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第一章 ~転生編~
第十一話 「妹のようなもの」
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結論からいうと、俺に抱きついてきた女の子は、俺の妹ではなかった。
――妹のようなもの、だった。
■ ■ ■
「おにーたま! おかえりなさい!」
「は、はい。ただいま、です……」
驚きから、返事をすることができなかった俺を相手に、女の子は諦めず三度目のおかえりを言う。
「おみやげは!?」
おっとぉ。
そうきたか……。
だからこんなにテンションが高かったのかな?
「ごめんね。お土産は、ないんだ……」
いや、もしかするとカルベラかユウベルトは用意しているかもしれないが、少なくとも俺は用意していない。
ユウリが女の子に用意したお土産は、ない。
その言葉の意味が女の子の脳に届いたと思われたあと、女の子はぽかんと口を開け、目を丸くした。
「やくそく、わすれちゃったの……?」
……そうか。
事故にあう前、セントリアを出発する前、馬車に乗り込む前に、ユウリはこの子と約束を交わしていたのだ。
心が痛む。
この子がいま目にしているユウリ=シュタットフェルトは、以前とは別人なのだ。
容姿や血筋は変わっていない。だけど記憶や知識が大きく変わっている。
元の中身は亡くなり、新たな人格が入り込んだ。偽者のユウリ。
俺はこの子と約束したことを、知ることができなかった。
「…………っ、ごめんね」
目を丸くして、口をぽかんと開けたまま、女の子の目にはじわじわと涙が溜まっていった。
そしてついに――決壊する。
「あああああああああああああぁんっ!!」
泣き出してしまったのだ。
あぁ、世知辛い。
「シリア、どうしました……?」
カルベラが、泣いてしまった女の子に駆け寄り、事情を尋ねる。
訪ね先は女の子ではない。俺だった。
カルベラは不安そうな表情を作る。
「おかっ、はっ、おにぃた、が、おみっああああぁん!」
まずカルベラに事情を説明したのは、女の子だった。
だがどうにも容量を得なかったようで、眉をひそめていた。
「僕が、約束していたおみあげを、買ってこれなくて……」
俺のその一言で、全てを察したのだろう。
カルベラは俺に以前の記憶がないことを知っている。
俺がいま覚えていることは、自身の名前と、事故で亡くなった母親の名前だけだったのだから。
カルベラは寂しそうに微笑み、女の子の頭をすっと撫でた。
俺が女の子を泣かせてしまった経緯は説明できたが、解決したわけではない。
依然、女の子は泣き止んでいないのだ。
だけど俺は、どうすればいいかわからなかった。
地球にいたときから、子供が苦手だった。壊れ物を扱っているようで、触ることすら恐いと感じていた。
嫌いではないが、決して得意でもなかったのだ。
「おうおう、嬢ちゃん。女に涙は似合わんで。女には笑顔が一番似合う。ほら、涙をぐっと飲み込んで、にこにこ笑わな。とりあえず笑っておけば大抵のことはなんとかなるで」
スズメはそう言いながら、女の子の頭の上に腰を降ろした。
……くそう。
いぶし銀じゃないか。スズメさんよう。
鳥類のくせに、なんて格好いい台詞を吐きやがる。
「…………」
だがその効果は抜群のようだった。
女の子がぴたっと泣き止んだのだ。
……まあ、多分スズメの言葉は女の子に届いていないと思うけど。
女の子は、自身の頭の上に乗ったなにものかに、混乱しているようだった。
「んぎゃっ!?」
そして女の子は、両の手を頭上へ勢いよく振り上げ、スズメを手の中に閉じ込めた。
スズメを目線の高さまで降ろしていき、じーっと視線を向け始めた。
「なんや!? 離せっちゅうねん! 痛い! 痛いでほんま!」
スズメはじたばたと女の子の手の中で暴れるが、女の子はじっとスズメを見つめたまま離さない。
いかんな。
とりあえず開放してもらわなければ。
翼が折れでもしたら飛べなくなってしまう。
女の子の涙を止めてもらった恩を、いまここで返すぞ。スズメよ。
「あの、シリア……ちゃん? その子、『捕まえられて、苦しい』って言ってるんだ。離してあげてくれないかな……?」
強気にいけない俺だった。
「おにーたま、ぴーとぅのことば、わかるの!?」
女の子は――シリアは、スズメから目線を外し俺へと顔を向けた。
いや、まずは離してくれぃ。
「うん、友達なんだ。さっきは『泣き止んで、笑ったほうが可愛いよ』って言っていたよ?」
「シリアも、なりたい! ともだちになりたい!」
会話のキャッチボール。
大事なことだと思うぜ俺は。
「坊っちゃん、早いとこ助けてやぁ……!」
じたばたと暴れるスズメ。
待っていろ。俺はお前を、見捨てない。
「シリアちゃん。友達になりたいなら、相手が嫌がることをしちゃいけないよ?」
その言葉が耳に入った途端、シリアは手から力を抜いた。
「ふぃ~、助かったでほんま。おおきに、坊っちゃん」
スズメはシリアの手から開放されたあと、俺の頭の上に移動してきた。
羽などは傷ついていないようだ。よかったよかった。
シリアは、俺の頭の上を見つめながら、またも口をぽかんと開けていた。
「……スズメ。この子……シリアが友達になりたいってさ」
「ほっほう。人気物は辛いなぁ。まぁおっちゃんに惚れてまうのもわからん話じゃないけどな? よっしゃ、ええで。おっちゃん器が大きいからな、さっきのことは綺麗さっぱり水に流したる」
……突っ込みたいが、我慢だ!
なにしろシリアを泣き止ませてくれた恩もあるのだ。
「シリアちゃん。この子が『いまからシリアちゃんと僕は友達だよ』って言ってるよ」
「すずめってなに!? なまえ!?」
「…………う、うん。そうだね、名前かな……」
かなり優しく翻訳してあげたのに……。
自らの欲求に素直な生き物、ザ・子供である。
「おにーたま! すずめと、あそんできてもいい!?」
シリアの質問を、
「スズメ。シリアが一緒に遊びたいって言っているけど、どうかな」
俺はそのまま通訳する。
「おう、ええで。おっちゃんが危ない遊び教えたる。大人の魅力って奴を、たっぷりと身体に覚え込ませてやるわ」
教えんなよ!
ったく、こんな幼女にすらお前はセクハラをかますのか。
「『いいよ、一緒に遊ぼう』って、言ってるよ」
「やったぁ! すずめ! こっちー!!」
「お、競争か? 駆けっこか? 受けてたつでぇ。こう見えてもおっちゃん、若いころは『早食い野郎』と呼ばれていてな――」
家の門に向かって駆け出すシリアを追って、スズメも飛んでいく。
ようし、もう我慢の限界だぜ?
開放するよ。そりゃもう、遠慮なく。
突っ込んじゃうぜ、俺。
「食べる早さと飛ぶ速さはかんけぇねぇーーーーー!! しかもお前飛んでるから、駆けっこではなーーい!!」
両手を口に沿え、メガホンのように形作り、俺は大声で叫んだ。
ふう、すっきりした。
「ユ、ユウリ……?」
「あ、ごめんなさい……大声を出してしまって……」
「あ、あぁ。いやいいんだ。子供は元気なのが一番さ」
「はい……」
恥ずかしい!
でも後悔はないという、不思議な感覚だぜ。
「ユウリ様」
「は、はい」
庭師であろう大柄の男性が、俺の前にすっと踏み出てきた。
「旦那様から、事情をお聞きしました。お辛かったでしょう」
「いえ……ありがとうございます」
「改めて名乗らせていただきます。ランドルと申します。ユウリ様の家を任されている従者の一人です。今後とも、よろしくお願い致します」
男性――ランドルは胸に手を当て、軽く会釈する。
「ごめんなさい。なにも覚えていなくて……」
「事故にあわれたのです。ユウリ様が謝ることではありません」
「そう言っていただけると、助かります」
「……人が変わられたように、しっかりなさいましたね」
ギクリ。
すぐ忘れそうになっていかんな。
ユウリは現在五歳。敬語を使うこと自体が違和感になってしまうのだ。
だけどもう、それでもいいかとも考えていた。
なにをどうしても、俺はいまユウリ=シュタットフェルトなのだから。
やりたいように、やればいいのだ。
「先ほどの子は、名をシリアといいます。私とカルベラの娘になります」
そうか。
シリアは、ランドルとカルベラの子供なのか。
「私どもも、旦那様のご厚誼をたまわりまして、ユウリ様の家でご一緒に寝泊りさせていただいています。なにか申し付けたいことがある場合、私かカルベラに声をお掛けください」
「はい、わかりました。よろしくお願いします」
シュタットフェルト家に仕えているという二人とその子供、シリアも同じ家で暮らしているのか。
身分という違いはあれど、言ってみれば家族みたいなものだ。
だからシリアは俺を「おにーたま」と呼んで、慕っていたのだ。
うん、疑問が解消された。
すっきりとして、いい気分だ。
「では、屋敷の中を案内させていただきます」
「うん」
カルベラが、屋敷に入るよう促した。
俺は玄関をくぐる。
俺がユウリになって、初めて入る家だけど、やっぱり帰宅時はこの言葉がふさわしいだろう。
「ただいま」
そしてよろしく。
俺の家。俺の実家。
セントリア――俺の、故郷になる街。
こうして俺は、第二の人生を始めてからようやく、自宅への帰還を果たしたのだ。
「おかえり」という声が、どこからか聞こえた気がした。
――妹のようなもの、だった。
■ ■ ■
「おにーたま! おかえりなさい!」
「は、はい。ただいま、です……」
驚きから、返事をすることができなかった俺を相手に、女の子は諦めず三度目のおかえりを言う。
「おみやげは!?」
おっとぉ。
そうきたか……。
だからこんなにテンションが高かったのかな?
「ごめんね。お土産は、ないんだ……」
いや、もしかするとカルベラかユウベルトは用意しているかもしれないが、少なくとも俺は用意していない。
ユウリが女の子に用意したお土産は、ない。
その言葉の意味が女の子の脳に届いたと思われたあと、女の子はぽかんと口を開け、目を丸くした。
「やくそく、わすれちゃったの……?」
……そうか。
事故にあう前、セントリアを出発する前、馬車に乗り込む前に、ユウリはこの子と約束を交わしていたのだ。
心が痛む。
この子がいま目にしているユウリ=シュタットフェルトは、以前とは別人なのだ。
容姿や血筋は変わっていない。だけど記憶や知識が大きく変わっている。
元の中身は亡くなり、新たな人格が入り込んだ。偽者のユウリ。
俺はこの子と約束したことを、知ることができなかった。
「…………っ、ごめんね」
目を丸くして、口をぽかんと開けたまま、女の子の目にはじわじわと涙が溜まっていった。
そしてついに――決壊する。
「あああああああああああああぁんっ!!」
泣き出してしまったのだ。
あぁ、世知辛い。
「シリア、どうしました……?」
カルベラが、泣いてしまった女の子に駆け寄り、事情を尋ねる。
訪ね先は女の子ではない。俺だった。
カルベラは不安そうな表情を作る。
「おかっ、はっ、おにぃた、が、おみっああああぁん!」
まずカルベラに事情を説明したのは、女の子だった。
だがどうにも容量を得なかったようで、眉をひそめていた。
「僕が、約束していたおみあげを、買ってこれなくて……」
俺のその一言で、全てを察したのだろう。
カルベラは俺に以前の記憶がないことを知っている。
俺がいま覚えていることは、自身の名前と、事故で亡くなった母親の名前だけだったのだから。
カルベラは寂しそうに微笑み、女の子の頭をすっと撫でた。
俺が女の子を泣かせてしまった経緯は説明できたが、解決したわけではない。
依然、女の子は泣き止んでいないのだ。
だけど俺は、どうすればいいかわからなかった。
地球にいたときから、子供が苦手だった。壊れ物を扱っているようで、触ることすら恐いと感じていた。
嫌いではないが、決して得意でもなかったのだ。
「おうおう、嬢ちゃん。女に涙は似合わんで。女には笑顔が一番似合う。ほら、涙をぐっと飲み込んで、にこにこ笑わな。とりあえず笑っておけば大抵のことはなんとかなるで」
スズメはそう言いながら、女の子の頭の上に腰を降ろした。
……くそう。
いぶし銀じゃないか。スズメさんよう。
鳥類のくせに、なんて格好いい台詞を吐きやがる。
「…………」
だがその効果は抜群のようだった。
女の子がぴたっと泣き止んだのだ。
……まあ、多分スズメの言葉は女の子に届いていないと思うけど。
女の子は、自身の頭の上に乗ったなにものかに、混乱しているようだった。
「んぎゃっ!?」
そして女の子は、両の手を頭上へ勢いよく振り上げ、スズメを手の中に閉じ込めた。
スズメを目線の高さまで降ろしていき、じーっと視線を向け始めた。
「なんや!? 離せっちゅうねん! 痛い! 痛いでほんま!」
スズメはじたばたと女の子の手の中で暴れるが、女の子はじっとスズメを見つめたまま離さない。
いかんな。
とりあえず開放してもらわなければ。
翼が折れでもしたら飛べなくなってしまう。
女の子の涙を止めてもらった恩を、いまここで返すぞ。スズメよ。
「あの、シリア……ちゃん? その子、『捕まえられて、苦しい』って言ってるんだ。離してあげてくれないかな……?」
強気にいけない俺だった。
「おにーたま、ぴーとぅのことば、わかるの!?」
女の子は――シリアは、スズメから目線を外し俺へと顔を向けた。
いや、まずは離してくれぃ。
「うん、友達なんだ。さっきは『泣き止んで、笑ったほうが可愛いよ』って言っていたよ?」
「シリアも、なりたい! ともだちになりたい!」
会話のキャッチボール。
大事なことだと思うぜ俺は。
「坊っちゃん、早いとこ助けてやぁ……!」
じたばたと暴れるスズメ。
待っていろ。俺はお前を、見捨てない。
「シリアちゃん。友達になりたいなら、相手が嫌がることをしちゃいけないよ?」
その言葉が耳に入った途端、シリアは手から力を抜いた。
「ふぃ~、助かったでほんま。おおきに、坊っちゃん」
スズメはシリアの手から開放されたあと、俺の頭の上に移動してきた。
羽などは傷ついていないようだ。よかったよかった。
シリアは、俺の頭の上を見つめながら、またも口をぽかんと開けていた。
「……スズメ。この子……シリアが友達になりたいってさ」
「ほっほう。人気物は辛いなぁ。まぁおっちゃんに惚れてまうのもわからん話じゃないけどな? よっしゃ、ええで。おっちゃん器が大きいからな、さっきのことは綺麗さっぱり水に流したる」
……突っ込みたいが、我慢だ!
なにしろシリアを泣き止ませてくれた恩もあるのだ。
「シリアちゃん。この子が『いまからシリアちゃんと僕は友達だよ』って言ってるよ」
「すずめってなに!? なまえ!?」
「…………う、うん。そうだね、名前かな……」
かなり優しく翻訳してあげたのに……。
自らの欲求に素直な生き物、ザ・子供である。
「おにーたま! すずめと、あそんできてもいい!?」
シリアの質問を、
「スズメ。シリアが一緒に遊びたいって言っているけど、どうかな」
俺はそのまま通訳する。
「おう、ええで。おっちゃんが危ない遊び教えたる。大人の魅力って奴を、たっぷりと身体に覚え込ませてやるわ」
教えんなよ!
ったく、こんな幼女にすらお前はセクハラをかますのか。
「『いいよ、一緒に遊ぼう』って、言ってるよ」
「やったぁ! すずめ! こっちー!!」
「お、競争か? 駆けっこか? 受けてたつでぇ。こう見えてもおっちゃん、若いころは『早食い野郎』と呼ばれていてな――」
家の門に向かって駆け出すシリアを追って、スズメも飛んでいく。
ようし、もう我慢の限界だぜ?
開放するよ。そりゃもう、遠慮なく。
突っ込んじゃうぜ、俺。
「食べる早さと飛ぶ速さはかんけぇねぇーーーーー!! しかもお前飛んでるから、駆けっこではなーーい!!」
両手を口に沿え、メガホンのように形作り、俺は大声で叫んだ。
ふう、すっきりした。
「ユ、ユウリ……?」
「あ、ごめんなさい……大声を出してしまって……」
「あ、あぁ。いやいいんだ。子供は元気なのが一番さ」
「はい……」
恥ずかしい!
でも後悔はないという、不思議な感覚だぜ。
「ユウリ様」
「は、はい」
庭師であろう大柄の男性が、俺の前にすっと踏み出てきた。
「旦那様から、事情をお聞きしました。お辛かったでしょう」
「いえ……ありがとうございます」
「改めて名乗らせていただきます。ランドルと申します。ユウリ様の家を任されている従者の一人です。今後とも、よろしくお願い致します」
男性――ランドルは胸に手を当て、軽く会釈する。
「ごめんなさい。なにも覚えていなくて……」
「事故にあわれたのです。ユウリ様が謝ることではありません」
「そう言っていただけると、助かります」
「……人が変わられたように、しっかりなさいましたね」
ギクリ。
すぐ忘れそうになっていかんな。
ユウリは現在五歳。敬語を使うこと自体が違和感になってしまうのだ。
だけどもう、それでもいいかとも考えていた。
なにをどうしても、俺はいまユウリ=シュタットフェルトなのだから。
やりたいように、やればいいのだ。
「先ほどの子は、名をシリアといいます。私とカルベラの娘になります」
そうか。
シリアは、ランドルとカルベラの子供なのか。
「私どもも、旦那様のご厚誼をたまわりまして、ユウリ様の家でご一緒に寝泊りさせていただいています。なにか申し付けたいことがある場合、私かカルベラに声をお掛けください」
「はい、わかりました。よろしくお願いします」
シュタットフェルト家に仕えているという二人とその子供、シリアも同じ家で暮らしているのか。
身分という違いはあれど、言ってみれば家族みたいなものだ。
だからシリアは俺を「おにーたま」と呼んで、慕っていたのだ。
うん、疑問が解消された。
すっきりとして、いい気分だ。
「では、屋敷の中を案内させていただきます」
「うん」
カルベラが、屋敷に入るよう促した。
俺は玄関をくぐる。
俺がユウリになって、初めて入る家だけど、やっぱり帰宅時はこの言葉がふさわしいだろう。
「ただいま」
そしてよろしく。
俺の家。俺の実家。
セントリア――俺の、故郷になる街。
こうして俺は、第二の人生を始めてからようやく、自宅への帰還を果たしたのだ。
「おかえり」という声が、どこからか聞こえた気がした。
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