異世界転生~筋肉フェチの元女子高生がやらかす物話

アカヤシ

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17歳~新人冒険者編

第11話 遂に姿を現す!スタトルック唯一のランクDの冒険者『アナベヘト=ガトリクス』

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ティオ=アヴェンジャーが幽閉されて3日経過。
エルドラド王国の辺境にある初級ダンジョン『スタトルック』の入口前に応援の冒険者達とスタトルック支部を拠点にしている冒険者達合計100人ほどが集められた。

その中には元ランクAの冒険者、ロマンスグレー=ラーゼフォン。そして元ランクSの冒険者『酒呑童子』スピリタス=エバークリアがいた。そして私の弟の娘であるユキネもいた。絶対についていくと言い出したので許可した。
ユキネの目には相当な覚悟が宿っていたからだ。

しかし、現役のランクSの冒険者は一人もおらず、現役ランクAの冒険者もまだ経験が浅いなりたての10人ほどで、あとはランクAと組んでいるパーティーメンバーか報償金やランクアップやペナルティ減罪を目当てのランクBとランクCの集団にスタトルックの冒険者だが一部が逃げ出した。逃げ出した冒険者の中には、スタトルック唯一のランクDの冒険者とそのパーティーメンバーもいた。

時間がなかったとはいえ、不安があるメンバーだが仕方がない。

今回はあくまで最下層の捜索が第1の目的である。

もし、秘宝守る番人がいた場合を考えての応援であり、最悪ユキナカ・ロマンスグレー・スピリタスの3人で挑めばいいと考えている。

今回は『覇王』との戦闘は想定していない。

というより信憑性が低いという理由で他国の冒険者ギルドには軒並み高位の冒険者ランカーの派遣を断られている。
自分だって古文書に書いてあると言われても、心中は信じられないでいた。
しかし、万が一もある『世界を滅ぼす事ができるキマイラ』もいたんだ。『覇王』と呼ばれるモンスターも本当にいるかもしれない。

信じていない者達に信じてもらうには実際に見せないと。

ぶっちゃけて言えば、ここに集められた冒険者は生け贄だ。万が一に『覇王』が復活するという仮定での話。

引退組は本気で『覇王』とやり合う気らしいが。

私がギルド総本部に命令されたのは、『秘宝探索』と、もし本当に覇王がいた場合、少しでも『魔道具を使って映像記録と情報』を入手して、その『記録を総本部に持ち帰る』というもの。
ユキネにはその事を教えた、もしもの時が来ても助けてやれないかもしれない。ユキネにはそれでもついていくと言われた。

この初級ダンジョンは25層しかない。しかもダンジョン構造が単純すぎて罠がなく、ダンジョンに出るモンスターも応援の冒険者達にとっては楽勝すぎて殲滅しながら先に進み、1日で最下層についた。それなりに急ぎの行軍だったが。

ティオ=アヴェンジャーから押収した3つの秘宝をユキナカ・スピリタス・ロマンスグレーが持ち、最下層を彷徨いて回る。もしかすると何か反応があるかもしれないからだ。

初級ダンジョン『スタトルック』は最下層のみ林エリア・沼エリア・草むらエリア・岩場エリア・砂エリアの5種のフィールドが広がっているが、それほどは広くなし最下層階層主はいるものの一度倒すと4~5カ月ほど経たないと復活しない。

地上から最下層到着まで1日を要し、暫くの休息をとったのち、最下層を1日探索するもは全く手掛かりすら見つけられなかった。

最下層の捜索2日目の朝に問題が発生した。

逃げたはずのスタトルックに所属していた唯一のDランク冒険者『アナベヘト=ガトリンクス』とそのパーティーメンバーが現れた。

しかも隣領のラグランジュ子爵を連れていた。

そしてアナベヘトの周りにはランクAの冒険者達の死体が転がっていた。

「いよー、ギルマスさん、わりーんだけど・・・秘宝よこしてくんねーかなー?」

「ガトリンクス!これはどういうことだ!」

「見てわかんねーかなー!ずっと前からこいつに雇われてたのさ、最下層にこれそうな冒険者をダンジョン内でぶっ殺したり、有望そうな新人を潰ししたり登録させないようにしてたり、町中の店やらで問題起こしまくったりして、町にあまり人が寄り付かせないようにな。ずっと、ずっと前からだよ」

「これはお前等がやったのか?」

ユキナカはランクAの冒険者達の死体を指して問いかける。

「いいや、俺が一人でやったんだよ!このアナベヘト=ガトリンクスがな!はははははは、こんなカス共がランクA?笑わせるぜ!かつて戦った『ランクAのクソ女』に比べれば、雑魚雑魚雑魚!弱すぎるぜ!」
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