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16歳~幸運の黒ウサギ編
第11話 場所を変えるぞ
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「「「「「はああああああ!」」」」
「しかし、血だらけだぞ」
「あれは魔法で『擬装』してるんだよ!!それに、」
グオオオオオオオオオオ!!
キマイラが咆哮を上げた。
「「「「はあ?」」」」
いきなりだった。
5mのキマイラが40mほどの巨体に変貌した。
体は白に鬣は真っ赤に染まり本来山羊の頭がある筈の背中の部分に杖を持った10m程の男の老人の上半身、30mの大剣を持った10m程の鎧を着た男の上半身、尖った耳が特徴的な10m程の金髪の若い女性の上半身、その女性に抱かれるように3m程の子供がいる。尻尾には3匹の白・黒・赤の蛇が生えていた。
アアアアアアアアアア!!
キマイラの若い女性が叫び声を上げた瞬間、
「どうした!何が起こった!!」
「報告!!我が軍が同士討ちを始めました!!」
きゃはははははははは!!
今度は子供が大声で笑いだした。
「なんだ!体内から弾けた!あああ!誰か!!」
「がああああ!腕が!腕が!虫になったああ!!」
「足が!足が!蜥蜴に!蜥蜴になった!!」
「腕がねじ切れる!!やめっ、やめてえええ!」
ブツブツブツブツ
今度は老人が天に杖掲げ何かを呟きだした。
「があ!なんだ!動けない!体が動かない!」
陛下やベレーザを含め兵士全員がまるで金縛りにあったかのようにその場から一歩も前にも後ろにも進めない。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
空に巨大な岩が多数出現。その岩が降り注いだ。その落石の雨により、
「通信魔法により報告が!東!西!南!部隊壊滅状態!体が動かず撤退不可能!救援要請!っ!おいっ!応答しろ!・・・・各方面の連絡途絶えました!」
「報告!ハピネス幸国内にキマイラが複数出現したようです!!」
「くそっ!体が!くそっ!動けよ!」
「嫌だ!死にたくない!誰か!誰か!」
「助けてくれ!誰かああああ!」
「ん~、まあ、ハピネス幸国内は大丈夫だと思うよ」
バニーさんは地獄と化した戦場においても落ち着いていた。
「今回は私『足跡』を残し過ぎたからねえ~多分今頃は、」
「報告!各地に現れたキマイラは冒険者達に狩られているそうです!」
「何!こんなにも早くか!」
「私を捕まえようとやって来た高レベル冒険者達や賞金稼ぎの連中が今頃ハピネス幸国中を探し回ってんだろうな」
「何だと?」
「私に一生遊んで暮らせる賞金が掛かってるからねえ。まあ現れたキマイラは『通常種』だから何とかなるでしょ」
賞金?
陛下やベレーザは、いや周りの人達は薄々・・・いや完全にコイツはハピネスバニーじゃないよね!と思いつつも見て見ぬふりをしてきたが自分から正体を明かすバニーさんにちょっとほっとしているのはナイショである。
「そろそろ変態王子も動き出す頃だし、そろそろ次の国に移動しようかな。まあその前にやることやっときますか」
バニーさんは歩き出した。
「っ!動けるのか!」
「あの魔法は『ランク7以下の生物』の動きを一定時間止める物だからね。私には効かないのだよベレーザ君」
この時点で目の前にいる痴女さんはランク7より上であると言っているものだ。周りの人達も驚きで声を出せずにいた。
「それにあのキマイラは前に私がダンジョン内で仕留め損ねた奴だわ。人間が好物でとあるダンジョンの中層付近まで進出して人間を食い漁ってた奴。誰にも討伐出来ないからって余所のダンジョンを冒険拠点にしていた私にまで泣き付いてきたから仕方がなく行ったけど」
「仕留め損ねた?ランク7の君が?」
現在世間で知られてる最高ランクは6。
それも片手で数えれる人数しかいない。
ランク7は人類史上初、前人未到の領域。
そんな存在でも仕留めきれないなんて!
「ん?ああ、最初はキマイラの『亜種』か『変異種』だって聞いて余裕こいて行ったら、まさか『究極種』だとは思わなかったから準備不足でね。ボコボコに殴って半殺しにして追い返すので精一杯だったよ」
準備不足でも半殺しには出来たのかよ!!
「あれ以来出たって報告がなかったけど、まさかダンジョンから出てくるなんて。一体どうやって出てきたのやら?」
テティは右手の親指と人差し指と中指にはめてあるアイテムを起動させる。
『蘇生の指輪』(ドロップアイテム)
死んだ生物を正常な状態で生き返らせる。一回使用すると効果は失われる。対象複数指定不可。単体のみ。
『循環の指輪』(ドロップアイテム)
効力を失ったアイテムを復活させる。繰り返し使用できる。
『寛大の指輪』(ドロップアイテム)
複数指定できないアイテム・スキルの制限を解除し複数指定できるようにする。
テティは数千人の兵士を生き返らせる。
さらに、左手の親指にはまっている指輪を起動する。
『解呪の指輪』(ドロップアイテム)
魔法で掛けられた状態異常を治す。ただし発動者のランクによって差違が出る。
「う、動けるぞ!」
「邪魔が入らず思い切りやりあえる場所はある?」
「ここから南西に確か死の森と呼ばれている森があったはず。そこなら吹き飛ばしても全然大丈夫だ!!」
「そっか、じゃあそこでやろうか」
オオオオオオオオオ!!!
キマイラの背にいる鎧を着た男が所持する大剣が突如光出す。
「まさかモンスターが剣技を使うのか!!しかもあの巨体でか!!全員逃げろ!!逃げるんだ!!」
無理だ!間に合わない!
「これ以上死なせない!!」
バニーガールはキマイラへと突っ込んで行く。
バニーさん!!なんて正義感の強い、
「ここにいる筋肉達を!そして世界中にいるまだ見ぬ筋肉達を守る為に私はお前を討つ!!」
あ、違った、欲望丸出しの人だった!!
バニーさんが急ブレーキをかけて止まり、ベレーザの方を見て、
「祭り・・・楽しかったよ、ナイスマッスル!!」
親指を立て笑顔を向けてくる。
いまああああああ!!今いるそれええええ!!大剣が!大剣が迫ってきてるんですけど!!
「スキル『空間転移』+『寛大の指輪』!!」
テティの『空間転移』は自分しか飛ばせなかったが『寛大の指輪』を併用することにより自分以外も転移で飛ばせるようになったのだ。
「じゃ、みんなバイバイ」
戦場からバニーさんとキマイラの姿が消えた。
「しかし、血だらけだぞ」
「あれは魔法で『擬装』してるんだよ!!それに、」
グオオオオオオオオオオ!!
キマイラが咆哮を上げた。
「「「「はあ?」」」」
いきなりだった。
5mのキマイラが40mほどの巨体に変貌した。
体は白に鬣は真っ赤に染まり本来山羊の頭がある筈の背中の部分に杖を持った10m程の男の老人の上半身、30mの大剣を持った10m程の鎧を着た男の上半身、尖った耳が特徴的な10m程の金髪の若い女性の上半身、その女性に抱かれるように3m程の子供がいる。尻尾には3匹の白・黒・赤の蛇が生えていた。
アアアアアアアアアア!!
キマイラの若い女性が叫び声を上げた瞬間、
「どうした!何が起こった!!」
「報告!!我が軍が同士討ちを始めました!!」
きゃはははははははは!!
今度は子供が大声で笑いだした。
「なんだ!体内から弾けた!あああ!誰か!!」
「がああああ!腕が!腕が!虫になったああ!!」
「足が!足が!蜥蜴に!蜥蜴になった!!」
「腕がねじ切れる!!やめっ、やめてえええ!」
ブツブツブツブツ
今度は老人が天に杖掲げ何かを呟きだした。
「があ!なんだ!動けない!体が動かない!」
陛下やベレーザを含め兵士全員がまるで金縛りにあったかのようにその場から一歩も前にも後ろにも進めない。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
空に巨大な岩が多数出現。その岩が降り注いだ。その落石の雨により、
「通信魔法により報告が!東!西!南!部隊壊滅状態!体が動かず撤退不可能!救援要請!っ!おいっ!応答しろ!・・・・各方面の連絡途絶えました!」
「報告!ハピネス幸国内にキマイラが複数出現したようです!!」
「くそっ!体が!くそっ!動けよ!」
「嫌だ!死にたくない!誰か!誰か!」
「助けてくれ!誰かああああ!」
「ん~、まあ、ハピネス幸国内は大丈夫だと思うよ」
バニーさんは地獄と化した戦場においても落ち着いていた。
「今回は私『足跡』を残し過ぎたからねえ~多分今頃は、」
「報告!各地に現れたキマイラは冒険者達に狩られているそうです!」
「何!こんなにも早くか!」
「私を捕まえようとやって来た高レベル冒険者達や賞金稼ぎの連中が今頃ハピネス幸国中を探し回ってんだろうな」
「何だと?」
「私に一生遊んで暮らせる賞金が掛かってるからねえ。まあ現れたキマイラは『通常種』だから何とかなるでしょ」
賞金?
陛下やベレーザは、いや周りの人達は薄々・・・いや完全にコイツはハピネスバニーじゃないよね!と思いつつも見て見ぬふりをしてきたが自分から正体を明かすバニーさんにちょっとほっとしているのはナイショである。
「そろそろ変態王子も動き出す頃だし、そろそろ次の国に移動しようかな。まあその前にやることやっときますか」
バニーさんは歩き出した。
「っ!動けるのか!」
「あの魔法は『ランク7以下の生物』の動きを一定時間止める物だからね。私には効かないのだよベレーザ君」
この時点で目の前にいる痴女さんはランク7より上であると言っているものだ。周りの人達も驚きで声を出せずにいた。
「それにあのキマイラは前に私がダンジョン内で仕留め損ねた奴だわ。人間が好物でとあるダンジョンの中層付近まで進出して人間を食い漁ってた奴。誰にも討伐出来ないからって余所のダンジョンを冒険拠点にしていた私にまで泣き付いてきたから仕方がなく行ったけど」
「仕留め損ねた?ランク7の君が?」
現在世間で知られてる最高ランクは6。
それも片手で数えれる人数しかいない。
ランク7は人類史上初、前人未到の領域。
そんな存在でも仕留めきれないなんて!
「ん?ああ、最初はキマイラの『亜種』か『変異種』だって聞いて余裕こいて行ったら、まさか『究極種』だとは思わなかったから準備不足でね。ボコボコに殴って半殺しにして追い返すので精一杯だったよ」
準備不足でも半殺しには出来たのかよ!!
「あれ以来出たって報告がなかったけど、まさかダンジョンから出てくるなんて。一体どうやって出てきたのやら?」
テティは右手の親指と人差し指と中指にはめてあるアイテムを起動させる。
『蘇生の指輪』(ドロップアイテム)
死んだ生物を正常な状態で生き返らせる。一回使用すると効果は失われる。対象複数指定不可。単体のみ。
『循環の指輪』(ドロップアイテム)
効力を失ったアイテムを復活させる。繰り返し使用できる。
『寛大の指輪』(ドロップアイテム)
複数指定できないアイテム・スキルの制限を解除し複数指定できるようにする。
テティは数千人の兵士を生き返らせる。
さらに、左手の親指にはまっている指輪を起動する。
『解呪の指輪』(ドロップアイテム)
魔法で掛けられた状態異常を治す。ただし発動者のランクによって差違が出る。
「う、動けるぞ!」
「邪魔が入らず思い切りやりあえる場所はある?」
「ここから南西に確か死の森と呼ばれている森があったはず。そこなら吹き飛ばしても全然大丈夫だ!!」
「そっか、じゃあそこでやろうか」
オオオオオオオオオ!!!
キマイラの背にいる鎧を着た男が所持する大剣が突如光出す。
「まさかモンスターが剣技を使うのか!!しかもあの巨体でか!!全員逃げろ!!逃げるんだ!!」
無理だ!間に合わない!
「これ以上死なせない!!」
バニーガールはキマイラへと突っ込んで行く。
バニーさん!!なんて正義感の強い、
「ここにいる筋肉達を!そして世界中にいるまだ見ぬ筋肉達を守る為に私はお前を討つ!!」
あ、違った、欲望丸出しの人だった!!
バニーさんが急ブレーキをかけて止まり、ベレーザの方を見て、
「祭り・・・楽しかったよ、ナイスマッスル!!」
親指を立て笑顔を向けてくる。
いまああああああ!!今いるそれええええ!!大剣が!大剣が迫ってきてるんですけど!!
「スキル『空間転移』+『寛大の指輪』!!」
テティの『空間転移』は自分しか飛ばせなかったが『寛大の指輪』を併用することにより自分以外も転移で飛ばせるようになったのだ。
「じゃ、みんなバイバイ」
戦場からバニーさんとキマイラの姿が消えた。
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