異世界転生~筋肉フェチの元女子高生がやらかす物話

アカヤシ

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17歳~新人冒険者編

第12話 天女ノ光御柱

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「ははは、あの『狂乱麗舞のテティ=ペルディーダ』に比べればな!あのクソ女!死んで清々したぜ。キマイラごときに殺されるようじゃヤッパリ俺の方が強かったんだな」

アナベヘト=ガトリンクスはかつて他国の傭兵である国のモンスターを操り支配する研究が行われガトリンクスはこの研究に協力、すると見せかけて研究成果の『魔道具』を強奪して数万のモンスターを率いて暴れ回っていた事があったがテティにモンスターや部下共もろとも叩き潰されていた過去があった。

「アナベヘト=ガトリンクス!貴様!このダンジョンに封じられているモンスターの事を知っているのか?もし本当なら世界が滅ぶぞ?お前はそれで良いのか?」

「あん?なんだよギルドマスター?ひょっとして説得しようとしてんですか!はははははははは、はは、もうおせえよ」

「くくく、ガトリンクスの奴の言うとおりだよユキナカ君」

ゴーネル=ラグランジュが秘宝が入った透明なガラスの箱を両手に抱えている。ゴーネル、ユキナカ、スピリタス、ロマンスグレーの持つ5つの秘宝が僅かに赤く光だす。

「ラグランジュ子爵・・・・貴方は何故『覇王』を甦らせようとするのですか?世界がそんなに憎いんですか?それとも別の理由があるんですか?」

世界に破壊しかもたらさない『覇王の復活』。とても正常な人間のやる事じゃない。しかも彼は子爵家であり貴族だ。平民よりも贅沢な暮らしが出来る貴族に何の不満がある。

「くくく、ユキナカギルドマスター、君は何も知らないようだな!覇王よ、高位の人間の体と魂!生け贄を捧げたぞ!そして貴様の引き裂かれた体は戻ってきた!さあ、甦れ!」

『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■』

「この場は最下層の中心地!条件は既に整っているんだよ!」

「なにっ!秘宝を渡せと言ってきたのは!」

「ははははは、秘宝を渡さなければと安堵したよなお前等!お前等は俺より強いと自分の力を過信したろ!盗られない自信があると!ぎゃはははははは、無駄でしたああああ!この中心地に拠点を建てた時点でな!何とか出来ると思ったか!」

『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■』

「聞こえるか!世界の終わりを告げる覇王の声が!ははははは、これで終わりだ!何もかも!俺の目的なんて簡単なもんだよ!気に入らない連中は皆死んじまえと思ってるだけさ!」

アナベヘト=ガトリンクスは狂喜を孕んだ笑みを浮かべ笑い出す。

ゴーネルは叫ぶ。

「さあ、覇王よ!私の願いを叶えろ!」

『『『『『『『はあ?』』』』』』』

ゴーネル、アナベヘト以外の全ての人間が驚愕した。

「■■■■■■■■■■■■■・・・・我を目覚めさせたのは■■■■■■■■■■貴様か?いいだろう■■■■■■■■■■■■言ってみろ』

『『『『『なにいいいいいいいいい!!』』』』』

冒険者達は更に驚く。まさか世界を滅ぼす覇王が人間の願いを聞き届けてくれるような存在だとは思っても見なかったからだ。

「くはははははは、その驚いた顔!ぷはははははは、本当に何も知らなかったようだな!覇王を最初に『この世界に招き寄せた』のは我が一族なんだよ!」

「なんだと、ラグランジュ家が!」

「はははははは、違う!ラグランジュ家より遥か昔の話だ!覇王はその際に『願いを一つ』叶えて下さったのだ!この世界に招き寄せた褒美にな!我等が一族の繁栄を約束してくださったのだ。封印された後でも我らには覇王の加護が残っていたのだ!だがあの日から全て失った!あの『天女ノ光御柱』が出現したあの日からな!消えてしまったのだ!覇王の加護が!」

あの『キマイラ』が現れて二週間後に大陸のほぼ中心地から天にまで届く光の柱が発生した。その現象を『天女ノ光御柱』と呼ばれるようになった。
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