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卒業後
1124 星暦558年 青の月 16日 遊ぼう!(11)
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お勧めされた食事処はちゃんと開いているらしいと返事が来たので、俺ら4人とセビウス氏を入れた5人分の予約を入れた。
で、夕食時までは各自で自由行動。
セビウス氏は自分で適当に街の裏組織やギルドを回るんだろうなぁ。
俺ら3人組とケレナは取り敢えず適当に街を歩き回り、お土産に良さげな物が無いか探す予定。
パディン夫人とメイドの女性は適当に街を歩き回わりつつ夕食を食べて、自分たちのお土産用の物を探すと言っていた。
ニシンを買った場合には保存庫《フリッジ》に入れても良いよと言ってあるので、誰かがとんでもない量を買い占めない限り大丈夫だろう。
今回はノルダスで渡す用にそれなりの量の燻製や果物を入れるために大きな保存庫《フリッジ》を船倉に設置したからね。
それなりの量のお土産用品を入れてあるがまだ余裕があるし、ノルダスに着いたらあちこちでそれをバラまく予定だからちょっとやそっとの量をここで買いこんでも問題は無い筈。
今後も役に立つだろうと言うことでそのままあれは船に残しておく予定だ。
考えてみたらパストン島に新鮮な食材をお土産に持って行ったらジャレットやキャリーナに喜ばれるだろうしな。
ちなみに、哀れなズロクナは補給を任されている。
まあ、まだ王都を出て1日なんだから大して買う必要がある物なんてないだろうけど、多分シェフィート商会からも色々下調べなりサンプルの入手なりを言い渡されているだろうから、彼は気楽にチャールトンの街の散策を楽しむわけには行かないんだろうなぁ。
願わくは、王都に戻ってからシェフィート商会からボーナスが出ると期待しておこう。
俺たちからの報酬だって、俺らが気兼ねなく遊べるように酷使前提でそれなりな金額だし。
「へぇぇ、なんかこれって防水効果が強いのに思ったより重くなくて、にわか雨の時に急いで馬たちが濡れないよう上に防水布を広げるのに良いかも?」
何やら船乗り用の道具とかが置いてあるっぽい雑貨屋みたいな店に興味半分で入ったケレナが、横に積んであった布を見て興味を示した。
あれって船の帆布ってやつじゃないのか?
確かに防水じゃないと水を吸って重くなったら色々大変なんだろうが・・・あれを馬の為に持ち歩くのは幾ら見た目よりも重くなくても流石に大変なんじゃないか?
「そこそこ大きな範囲に展開できる雨除け用魔具を造ったんだから、それを使った方が良くない?
多分必要な大きさのこの布よりは魔具の方が軽いよ?」
シャルロが指摘する。
まあ、値段的には全然違うだろうが。
でもシャルロが作れば実質無料だし、態々新しく作らなくても工房にある試作品のどれかを使えばそれで良いんじゃないか?
「そう言えば、そんなことを言ってたわね。
庭でお茶会に使えばなんて言っていたから、忘れてたわ」
ケレナが軽く笑いながら言った。
さてはお茶会に関わる気が無くて聞き流したな?
お洒落をするのはそれ程嫌いじゃないっぽいのに、お茶会とかパーティが嫌いって・・・ある意味、シャルロと結婚出来てマジで良かったな。
普通の貴族と結婚したら大変だっただろう。
貴族じゃなくても、それなりな商家とかだって人付き合いは重要ってことでお茶会っぽい感じの集まりはちょくちょくやっているらしいし、アレクの母親の話を聞く限り、商家の女はそれこそお茶会で色々と情報収集をしたり売り込みをするから却って貴族の社交よりも真剣にやっている場合もあるっぽい。
まあ、地方に引っ込んで農業とかその地方の産業の発展に手を尽くすタイプの貴族だったら冬の社交シーズンにも王都に来ずに領地で残るのもありなのかも?
流石に旦那は王宮へ顔を出さねばならないだろうからそいつがついでに社交シーズン中に浮気する危険性は高そうな気もするが。
それはともかく。
ちょっと船で釣りとかしても良いかもという話になり、シャルロとアレクが釣竿を色々見比べ始めた。
猛烈な速度で移動している間は魚も餌に追いつけなくて食い付き様がない気がするが、停泊中だったらありかもだな。
港で釣れる魚が何を食べているかはちょっと微妙な気もするが。
意外にも釣りはアレクもそれなりに上手いんだよなぁ。
俺は・・・あのぬるっとした魚の手触りがそれ程好きではないし、どうせこの街でニシンの何かを買う予定なので、自分で獲らなくてもいいかな~ということでノンビリ店の中見回していた。
お?
真水抽水魔具も売られている。
漁船に必要無いと思うが、大き目な船だったら泊りがけで遠海まで行くこともあるのかな?
あとは・・・何やら瓶詰の魚と一緒に瓶詰の野菜とかも売ってあるな。
美味しいんかな?
で、夕食時までは各自で自由行動。
セビウス氏は自分で適当に街の裏組織やギルドを回るんだろうなぁ。
俺ら3人組とケレナは取り敢えず適当に街を歩き回り、お土産に良さげな物が無いか探す予定。
パディン夫人とメイドの女性は適当に街を歩き回わりつつ夕食を食べて、自分たちのお土産用の物を探すと言っていた。
ニシンを買った場合には保存庫《フリッジ》に入れても良いよと言ってあるので、誰かがとんでもない量を買い占めない限り大丈夫だろう。
今回はノルダスで渡す用にそれなりの量の燻製や果物を入れるために大きな保存庫《フリッジ》を船倉に設置したからね。
それなりの量のお土産用品を入れてあるがまだ余裕があるし、ノルダスに着いたらあちこちでそれをバラまく予定だからちょっとやそっとの量をここで買いこんでも問題は無い筈。
今後も役に立つだろうと言うことでそのままあれは船に残しておく予定だ。
考えてみたらパストン島に新鮮な食材をお土産に持って行ったらジャレットやキャリーナに喜ばれるだろうしな。
ちなみに、哀れなズロクナは補給を任されている。
まあ、まだ王都を出て1日なんだから大して買う必要がある物なんてないだろうけど、多分シェフィート商会からも色々下調べなりサンプルの入手なりを言い渡されているだろうから、彼は気楽にチャールトンの街の散策を楽しむわけには行かないんだろうなぁ。
願わくは、王都に戻ってからシェフィート商会からボーナスが出ると期待しておこう。
俺たちからの報酬だって、俺らが気兼ねなく遊べるように酷使前提でそれなりな金額だし。
「へぇぇ、なんかこれって防水効果が強いのに思ったより重くなくて、にわか雨の時に急いで馬たちが濡れないよう上に防水布を広げるのに良いかも?」
何やら船乗り用の道具とかが置いてあるっぽい雑貨屋みたいな店に興味半分で入ったケレナが、横に積んであった布を見て興味を示した。
あれって船の帆布ってやつじゃないのか?
確かに防水じゃないと水を吸って重くなったら色々大変なんだろうが・・・あれを馬の為に持ち歩くのは幾ら見た目よりも重くなくても流石に大変なんじゃないか?
「そこそこ大きな範囲に展開できる雨除け用魔具を造ったんだから、それを使った方が良くない?
多分必要な大きさのこの布よりは魔具の方が軽いよ?」
シャルロが指摘する。
まあ、値段的には全然違うだろうが。
でもシャルロが作れば実質無料だし、態々新しく作らなくても工房にある試作品のどれかを使えばそれで良いんじゃないか?
「そう言えば、そんなことを言ってたわね。
庭でお茶会に使えばなんて言っていたから、忘れてたわ」
ケレナが軽く笑いながら言った。
さてはお茶会に関わる気が無くて聞き流したな?
お洒落をするのはそれ程嫌いじゃないっぽいのに、お茶会とかパーティが嫌いって・・・ある意味、シャルロと結婚出来てマジで良かったな。
普通の貴族と結婚したら大変だっただろう。
貴族じゃなくても、それなりな商家とかだって人付き合いは重要ってことでお茶会っぽい感じの集まりはちょくちょくやっているらしいし、アレクの母親の話を聞く限り、商家の女はそれこそお茶会で色々と情報収集をしたり売り込みをするから却って貴族の社交よりも真剣にやっている場合もあるっぽい。
まあ、地方に引っ込んで農業とかその地方の産業の発展に手を尽くすタイプの貴族だったら冬の社交シーズンにも王都に来ずに領地で残るのもありなのかも?
流石に旦那は王宮へ顔を出さねばならないだろうからそいつがついでに社交シーズン中に浮気する危険性は高そうな気もするが。
それはともかく。
ちょっと船で釣りとかしても良いかもという話になり、シャルロとアレクが釣竿を色々見比べ始めた。
猛烈な速度で移動している間は魚も餌に追いつけなくて食い付き様がない気がするが、停泊中だったらありかもだな。
港で釣れる魚が何を食べているかはちょっと微妙な気もするが。
意外にも釣りはアレクもそれなりに上手いんだよなぁ。
俺は・・・あのぬるっとした魚の手触りがそれ程好きではないし、どうせこの街でニシンの何かを買う予定なので、自分で獲らなくてもいいかな~ということでノンビリ店の中見回していた。
お?
真水抽水魔具も売られている。
漁船に必要無いと思うが、大き目な船だったら泊りがけで遠海まで行くこともあるのかな?
あとは・・・何やら瓶詰の魚と一緒に瓶詰の野菜とかも売ってあるな。
美味しいんかな?
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