっくり帰らない!!
はあ、本が読みたいなぁ。
ちなみに愛読書は『マッスル愛』の『恋筋色空模様』である。
あれ恋愛ものなのにイケメンや美女の描写があまりなく登場人物がほぼマッチョでおかしいんだけど内容は号泣ものでよく読み返したなあ~、新刊早くでないかなあ~。
現実逃避をする俺だったが刻々とその時が迫っていた。
そして俺は、いや、部隊の皆は気付いていなかった。
俺のカバンの中に『毛が黒くて耳が長い小さい生き物』が入り込んだ事に。
ん?伝説?
「白いハピネスバニーは珍しく黒いハピネスバニーは更に希少な存在だからな。びっくりしたよ!!」
なな、なにー!!えっ!ハピネスバニーって黒いもんじゃないの!町中で絵に描かれているのを見たやつも国旗にも全部が黒いハピネスバニーしか描いてなかったから黒いのが普通のカラーなのかと思ってた!
「本当に感激だ!初代国王を助けた『黒い』ハピネスバニーと同種のバニーが見れたんだから」
すいません、知らなかっただけです。
「剣をかしてくれてありがとう。返すよ」
えっ!あ~、もういいや、あげるよそれ。私が作った武器の中でも強くない奴だから。
「プゥ!プゥ!プゥ!」
私は首を横に振り、手振り素振りで伝える。それはやるよって。
「俺にまだかしてくれる?えっ?違う・・・まさかくれるのか?」
「プゥ!プゥ!プゥ~!」
私は首を縦に振り、その場でぴょんぴょんとび跳ねる。
「あ、ありがとうございますーーー!」
おお、おう。良かったね。
その青年は地面に額をつける程の土下座をしてお礼を伝えてきた。
「おーい!!ベレーザ=ポノトス!!どこだあ!!生きてんのかあああ!!返事をせんかあああ!!」
「ん?あれは隊長の声?あっ!部隊とはぐれてしまって迷子になったのを忘れてた!」
迷子かよ!って不味い!これ以上見つかると問題になりかねん!!私は逃げるぞ!!
私は青年に別れを告げ、草むらに飛び込みその場を去っていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あっ!・・・・行ってしまったか」
「おーい!お、いたな!このバカたれが歯を食いしばれや!!アホんだらあ!!」
ごつん!!
体が埋まるーーー!激しい痛みを頭部に受けて失神しかける。
「貴様一人のせいでどれだけの人間に迷惑が掛かったのか!!たっぷり教えてやらねばな!!ニヤリ、」
ゴキッ!!バキッ!ゴキリ!
指を鳴らしながら隊長!そしてこの笑顔!!楽しんでる!部下を殴るの楽しみなの!ってそれどころじゃない!
「ちょっと待って姉さん!話を聞いて、ぶげっ!」
「仕事中は『姉さん』いうなつったろうが!」
更に強さが増した拳骨をくらわされる。我が姉ながらなんて強さだよ!
「キマイラがいたんだよ!」
この姉に回りくどい言い方をしとたらあと何発くらうか分からない!俺は直ぐに要件だけ言うと姉の動きが止まる!
「何故それを早く言わんのかあああ!!」
ごつん!
理不尽だ!理不尽過ぎる。どっちにしても拳骨をくらう俺だった。
「どっちにいった!」
「もう俺が倒したよ、ほら!そこに死体があるよ!」
姉さんは俺しか見えてなかったのか、キマイラの死体を発見すると調べに向かう。
「・・・キマイラだな。しかも完全な成体の・・・お前一人はあり得んだろ。いや、この傷は一太刀で、誰かいたのか?そいつを庇っているのか?姉さんがちゃんと守ってやるから正直に言うんだ。誰かいたのか。そいつはまさか戦争中の隣国の『グランドロス帝国』の人間じゃないだろうな」
さっきの怒鳴り散らかした隊長の顔ではなく。家での優しい姉さんの顔にドキリとするって血の繋がった姉になんて事考えているんだ!
「ち、違います!その、た、隊長!ハピネスバニーに助けられました」
シーーーーーン!
周りが静寂に包まれる中。
「いやそれはないだろ」
さっきの優しい姉さんの顔がこいつ大丈夫か?という憐れみが含んだ顔に!!
ごちん!!
そしてこの拳骨!!気をしっかりもってないと意識が飛びそうだ!
「本当なんだよ!『黒い』ハピネスバニーから貰ったこの大剣でズパァンって!!ほら!この蒼白く光る大剣で!」
「『黒い』?『貰う』?まさか!伝説の!!どこにいるんだ!」
「姉さんの大声を聞いたら逃げて行ったよ」
「な、なんだと!!」
あからさまにがっかりしてるな。
「事情は分かった。どの道今日の巡回はもう終えたから城に向かうぞ!一刻も早く『キマイラ』と『黒いハピネスバニー』の件を報告せねば!」
「頑張ってね、姉さん」
「隊長と呼ばんか!それにお前もくるんだよ!当事者なんだからな!くれぐれも陛下の前では失礼のないようにな!」
えっ?ええええええええええええ!!
こうして俺、元本屋の店員で徴兵されて兵士になり3ヶ月のベレーザ=ポノトス(19)は陛下に謁見する事になりました。
部隊と合流した俺と姉さんはその部隊と共に直ちに王都に帰還する。
もうちょいゆっくり帰らない!!
はあ、本が読みたいなぁ。
ちなみに愛読書は『マッスル愛』の『恋筋色空模様』である。
あれ恋愛ものなのにイケメンや美女の描写があまりなく登場人物がほぼマッチョでおかしいんだけど内容は号泣ものでよく読み返したなあ~、新刊早くでないかなあ~。
現実逃避をする俺だったが刻々とその時が迫っていた。
そして俺は、いや、部隊の皆は気付いていなかった。
俺のカバンの中に『毛が黒くて耳が長い小さい生き物』が入り込んだ事に。
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