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一章
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一章
六年前。絹糸のような細い雨がさぁさぁと降り続いている。思わず身震いするほどに空気はひやりと冷え、初夏とは思えぬ寒さだ。
十四歳の誕生日を迎えたばかりのアデリナ・エバンス……いや、もうミュラーと姓を変えたのだった。アデリナは恨みがましい目で空を見あげている。灰色の雲に覆われたどんよりした空は、まるで彼女の胸のうちを映しているようだった。
今日のアデリナは漆黒のワンピース姿だった。緩くウェーブのかかった白銀の髪は後ろでひとつに束ねリボンを巻きつけただけだ。つい先日までは侍女が毎日美しく編みあげてくれていたのだが、今はもう髪の手入れなど自分の手でするしかない。隣に立つ彼女の母も同じく黒いドレスに身を包んでいる。弔いのための装束だ。
今日はアデリナの大好きな姉、クリスティアの葬儀が執り行われるのだ。彼女は十九歳の若さで自ら命を絶った。
権勢ある名門侯爵家エバンスの名を失ったアデリナたちに周囲の人間は冷たかった。かつては鬱陶しく思うほどに群がっていた人々は潮が引くように去っていった。
葬儀に参列するのは、母とアデリナ、クリスティアの夫であったフランツの家族の数名だけだ。とても寂しい、寂しすぎる葬儀だった。
「ごめんね、アデリナ」
消え入りそうな声でささやく母、レガッタにアデリナは必死で首を横に振った。
「ううん。お母さまがいてくれるから、私は大丈夫」
葬儀は盛大なほうがいいというのは真実だ。忙しいほうが余計なことを考えなくて済む。参列者のほとんどない葬儀はあっという間に終わってしまい、フランツの家族も早々に引きあげていってしまった。彼らとて、跡取りだったフランツを失ったばかりなのだ。双方の家についた傷はあまりに大きく、舐め合うことすらできやしない。
アデリナはゆっくりと時間をかけて、葬儀の片づけをしていた。ふと背中に視線を感じ、振り返る。そこにはアデリナと同じ年頃の少年が立っていた。白いシャツに明るいブルーのベスト、胸元には華やかなスカーフタイ。それは貴族の子息の普段着で、葬儀に参列する服装ではない。
アデリナは彼が何者か知っている。だが、喉がはりついたようになり、すぐには言葉が出てこない。息を吸うと、ひゅっと嫌な音を立てた。
やや切れ長の目がじっとアデリナを見据えている。
「なにを……なにをしに来たの?」
アデリナはようやく言葉を発した。彼女が予想していた以上に、その声色には敵意がにじむ。
「別に」
その短い答えも、平然としている彼の表情も、なにもかもが気に入らない。彼、カイの存在そのものがアデリナをいら立たせる。アデリナはひきつった笑みを浮かべた。
「あざ笑いに来たの? 参列者のいない寂しい葬儀を? おちぶれた私の家を?」
ヒステリックな叫び声が、強まってきた雨音にかき消される。アデリナも彼も傘を持っていなかった。冷たい雨がふたりの心と身体を冷やしていく。
なにも言わない彼にアデリナはますます腹を立てる。
「そりゃ楽しいでしょうね。オーギュスト家は長年の仇敵エバンス家を倒して、権勢は欲しいまま。あなたの未来は薔薇色ね」
カイは眉ひとつ動かさずアデリナの言葉を聞いている。対照的にアデリナの感情は昂っていくばかりだ。
「けどね、カイ。いくらなんでも自分たちが殺した女の葬儀を笑いに来るなんて悪趣味だわ」
「そうだな。だが、俺の兄はお前たちに殺された」
静かだが、強い口調だった。
「わかってる。わかってるのよ、そんなことは……」
アデリナはカイにではなく自分に向けてつぶやいた。
カイが、オーギュスト家が極悪人で、自分たちが哀れな被害者だったら、どれほどよかったことだろう。そうしたら存分にこの不幸にひたれたのに。
けれど現実はそうではない。オーギュスト家とエバンス家の争いは、どこにでも転がっている利己的な権力闘争だ。
ローゼンバルト帝国は西大陸の内地に位置する歴史ある大国で、強大な軍事力を持つ軍事国家でもある。他国と比べて特徴的なのは、皇族と宗教がより強く結びついていることだろうか。皇族は唯一神ハルスの分身とされており、国民にとって皇帝陛下とは神そのものに近い、絶対的な存在だった。
オーギュスト家とエバンス家は、はどちらも名門の侯爵家で長年にわたるライバルだった。急死した皇帝の継承権を巡り、皇太子派と皇弟派で両家はやはり対立した。どちらにも言い分があり、正義があった。互いに卑怯な手を使い蹴落とし合った。そして、この醜い争いに勝利したのは皇弟派だった。
皇弟カール・ホン・ウェルベルトがローゼンバルト帝国の玉座に座ることになった。新皇帝のもと、彼に味方したオーギュスト家の栄華は約束されたようなもの。一方、皇太子派だったエバンス家は粛清された。アデリナの父もクリスティアの夫であったフランツも死んだ。そして未来を悲観したクリスティアも自ら命を絶った。
エバンス家は取りつぶされ、母はアデリナとともに実家であるミュラー男爵家に身を寄せることになった。元々そう裕福ではなかったミュラー家だが、姻戚のエバンス家がこうなったことで今後の懐事情はますます厳しくなるだろう。
だが、オーギュスト家にも傷痕は残った。カイの長兄、優秀で将来は帝国を支える人材になると評判だったヴィルがこの皇位継承争いのなかで命を落としたのだ。彼の暗殺を指示したのはアデリナの父だ。
カイが悪いわけではない、彼を憎んでも仕方がない。アデリナも頭ではわかっているのだ。だが、今は憎むべき相手が必要だった。そうでないと、アデリナ自身も死にたくなりそうだった。
「自害なんてする奴はただの負け犬だ」
カイの言葉がアデリナの胸を深く抉る。クリスティアは美しく、強く、誇り高い女性だった。決して負け犬などではない。
アデリナは身体を震わせながら、カイを見る。透き通る氷のような薄青の瞳に、彼の姿が映り込んだ。カイは容赦なく続ける。
「俺の兄もお前の姉も、死んだら負けだ。この世界では生き延びた奴が勝者だ」
彼はつかつかとアデリナのもとに歩み出ると、彼女の胸ぐらをぐっとつかんだ。
「負け犬になりたきゃ、俺が殺してやろうか」
その瞳からはぞっとするほどの殺意が透けて見えた。殺したいほど憎んでいるのは、彼も同じなのだ。アデリナは彼の手を振り落とすと、きっとその瞳をにらみ返す。
「結構よ。私は死んだりしない。負け犬にはならないわ」
大好きな姉をおとしめられ、悔しくてたまらなかった。だが、アデリナはカイの言葉で気がついてしまった。自分も心の奥底では彼と同じ思いを抱いていたことに。
(クリスティア姉さま。どうして死んでしまったのよ? 私を置いてひとりで行ってしまうなんて……)
自分には姉をこの世にとどめておくだけの力がなかった。その事実がアデリナの胸を締めつける。カイを憎むことで、アデリナはそのむなしさから目を背けてしまいたかったのかもしれない。
アデリナは決してカイを嫌いではなかった。六歳から同じ帝国貴族学院に通い、首位を争ってきたよきライバルだ。彼の実力は認めているし、彼もまたそう思ってくれていると信じていた。オーギュスト家とエバンス家は、競い合いながらこれからも共栄していくのだと、アデリナは信じていたのだ。
六年前。絹糸のような細い雨がさぁさぁと降り続いている。思わず身震いするほどに空気はひやりと冷え、初夏とは思えぬ寒さだ。
十四歳の誕生日を迎えたばかりのアデリナ・エバンス……いや、もうミュラーと姓を変えたのだった。アデリナは恨みがましい目で空を見あげている。灰色の雲に覆われたどんよりした空は、まるで彼女の胸のうちを映しているようだった。
今日のアデリナは漆黒のワンピース姿だった。緩くウェーブのかかった白銀の髪は後ろでひとつに束ねリボンを巻きつけただけだ。つい先日までは侍女が毎日美しく編みあげてくれていたのだが、今はもう髪の手入れなど自分の手でするしかない。隣に立つ彼女の母も同じく黒いドレスに身を包んでいる。弔いのための装束だ。
今日はアデリナの大好きな姉、クリスティアの葬儀が執り行われるのだ。彼女は十九歳の若さで自ら命を絶った。
権勢ある名門侯爵家エバンスの名を失ったアデリナたちに周囲の人間は冷たかった。かつては鬱陶しく思うほどに群がっていた人々は潮が引くように去っていった。
葬儀に参列するのは、母とアデリナ、クリスティアの夫であったフランツの家族の数名だけだ。とても寂しい、寂しすぎる葬儀だった。
「ごめんね、アデリナ」
消え入りそうな声でささやく母、レガッタにアデリナは必死で首を横に振った。
「ううん。お母さまがいてくれるから、私は大丈夫」
葬儀は盛大なほうがいいというのは真実だ。忙しいほうが余計なことを考えなくて済む。参列者のほとんどない葬儀はあっという間に終わってしまい、フランツの家族も早々に引きあげていってしまった。彼らとて、跡取りだったフランツを失ったばかりなのだ。双方の家についた傷はあまりに大きく、舐め合うことすらできやしない。
アデリナはゆっくりと時間をかけて、葬儀の片づけをしていた。ふと背中に視線を感じ、振り返る。そこにはアデリナと同じ年頃の少年が立っていた。白いシャツに明るいブルーのベスト、胸元には華やかなスカーフタイ。それは貴族の子息の普段着で、葬儀に参列する服装ではない。
アデリナは彼が何者か知っている。だが、喉がはりついたようになり、すぐには言葉が出てこない。息を吸うと、ひゅっと嫌な音を立てた。
やや切れ長の目がじっとアデリナを見据えている。
「なにを……なにをしに来たの?」
アデリナはようやく言葉を発した。彼女が予想していた以上に、その声色には敵意がにじむ。
「別に」
その短い答えも、平然としている彼の表情も、なにもかもが気に入らない。彼、カイの存在そのものがアデリナをいら立たせる。アデリナはひきつった笑みを浮かべた。
「あざ笑いに来たの? 参列者のいない寂しい葬儀を? おちぶれた私の家を?」
ヒステリックな叫び声が、強まってきた雨音にかき消される。アデリナも彼も傘を持っていなかった。冷たい雨がふたりの心と身体を冷やしていく。
なにも言わない彼にアデリナはますます腹を立てる。
「そりゃ楽しいでしょうね。オーギュスト家は長年の仇敵エバンス家を倒して、権勢は欲しいまま。あなたの未来は薔薇色ね」
カイは眉ひとつ動かさずアデリナの言葉を聞いている。対照的にアデリナの感情は昂っていくばかりだ。
「けどね、カイ。いくらなんでも自分たちが殺した女の葬儀を笑いに来るなんて悪趣味だわ」
「そうだな。だが、俺の兄はお前たちに殺された」
静かだが、強い口調だった。
「わかってる。わかってるのよ、そんなことは……」
アデリナはカイにではなく自分に向けてつぶやいた。
カイが、オーギュスト家が極悪人で、自分たちが哀れな被害者だったら、どれほどよかったことだろう。そうしたら存分にこの不幸にひたれたのに。
けれど現実はそうではない。オーギュスト家とエバンス家の争いは、どこにでも転がっている利己的な権力闘争だ。
ローゼンバルト帝国は西大陸の内地に位置する歴史ある大国で、強大な軍事力を持つ軍事国家でもある。他国と比べて特徴的なのは、皇族と宗教がより強く結びついていることだろうか。皇族は唯一神ハルスの分身とされており、国民にとって皇帝陛下とは神そのものに近い、絶対的な存在だった。
オーギュスト家とエバンス家は、はどちらも名門の侯爵家で長年にわたるライバルだった。急死した皇帝の継承権を巡り、皇太子派と皇弟派で両家はやはり対立した。どちらにも言い分があり、正義があった。互いに卑怯な手を使い蹴落とし合った。そして、この醜い争いに勝利したのは皇弟派だった。
皇弟カール・ホン・ウェルベルトがローゼンバルト帝国の玉座に座ることになった。新皇帝のもと、彼に味方したオーギュスト家の栄華は約束されたようなもの。一方、皇太子派だったエバンス家は粛清された。アデリナの父もクリスティアの夫であったフランツも死んだ。そして未来を悲観したクリスティアも自ら命を絶った。
エバンス家は取りつぶされ、母はアデリナとともに実家であるミュラー男爵家に身を寄せることになった。元々そう裕福ではなかったミュラー家だが、姻戚のエバンス家がこうなったことで今後の懐事情はますます厳しくなるだろう。
だが、オーギュスト家にも傷痕は残った。カイの長兄、優秀で将来は帝国を支える人材になると評判だったヴィルがこの皇位継承争いのなかで命を落としたのだ。彼の暗殺を指示したのはアデリナの父だ。
カイが悪いわけではない、彼を憎んでも仕方がない。アデリナも頭ではわかっているのだ。だが、今は憎むべき相手が必要だった。そうでないと、アデリナ自身も死にたくなりそうだった。
「自害なんてする奴はただの負け犬だ」
カイの言葉がアデリナの胸を深く抉る。クリスティアは美しく、強く、誇り高い女性だった。決して負け犬などではない。
アデリナは身体を震わせながら、カイを見る。透き通る氷のような薄青の瞳に、彼の姿が映り込んだ。カイは容赦なく続ける。
「俺の兄もお前の姉も、死んだら負けだ。この世界では生き延びた奴が勝者だ」
彼はつかつかとアデリナのもとに歩み出ると、彼女の胸ぐらをぐっとつかんだ。
「負け犬になりたきゃ、俺が殺してやろうか」
その瞳からはぞっとするほどの殺意が透けて見えた。殺したいほど憎んでいるのは、彼も同じなのだ。アデリナは彼の手を振り落とすと、きっとその瞳をにらみ返す。
「結構よ。私は死んだりしない。負け犬にはならないわ」
大好きな姉をおとしめられ、悔しくてたまらなかった。だが、アデリナはカイの言葉で気がついてしまった。自分も心の奥底では彼と同じ思いを抱いていたことに。
(クリスティア姉さま。どうして死んでしまったのよ? 私を置いてひとりで行ってしまうなんて……)
自分には姉をこの世にとどめておくだけの力がなかった。その事実がアデリナの胸を締めつける。カイを憎むことで、アデリナはそのむなしさから目を背けてしまいたかったのかもしれない。
アデリナは決してカイを嫌いではなかった。六歳から同じ帝国貴族学院に通い、首位を争ってきたよきライバルだ。彼の実力は認めているし、彼もまたそう思ってくれていると信じていた。オーギュスト家とエバンス家は、競い合いながらこれからも共栄していくのだと、アデリナは信じていたのだ。
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