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14歳~男装王子編
第7話 勘違い増殖中
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ふう、帰ってきました!我が家へ!なんて言ってる場合か!この町を離れないとまた変態に捕まってしまう。私はすぐに行動をおこす。まずはお隣の実家へ、
「あら、テティちゃん今まで何処に行ってたの?」
「お母さんちょっと急いでるから後にして!お母さんに聞くけどお母さんの実家にはどうやって行くの?」
どうやらマルクスさんが家まで護衛してくれるらしく明日の朝に出発するらしい。ってそれ護衛じゃなくて護送じゃない?無理矢理じゃないよね?とお母さんに聞くとマルクスさんが朝に事情をお父さんやお母さんに説明しに来たようでお父さんにも話は通っているようだ。
しかし、私的にはちょっとマズイ!単純にお母さんの実家に暫く匿ってもらおうかと考えていたんだが、これではすぐにバレてしまう。一応、実家の場所を聞いたが王都から20kmほどの距離らしい。
うん?微妙ーー!!近いようで遠いような、どうしようか?
「テティちゃん、一緒に実家に行きましょう。あのねマルクス兄さんが来て貴方が王子様に連れ去られた説明されてね。それを聞いたパパが怒って兄さんを殴っちゃたの」
あれま、お父さんの仕置きパンチを受けちゃたの?あれは凄く痛いんだよね。
「その時に『例え王族だろうと絶対に助ける』って言ってくれたの。あと兄さんがパパに土下座までして今までの事も含めた謝罪をしてくれたの」
へ?そうなんだ、なら、そっちは解決したんだ、よかったね!全く、羨ましい限りだよ!!
「で?お父さんは今いるの?」
「パパはマルクス兄さんと飲みに行ったわよ。ドワーフ流の仲直りの儀式だなんとか言って酒場にいったわよ」
おいーー!!人が拐われている間に何してんだよ!私も混ざり行って来ようかと思ったら、
「すみません!テティさんはいらっしゃいますか!」
もの凄い勢いで玄関のドアを開けて入ってきたのは冒険者ギルドの受付譲のエダだった。
どうやらよほどのことが起こったらしい。話を聞くと隣国の『サランドラ神王国』から救援要請が来たらしい。なんでもモンスターの数万の大軍が王都に進行してきているようで国防軍や冒険者達も返り討ちにあっていてあと3日ほどしかもちそうにないようだ。今、冒険者ギルドにサランドラ神王国の転移魔法の使い手が待機している。
私のその話を聞いた時の心境は不謹慎だが、
ラッキーーー!!なんて都合がいいときに来てくれたんだ!
この国がダメなら、しばらく国外で冒険者活動すればいいだけじゃん!だって、ガウリィって王族だから子を成すことは義務なんだろう。なら、暫くいなくなれば諦めて別の嫁さんを探すだろう?
「なんて都合がいい・・・!ゲフン!ゲフン!けしからん奴等だな~!まったく!今すぐ助けに行こう!!」
「なんかいつも以上に気合い入ってない?」
気のせいだ!!さあさあ!!行くぞ!!
冒険者ギルドに向かい、サランドラの魔法使いの胸ぐらを掴みあげブンブン振り回す。さっさと連れていかんかい!と端からみればチンピラがオタクからカツアゲしているように見える。
で、連れられてきたんだが・・・王都が炎上していてモンスターが大量に入り込んできていた。
・・・・・3日もってないじゃねーか!!
慌てて戦場に向かう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「だ、誰か、たす、けて」
お父様、お母様、お兄様、誰か助けて!
私の名前はイリス。イリス=サランドラ。
サランドラ神王国の第一王女です。この国は今、窮地に立たされています。三週間前に我が国に出現したダンジョンから大量にモンスターが発生し原因はまだ不明ですが、そのモンスターの大軍が王都に向かってきていた。お父様やお母様やお兄様は軍を率いて討伐に出たのだがまだ報告がこない。留守を任された私は毎日家族の無事を祈り続けた。
だが、その祈りは届かなかったようだ。
数万のモンスターの大軍が王都近辺まで現れて、王都を囲むように迫ってきていると報告が来た。
冒険者ギルドに破格の報酬を用意。冒険者と国防軍で出撃したがモンスターの数の暴力により蹂躙されていく。
私は城に避難させられたが破壊音がどんどん町中に広がり続けている。
私には戦闘スキルをほとんど持っていない。
お父様は『ランク5』の槍士でお母様は『ランク4』の魔法使いとお兄様も『ランク4』の剣士だが私は『ランク2』の魔法使い。数人しかかけることができないショボすぎる補助系統の魔法しか使えない私が戦場にいても邪魔にしかならない。
私は王宮の謁見の間で祈り続けた。
「神様・・・お願いします、助けて!」
破壊音がどんどん近づいてきた。私はガクガクと震えながらただただ助けがくることを祈り続けた。それが無駄な行為だと思いつつも。
ドオーーーン!ドオーーーン!ドオーーーン!
一際大きな音が響き渡る。
ドゴオオオオオオオオオオオオオン!!!
壁を突き破って来たのは10mほどのオーガらしきモンスターが入ってきた。いや、違う。オーガらしきモンスターの上半身が飛んで来た。
いつの間にか町中から聞こえていた破壊音や人々の叫び声がやんでいた。
暫くして大勢の兵士がやってきた。その内の1人の兵士が報告してきた。
「報告します!王都内のモンスターが一掃されました!」
え?今、なんと言いましたか、この兵士?
「虚偽の報告はやめなさい!!」
私は信じられないとばかりに兵士に怒鳴り付けた。
「虚偽ではありません!!冒険者の方がやってきて!!」
「待ちなさい!!冒険者の方といいましたね!たった1人の冒険者がこの絶望的な状況をひっくり返せる訳ありません!!誰かその者を斬りなさい!虚偽の報告で皆を混乱させようとしています!」
何を言ってるのこの兵士は!!
しかし、誰も動かない。私は再度、命じようとした時、周りにいた兵士達が、
「虚偽ではありません!それは我々も最初は助かりたいばかりに幻覚を見たのかと疑いましたが!この報告は虚偽ではありません!」
まさか・・・本当に、助けが来た!!
私は涙を流した。
届いた!!祈りが!!
「うーん?もう、この辺にはモンスターはいないみたいだね?じゃあ、あとは王都外のモンスターを片しますか」
突然、オーガの死体に突き破られてできた穴から人が現れた。
「イリス様!そのお方です!我々を救って下さった冒険者は!」
私はそのお方を見たとき不覚にも見惚れてしまいました。
褐色の肌、後ろに結んだ桃髪に黄金の鎧を身に纏い真っ赤なマントを靡かせ歩いてくる姿に、まるで物語に出てくるような素敵な『男性』に。
「あら、テティちゃん今まで何処に行ってたの?」
「お母さんちょっと急いでるから後にして!お母さんに聞くけどお母さんの実家にはどうやって行くの?」
どうやらマルクスさんが家まで護衛してくれるらしく明日の朝に出発するらしい。ってそれ護衛じゃなくて護送じゃない?無理矢理じゃないよね?とお母さんに聞くとマルクスさんが朝に事情をお父さんやお母さんに説明しに来たようでお父さんにも話は通っているようだ。
しかし、私的にはちょっとマズイ!単純にお母さんの実家に暫く匿ってもらおうかと考えていたんだが、これではすぐにバレてしまう。一応、実家の場所を聞いたが王都から20kmほどの距離らしい。
うん?微妙ーー!!近いようで遠いような、どうしようか?
「テティちゃん、一緒に実家に行きましょう。あのねマルクス兄さんが来て貴方が王子様に連れ去られた説明されてね。それを聞いたパパが怒って兄さんを殴っちゃたの」
あれま、お父さんの仕置きパンチを受けちゃたの?あれは凄く痛いんだよね。
「その時に『例え王族だろうと絶対に助ける』って言ってくれたの。あと兄さんがパパに土下座までして今までの事も含めた謝罪をしてくれたの」
へ?そうなんだ、なら、そっちは解決したんだ、よかったね!全く、羨ましい限りだよ!!
「で?お父さんは今いるの?」
「パパはマルクス兄さんと飲みに行ったわよ。ドワーフ流の仲直りの儀式だなんとか言って酒場にいったわよ」
おいーー!!人が拐われている間に何してんだよ!私も混ざり行って来ようかと思ったら、
「すみません!テティさんはいらっしゃいますか!」
もの凄い勢いで玄関のドアを開けて入ってきたのは冒険者ギルドの受付譲のエダだった。
どうやらよほどのことが起こったらしい。話を聞くと隣国の『サランドラ神王国』から救援要請が来たらしい。なんでもモンスターの数万の大軍が王都に進行してきているようで国防軍や冒険者達も返り討ちにあっていてあと3日ほどしかもちそうにないようだ。今、冒険者ギルドにサランドラ神王国の転移魔法の使い手が待機している。
私のその話を聞いた時の心境は不謹慎だが、
ラッキーーー!!なんて都合がいいときに来てくれたんだ!
この国がダメなら、しばらく国外で冒険者活動すればいいだけじゃん!だって、ガウリィって王族だから子を成すことは義務なんだろう。なら、暫くいなくなれば諦めて別の嫁さんを探すだろう?
「なんて都合がいい・・・!ゲフン!ゲフン!けしからん奴等だな~!まったく!今すぐ助けに行こう!!」
「なんかいつも以上に気合い入ってない?」
気のせいだ!!さあさあ!!行くぞ!!
冒険者ギルドに向かい、サランドラの魔法使いの胸ぐらを掴みあげブンブン振り回す。さっさと連れていかんかい!と端からみればチンピラがオタクからカツアゲしているように見える。
で、連れられてきたんだが・・・王都が炎上していてモンスターが大量に入り込んできていた。
・・・・・3日もってないじゃねーか!!
慌てて戦場に向かう。
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「だ、誰か、たす、けて」
お父様、お母様、お兄様、誰か助けて!
私の名前はイリス。イリス=サランドラ。
サランドラ神王国の第一王女です。この国は今、窮地に立たされています。三週間前に我が国に出現したダンジョンから大量にモンスターが発生し原因はまだ不明ですが、そのモンスターの大軍が王都に向かってきていた。お父様やお母様やお兄様は軍を率いて討伐に出たのだがまだ報告がこない。留守を任された私は毎日家族の無事を祈り続けた。
だが、その祈りは届かなかったようだ。
数万のモンスターの大軍が王都近辺まで現れて、王都を囲むように迫ってきていると報告が来た。
冒険者ギルドに破格の報酬を用意。冒険者と国防軍で出撃したがモンスターの数の暴力により蹂躙されていく。
私は城に避難させられたが破壊音がどんどん町中に広がり続けている。
私には戦闘スキルをほとんど持っていない。
お父様は『ランク5』の槍士でお母様は『ランク4』の魔法使いとお兄様も『ランク4』の剣士だが私は『ランク2』の魔法使い。数人しかかけることができないショボすぎる補助系統の魔法しか使えない私が戦場にいても邪魔にしかならない。
私は王宮の謁見の間で祈り続けた。
「神様・・・お願いします、助けて!」
破壊音がどんどん近づいてきた。私はガクガクと震えながらただただ助けがくることを祈り続けた。それが無駄な行為だと思いつつも。
ドオーーーン!ドオーーーン!ドオーーーン!
一際大きな音が響き渡る。
ドゴオオオオオオオオオオオオオン!!!
壁を突き破って来たのは10mほどのオーガらしきモンスターが入ってきた。いや、違う。オーガらしきモンスターの上半身が飛んで来た。
いつの間にか町中から聞こえていた破壊音や人々の叫び声がやんでいた。
暫くして大勢の兵士がやってきた。その内の1人の兵士が報告してきた。
「報告します!王都内のモンスターが一掃されました!」
え?今、なんと言いましたか、この兵士?
「虚偽の報告はやめなさい!!」
私は信じられないとばかりに兵士に怒鳴り付けた。
「虚偽ではありません!!冒険者の方がやってきて!!」
「待ちなさい!!冒険者の方といいましたね!たった1人の冒険者がこの絶望的な状況をひっくり返せる訳ありません!!誰かその者を斬りなさい!虚偽の報告で皆を混乱させようとしています!」
何を言ってるのこの兵士は!!
しかし、誰も動かない。私は再度、命じようとした時、周りにいた兵士達が、
「虚偽ではありません!それは我々も最初は助かりたいばかりに幻覚を見たのかと疑いましたが!この報告は虚偽ではありません!」
まさか・・・本当に、助けが来た!!
私は涙を流した。
届いた!!祈りが!!
「うーん?もう、この辺にはモンスターはいないみたいだね?じゃあ、あとは王都外のモンスターを片しますか」
突然、オーガの死体に突き破られてできた穴から人が現れた。
「イリス様!そのお方です!我々を救って下さった冒険者は!」
私はそのお方を見たとき不覚にも見惚れてしまいました。
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