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堕ちた聖女
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「この首飾りは、私の発する気配を抑えるためのものです。……もう必要ありませんわね」
手に持っていた首下がりをシャノンはぽい、と放り捨てる。
「気配を、抑える……?」
「ええ。あなたなら感じ取れるでしょう? 私に満ちる『あの方』の寵愛を」
「……魔神の妖気なら、嫌ってほど感じます」
正直、眩暈がするレベルだ。
ただの人間とは思えない。
「だからこそこの魔道具が必要だったのです。あなたに私の存在がバレると厄介でしたので」
かつて聖女だったシャノンだからこそできる対策だろう。
聖女候補の能力について彼女は知り尽くしているのだ。
「とまあ、そんな工夫のお陰でこうして衝撃の登場を演出できたわけです。
あ、ちなみにここまでの流れの元ネタは『白仮面の怪人』です。気付いてました?
ふふふ私あれ大好きですのよ。百五十年前の作品ですけど」
「……ふざけてるんですか?」
「久々の他人との会話を楽しんでるだけですわ」
シャノンはにこにこと笑っている。
「だいたい、どうしてあなたが生きているんですか!? あなたはずっと昔に処刑されたはずです!」
「私は『あの方』のお気に入りですから。それに私、ちゃんと死体ですのよ。ほら」
「――っ! つ、冷たい……?」
シャノンが倒れたままの私の頬に触れる。
その指はぞっとするほど冷たかった。
「そうです。血の通わない、動く死体。『あの方』の意思をまっとうするための手足。それが今の私です」
何てことのないように言ってシャノンは私から離れる。
あの方? お気に入り? 動く死体? ……一体どういうことなのか。
混乱をさらに深める私の前で、シャノンはふーむと顎に手を当てる。
「さて、何から話しましょうか……ま、見せてほうが簡単ですわね」
とん、とシャノンが靴で地面を叩く。
するとそれが合図になったかのように、真横の壁が下に引っ込んでいった。
隠し扉……?
そしてその向こうに見えるものに私は目を見開いた。
「な、何ですかあれ!?」
壁の奥には十人近い人影が立っている。
けれど立っているだけでびくりとも動かない。
「あれこそ私たちが魔力を集めていた本来の目的です」
「本来の目的……? でも、さっき魔力はロゼに渡すために集めたって」
「ああ、あれは嘘ですわ」
「う、嘘?」
あっさりと言ってのけたシャノンに私は唖然とする。
「ああ言ったほうがロゼに協力させやすかったんですのよ。
彼女の【土妖精】の魔術、本当に便利でしたわ。
さらう相手に一体つけておき、相手が一人になったときに知らせてくれる。
しかも小さいから目立たない。
気付いていませんでしたの? あなたにも、一体くっついていましたのよ」
土妖精。
ダンジョン実習の時にロゼが見せた改造魔術だ。
索敵に優れ、偵察先で得た情報を手元に残した個体で受け取ることができる。
(私がずっと感じていた視線はそれだったんですか……!)
どうりで私がパーティ会場の外に一人でいたとき、狙ったようにロゼが来たわけだ。
土妖精のサイズなら隠れるのも容易だろう。
そしてシャノンはその土妖精を利用するために、ロゼを騙していたのだ。
「なら、あなたたちの本当の目的は何なんですか!?」
私が問うとシャノンは懐から白い破片のようなものを取り出した。
「私たちの本当の目的は『これ』ですわ」
瞬間、シャノンの持つ杖が強く輝いた。
青い光が放たれ、シャノンがもう片方の手で持つ白い破片を包み込んでいく。
青い光は破片の周囲を覆い、形を変え――やがて人型へと変化する。
シャノンがうっとりするように告げた。
「優れた人材はどこにいるかわかりまして、セルビア?
――それは過去です。
人類の歴史には素晴らしい能力を持った者が大勢いました。
優れた剣士、優れた魔術師、優れた策士。
そういった人間を『呼び戻せば』、最高の部隊ができあがるのです」
「……!?」
青い光が収まったとき、そこにいたのは一人の男性だった。
ただし表情は虚ろで生気は一切感じない。
それを見てシャノンは満足げに微笑む。
「この男は、かつてシャレアの精鋭魔術部隊を壊滅させた騎士です。
その遺骨を核として魔力で肉付けし、『生ける屍』としてよみがえらせました。
『生ける屍』は術者の命令に絶対服従。
さらに私が作ったものは、生前の技術すら再現できます」
『…………』
シャノンが手をかざすと地面の土が盛り上がり、やがて剣へと変化する。
『生ける屍』と化した男性はその剣の柄を取り、その場で数度振ってみせる。
風を斬る音が遅れて聞こえるほどの剣速。
素人の私にもこの人物の剣技が凄まじいものだと理解できた。
「生前の強さを再現できる、過去の英雄をよみがえらせること……それがあなたの目的ですか」
「ええ。ま、それも過程の一つでしかありませんけれど」
にっこりと、あどけなさすら感じる笑みでシャノンはそう言った。
それからこう続ける。
「どうせ気になるでしょうから、さっさとネタばらしもしてしまいましょう。
計画の具体的な手順はこうです。
まず、私は一年前にこの街に来ました。
理由は二つ――魔力集めと、『彼女』の遺骨の回収です。『生ける屍』を作るにはその人物の体の一部が必要ですからね」
シャノンは仮面の剣士をちらりと見やる。
「彼女……?」
「ナギサ・スナシロと言えばわかりまして? 先代の『剣神』ですわ」
「――ッ!」
シャノンは仮面の剣士の顔に手をやり、その仮面を外す。
仮面の剣士の素顔は、生前は美人だったことを窺わせる女性のものだった。
意外なことに年齢もそこまで高くないように見える。
(……この女性が、先代『剣神』?)
五年前の時点でハルクさんを凌ぐ実力を持ち、街を襲った竜と刺し違えたという、あの?
シャノンは仮面をその女性につけ直しつつ言った。
「ふふ、彼女は長い人類の歴史の中でも、間違いなくトップクラスの強者です。
私の本当の目的のためには欠かせない存在ですのよ」
わずかに胸を張ってそう言うシャノン。
驚愕したままの私をよそにシャノンはさらに話を進める。
「シャノンの遺骨を手に入れた私は、次に賢者を殺しました。そして彼になりかわり、街の警備システムや人材を把握。
さらに街の研究者を使い、この魔力を溜める杖も開発させました。
後はさっきロゼが話した通りですわ。
相手が一人になったところを見計らい、土魔術でさらっていましたの」
「ま、待ってください! 今の話はおかしいです!」
「あらもしかしてその指摘、『推理令嬢シャーロットの沈黙』が元ネタですの? ふふふ中々のクオリティではありませんか」
「ああもう、わけのわからないことを言わないでください!」
さっきからやりにくくて仕方ない!
手に持っていた首下がりをシャノンはぽい、と放り捨てる。
「気配を、抑える……?」
「ええ。あなたなら感じ取れるでしょう? 私に満ちる『あの方』の寵愛を」
「……魔神の妖気なら、嫌ってほど感じます」
正直、眩暈がするレベルだ。
ただの人間とは思えない。
「だからこそこの魔道具が必要だったのです。あなたに私の存在がバレると厄介でしたので」
かつて聖女だったシャノンだからこそできる対策だろう。
聖女候補の能力について彼女は知り尽くしているのだ。
「とまあ、そんな工夫のお陰でこうして衝撃の登場を演出できたわけです。
あ、ちなみにここまでの流れの元ネタは『白仮面の怪人』です。気付いてました?
ふふふ私あれ大好きですのよ。百五十年前の作品ですけど」
「……ふざけてるんですか?」
「久々の他人との会話を楽しんでるだけですわ」
シャノンはにこにこと笑っている。
「だいたい、どうしてあなたが生きているんですか!? あなたはずっと昔に処刑されたはずです!」
「私は『あの方』のお気に入りですから。それに私、ちゃんと死体ですのよ。ほら」
「――っ! つ、冷たい……?」
シャノンが倒れたままの私の頬に触れる。
その指はぞっとするほど冷たかった。
「そうです。血の通わない、動く死体。『あの方』の意思をまっとうするための手足。それが今の私です」
何てことのないように言ってシャノンは私から離れる。
あの方? お気に入り? 動く死体? ……一体どういうことなのか。
混乱をさらに深める私の前で、シャノンはふーむと顎に手を当てる。
「さて、何から話しましょうか……ま、見せてほうが簡単ですわね」
とん、とシャノンが靴で地面を叩く。
するとそれが合図になったかのように、真横の壁が下に引っ込んでいった。
隠し扉……?
そしてその向こうに見えるものに私は目を見開いた。
「な、何ですかあれ!?」
壁の奥には十人近い人影が立っている。
けれど立っているだけでびくりとも動かない。
「あれこそ私たちが魔力を集めていた本来の目的です」
「本来の目的……? でも、さっき魔力はロゼに渡すために集めたって」
「ああ、あれは嘘ですわ」
「う、嘘?」
あっさりと言ってのけたシャノンに私は唖然とする。
「ああ言ったほうがロゼに協力させやすかったんですのよ。
彼女の【土妖精】の魔術、本当に便利でしたわ。
さらう相手に一体つけておき、相手が一人になったときに知らせてくれる。
しかも小さいから目立たない。
気付いていませんでしたの? あなたにも、一体くっついていましたのよ」
土妖精。
ダンジョン実習の時にロゼが見せた改造魔術だ。
索敵に優れ、偵察先で得た情報を手元に残した個体で受け取ることができる。
(私がずっと感じていた視線はそれだったんですか……!)
どうりで私がパーティ会場の外に一人でいたとき、狙ったようにロゼが来たわけだ。
土妖精のサイズなら隠れるのも容易だろう。
そしてシャノンはその土妖精を利用するために、ロゼを騙していたのだ。
「なら、あなたたちの本当の目的は何なんですか!?」
私が問うとシャノンは懐から白い破片のようなものを取り出した。
「私たちの本当の目的は『これ』ですわ」
瞬間、シャノンの持つ杖が強く輝いた。
青い光が放たれ、シャノンがもう片方の手で持つ白い破片を包み込んでいく。
青い光は破片の周囲を覆い、形を変え――やがて人型へと変化する。
シャノンがうっとりするように告げた。
「優れた人材はどこにいるかわかりまして、セルビア?
――それは過去です。
人類の歴史には素晴らしい能力を持った者が大勢いました。
優れた剣士、優れた魔術師、優れた策士。
そういった人間を『呼び戻せば』、最高の部隊ができあがるのです」
「……!?」
青い光が収まったとき、そこにいたのは一人の男性だった。
ただし表情は虚ろで生気は一切感じない。
それを見てシャノンは満足げに微笑む。
「この男は、かつてシャレアの精鋭魔術部隊を壊滅させた騎士です。
その遺骨を核として魔力で肉付けし、『生ける屍』としてよみがえらせました。
『生ける屍』は術者の命令に絶対服従。
さらに私が作ったものは、生前の技術すら再現できます」
『…………』
シャノンが手をかざすと地面の土が盛り上がり、やがて剣へと変化する。
『生ける屍』と化した男性はその剣の柄を取り、その場で数度振ってみせる。
風を斬る音が遅れて聞こえるほどの剣速。
素人の私にもこの人物の剣技が凄まじいものだと理解できた。
「生前の強さを再現できる、過去の英雄をよみがえらせること……それがあなたの目的ですか」
「ええ。ま、それも過程の一つでしかありませんけれど」
にっこりと、あどけなさすら感じる笑みでシャノンはそう言った。
それからこう続ける。
「どうせ気になるでしょうから、さっさとネタばらしもしてしまいましょう。
計画の具体的な手順はこうです。
まず、私は一年前にこの街に来ました。
理由は二つ――魔力集めと、『彼女』の遺骨の回収です。『生ける屍』を作るにはその人物の体の一部が必要ですからね」
シャノンは仮面の剣士をちらりと見やる。
「彼女……?」
「ナギサ・スナシロと言えばわかりまして? 先代の『剣神』ですわ」
「――ッ!」
シャノンは仮面の剣士の顔に手をやり、その仮面を外す。
仮面の剣士の素顔は、生前は美人だったことを窺わせる女性のものだった。
意外なことに年齢もそこまで高くないように見える。
(……この女性が、先代『剣神』?)
五年前の時点でハルクさんを凌ぐ実力を持ち、街を襲った竜と刺し違えたという、あの?
シャノンは仮面をその女性につけ直しつつ言った。
「ふふ、彼女は長い人類の歴史の中でも、間違いなくトップクラスの強者です。
私の本当の目的のためには欠かせない存在ですのよ」
わずかに胸を張ってそう言うシャノン。
驚愕したままの私をよそにシャノンはさらに話を進める。
「シャノンの遺骨を手に入れた私は、次に賢者を殺しました。そして彼になりかわり、街の警備システムや人材を把握。
さらに街の研究者を使い、この魔力を溜める杖も開発させました。
後はさっきロゼが話した通りですわ。
相手が一人になったところを見計らい、土魔術でさらっていましたの」
「ま、待ってください! 今の話はおかしいです!」
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